アルコル

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アルコル (Alcor) は、おおぐま座にある恒星である。北斗七星を構成するζ星ミザールの脇にある。アルコルはアラビア語で「かすかなもの」という意味。

ヒッパルコス衛星により測定された太陽からの距離は、ミザールは78.1光年、アルコルは81.1光年の距離にあり 両星の間は3光年離れている(両星が仮に太陽から等距離にあったと仮定した場合に0.27光年離れているが、これは正しくない)。どちらも、おおぐま座運動星団に属するが、この二つの星が見かけの二重星なのか、重力的に束縛された真の連星なのかについての結論は出されていない(ヒッパルコス衛星の観測によれば、連星だった場合、測定誤差を考えるともっとも短い公転周期で75万年に相当する)。

アルコルの実視等級は4.0で、等級2.2のミザールとの距離は12分(満月の半径程度)である。普通の視力の人の分離能は1分なので、ある程度の視力があればミザールとアルコルを分離して見ることができる。

かつて、アラビアでは視力検査に用いられ、2つの星が分離して見えるかどうかで視力を試していた。また、同じく古代ギリシャやローマなどでは徴兵時の視力検査に使われていた。

中国語では、この伴星を「輔星」と呼ぶ。宋の時代の道教の書『雲笈七籤』24巻「日月星辰部」では北斗七星と弼星とあわせ北斗九星とされた。

日本の場合、地方によっては「寿命星」などとよばれ、この星が見えなくなると年内に死ぬ、といったような迷信がある。ただし、それまで見えていたアルコルが見えなくなるのは老眼のせいであろうと考えられるため、ひとえに間違いであるとは言い切れない部分もある。

[編集] アルコルの登場する作品

北斗の拳
作中では「死兆星」と呼ばれる星が登場し、死期が近づいた者、拳士が対戦した時に敗北の運命を背負った者の頭上に輝くとされている。劇中の人物は、死兆星を見て死ぬことを「死兆星が頭上に落ちる」と表現していた。
本編では、レイ、マミヤ、トキなどが死兆星を見た。マミヤだけは、おそらくレイの活躍により、死兆星が消え、生き残っている。また、ラオウも、トキとの二度目の戦いの時(拳法使いの達人同士の決闘時双方に出ると言われる)、そしてケンシロウとの最終決戦において死兆星を見た。
聖闘士星矢(アニメ版)
アニメ版オリジナルのアスガルド編にて、ゼータ星アルコルを守護星に持つゴッドウォーリアー(神闘士)として、バドが登場する。ミザールの陰星とされており、あくまで双子であるゼータ星ミザールのシドの影となることを余儀なくされ、彼が死ぬまで表に出ることは許されなかった。
.hack//Alcor 破軍の序曲
暗い星である伴星としての特徴を、主人公の存在感の無さに例え、作品のタイトルとなっている。
カリオストロ伯爵夫人
アルセーヌ・ルパン(ラウール・ダンドレジー)の追い求める、修道院の財宝の隠し場所を示す暗号として、アルコルが使用されている。
X
互いに敵対する「天の龍」「地の龍」のいずれかの勢力に与する宿命を持っていた主人公・司狼神威が一方を選んだとき、「北斗七星の添え星」に象徴される宿命を背負っていた主人公の親友・桃生封真が、神威の選ばなかった宿命に覚醒する。
遊☆戯☆王5D's(漫画版)
作中に登場するモンスター「天刑王 ブラック・ハイランダー」の攻撃名が「死兆星斬(デス・ポーラ・スレイ)」である。当て字に「死兆星」が使われていることから、アルコルがモデルであると言える。
デビルサバイバー2
作中に登場する謎の侵略者セプテントリオンの1人。人類に悪魔召喚プログラムを与えた存在として描かれる。
アクセル・ワールド
加速世界に存在する、北斗七星にそれぞれ対応している最強クラスの強化外装『七の神器』の一つである六番星「開陽」の『ザ・ディスティニー』に、伴星として『スター・キャスター』という強化外装が存在している。
珍道中!!ポールの大冒険
ステージ6-1において背景の宇宙空間に北斗七星があり、主人公ポールがアルコルの位置を撃つと光り輝き、関西弁で「見えたらアカン星 光ってる!!」とツッコミが入る。
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