クテアトス
クテアトス（古希: Κτέατος, Kteatos）は、ギリシア神話の人物である。エーリス地方の王の1人アクトールとモーリオネーの子で[1][2][3][4]、エウリュトスと双子の兄弟（結合双生児[1][2][5][6]）。彼らは両親にちなんでモリオネあるいはアクトリオーネーなどと呼ばれる。ポセイドーンの子供ともいわれることもある[1][2][3]。オーレノス王デクサメノスの娘テーロニケーと結婚し[7]、アムピマコスをもうけた[7][8][9]。
エウリュトスとともにピュロス王ネーレウスの子ネストールと戦い[10]、カリュドーンの猪狩りに参加し[11]、さらにアウゲイアースと同盟を結んで[12]ヘーラクレースと戦った[1][13]。
息子のアムピマコスはエウリュトスの子タルピオスとともにスパルタ王女ヘレネーの求婚者の1人[8][14]、さらにトロイアー遠征軍に加わったエーリス地方の武将の1人[9][15][16][17][18][19]。
系図[編集]
脚注[編集]
- ^ a b c d アポロドーロス、2巻7・2。
- ^ a b c ヘーシオドス断片13（Michigan papyrus inv. 6234 fr.1）。
- ^ a b ヘーシオドス断片14（『イーリアス』11巻750行への古註）。
- ^ パウサニアース、5巻1・10‐2・2。
- ^ ヘーシオドス断片15a（『イーリアス』23巻638行-642行への古註A）。
- ^ ヘーシオドス断片15b（『イーリアス』11巻行710行への古註T）。
- ^ a b パウサニアース、5巻3・3。
- ^ a b アポロドーロス、3巻10・8。
- ^ a b ヒュギーヌス、97話。
- ^ 『イーリアス』11巻706行-761行。
- ^ オウィディウス『変身物語』8巻。
- ^ パウサニアース、5巻1・10。
- ^ パウサニアース、5巻2・1。
- ^ ヒュギーヌス、81話。
- ^ 『イーリアス』2巻615行-624行。
- ^ アポロドーロス、摘要（E）3・12。
- ^ パウサニアース、5巻3・4。
- ^ クレータのディクテュス、1巻17。
- ^ プリュギアのダレース、14。
