ミニスカ宇宙海賊
| ミニスカ宇宙海賊 | |
|---|---|
| ジャンル | SF |
| 小説 | |
| 著者 | 笹本祐一 |
| イラスト | 松本規之 |
| 出版社 | 朝日新聞出版 |
| レーベル | 朝日ノベルズ |
| 刊行期間 | 2008年10月 - |
| 巻数 | 既刊7巻 |
| アニメ:モーレツ宇宙海賊 | |
| 原作 | 笹本祐一 |
| 監督 | 佐藤竜雄 |
| シリーズ構成 | 佐藤竜雄 |
| 脚本 | 佐藤竜雄、伊藤美智子 水野健太郎、宮崎真一 |
| キャラクターデザイン | 竹内浩志 |
| メカニックデザイン | 河森正治、鷲尾直広、寺岡賢司 鈴木雅久、宮崎真一 |
| 音楽 | Elements Garden 上松範康、藤田淳平、藤間仁 |
| アニメーション制作 | サテライト |
| 製作 | モーレツ宇宙海賊製作委員会 |
| 放送局 | 放送局参照 |
| 放送期間 | 2012年1月 - |
| 話数 | 全26話予定 |
| ■テンプレート使用方法 ■ノート | |
| ウィキプロジェクト | ライトノベル、アニメ |
| ポータル | 文学、アニメ |
『ミニスカ宇宙海賊』(ミニスカパイレーツ)は、笹本祐一のSF小説・ライトノベル。イラストは松本規之。2008年10月より朝日ノベルズから刊行されている。
ミニスカートの船長服をまとった女子高校生が、免許を受けた「合法的な」宇宙海賊の船長として活躍する物語。2010年にテレビアニメ化が発表され、2012年1月より『モーレツ宇宙海賊』(モーレツパイレーツ)として放送中。
目次 |
[編集] あらすじ
海明星(うみのあけほし)に住む高校1年生の茉莉香(まりか)は、ある日、死んだと思っていた父親が実はつい最近まで生きており、宇宙海賊船・弁天丸の船長だったと知らされる。さらに、弁天丸が海賊として活動を続けるうえで欠かせない私掠船(しりゃくせん)免状の継承のためには、直系の継嗣である茉莉香が船長になるのが条件と告げられた。茉莉香は女子高生兼宇宙海賊船船長としての生活を送ることになる。
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。免責事項もお読みください。 →[記述をスキップ]
[編集] 各巻あらすじ
- 第1巻『ミニスカ宇宙海賊』
- 船長就任要請への返事を保留したままヨット部の練習航海に出た茉莉香だったが、船が電子攻撃[1]を受けたり、幽霊船に追跡されたりする。茉莉香の機転とヨット部の先輩リンのクラッキングの腕で、電子攻撃を仕掛けてきた『幽霊船』を返り討ちにするが、思いもよらない方法で逆襲される。
- 第2巻『黄金の幽霊船』
- 弁天丸船長として学業と海賊業の両立を始めた茉莉香。豪華客船襲撃の「営業」を終えた弁天丸船内で密航者が発見される。密航者はセレニティ王国の皇女グリューエルで、建国時の移民船でもある「黄金の幽霊船」の捜索を弁天丸に依頼する。
- 第3巻『コスプレ見習海賊』
- 茉莉香以外の乗組員が感染症で隔離されてしまった。所定期間以内に次の海賊行為をしないと免状が失効するため、茉莉香はリンたちヨット部員を弁天丸に乗せて営業することを決断する。依頼された豪華客船襲撃の「営業」は無事成功させたが、今度はリンが「営業」どころではない危険な仕事を依頼してくる。
- 第4巻『漆黒の難破船』
- 120年前の独立戦争時に行方不明になった海賊船「黒鳥号」からの救難信号がオデットII世と弁天丸に届く。翌日、ヨット部の部室に税務局員を名乗る男が現れ、税の滞納を理由にオデットII世の差し押さえを通告してくるが、ニセ税務局員だと見破ったリンたちは対抗策を講じるべく部員を緊急招集する。
- 第5巻『白銀の救難船』
- 前巻の続き。オデットII世を狙う敵と対決すべく、茉莉香の母である梨理香が指揮するオデットII世と弁天丸・バルバルーサは、赤色巨星ガーネットAへ乗り込む。しかし、オデットII世は制御ステーションと連結したまま何処かへ跳躍させられてしまう。
- 第6巻『真紅の海賊船』
- 第4巻から続く物語の完結編。辺境区の七つ星連邦に跳ばされたオデットII世と梨理香やヨット部の仲間を救うため、茉莉香は弁天丸で後を追うが、そこには一連の事件の黒幕である辺境海賊ギルドの大物が待ち受けていた。
- 第7巻『蒼白の髑髏星』
- 帝国第五艦隊との演習を終えた茉莉香は、帝国情報部からの依頼と辺境海賊ギルドからの招待状を受け、弁天丸を使わずに、クーリエや帝国情報部員のナッシュ達と、辺境の海賊の本拠地があるという髑髏星へ向かう。
[編集] 登場人物
[編集] 海賊関係者
[編集] 加藤家
- 加藤茉莉香(かとう まりか)
- 声 - 小松未可子
- 鯨座宮たう星系海明星に住む、白鳳女学院に通う少女。第一巻冒頭では15歳で高等部1年生。
- 学業成績も宇宙機の操縦シミュレーション成績も優秀、初等部から無遅刻・無欠席であった。父のあとを継いで宇宙海賊船・弁天丸船長就任後は、一時期欠席・遅刻・早退が増え、成績も下がるが、後に上位に返り咲く。
- 豪華客船を襲撃するアトラクションでは、肩章付きの船長服にミニスカート(白鳳の制服そのまま)という派手な衣装をまとい、ノリノリのハイテンションで臨む。この「営業」は「お客さん」に好評を博するが、本人は己の暴走に自己嫌悪に陥ることも。アニメ版では誤って憶えた慣用句を口にしては周囲からつっこまれている。
- 加藤梨理香(かとう りりか)
- 声 - 甲斐田裕子
- 茉莉香の母。職業は新奥浜空港の管制官。男のような言葉遣いをする。
- かつての伝説的な女海賊「キャプテン・リリカ(アニメ版ではブラスター・リリカ)」その人だが、茉莉香はそのことを知らされていなかった。夫と別れた後は首尾よく姿をくらませたつもりだったが、単にゴンザエモンが接触を禁止していただけであり、弁天丸クルーは所在を把握していた。
- 娘の茉莉香は、「お母さん」ではなく「梨理香さん」と呼ぶ。
- ゴンザエモン加藤芳郎
- 弁天丸の先代船長。茉莉香の父で、梨理香の夫。物語開始時点で故人。ミーサによれば食中毒で死亡したという。梨理香は茉莉香に死んだようなものと説明していたらしい。梨理香はゴンザエモンのことを「権左(ごんざ)」と呼ぶ。
[編集] 弁天丸
- ミーサ・グランドウッド
- 声 - 伊藤静
- 船医。女性。茉莉香の相談役兼参謀で、弁天丸の実質的な副長。梨理香が現役当時から弁天丸に乗っているらしく、梨理香やケインいわく「血塗れドクター」。1・2巻では、臨時の保健医として白鳳女学院高等部に潜入した。アニメ版では、教員らしからぬセクシーな出で立ちで保健医をしている。
- なお実年齢は不明で、それを詮索することはタブーとされている。
- ケイン・マクドゥガル
- 声 - 松風雅也
- 操舵手。優男。豪華客船襲撃アトラクションでは乗客を装い海賊船長との一騎討ちを演じるなど、外回りの仕事もこなす。白鳳女学院には高等部の物理教師兼ヨット部顧問(1巻)、中等部の体育教師兼ヨット部顧問(2巻)として潜入。独身だが、生徒には「既婚者」と言っている。
- アニメ版では、一貫して茉莉香のクラスの担任兼ヨット部顧問をしている。
- 百眼(ひゃくめ)
- 声 - 藤原啓治
- レーダー・センサー系担当。ブリッジだけに限らず弁天丸の情報の収集・分析担当。アポロキャップをかぶる男。
- クーリエ
- 声 - 堀江由衣
- 電子戦担当。ぼさぼさ髪の女性。長時間勤務の時は膝に毛布を敷いてお菓子をのせている。銀河帝国情報部員のナッシュとは昔馴染。アニメ版ではビン底眼鏡にドテラ姿。
- シュニッツァー
- 声 - 三宅健太
- 戦闘指揮担当。真空中でも宇宙服なしで活動できる戦闘サイボーグ。アニメ版では頭部から2本の角を生やし、口には鋭い牙がびっしりと並んでいる。ARIELなどにも名前は違うが同じようなキャラが存在する[2]。
- ルカ
- 声 - 水原薫
- 航法士。女性。ブリッジでは黒マント姿で、水晶玉(型の立体ディスプレイ)を持つ。アニメ版では右目に眼帯を着用している。
- 三代目
- 声 - 松岡禎丞
- 機関担当。はちまきに作業衣の若い男。
[編集] バルバルーサ
- ケンジョー・クリハラ
- 海賊船バルバルーサ船長。チアキの父でもじゃもじゃ髭の大男。黒髭船長としても知られている。チアキには「ヒゲ親父」呼ばわりされている。
- ノーラ
- バルバルーサの副長。長命種の宇宙人で、120年前の独立戦争の時からバルバルーサに乗り込んでいる。
- ボーグス
- バルバルーサのセンサー・観測系を統括するサイボーグ。
- モーガン
- バルバルーサの操舵手。
- カイエン・ギアー
- バルバルーサの陸戦隊長。
[編集] 辺境海賊ギルド
- ミューラ・グラント
- 海賊ギルドの大幹部で、海賊船キミーラ・オブ・スキュラの船長。長命種の女性で、半世紀以上も前から高額の賞金首となっている。冷徹かつ苛烈な性格の持ち主で、海賊らしく目的達成の手段を選ばない。ステラ・スレイヤーをめぐる事件の黒幕で、辺境の国々を動かしてオデットII世の船首マストを奪おうとするが、ジャッキーに出し抜かれて失敗する。事件後、ヨット部に海賊ギルドへの加盟申請書を送りつけてきた。
- マイラ・グラント
- ミューラ・グラントの姉。愛の女王号の船長。ミューラと同じく長命種の女性で賞金首である。
[編集] 白鳳女学院の生徒
制服は白を基調としたブレザーに、青のミニスカート。なおヨット部員は学年ごとに色が違うヨットパーカーを着用している。
- 遠藤マミ
- 声 - 小見川千明
- 茉莉香の友人。同級生。1巻では初等部の入学試験のときにそろって迷子になって以来のつきあいとされているが、2巻以降では中等部以来の腐れ縁となっている。ランプ館でのウェイトレス仲間でもある。
- 茉莉香が宇宙に出て置き去りにされた形になるが意に介さず交友を続け、気難しいチアキをも人柄で丸め込み、「宇宙では、チアキちゃんが私の代わりだよ」と言い含めた。
- なお、アニメ版では出番と暗躍振りが大幅に増やされている。
- チアキ・クリハラ
- 声 - 花澤香菜
- 白凰の海森星(うみのもりほし)分校の生徒。茉莉香と同学年。茉莉香が船長就任を要請された直後に本校に転校してきた。が、1巻のエピソード後に一度去り、3巻でまた本校に(アニメ版では、2巻冒頭にあたる第7話ですでに戻ってきている)。
- まっすぐな黒髪に鳶色の眼、色白の肌の持ち主。
- 海賊船バルバルーサ船長ケンジョー・クリハラの娘。海賊としての自覚と常識を欠く茉莉香の言動にあきれることもたびたび。茉莉香に「チアキちゃん」呼ばわりされる都度「「ちゃん」じゃない」と不機嫌に訂正するがまったく効果はなく、マミやヨット部一同にまで「チアキちゃん」呼ばわりされる(さらにアニメ版では、茉莉香に何かにつけてハグされて閉口している)。茉莉香の替え玉として客船襲撃アトラクションの営業に臨んだ際には高笑いして登場という派手な行動をした。
- アニメ版では、校内で一人だけ黒いセーラー服の「冬服」を着用している。また、原作文中・イラストにはないアンダーリム眼鏡を使用。らんぷ亭のパフェに御執心の様を見せる。
- ジェニー・ドリトル
- 声 - 佐藤利奈
- ヨット部部長の三年生(初登場時)。大手星間輸送会社社長のご令嬢だが普段はそれを感じさせない。卒業後、一族の慣習で望まない政略結婚[3]をさせられそうになるが、ウェディングドレスを着たまま最新鋭の電子偵察機サイレント・ウィスパーをかっぱらって逃走し、弁天丸を使って婚約者のスキャンダルを暴露して結婚を破談にした。その後、宇宙大学に進学した。実は同性愛者のようで、リンとは恋人関係。
- リン・ランブレッタ
- 声 - 日笠陽子
- ヨット部副部長の二年生(初登場時)、のち部長。中等部の時にクラッキングで保護観察になった前科があり、その能力を生かしてオデットII世の電子戦を担当している。同性愛者で、ジェニーとは恋人関係。悪巧みや悪知恵が得意で、茉莉香を唖然とさせるような行動力を発揮する事も多く、グリューエルと組んで名コンビぶりを見せる。
[編集] セレニティ連合王国
- グリューエル・セレニティ
- 声 - 戸松遥
- セレニティ連合王国星王家の第7正統皇女。初登場時12歳。ゴンザエモン加藤芳郎とは知り合いで、その縁を頼って弁天丸に「黄金の幽霊船」捜索を依頼する。
- 弁天丸との接触を取り繕うため表向きは白鳳女学院中等部へ短期留学し、事件が終わった後も留学を延長している。
- 厳重なセキュリティをたやすくすり抜けて弁天丸、オデットII世、サイレント・ウィスパーにこっそり乗り込んだり、客船に乗り込んでの海賊「営業」への参加を希望するなど、かなり行動的な性格で茉莉香曰く「密航好きの御姫様」。王族として英才教育を受けて非常に聡明であり、ケインに「敵にまわしたくない」と言わしめている。
- グリュンヒルデ・セレニティ
- 声 - 金元寿子
- セレニティ連合王国星王家の第8正統皇女で、グリューエルの妹。愛称はヒルダ。王家の権威を取り戻す為に防衛軍の旗艦クイーン・セレンディピティに乗り込み、「黄金の幽霊船」の捜索を独自に行う。最終的に王政への復帰を断念すると、グリューエルと同じように白鳳女学院に入学してきた。
- ヨートフ・シフ・シドー
- 声 - 斧アツシ
- セレニティ正統王家の枢密院侍従長。長命種の老人。グリューエル曰く、1人で戦争を始めたり終わらせる事が出来るらしい。
- キャサリン
- セレニティ正統王家近衛の小隊長。普段はメイド服を着ている。
- シムシエル大公
- セレニティ正統王家の現在の当主。グリューエルとグリュンヒルデの祖父。
[編集] 銀河帝国
- ナット・ナッシュフォール
- 銀河帝国艦隊統合参謀司令部付きの情報部員。通称は「ナッシュ」。弁天丸のクーリエとは昔馴染。
[編集] その他
- ショウ
- 声 - 安元洋貴
- 銀河有数の巨大保険組織ハロルド・ロイド保険組合のエージェント。豪華客船での「海賊アトラクション」をはじめとする弁天丸の数々の業務を仲介している。アフロヘアでサングラス姿の年齢不詳の怪人。
- ジャッキー・ケルビン
- オデットII世を騙し取ろうとした詐欺師。茉莉香達には最初はジャッキー・セルシウス、続いてファーレンハイトという偽名を名乗っていた。魔法使い級の腕前を持つクラッカーでもあり、愛用する宇宙船ルナライオンに強力な電子装備を施している。とにかく食えない性格をしており、いつもふざけた笑みを浮かべている。また、薬物を無効化するナノマシンを常に体内に仕込むなど、危険な裏社会を生き抜いてきたしたたかさを併せ持っている。
- なお、ケルビン、セルシウス、ファーレンハイトは、いずれも温度の単位。
[編集] 登場メカニック
本作の宇宙船はほぼ完全なコンピュータ制御でネットに常時接続されている。基本的に操船は自動化されて人力を必要とせず、コンピュータ操作さえできれば非力な女子高生たちだけでも運用が可能である。
[編集] 海賊船
[編集] オリジナルセブン
- 独立戦争時に、最初に海賊免許が与えられた7隻の海賊船を指す。現在詳細が明らかになっているのは3隻。
- 弁天丸(べんてんまる)
- 宇宙海賊船。旧式となった二線級の機動巡洋艦に大改装を施した、船齢120年の老朽船。オリジナルセブンの1隻。火力よりも速力を重視しており、改装時に武装と装甲を減らしている。先代船長のゴンザエモン加藤芳郎亡き後、彼の娘の加藤茉莉香が船長となる。
- オデットII世[4]
- 白鳳女学院高等部の練習船。太陽帆船(ソーラーセイラー)である。元はオリジナルセブンの1隻「白鳥号」。独立戦争の時に超新星爆弾の使用を阻止した過去があり、超新星爆弾の鍵を握っているとして様々な勢力から狙われた。
- 強力な電子兵装は現在も健在だが、船体は非武装で鈍足、脆弱である。
- 黒鳥号
- 独立戦争時代に活躍した宇宙海賊船で、オリジナルセブンの1隻。巡洋戦艦クラスを改装した船で、火力は弁天丸を上回っていた。恒星ガーネットAで行われた独立戦争の最終決戦時に、超新星爆弾のコントロール指令船を道連れにガーネットAに沈んだはずだったが…。
[編集] その他の海賊船
- バルバルーサ
- ケンジョー・クリハラが指揮を執る戦艦クラスの海賊船。弁天丸と行動を共にすることが多い。
- グラマラス・リディス
- ケンジョーの援軍要請に応えてやってきた海賊船。重巡洋艦クラスを改装した船で、海賊ギルドからの逃避行ではピケット艦の役割を果たしていた。
- 迦陵頻伽(かりょうびんが)
- ケンジョーの援軍要請に応えてやってきた海賊船。元は実験戦艦。船齢は弁天丸より古い。船長はカーン伯爵。副長はレディ・アンヌ。
- シンドバット
- ケンジョーの援軍要請に応えてやってきた海賊船。多用途作業船を原型を留めないほど大改装した船。
- デスシャドウ
- ケンジョーの援軍要請に応えてやってきた海賊船。私掠免状が与えられた海賊船としては最強の攻撃力を持つ重戦艦で、艦載機も多数搭載している。船長はクルップ侯爵。
- キミーラ・オブ・スキュラ
- ミューラが指揮を執る海賊船。海賊ギルド屈指の性能を持つ高速戦艦で、船齢も20年程度と若い。速力や攻撃力に優れるのみならず、オデットII世以上の電子兵装も有する。ただし、当のミューラ自身が電子戦に慣れていないためか、電子装備は全ての性能を発揮していない模様。
[編集] 軍艦
[編集] セレニティ連合王国
- クイーン・セレンディピティ
- ブルー・インク社製のマラコット級大型戦艦。セレニティ防衛軍の旗艦。防衛軍の旗艦は代々同じ名前を受け継ぐ。
- なお、セレニティ星王家の「黄金の幽霊船」も同名である。
- コーバック級護衛艦
- セレニティ防衛軍で使われている小型護衛艦。
[編集] 銀河帝国
- ノイシュバンシュタイン
- 統合打撃指揮戦艦(TDS)。銀河帝国の第五艦隊の第一打撃艦隊旗艦。弁天丸ら海賊船を相手にした演習では総旗艦を務めた。
[編集] 七つ星共和連邦
- グレンスミス級戦艦
- 辺境の星間国家向けに量産された高速戦艦。
- アグリガート級打撃巡洋艦
- 七つ星共和連邦統一軍で使われている旧式巡洋艦。設計はグレンスミス級よりも古い。
- ベスモス級機動巡洋艦
- 七つ星共和連邦統一軍で使われている比較的新しい巡洋艦。
[編集] その他
- サイレント・ウィスパー
- 最新鋭の電子偵察機。小型だが、ユニット・コストは弁天丸より遥かに高価である。ジェニーが望まない結婚から逃げ出した時に使用し、報酬として弁天丸に残していった。現在はオデットII世に搭載されている。
- プリンセス・アプリコット号
- プリンセスシリーズと呼ばれている豪華客船の一隻。弁天丸の「営業」のお得意様で、海賊襲撃アトラクションの舞台となる。
- 黄金の幽霊船
- セレニティ星王家の神話で「天使の箱舟」と呼ばれた、セレニティ星王家初期の大型移民船。全長24km、全幅7km。船名は「クイーン・セレンディピティ」。超光速航行性能を持たず、継代宇宙船として数十年をかけて星の海をわたった。
- ルナライオン
- ジャッキーが使用する改造船。元の船の形状が判別出来ないほどの大改装が施されており、いびつな形状の船体に大型のパラボラアンテナが2基装備されている。船体表面はアクティブステルスと光学迷彩を行うシステムで覆われており、大半のセンサーに捕らえられない。
- 愛の女王号
- ミューラの姉、マイラ・グラントが船長を務める「売春」を主とする船。
[編集] 用語
[編集] 惑星、施設
- 海明星(うみのあけほし)
- 銀河系オリオン腕、鯨座宮たう星系[5]の第3惑星。海の惑星で、茉莉香が住む新奥浜市は、唯一の大陸の赤道直下の沿岸部にある。
- 白鳳女学院(はくおうじょがくいん)
- 茉莉香やグリューエル達が通う、新奥浜市の郊外にある近隣星系からも生徒が集まる名門お嬢様学校[6]。オデットll世を所有するヨット部が存在する。また、ウズマサ星系海森星(うみのもりほし)に分校がある。
- ランプ館
- 新奥浜市の運河沿いにある、レンガ倉庫を改造した喫茶店。茉莉香のバイト先であるが、船長に就任後は足が遠のいている。ウェイトレスは、エプロンドレスと白いレースのカチューシャをつけたメイド服姿。
- 髑髏星(スカルスター)
- 辺境の海賊の本拠地とされる髑髏の形をした人工天体。数千年前に建造された機動要塞が原型となっており、超光速航行で頻繁に位置を移動するので銀河帝国の情報部ですら、はっきりとした所在を掴めていない。内部は巨大なブラックマーケットとなっていて、あらゆる違法取引が公然と行われている。また、失われた遺物や技術、紙の書物や封印された技術なども大量に所蔵されている。
[編集] 国家、星系
- セレニティ連合王国
- 歴史あるセレニティ正統王家が治める星間国家。当主はシムシエル大公。王家は内政にはほとんど関わらない。グリューエルはセレニティ星王家の第七皇女。グリュンヒルデは第八皇女。
- 銀河帝国
- 海明星を含む、銀河系数十億の星が加盟する星間国家。海明星ら植民星連合と宗主星との独立戦争のさなかに来訪し、両者を一まとめに併合して戦争を終わらせてしまった[7]。
- 七つ星共和連邦
- 銀河帝国とは対立中の辺境星間国家。
- ガーネットA星系
- たう星系の海明星から30光年の距離にある赤色巨星。
[編集] その他
- 海賊免許(私掠船免状)
- 百数十年前の独立戦争時、植民地側が乏しい戦力を補うために海賊を活用する方便として発行し、通商破壊の遊撃任務に当たらせた。独立戦争自体は宗主星系・植民星連合双方が銀河帝国に併合される形で終了したが、有効期限が定められず、また、理由は不明だが制度自体も廃止されることなく現在に至り、政府から作戦中止の通達がない限り、下記の条件を満たせば今でも免許は有効である。
- 最後の海賊行為から50日間有効で、その間に次の海賊行為を行えば有効期限が更新される。
- 免許を受けた船体に限り有効。
- 免許を受けた船長が存命の限り有効。ただし、直系の継嗣が継承する事ができる。
- 独立戦争終了後、海賊はもはや必要とされず、新たに免許が発行される可能性はまずない。現在の海賊は稼業を継続するため、古い免許の維持に腐心する。
- 海賊の主な業務は、保険会社・船会社からの依頼で実施されるアトラクションとしての豪華客船襲撃、軍の演習における敵役、表に出せない物の輸送や護衛である。免許を持っているからといって犯罪行為が無制限に許されるわけではなく、暗黙のルールの中で業務が行われる。
- 星間法上、海賊は軍隊に準じて扱われるため、海賊行為中、船長は船長服の着用を義務づけられる。
- 幽霊船
- 難破したり、戦闘で大破するなどして航行不能になった筈だが、目撃例が相次ぐ宇宙船全般の事。単なる噂や都市伝説の一種から、電子戦での欺瞞工作による影、更には名称通りの宇宙船まで含まれている。
- 長命種(メトセラ)、短命種(ショートタイマー)
- 寿命が種別平均よりも倍以上を生きる種族を長命種、半分以下の種族は短命種と呼ばれる。長命種の絶対数は少ない。一般的に長命種は気が長いのんびり屋、短命種は気が短くせっかちとの説がある。バルバルーサ副長のノーラ、セレニティ王家枢密院侍従長のヨートフ、辺境海賊ギルド幹部のミューラなどが長命種にあたる。
- スカラー・ルート
- 辺境区の星間航路。銀河帝国の基幹航路並みの航法支援設備が存在する。ルート上には自由貿易都市「明夜」などがある。
- ステラ・スレイヤー
- 恒星のエネルギーを取り出して使う超新星爆弾。使用されると膨大なエネルギーを周囲に撒き散らし後始末が大変で厄介な代物である。
以上で物語・作品・登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。
[編集] 既刊一覧
- ミニスカ宇宙海賊 (2008年10月21日初版発行 ISBN 978-4-02-273901-8)
- ミニスカ宇宙海賊 2 黄金の幽霊船 (2009年4月21日初版発行 ISBN 978-4-02-273913-1)
- ミニスカ宇宙海賊 3 コスプレ見習海賊 (2009年11月20日初版発行 ISBN 978-4-02-273926-1)
- ミニスカ宇宙海賊 4 漆黒の難破船 (2010年5月20日初版発行 ISBN 978-4-02-273942-1)
- ミニスカ宇宙海賊 5 白銀の救難船 (2010年11月19日初版発行 ISBN 978-4-02-273956-8)
- ミニスカ宇宙海賊 6 真紅の海賊船 (2011年3月19日初版発行 ISBN 978-4-02-273962-9)
- ミニスカ宇宙海賊 7 蒼白の髑髏星 (2011年11月30日初版発行 ISBN 978-4-02-273978-0)
[編集] テレビアニメ
『モーレツ宇宙海賊』(モーレツパイレーツ)のタイトルで、MBS、tvk他にて2012年1月より放送中。全26話予定[8]。
主人公が宇宙海賊となることを自ら選択するまでの過程[9]は、第1話から第5話までを費やす形で描かれ、テンポが重視されることの多い2012年のテレビアニメとしては例外的な構成が取られた。監督の佐藤によれば、これは後に他の登場人物たちを牽引していくことになる主人公の決断を、周囲に流されるのではなく、説得力のある形で描くという意図があったという[10]。次回予告に続くエンドカードでは佐藤竜雄監督の揮毫した一言が表示される。
[編集] キャスト
アニメオリジナルのキャラクター。
[編集] 白鳳女学院のヨット部員
原作では一部を除いて名前はなかったが、アニメ版では名前・容姿はじめかなり詳細な設定がされている。
[編集] 三年生
原作では第三巻でジェニーと一緒に卒業した。
- タルヴィッキ・ラウノ
- フローラ・チャピー
- ミレーネ・セルトン
- 声 - 早見沙織
[編集] 二年生
[編集] 一年生
[編集] 新入生
原作では、第三巻で卒業した三年生と入れ替わりに登場した。
[編集] ナレーション
- 声 - 小山力也
[編集] スタッフ
- 監督・シリーズ構成 - 佐藤竜雄
- 脚本 - 佐藤竜雄、伊藤美智子、水野健太郎、宮崎真一
- アニメーションキャラクター原案 - あきまん
- アニメーションキャラクターデザイン・総作画監督 - 竹内浩志
- メカニックデザイン - 河森正治、鷲尾直広、寺岡賢司、鈴木雅久、宮崎真一
- プロップデザイン - 吉川美貴
- 美術監督 - 伊藤聖
- 美術設定 - 佐藤正浩、ロマン・トマ、ルガル・ヤン、ブリュネ・スタニスラス
- 撮影監督 - 山根裕二郎
- 編集 - 坪根健太郎
- 音響監督 - 明田川仁
- 音響効果 - 山谷尚人
- 音楽 - Elements Garden、上松範康、藤田淳平、藤間仁
- 音楽制作 - スターチャイルドレコード
- プロデューサー - 島居理恵、川人憲治郎
- アニメーションプロデューサー - 金子文雄
- アニメーション制作 - サテライト
- 製作 - モーレツ宇宙海賊製作委員会
[編集] 主題歌
- オープニングテーマ「猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」」
- 作詞・作曲・編曲 - 前山田健一 / 歌 - ももいろクローバーZ
- エンディングテーマ「LOST CHILD」
- 作詞 - 岩里祐穂 / 作曲・編曲 - NARASAKI / 歌 - ももいろクローバーZ
- 第9話では未使用。
- イメージソング「Black Holy」(第9話)
- 作詞 - 只野菜摘 / 作曲・編曲 - nishi-ken / 歌 - 小松未可子
[編集] 各話リスト
各話のサブタイトルは、エンディング開始時に表示される。
| 話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
|---|---|---|---|---|---|
| SAILING 1 | 海賊、罷り通る | 佐藤竜雄 | 筑紫大介 | 竹内浩志 | |
| SAILING 2 | 私の力、海賊の力 | 水本葉月 | 倉田綾子 | ||
| SAILING 3 | オデット二世、出航! | 佐藤竜雄 | 下田正美 | 佐々木奈々子 | 杉村友和 寺尾憲治 |
| SAILING 4 | 決戦は深夜 | 大脊戸聡 | 山下英美 | ||
| SAILING 5 | 茉莉香、決意する | 西村聡 | 近藤一英 | 大河内忍 | |
| SAILING 6 | 茉莉香、初仕事する | 佐山聖子 | 福島利規 | 福島豊明 伊佐英朗 興石暁 |
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| SAILING 7 | 平穏ままならず | 島津裕行 | 室谷靖 | 小谷杏子 吉川真帆 |
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| SAILING 8 | 姫と海賊 | もりたけし | 筑紫大介 | 今西亨 | |
| SAILING 9 | 華麗なる船出 | 小野勝巳 | 水本葉月 | いとうまりこ | |
| SAILING 10 | 嵐の砲撃戦 | ||||
[編集] 放送局
| 放送地域 | 放送局 | 放送期間 | 放送日時 | 放送系列 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 神奈川県 | tvk | 2012年1月7日 - | 土曜 24:30 - 25:00 | 独立局 | |
| 東京都 | TOKYO MX | 土曜 25:00 - 25:30 | |||
| 近畿広域圏 | 毎日放送 | 土曜 27:28 - 27:58 | TBS系列 | アニメシャワー第4部 | |
| 千葉県 | チバテレビ | 2012年1月8日 - | 日曜 23:30 - 24:00 | 独立局 | |
| 埼玉県 | テレ玉 | 日曜 25:35 - 26:05 | |||
| 愛知県 | テレビ愛知 | 2012年1月9日 - | 月曜 26:00 - 26:30 | テレビ東京系列 | |
| 日本全域 | BS11 | 2012年1月13日 - | 金曜 23:30 - 24:00 | 独立系BS放送 | ANIME+枠 |
| ニコニコチャンネル | 2012年1月14日 - | 土曜 23:00 更新 | インターネット配信 | 最新話1週間無料 | |
| バンダイチャンネル | 土曜 24:00 更新 | 最新話1週間無料 | |||
| AT-X | 土曜 23:30 - 24:00 | CS放送 | リピート放送あり |
[編集] 脚注
- ^ 本作を含め笹本作品全般では『電子攻撃』『電子戦』とはいわゆるサイバー攻撃も指す。『電子戦』で敵艦の機能を麻痺させたり制御を奪取することで、ドンパチ(笹本作品で実戦を指す)を始める前に決着がつくことも多いとしている。
- ^ スターシステム的なキャラ。
- ^ ちなみに、予定されていた結婚式場は『ARIEL』にも登場した機動要塞結婚式場「銀英殿」であった。
- ^ アニメ版では「オデット二世」。
- ^ 「鯨座宮」「たう」という表記は原文通り。実在するくじら座タウ星との関係は明かされていない。
- ^ 1巻では小学校からの一貫教育を旨とするとあるのだが、4巻では中高一貫教育となっている。
- ^ 内政不干渉を基本とする政治体制や企業名などに同じ作者の『ARIEL』と共通するものがあるが、本作と『ARIEL』が同一世界かどうかは明かされていない
- ^ Twitter 佐藤竜雄 11月3日
- ^ 原作の第一巻に相当。
- ^ 佐藤竜雄. インタビュアー:丸本大輔. チャラいとモーレツにならない〈「モーレツ宇宙海賊」佐藤竜雄監督インタビュー前編〉. エキサイト. 2012年2月7日。 2012年2月8日閲覧。