フェーベ (衛星)
| フェーベ Phoebe |
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カッシーニが撮影したフェーベの画像。
上のクレーターは右からイアソン、エルギヌス |
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| 仮符号・別名 | 別名 Saturn IX |
| 発見 | |
| 発見者 | W. H. ピッカリング |
| 発見方法 | 写真撮影 |
| 軌道要素と性質 | |
| 平均直径 | 12,952,000 km |
| 離心率 (e) | 0.1562415 |
| 公転周期 (P) | 550.6日(逆行) |
| 軌道傾斜角 (i) | 151.66° (土星赤道に対する値) |
| 土星の衛星 | |
| 物理的性質 | |
| 直径 | 230 x 220 x 210 km |
| 質量 | 8.289×1018 kg |
| 平均密度 | 1.633 g/cm³ |
| 自転周期 | 0.38675 日 (9時間16分55.2秒) |
| アルベド(反射能) | 0.06 |
| 赤道傾斜角 | 152.14° |
| 大気圧 | なし |
| ■Project ■Template | |
フェーベ(Saturn IX Phoebe)は、土星の第9衛星。土星の主要な衛星の中では最も外側にあり、土星の自転と逆方向に公転する逆行衛星(北欧族)である。
目次 |
観測 [編集]
1899年3月17日、ウィリアム・ヘンリー・ピッカリングによる写真分析によって発見され、ギリシア神話におけるティーターンの1人ポイベーにちなんでフェーベと名づけられた。写真の分析によって衛星が発見された初めての例である。
1981年に探査機ボイジャー2号によって初めて詳細な姿が捉えられた。2004年に土星周回軌道に投入された探査機カッシーニはフェーベに接近して観測を行っている。
性質 [編集]
表面の反射率が非常に低く、太陽光線の6%しか反射しない暗い衛星である。9時間で1回自転し、土星の周囲を18ヶ月で1回公転する。軌道が土星から離れているため、他の主要な衛星と異なり自転と公転の同期は起きていない。
平均直径は220kmで、北欧群の衛星の中では最も大きい。おおよそジャガイモのような歪な形をしており、表面には直径1km未満から50kmほどのものまで多くのクレーターがある。
フェーベはその軌道および組成(氷とドライアイスを含む)から、土星の重力に捕獲されたエッジワース=カイパー・ベルト天体が由来だと考えられている。
カッシーニの地形データの観測から、フェーベは太陽系が誕生してから300万年の間に、元々は多孔質の状態で誕生した可能性が指摘された。多孔質であったフェーベ内部の温度が上昇し、内部が陥没して縮み、平均的な土星の衛星の密度より40%も高くなった可能性がある。この熱源は放射性同位体によるものと考えられており、太陽系誕生の早い段階で生成された天体では、半減期の短い同位体を内部に持っていた可能性がある[1]。
地形 [編集]
フェーベのクレーターのうち24個にはギリシア神話のアルゴ船の乗組員にちなんだ名前がつけられており、最も大きなクレーターにはイアソン(Jason)、内壁に白い筋状模様(氷ではないかと思われる)を持つ特徴的なクレーターにはエルギヌス (Erginus) と名づけられている。また、フェーベにある平地はポイベの娘レートーにちなみ"レト地域"(Leto Regio) と命名されている。
詳細はList of geological features on Saturn's smaller moonsを参照。
作品 [編集]
1978年に放送されたアニメーション「宇宙戦艦ヤマト2」の第20話(初回放送は1979年2月24日)にフェーベが登場している。索敵中に「土星圏の外れの星」と語られている地点としてだけの登場だが、外観は全くの想像によるもので実際とは異なった白色の球形をした衛星として作画されている。
関連項目 [編集]
脚注 [編集]
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