フォーマルハウト
| フォーマルハウト Fomalhaut |
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フォーマルハウトを取り巻くダストリングと惑星b:ハッブル宇宙望遠鏡撮影
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| 星座 | みなみのうお座 |
| 視等級 (V) | 1.16 |
| 位置 元期:J2000 |
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| 赤経 (RA, α) | 22h 57m 39.1s |
| 赤緯 (Dec, δ) | -29°37′20″ |
| 視線速度 (Rv) | +6.5 km/s |
| 固有運動 (μ) | 赤経:329.22 mas/yr 赤緯:164.22 mas/yr |
| 距離 | 25 ± 0.1 光年 (7.66 ± 0.04 パーセク) |
| 絶対等級 (MV) | 1.73 |
| 物理的性質 | |
| 半径 | 1.85(太陽比) |
| 太陽との相対質量 | 2.3 |
| スペクトル分類 | A3 V |
| 光度 | 16(太陽比) |
| 表面温度 | 8,500 K |
| 色指数 (B-V) | 0.09 |
| 色指数 (U-B) | 0.08 |
| 年齢 | 2 ×108 年 |
| 別名称 | |
| 別名称 | |
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フォーマルハウト (Fomalhaut) は、みなみのうお座にある、視等級1.16等の恒星である。バイエル符号はみなみのうお座アルファ星、フラムスティード番号はみなみのうお座24番星。学名はα Piscis Austrini(略称はα PsA)。太陽を除けば、地球から見て17番目(アンタレスが暗くなったときは16番目)に明るい星である。地球からは約25.1光年離れており、比較的近距離にある恒星である。 また、2008年に惑星が1個確認されている。
[編集] 詳細
フォーマルハウト (Fomalhaut) という名前は、アラビア語のファム・アル・フート (فم الحوت; fam al-ħūt) に由来する。これは「鯨の口」という意味である。その名の通り、フォーマルハウトは、みなみのうお座の口にあたる場所に位置している。英語では、hが発音されず、フォーマロウや、フォーマロウトと読まれることもある。中国では、「北落師門」と呼ばれる。「北落」は「北の垣根」、「師門」は「軍隊の門」の意味である。これは、中国の星座では、夏と秋の星座が「北方」とされたからである。長安の城の北門は、これにちなんで「北落門」と呼ばれた。
秋に北半球で夜空を眺めると、空高くに夏の星座の名残として、夏の大三角を構成するベガ、デネブ、アルタイルの3つの1等星があるものの、南の空低くには明るい星が少なく、フォーマルハウトだけがポツンと光っているようにも見える。ここから、日本では、フォーマルハウトは、「秋の一つ星」や「南の一つ星」と呼ばれる。日本より緯度が高いヨーロッパ北部では、フォーマルハウトが南の地平線低く見えるため、日本におけるカノープスのように、南国への憧れを誘う星とされている。
紀元前2500年頃から、ペルシアでは、フォーマルハウトは、アンタレス、アルデバラン、レグルスと並んで、ロイヤル・スター(王家の星)の1つとされてきた。
フォーマルハウトは、誕生してから2億年しか経っていない、大変若い恒星だと考えられている(太陽は約46億年)。表面温度は8,500ケルビンであり、5,800ケルビンの太陽より高い。質量は太陽の2.3倍、直径はおよそ1.7倍、明るさは15倍である。絶対等級は1.74等。
[編集] 惑星系と塵円盤の分布
フォーマルハウトは巨大なドーナツ状の塵の円盤に囲まれていて、フォーマルハウトから133AU - 158AUの距離に広がっている。これは惑星が形成された後に残ったものではないかと考えられており、太陽系のエッジワース・カイパーベルトに相当するとみられる。この円盤は、相当量の赤外線を放射している。
さらにこの塵円盤の分布の解析から、1998年には惑星の存在が推測され、フォーマルハウトbと仮称された。そして2008年、ハッブル宇宙望遠鏡によって2004年及び2006年に撮影された画像を比較・分析した結果、この惑星bを視覚的に発見した。可視光による太陽系外惑星の直接観測としては史上初である。
惑星bは木星質量の3倍以下であり、半径110AU(170億km)の軌道を870年かけて公転しているとみられている。また、惑星の光度がフォーマルハウトからの距離の割りに明るい為、土星のような環によって増光している可能性がある。
なお、塵の円盤の中心はフォーマルハウトから20億km外れたところにあるが、これは惑星bが楕円軌道(離心率0.11)で公転しているためと考えられている。
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