東急文化会館
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
(渋谷東急文化会館 から転送)
| 渋谷東急文化会館 Shibuya Tokyu Bunka Kaikan |
|
|---|---|
| 情報 | |
| 用途 | 映画館、商業、レストラン、美容室、宴会場、プラネタリウムほか |
| 構造設計者 | 坂倉準三 |
| 事業主体 | 東京急行電鉄株式会社 |
| 管理運営 | 株式会社東急レクリエーション |
| 延床面積 | 30,000m² |
| 階数 | 地上8階、地下1階 |
| 竣工 | 1956年 |
| 開館開所 | 1956年12月1日 |
| 所在地 | 東京都渋谷区渋谷2-21-12 |
| 備考 | 2003年6月30日閉館 |
| ■(Template:建築物全般) | |
東急文化会館(とうきゅうぶんかかいかん)
- 東急グループの文化施設によって構成されているビルに付けられた名称。渋谷のほかにも新宿にあるが、一般的には2.の、現在は閉鎖・解体された渋谷東急文化会館を指すことが多い。
- 渋谷駅前(東京都渋谷区)に、東京急行電鉄株式会社(東急電鉄)が運営していた文化施設。本項目で詳述する。
目次 |
[編集] 概要
映画館や店舗が入っていた施設であり、特に戦後、日本で初めてのプラネタリウム「天文博物館五島プラネタリウム」が設置されたことで有名である。当時の国鉄渋谷駅東口は、都電のターミナルであったことから、交通の混乱を避けるために、開業と同時に歩道橋が作られた。
しかし1989年に、東急百貨店本店に併設される形でBunkamuraが開業したため、東急グループを代表する施設ではなくなっていた。そして2003年、建物の老朽化と東急東横線(渋谷駅 - 代官山駅)の地下化工事、および営団地下鉄13号線(後の東京メトロ副都心線)建設のため、閉鎖し解体された。
2008年、跡地の地下に東京メトロ副都心線が開業。開業後は、跡地の再開発が予定されている。
[編集] 歴史
- 1956年(昭和31年)12月1日…渋谷東急文化会館開館
- 1957年(昭和32年)4月…五島プラネタリウム営業開始
- 1985年(昭和60年)…第1回「東京国際ファンタスティック映画祭」開催
- 1986年(昭和61年)6月…東急名画座が「渋谷東急2」に改称
- 1990年(平成2年)10月…東急レックスが「渋谷東急3」に改称
- 2000年(平成12年)7月…東急ゴールデンホール(結婚式場・宴会場)を閉鎖
- 2001年(平成13年)3月…五島プラネタリウムを閉鎖
- 2002年(平成14年)5月…解体を発表
- 2003年(平成15年)6月30日…完全閉鎖
[編集] 映画館
渋谷の東口から見える大きな4つの映画看板で知られていた。以下の館名・定員はすべて、閉館時のものである。
- 渋谷パンテオン
- 定員1119人。名称は円形劇場を意味しており、プラネタリウムを持つこの建物にちなんでいる。70mm映写機や緞帳(ル・コルビュジェの『闘牛十四号』)もあった超大型の映画館。その大きさのために、東京国際ファンタスティック映画祭など、数々のイベントの会場となった。終盤期には、主に丸の内ルーブルチェーンの映画を上映していた。
- 渋谷東急
- 定員824人。現在の渋谷東急に繋がる映画館。ファミリー向きの映画などが多く上映されていた。松竹東急系のチェーンマスター。
- 渋谷東急2
- 定員381人。開業時は東急名画座の名称だった。終盤期には、丸の内ピカデリー1系の作品を中心に上映していた。
- 渋谷東急3
- 定員374人。開業時は東急ジャーナルとして、ニュース映画を低価格で流していた。その後、低料金で映画を提供する映画館として東急レックスという名称で運営。また、映画館だけではなく『大正テレビ寄席』(NET → テレビ朝日)の収録会場として使用されていたこともあった。さまざまな系列の映画を上映していたが、最終期には丸の内シャンゼリゼ(現・丸の内TOEI2)などと少数館でチェーンを組み、ミニシアター向けの映画を中心に上映していた。
[編集] パンテオンで上映していた作品
- 放浪の王者(オープニング上映作品)
- 眠れる森の美女
- 101匹わんちゃん
- 大脱走
- ブリット
- ダーティハリーシリーズ
- ザ・ヤクザ
- タワーリング・インフェルノ
- ジョーズ
- エアポート'77/バミューダからの脱出
- スーパーマンシリーズ
- U・ボート
- E.T.(同館史上最大のヒット作)
- グレムリン
- ビバリーヒルズ・コップ
- マッドマックス/サンダードーム
- ペイルライダー
- グーニーズ
- プラトーン
- リーサル・ウェポンシリーズ
- ラストエンペラー
- メジャーリーグ
- ツインズ
- バットマンシリーズ
- JFK
- ボディガード
- 許されざる者
- ラスト・アクション・ヒーロー
- パーフェクト・ワールド
- パルプ・フィクション
- インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア
- アウトブレイク
- バットマン・フォーエヴァー
- キャスパー
- マディソン郡の橋
- ジュマンジ
- イレイザー
- メン・イン・ブラック
- ディープ・インパクト
- 始皇帝暗殺
- 6デイズ・7ナイツ
- シン・レッド・ライン
- アイズ・ワイド・シャット
- マトリックス
- ワイルド・ワイルド・ウエスト
- シュリ(韓国映画)
- パーフェクト ストーム
- A.I.
- ハリー・ポッターと賢者の石
- マトリックス・リローデッド(最後の封切作品)
- サウンド・オブ・ミュージック(同館最後の日に70mmで上映)
[編集] 旧・渋谷東急で上映された作品
- エクソシスト(ディレクターズ・カット版も上映)
- 燃えよドラゴン
- ロッキー(1作目 - 3作目)
- 愛と青春の旅立ち
- トッツィー
- フラッシュダンス
- 風の谷のナウシカ
- 天空の城ラピュタ
- ハイランダー 悪魔の戦士
- あぶない刑事
- 魔女の宅急便
- 天と地と
- 羊たちの沈黙
- JM
- スワロウテイル
- 新世紀エヴァンゲリオン劇場版
- バグズ・ライフ
- マトリックス
- パール・ハーバー
- モンスターズ・インク
- 少林サッカー
- スクリーム
- レッドプラネット(公開初週のみ、以後は渋谷東急3へ移動)
- アヴァロン(渋谷東急3にて公開される予定が、公開初日の朝に急遽レッドプラネットとの入れ替えが決定し移動となる)
- 恋愛寫眞 Collage of our Life(最後の封切作品)
[編集] 渋谷東急2で上映された作品
- クレイマー、クレイマー
- フットルース
- ハンナとその姉妹
- インディ・ジョーンズ/最後の聖戦
- バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2
- パニッシャー
- 氷の微笑
- アポロ13
- トイ・ストーリー
- セブン・イヤーズ・イン・チベット
- ロード・オブ・ザ・リング
- トゥー・ウィークス・ノーティス(最後の封切作品)
[編集] 渋谷東急3で上映された作品
- さらば宇宙戦艦ヤマト
- 銀河鉄道999
- ヤマトよ永遠に
- 探偵物語
- 時をかける少女
- デルタ・フォース
- ハチ公物語
- レッド・スコルピオン
- ゴーストバスターズ2
- 七人のおたく
- ジュラシック・パーク
- タイタニック
- マスク・オブ・ゾロ
- 恋におちたシェイクスピア
- エリザベス
- リベリオン
- 千年女優
- 略奪者(最後の封切作品)
[編集] 文化理髪室
文化会館3階にあり、長嶋茂雄御用達の理容室としても知られていた。文化会館閉館後は、大田区北千束に移転した。
[編集] 外部リンク
- 東急文化会館の閉鎖、解体を決定 - 東急ニュースリリース内
- 渋谷東急文化会館 - 「港町キネマ通り」サイト内(2002年4月取材のもの)
