ケライノー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

ケライノー古希: Κελαινώ, Kelainō, ラテン語: Celaeno)は、ギリシア神話に登場する女性の名前である。この名前は Kelaino(暗黒)に由来し、「黒い女」の意である。同名の女性が複数知られている。以下に挙げるものの他にもダナオスの娘の一人や、アポローンと交わってデルポスの母となった女性がいる[1]

アトラースの娘[編集]

アルテミスに仕える七柱の昴の女神姉妹「プレイアデス」の一柱。アトラースプレーイオネーの娘。

海神ポセイドーンの愛人となり、その間にリュコスエウリュピュロスを産んだ。

タウマースの娘[編集]

ギリシア神話の怪物ハルピュイア(ハーピー)の3姉妹の1人で、ウェルギリウス叙事詩アエネーイス』第3巻に初登場する。タウマースエーレクトラーオーケアノスの娘)の娘で、虹の女神イーリスの姉妹である。『アエネーイス』では「恐ろしいケライノー」と呼ばれ、ハルピュイアの中で最長老だったが、アイネイアース達に予言を告げる[2]

出典[編集]

  1. ^ 高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』岩波書店、1960年、ISBN 4-00-080013-2、122頁。
  2. ^ マイケル・グラント、ジョン・ヘイゼル『ギリシア・ローマ神話事典』大修館書店