プロキオン
| データ 元期 J2000 |
|
|---|---|
| 星座 | こいぬ座 |
| 赤経 | 07h 39m 18.1 / 17.7s |
| 赤緯 | +05°13′29 / 20″ |
| 視等級 (V) | 0.34 / 10.7 |
| 特徴 | |
| スペクトル分類 | F5 IV-V / DA |
| 色指数 (B-V) | 0.40 / 0.00 |
| 色指数 (U-B) | -0.01 / ? |
| アストロメトリー | |
| 視線速度 (Rv) | -3.2 km/s |
| 固有運動 (μ) | 赤経: -716.57 ミリ秒/年 赤緯: -1,034.58 ミリ秒/年 |
| 年周視差 (π) | 286.05 ± 0.81 ミリ秒 |
| 距離 | 11.4 ± 0.03 光年 (3.496 ± 0.01 パーセク) |
| 絶対等級 (MV) | 2.65 / 13.04 |
| 詳細 | |
| 質量 | 1.50 / 0.60 M☉ |
| 半径 | 1.86 / 0.02 R☉ |
| 光度 | 7.73 / 0.00055 L☉ |
| 表面温度 | 6,650 / 9,700 K |
| 金属量 | 110 %(太陽比) |
| 年齢 | 1.7 ×109 年 |
| 連星のデータ | |
| 伴星 | プロキオン B |
| 公転周期 (P) | 40.82 年 |
| 軌道長半径 (a) | 1.18″ |
| 離心率 (e) | 0.36 |
| 軌道傾斜角 (i) | 31.9° |
| 昇交点 (Ω) | 284.8° |
| 近星点 元期 (T) | 1967.86 |
| 他の名称 | |
プロキオン (Procyon) は、こいぬ座のアルファ星。学名は α Canis Minoris(略称は α CMi)。おおいぬ座のシリウス、オリオン座のベテルギウスとともに冬の大三角を形成している。その名は「犬の先駆」を意味する。
目次 |
[編集] 概略
0.37等の薄黄色の恒星で、距離は11.4光年と太陽系に非常に近い。実視連星だが、伴星が白色矮星であまりにも暗いため小望遠鏡では分離できない。スペクトル型は主星がF5IV-V、伴星がDF。同様に白色矮星の伴星を連れているシリウスと比較するとやや低温 (6,500K) で、一回り大きい(プロキオンの直径は太陽の1.86倍、シリウスは1.68倍)。
アストロメトリー的手法によって1861年には伴星の存在が明らかになっていたが、初めて直接観測に成功したのは1896年だった。主星と伴星の距離は最も近い時で 9 AU、最も遠い時で 21 AU である。
[編集] 将来の姿
プロキオンはシリウスより質量が小さいが直径は大きく、温度の割に明るい。これは、主系列星の段階が終わりに近づいているためと考えられている。
0.1 - 1億年以内にはプロキオンは赤色巨星へと進化すると思われる。この段階では、水素の核融合反応により生じたヘリウムが中心核にたまっており、水素の核融合はその周囲で継続しているが、ヘリウムの芯は大きな密度と重力で圧縮されて温度が1億度にも達し、それまで水素の核融合で生じた「灰」であったヘリウムの核融合が始まるであろう。それに従って星の外層は膨張し、大きさは現在の80 - 150倍(半径 0.7 - 1.3 AU)に達する。一方で表面温度は低下するので、赤っぽく見えるようになる。
ヘリウムの核融合は炭素や酸素の原子核を生成するが、プロキオンは質量が小さいため(太陽の1.5倍程度)、それらが核融合を起こす温度には至らず、外層部の水素を大量に放出して惑星状星雲を形成し、残された中心核は白色矮星となって一生を終えると考えられる。
[編集] プロキオンに由来する事物
- プロキオンステークス(これより名を取った日本競馬の重賞競走)
[編集] プロキオンを扱った作品
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
|
|||||||