アンテ (衛星)

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アンテ
Anthe
S2007 S 4 PIA08369.gif
カッシーニによるアンテ(赤い文字付き)の発見映像
仮符号・別名 仮符号 S/2004 S 4
別名 Saturn XLIX
発見
発見日 2007年5月30日
発見者 カッシーニ画像班
軌道要素と性質
軌道長半径 (a) 197,700 km
離心率 (e) 0.001
公転周期 (P) 1.03650 日
軌道傾斜角 (i) 0.1°
(土星赤道より)
土星の衛星
物理的性質
直径 約1km
質量 5 ×1012 kg
平均密度 未知(推定1.2 g/cm3
表面重力 未知
脱出速度 未知
自転周期 同期回転と推測される
アルベド(反射能) 未知
赤道傾斜角 未知
■Project ■Template

アンテ英語:Anthe、ギリシア語Άνθη、確定番号:Saturn XLIX)は、土星衛星の一つで、極めて小さく、ミマスエンケラドゥスの中間の軌道を公転している。仮符号はS/2007 S 4。「アンテ」の名はギリシア神話のAlkyonidesアルキオネウスの七人の娘)の一人に由来する。この衛星は、確認された土星の衛星としては60番目のものである[1]

2007年5月30日に撮られた画像から、カッシーニ画像班(Cassini Imaging Team[1])により発見された。一度その存在が知れるとカッシーニの古い画像が再解析され、この小さい衛星が2004年6月には観測されていたことが判明した。発表は2007年6月18日になされた[2]

アンテの軌道は、自身より遥かに大きいミマスと摂動的な軌道共鳴している。このことは、アンテの軌道要素を(長半径に関して言えば、約2年間で20kmも)変化させる原因となっている。パレネおよびメトネと極めて近い軌道を持つことから、これらの衛星は力学的に密接な関係にあると推測されている。

2007年にカッシーニが撮影したアンテの画像から、アンテの周辺の軌道上に弧状のが発見されてR/2007 S1と命名された[3]

脚注[編集]

  1. ^ Agle, D. C. (Jul. 19, 2007). Saturn Turns 60. JPL (Cassini-Huygens). Retrieved on 2007-07-19.
  2. ^ C. Porco and the Cassini Imaging Team (2007-07-18). "S/ 2007 S 4". International Astronomical Union Circulars 8857 (subscription required). 
  3. ^ カッシーニが土星に弧状の環を発見アストロアーツ

参考文献[編集]