エニューオー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

エニューオー古希: Ἐνυώ, Enȳō, 「恐怖」の意)は、ギリシア神話における殺戮および戦闘の女神で、エニューアリオス(戦いの神アレースの別名)の女性形である[1]長母音を省略してエニュオとも表記される。

エニューオーは「都市の破壊者」の別名によって知られる古代のケールあるいはダイモーンで、『ヘーラクレースの盾英語版』に描かれたように、しばしば血にまみれ武器を携えた姿で描かれた。エニューオーは、しばしば戦争の神アレースの供として描写され[2]、彼の母とも娘とも姉妹とも様々に言われてきた[3]ローマ神話ベローナと同一視されている[3]

このほかにポルキュースケートーの娘グライアイの1人で、ペンプレードー[4]、あるいはペンプレードー、デイノーと姉妹であるエニューオーもいた[5]

脚注[編集]

  1. ^ 呉茂一『ギリシア神話(上)』新潮文庫、247頁。
  2. ^ 『イーリアス』5巻。
  3. ^ a b 高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』、p.69a。
  4. ^ ヘーシオドス、270行-273行。
  5. ^ アポロドーロス、2巻4・2。

参考文献[編集]

関連項目[編集]