オーケアニス

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ギュスターヴ・ドレが描いたオーケアニスたち。 (1860年)

オーケアニス古希: Ὠκεανίς, Ōkeanis)とは、ギリシア神話に登場する海や泉、地下水の女神である。

オーケアニスは単数形で、複数形はオーケアニデス古希: Ὠκεανίδες, Ōkeanides)。日本語では長母音を省略してオケアニスオケアニデスとも表記される。

ヘーシオドスの『神統記』によれば、オーケアノステーテュースの娘で、全部で3000人いるという。長姉はステュクス。その他、イーアペトスの妻でプロメーテウスらの母のクリュメネーや、エキドナの母カリロエーなどもその一人である。また彼女たちはオーケアノスとテーテュースの息子たちである河の神(ポタモイ)と兄弟であるという。[1][2]

オーケアニスのリスト[編集]

以下はヘーシオドス『神統記』349行以下のリストである。

登場順
名前
綴り(el)
綴り(la)
順-01 ペイトー Πειθώ Peithō
順-02 アドメテー Ἀδμήτη Admetē
順-03 イアンテー Ἰάνθη Ianthē
順-04 エーレクトラー Ἠλέκτρα Ēlektrā
順-05 ドーリス Δωρίς Dōris
順-06 ウラニアー Οὐρανία Ouraniā
順-07 ヒッポー Ἱππώ Hippō
順-08 クリュメネー Κλυμένη Klymenē
順-09 ロデイア Ῥόδεια Rhodeia
順-10 カリロエー Καλλιρόη Kallirrhoē
順-11 ゼウクソー Ζευξώ Zeuxō
順-12 クリュティアー Κλυτία Klytiā
順-13 イデュイア Ἰδυῖα Idyia
順-14 パシトエー Πασιθόη Pasithoē
順-15 プレークサウラー ηξαύρα Plēxaurā
順-16 ガラクサウラー Γαλαξαύρα Galaxaurā
順-17 ディオーネー Διώνη Diōnē
順-18 メーロボシス Μηλόβοσις Mēlobosis
順-19 トエー Θόη Thoē
順-20 ポリュドーラー Πολυδώρη Polydōrā
順-21 ケルケイース Κερκηίς Kerkeīs
順-22 プルートー Πλουτώ Ploutō
順-23 ペルセーイス Περσηίς Persēis
順-24 イアネイラ Ἰάνειρα Ianeira
順-25 アカステー Ἀκάστη Akastē
順-26 クサンテー Ξάνθη Xanthē
順-27 ペトライエー Πετραίη Petraiē
順-28 メネストー Μενεσθώ Menesthō
順-29 エウローペー Εὐρώπη Eurōpē
順-30 メーティス Μῆτις Mētis
順-31 エウリュノメー Εὐρυνόμη Eurynomē
順-32 テレストー Τελεστώ Telestō
順-33 クリューセーイス Χρυσηΐς Chrȳsēïs
順-34 アシアー Ἀσία Asiā
順-35 カリュプソー Καλυψώ Kalypsō
順-36 エウドーラー Εὐδώρα Eudōrā
順-37 テュケー Τύχη Tȳchē
順-38 アンピロー Ἀμφιρὼ Amphirō
順-39 オーキュロエー Ὠκυρόη Ōkyrhoē
順-40 ステュクス Στύξ Styx

脚注[編集]

  1. ^ ヘーシオドス、337~370。
  2. ^ アポロドーロス、1巻2・2。

参考文献[編集]

関連項目[編集]