国鉄タキ21800形貨車
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国鉄タキ21800形貨車 | |
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基本情報 | |
車種 | タンク車 |
運用者 |
日本国有鉄道 日本貨物鉄道(JR貨物) |
所有者 | 東洋曹達工業 |
製造所 | 日立製作所 |
製造年 | 1971年(昭和46年) - 1973年(昭和48年) |
製造数 | 2両 |
消滅 | 1989年(平成元年) |
常備駅 | 周防富田駅→新南陽駅 |
主要諸元 | |
車体色 | 銀色 |
専用種別 | トリクロロエタン |
化成品分類番号 | 96 |
軌間 | 1,067 mm |
全長 | 11,100 mm |
全幅 | 2,438 mm |
全高 | 3,700 mm |
タンク材質 | ステンレス鋼 |
荷重 | 35 t |
実容積 | 26.9 m3 |
自重 | 15.0 t |
換算両数 積車 | 5.0 |
換算両数 空車 | 1.4 |
台車 | TR41C |
車輪径 | 860 mm |
軸距 | 1,650 mm |
台車中心間距離 | 7,000 mm |
最高速度 | 75 km/h |
国鉄タキ21800形貨車(こくてつタキ21800がたかしゃ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)及び1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化後は日本貨物鉄道(JR貨物)に車籍を有した私有貨車(タンク車)である。
概要
[編集]本形式は、トリクロロエタン専用の35t 積タンク車として1971年(昭和46年)12月16日に1両(コタキ21800)、1973年(昭和48年)2月26日に1両(コタキ21801)が、日立製作所の1社のみで製作された。
記号番号表記は特殊標記符号「コ」(全長 12 m 以下)を前置し「コタキ」と標記する。
トリクロロエタンを専用種別とする貨車は、本形式の他には例がなく唯一の存在であった。
所有者は東洋曹達工業1社のみであり、その常備駅は周防富田駅(その後1980年(昭和55年)10月1日新南陽駅に改名)であった。
純度保持のためタンク体はステンレス鋼製であり、荷役方式は上入れ、吐出管からの下出し方式である。
車体色はステンレス鋼製のため無塗装とされ、寸法関係は全長は11,100mm、全幅は2,438mm、全高は3,700mm、台車中心間距離は7,000mm、実容積は26.9m3、自重は15.0t、換算両数は積車5.0、空車1.4であり、台車はベッテンドルフ式のTR41Cである。
1979年(昭和54年)10月より化成品分類番号「96」(有害性物質、毒性のあるもの)が標記された。
1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化時には全車がJR貨物に継承されたが、1989年(平成元年)3月に全車一斉に廃車となり同時に形式消滅となった。
参考文献
[編集]- 吉岡心平 『プロフェッサー吉岡の私有貨車図鑑(復刻増補)』 2008年、ネコ・パブリッシング刊 ISBN 978-4-7770-0583-3
- 『日本の貨車-技術発達史-』(貨車技術発達史編纂委員会編著、社団法人 日本鉄道車輌工業会刊、2008年)