ヘスペリアー
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ヘスペリアーとアレトゥーサ(シェーンブルン宮殿の花園)
ヘスペリアー(古希: Ἑσπερια, ラテン語: Hesperia)は、ギリシャ神話に登場する夕べのニュンペー。ヘスペリデスの1柱で、アイグレーとエリュテイアの姉妹とされる。長母音を省略してヘスペリアとも表記される。
名前では古代ギリシア語の「黄昏の娘」、「夕方の女」を意味するが、その他の別名はヘスペラ(古希: Ἑσπερα, Hespera)、ヘスペレ(古希: Ἑσπερε, Hespere)、ヘスペリエー(古希: Ἑσπεριη, Hesperie)。アポロドーロスによればヘスペレトゥーサ(古希: Ἑσπερεqουσα, Hesperethusa)はヘスペリアーとアレトゥーサの総称である。
オウィディウスの『変身物語』11巻よりヘスペリアーは河神ケブレーンの娘であり、彼女を恋慕するアイサコスに拒んでいた逃げる途中にヘビに咬まれて死んだ。