地球以外の実在天体を扱った事物

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地球以外の実在天体を扱った事物(ちきゅういがいのじつざいてんたいをあつかったじぶつ)は、地球以外の実在する天体(仮説も含む)を扱った小説や音楽などの作品をはじめ、それに由来する事物全般である。

太陽系

太陽系

ゲーム

  • Warframe カナダのDigital Extreams社によるMOTPS。テンノと呼ばれる種族となり、太陽系を舞台に様々なミッションを遂行していく。

太陽

太陽

水星

水星

SF作品では近接する太陽との関わりで登場することが多い。

小説

漫画

  • 星野之宣「灼ける男」(『大いなる回帰』所収)

音楽

映画・アニメ

  • 『アルマゲドン2012 マーキュリー・クライシス』(原題 Collision Earth、2011年)-太陽フレアの影響で強力な磁場を帯びた水星が軌道を外れて地球に接近して異変を引き起こし、地表の学者や水星探査船のクルーたちが破滅を回避すべく奔走する。

金星

金星

20世紀前半のSFなどでは、地球の熱帯に似た、またはもっと蒸し暑い密林の星として描かれることがあった。金星の探査が進むにつれてそうした光景は存在しないことが明らかになったが、後にはテラフォーミングなどによって人工的にそうした環境を作り出すという設定の作品も登場している。

小説

漫画

  • 『雲界の旅人』(あろひろし
  • 暁星記』(菅原雅雪
  • ヴイナス戦記』(安彦良和
  • 『美神曲』(星野之宣
  • 宇宙英雄物語』(伊東岳彦) - 我々の太陽系とは別の進化を辿った太陽系の金星が第二部・宇宙編の舞台の一つとなる。"シェキナー"の名で呼ばれ、又、主人公護堂十字の祖父、嘗ての宇宙英雄ロジャー・アンドレアン・グリフィスの第二の故郷("宇宙英雄"の称号の由来はこの星に絡む冒険に因む)でもある。

映画

絵画

音楽

火星

火星

木星

木星

土星

土星

土星またはその周辺が主な舞台となる作品等。

音楽

小説

天王星

天王星

音楽

小説

海王星

海王星

音楽

小説

ケレス

ケレス

冥王星

冥王星

フォボス

フォボス


イオ

イオ

エウロパ

エウロパ
アーサー・C・クラークのSF小説。エウロパの生命の存在が物語の大きな鍵となっている。
星野之宣のSF漫画。月を失った地球にエウロパを新しい地球の月として持ってこようとする。
コナミが製作したロボットアクションゲーム。舞台となるスペースコロニー・アンティリアはエウロパのL5宙域にある。
NHK教育で放送されたアニメ。エウロパ地下海の熱水噴出孔に生息する知性体・エウロパ人が登場する。
テレビ東京系、WOWOWで放送されたアニメ。人類が居住している。

ガニメデ

ガニメデ

小説

アニメ・ドラマ

ゲーム

カリスト

カリスト
  • 谷甲州著 SF小説『カリスト-開戦前夜-』(航空宇宙軍史シリーズ)
  • 航空宇宙軍史:外惑星連合の主導的立場にあった。
  • ZONE OF THE ENDERS:空間を圧縮する特性を持つ鉱石、メタトロンが発見された。

ミマス

ミマス

エンケラドゥス

エンケラドゥス
  • 宇宙戦艦ヤマト2199に登場する。波動エンジンの部品が損傷し、修理に必要な鉱物資源を求めるためヤマトが一時的に立ち寄った。

タイタン

タイタン

タイタンは、スペースオペラを含むSF作品などに登場する。

ゲーム

  • Dead Space 2』‐ゲーム本編の舞台 2511年時点ではタイタンの大部分はプラネットクラッキングによって採掘され小惑星程度の欠片になっている

ヒペリオン

ヒペリオン

1978年に放送されたアニメーション「宇宙戦艦ヤマト2」の第21話(初回放送は1979年3月3日)にヒペリオンが登場している。艦隊決戦の舞台で支援艦隊が出撃する場所となっているが、外観は全くの想像によるもので球形の衛星として作画されている。当時はヒペリオンや木星の衛星アマルテアのように太陽系の惑星に不整形の衛星が多数存在することは全く知られていなかった。

ハイペリオン

1999年に放送されたアニメーション「無限のリヴァイアス」に登場。 エアーズ・ブルーの故郷であったが、Sere15において青のインプルスによって砕かれてしまった。 宇宙戦艦ヤマト2とは異なり、現実に即した作画で描かれていた。

イアペトゥス

イアペトゥス
アーサー・C・クラークの小説『2001年宇宙の旅』では、イアペトゥス(日本語翻訳版ではヤペタス)上にモノリスがそびえ立っており、作品の重要な要素になっている。
映画版『2001年宇宙の旅』では、当時の映像技術的制約からモノリスは木星軌道上に存在することにされている。この設定は映画版続編の『2010年』のみならず小説版続編の『2010年宇宙の旅』(およびこれ以降の小説版続編)でも踏襲され、イアペトゥス上にモノリスがある設定なのは「小説版2001年」のみである。

フェーベ

フェーベ

1978年に放送されたアニメーション「宇宙戦艦ヤマト2」の第20話(初回放送は1979年2月24日)にフェーベが登場している。索敵中に「土星圏の外れの星」と語られている地点としてだけの登場だが、外観は全くの想像によるもので実際とは異なった白色の球形をした衛星として作画されている。

テミス

テミス
  • ジョン・ヴァーリイSF長編『ティーターン』では、土星探査に派遣された天文学者は新しい衛星を発見する。初めピッカリングの衛星を再発見したと考えた彼女は、その衛星をテミスと呼ぶ。その後宇宙船はテミスに不時着することになる。
  • 草川隆ジュブナイルSF『テミスの無人都市』では古代文明のテクノロジーによって隠された天体として描かれた。
  • 天文学者フィリップ・レイサムのジュブナイルSF『消えた土星探検隊』は、作中でテミスを消滅させることにより「テミス問題に決着をつけて」いる。

イカルス

イカルス
  • アーサー・C・クラークの短編『イカルスの夏』(ハヤカワ文庫『10の世界の物語』(ISBN 4150106177)に収録) - 近日点に近づきつつあるイカルスで立ち往生した宇宙飛行士の物語。
  • キム・スタンリー・ロビンスンの小説『永遠なる天空の調』(創元SF文庫、ISBN 4488707017) - イカルスに住み着いたカルト宗教団体が登場する。
  • グレゴリー・ベンフォードの小説『夜の大海の中で』(ハヤカワ文庫、ISBN 4150106584) - イカルスという名の小惑星が登場し、物語の中心を担う。
  • アニメ映画『ヤマトよ永遠に』 - イカルスのドックで秘密裏に改装された宇宙戦艦ヤマトが、地球を救うために発進する。
  • 『太陽惑星イカルス』 - 星野之宣によるSF漫画(1975年 週刊少年ジャンプ掲載)。エネルギー危機を打開すべく、水星軌道の内側、太陽近辺に赴いた発電用有人人工惑星イカルスは、エネルギー独占を目論む某国テロリストの宇宙船に襲われる。ストーリーの鍵として、小惑星イカルスが絡む。
  • 堀晃の短編『イカルスの翼』(徳間文庫『太陽風交点』(ISBN 4195771749)に収録) - 近日点に近づきつつあるイカルスに流された囚人。近日点通過後に迎えが来るまで、渡された機材を利用して生き残れば釈放される。

トータティス

トータティス

イトカワ

イトカワ

オールトの雲

オールトの雲

小説

音楽

アニメ

彗星

彗星

ハレー彗星

ハレー彗星

ネメシス

ネメシス

恒星など

シリウス

シリウス

ケンタウルス座アルファ星

ケンタウルス座アルファ星
  •  KILLZONEシリーズ - 本シリーズの主要な舞台となる「ヴェクタ」及び「ヘルガーン」はこの星系に属する。
  • 宇宙戦艦ヤマトIIIにおいて地球連邦の開拓圏最辺境となっており、第7話の舞台となる。

アルデバラン

アルデバラン

ポラリス

ポラリス

アルキオネ

アルキオネ

アルビレオ

アルビレオ

アルコル

アルコル
  • 北斗の拳 - 作中では「死兆星」と呼ばれる星が登場し、死期が近づいた者、拳士が対戦した時に敗北の運命を背負った者の頭上に輝くとされている。劇中の人物は、死兆星を見て死ぬことを「死兆星が頭上に落ちる」と表現していた。本編では、レイ、マミヤ、トキなどが死兆星を見た。マミヤだけは、おそらくレイの活躍により、死兆星が消え、生き残っている。また、ラオウも、トキとの二度目の戦いの時(拳法使いの達人同士の決闘時双方に出ると言われる)、そしてケンシロウとの最終決戦において死兆星を見た。
  • 聖闘士星矢(アニメ版)- アニメ版オリジナルのアスガルド編にて、ゼータ星アルコルを守護星に持つゴッドウォーリアー(神闘士)として、バドが登場する。ミザールの陰星とされており、あくまで双子であるゼータ星ミザールのシドの影となることを余儀なくされ、彼が死ぬまで表に出ることは許されなかった。
  • .hack//Alcor 破軍の序曲 - 暗い星である伴星としての特徴を、主人公の存在感の無さに例え、作品のタイトルとなっている。
  • カリオストロ伯爵夫人 - アルセーヌ・ルパン(ラウール・ダンドレジー)の追い求める、修道院の財宝の隠し場所を示す暗号として、アルコルが使用されている。
  • X - 互いに敵対する「天の龍」「地の龍」のいずれかの勢力に与する宿命を持っていた主人公・司狼神威が一方を選んだとき、「北斗七星の添え星」に象徴される宿命を背負っていた主人公の親友・桃生封真が、神威の選ばなかった宿命に覚醒する。
  • 遊☆戯☆王5D's(漫画版)- 作中に登場するモンスター「天刑王 ブラック・ハイランダー」の攻撃名が「死兆星斬(デス・ポーラ・スレイ)」である。当て字に「死兆星」が使われていることから、アルコルがモデルであると言える。
  • デビルサバイバー2 - 作中に登場する謎の侵略者セプテントリオンの1人。人類に悪魔召喚プログラムを与えた存在として描かれる。
  • アクセル・ワールド - 加速世界に存在する、北斗七星にそれぞれ対応している最強クラスの強化外装『七の神器』の一つである六番星「開陽」の『ザ・ディスティニー』に、伴星として『スター・キャスター』という強化外装が存在している。
  • 珍道中!!ポールの大冒険 - ステージ6-1において背景の宇宙空間に北斗七星があり、主人公ポールがアルコルの位置を撃つと光り輝き、関西弁で「見えたらアカン星 光ってる!!」とツッコミが入る。

バーナード星

バーナード星

インディアン座イプシロン星

インディアン座イプシロン星

スタートレックシリーズ

  • インディアン座イプシロン星にはアンドリア人の故郷であるアンドア星があるという説があるが、準公式本“Star Trek: Star Charts”では、アンドアは「プロキオン8号星(Procyon VIII, プロキオン星系の第8惑星)と比定されている。
  • 宇宙大作戦』のエピソードの一つ「悪魔の弟子達」(And the Children Shall Lead) に登場した悪意に満ちた生命体ゴーガンがこの恒星系の惑星出身という設定である。
  • 新スタートレック』第27話「光から生まれた生命」(The Child)でも、ウェスリー・クラッシャーがバー・ラウンジの窓からこの星を見つけて言及している。

SF作家ハリイ・タートルダヴの"Worldwar"シリーズ

  • インディアン座イプシロン星は異星人の支配下にある星系 ("Halless") の一つである。

うお座ガンマ星

うお座ガンマ星

うお座107番星

うお座107番星

アレステア・レナルズのSF小説 "Absolution Gap" では、うお座107番星を公転する架空の木星型惑星ハルドラと、居住可能な衛星ヘラが舞台に選ばれた。

うみへび座ガンマ星

うみへび座ガンマ星

エリダヌス座イプシロン星

エリダヌス座イプシロン星

エリダヌス座40番星

エリダヌス座40番星

おとめ座ベータ星

おとめ座ベータ星
  • ポール・アンダーソンのTau Zeroでは、おとめ座ベータ星はLeonora Christine号の当初の目的地だった。

くじら座タウ星

くじら座タウ星
  • ミニスカ宇宙海賊 - 物語の主要な舞台。
  • バーバレラ - 物語の主要な舞台。
  • 星のパイロット - 笹本祐一の小説、文庫版ブループラネット~星のパイロット4および朝日ノベルズ版ハイ・フロンティア/ブルー・プラネット 星のパイロット3に登場する「人類が初めて発見した太陽系外地球型惑星」の母星。
  • 那須正幹の児童文学「ズッコケ三人組シリーズ」の一篇である「ズッコケ宇宙大旅行」に登場する宇宙人の出身地。

はくちょう座61番星

はくちょう座61番星

ペルセウス座イオタ星

ペルセウス座イオタ星

カプタイン星

カプタイン星

SF作家のアレステア・レナルズが短編小説「Sad Kapteyn」をWeb上で発表している[8]

みずへび座ベータ星

みずへび座ベータ星

ウォルフ359

ウォルフ359

SF作品でたびたび扱われる。

グルームブリッジ34

グルームブリッジ34

グリーゼ581

グリーゼ581

ルイテン726-8

ルイテン726-8

いて座A*

いて座A*

カノープス

カノープス

アルタイル

アルタイル
  • クリス・ボイスの『キャッチワールド』Catchworld (1975)では、突如太陽系に襲来した結晶状生命体クリスタロイドの攻撃により大打撃を受けた人類は、種としての存続を確保するため、田村邦夫艦長率いる恒星間ラムジェット艦「憂国」を含む報復艦隊を、クリスタロイドの母星と考えられているアルタイルに派遣する。

フォーマルハウト

フォーマルハウト
  • ゴードン・R・ディクスンの《チャイルド・サイクル》 Childe Cycle シリーズに登場する、宇宙各地に優秀な傭兵を供給し続ける軍事国家ドルセイ Dorsai の本拠地はフォーマルハウトの第3惑星 (惑星名も同じくドルセイ)である。

星団・星雲・銀河など

銀河系

銀河系

M45プレアデス星団

プレアデス星団
  • 劇団昴[9]
  • ハワイのマウナケア山頂にある国立天文台の光学赤外線望遠鏡の名称は一般公募の中から選ばれ、すばる望遠鏡と命名された[10]
  • スバルのブランド名で日本車を生産している富士重工業のロゴマークに採用されている[11]。ただし、使用しているマークは実際のプレアデス星団とは形が異なる。富士重工業の創業時に合併した6社の旧中島飛行機系の企業を表している。またアルシオーネマイアアステローペなど車名に星の名前が用いられている。また、富士重工業が開発した軽飛行機FA-200には「エアロスバル」の名をつけている。
  • 2009年12月に、富士重工から屈折式天体望遠鏡「SUBARUメローペ80A」が発売になった。メローペはプレアデス星団の星の名前から名付けられた[12]
  • 国鉄は1963年10月より、東京駅大阪駅間で運行した寝台急行列車に「すばる」の愛称を付けた。東海道新幹線の開業により、1年後の1964年10月に廃止となって以後、「すばる」の愛称は国鉄・JRで使われていないが、JR西日本の寝台特急「トワイライトエクスプレス」の食堂車は、「ダイナープレヤデス」の愛称を持つ。
  • 女子サッカークラブ清水第八プレアデス全日本女子サッカー選手権大会7連覇に因み、2007年に改称。

M78とM87

M78M87
  • 日本の特撮番組『ウルトラマン』では、主人公のヒーロー、ウルトラマンの出身地は「M78星雲」であるとされている。これは当初の設定ではM87に由来する「M87星雲」にする予定であったが、企画書でM78と誤植されたため、現在の形となった。そのため、特異な性質を持つ星雲(正確には銀河である)であるM87ではなく、地球から見て明るい以外にこれといった特徴のない星雲であるM78が名前となった。

大マゼラン雲

大マゼラン雲
  • 宇宙戦艦ヤマト - 「大マゼラン星雲」の呼称で登場。放送当時は地球からの距離は「14万8000光年」とされていた。
  • 宇宙戦艦ヤマト2199 - 「大マゼラン銀河」の呼称で登場。地球からの距離は「16万8000光年」に変更された。

NGC253

NGC 253
  • アメリカのテレビドラマ『THE EVENT/イベント』のエピソード"Inostranka"では、地球を訪れた異星人の出身がNGC 253であった。

NGC 891

NGC 891

コールサック

コールサック

馬頭星雲

馬頭星雲
  • 筒井康隆の『馬の首風雲録』(1967) では、オリオン座の「馬の首星雲」内のある星系に住む、外見が犬に似た知的生物の悲惨な内戦(実は地球人類が裏で煽っている)が描かれている。

M31 アンドロメダ銀河

アンドロメダ銀河

局部銀河群

その他

出典

  1. ^ 10thSeasonプロジェクト ファイターズに新マスコット「ポリーポラリス」が登場北海道日本ハムファイターズ
  2. ^ Jリーグ公式
  3. ^ [1]
  4. ^ [2]
  5. ^ [3]ITmedia
  6. ^ 元は東都書房 1960年
  7. ^ ファウンデーション設立後30年ころに訪問した銀河帝国首相、趣味が人類発祥起源を研究者の著作から研究すること。
  8. ^ http://www.businessinsider.com.au/science-fiction-master-alastair-reynolds-wrote-this-story-to-go-with-the-real-discovery-of-planets-around-a-red-dwarf-2014-6 Science Fiction Master Alastair Reynolds Wrote This Story To Go With The Real Discovery Of Planets Around A Red Dwarf
  9. ^ [4]
  10. ^ すばる望遠鏡公式WEBサイト
  11. ^ 富士重工業
  12. ^ [5]
  13. ^ The Cinema of John Carpenter. Wallflower Press. (2004). p. 53. http://books.google.com/books?id=luhZyiXodCUC&pg=PA53&lpg=PA53&dq=%22twilight+falls+on+NGC+891%22#v=onepage&q=%22twilight%20falls%20on%20NGC%20891%22&f=false 2011年6月8日閲覧。 
  14. ^ [6]
  15. ^ JAL

関連項目