ラスト・アクション・ヒーロー

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ラスト・アクション・ヒーロー
Last Action Hero
監督 ジョン・マクティアナン
脚本 デヴィッド・アーノット
シェーン・ブラック
製作 スティーヴ・ロス
ジョン・マクティアナン
製作総指揮 アーノルド・シュワルツェネッガー
出演者 アーノルド・シュワルツェネッガー
音楽 マイケル・ケイメン
撮影 ディーン・セムラー
編集 ジョン・ライト
リチャード・A・ハリス
配給 アメリカ合衆国の旗 コロムビア・ピクチャーズ
日本の旗 トライスター映画
公開 アメリカ合衆国の旗 1993年6月18日
日本の旗 1993年8月28日
上映時間 131分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $85,000,000[1]
興行収入 $50,016,394[1] アメリカ合衆国の旗カナダの旗
$137,298,489[1] 世界の旗
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ラスト・アクション・ヒーロー』(Last Action Hero)は、1993年に公開されたアーノルド・シュワルツェネッガー主演のアメリカ映画

ストーリー[編集]

寂れた映画館に入り浸る少年ダニー(オースティン・オブライエン)は、アーノルド・シュワルツェネッガー主演のアクション映画『ジャック・スレイター』シリーズの大ファン。

ある日、老映写技師の特別な計らいにより、『ジャック・スレイター』シリーズ最新作の試写を鑑賞できることとなったダニー。喜び勇む彼に、老映写技師は彼が子供の頃、魔術師からもらったという「魔法のチケット」を手渡す。なんでもそれは「異次元へのパスポート」なのだという。

チケットを手にしたダニーが『ジャック・スレイター』を観ていると、悪役が投げたダイナマイトが突如スクリーンから飛び出し、眩い光に包まれる。気がつくと、そこはたった今スクリーンで観ていたはずのジャック・スレイター(アーノルド・シュワルツェネッガー)が運転する車の中であった。

登場人物[編集]

ダニー・マディガン
本作の主人公の小学生。シュワルツェネッガー主演のアクション映画『ジャック・スレイター』の大ファン。ニューヨークに住んでいる。家が母子家庭で、母はPTAの役員をしながら、夜も働きに出ている。学校をサボって映画を観に行くクセがある。映写技師のニックから魔法のチケットを貰い、映画『ジャック・スレイター』の世界に入り、大冒険することになる。
ニック
ダニーの友人の老映写技師。ジャック・スレイター4の映写テストにダニーを招待する。若い頃に父親の紹介で、後に映画館になる劇場で働き始め、現在に至る。高名なマジシャンがその劇場で公演した際に、楽屋で魔法のチケットを貰い、長い間ずっと持ち続けていた。

映画の世界の人物[編集]

ジャック・スレイター
本作のシュワルツェネッガー主演の劇中劇『ジャック・スレイター』シリーズの主人公。映画の中のロサンゼルス市警の刑事。悪は絶対許さない正義のヒーローだが、痛快なアクション映画の主人公であるが故に、いつ死んでもおかしくないような事件ばかり任されている事に悩んでいる。また、『ジャック・スレイター3』において、息子を悪役のリッパーに殺されている。魔法のチケットの力で現実世界へ来た際には、生まれて初めて聴いたモーツァルトのクラシック音楽に感激するといった意外な一面を見せる。決め台詞は「Big Mistake (そいつは大間違いだ) !」
ベネディクト
ジャック・スレイター4の悪役。トニー・ビバルディが雇った世界一の殺し屋。片目に爆弾入りの義眼を付けている。現実世界からやってきたダニーのチケットの半券を偶然手に入れ、その不思議な力を知ったことで、現実世界でスレイター役を演じるシュワルツェネッガーの抹殺を企む。
トニー・ビバルディ
ロサンゼルスの麻薬取引を牛耳るマフィアのボス。別のファミリーと手を組んだと見せかけ、敵のファミリーを一網打尽にしようと企む。言葉を言い間違えたり、くだらないジョークを言うため、ベネディクトからは「歴史的馬鹿者」とまで言われてしまった。
リッパー
ジャック・スレイター3の悪役。殺人鬼で切り裂き魔の異名を持つ。黄色いレインコートと斧が特徴。ジャックスレイター3のラストでスレイターに撃たれ立てこもっていた小学校の屋上から転落するが、そのときスレイターの息子を道連れする。ベネディクトに映画の世界から現実の世界へ連れてこられ、シュワルツェネッガーを抹殺しようとする。演ずるトム・ヌーナンは現実世界の場面でもリッパー役の俳優として、素顔で登場している。
デッカー警部補
スレイターの上司。スレイターが行う捜査の後始末が頭痛の種となっている。そのため2人は犬猿の仲に見えるが、本心は頼りにしており、スレイターも彼を友人と思っている。スレイターを怒鳴るのが日課のような物で、その大声はオフィスのガラスを破壊するほど。
ジョン・プラクティス
F・マーリー・エイブラハム演じるFBI捜査官。しかし、裏ではマフィアと結託し、トニー・ビバルディの計画に加担する。ダニーは『アマデウス』を観たことがあるらしく、「モーツァルトを殺した男だから信用しないほうが良い」とスレイターに忠告していた。
ホイットニー・スレイター
ジャック・スレイターの娘。武道の心得があり、さらにはライフルの分解掃除が出来たりと破天荒な一面がある女性。父のジャックは「何故普通のお嬢さんになってくれない?」とぼやいていた。演じたのはブリジット・ウィルソンだが、本作ではメルディスという女優が演じたことになっている。
死神
魔法のチケットの力で、たまたま上映されていた映画『第七の封印』の中から現実世界に抜け出てきてしまう。危機に瀕したダニーに重要な忠告を行う。
ティナ・ターナー
映画『ジャック・スレーター』の世界のロサンゼルス市長。
ロバート・パトリック
ターミネーター2T-1000型が警察官に擬態した格好で登場。
シャロン・ストーン
氷の微笑の格好で登場。
ハンフリー・ボガート
白黒映画からのはめ込み合成。
シルヴェスター・スタローン
ターミネーター2』のパロディポスターとして登場。アーノルド・シュワルツェネッガーの存在しない映画『ジャック・スレーター』の世界ではスタローンがターミネーターを演じたことになっている。
ローレンス・オリヴィエ
ダニーが映画鑑賞の授業で観た『ハムレット』に登場。ちなみに、ダニーはその映画に退屈して、空想の中で筋書きを変えてしまう。この映画の授業で先生役を務めているのは、ジョーン・プロウライト(Joan Plowright DBE)で、ローレンス・オリヴィエ(Laurence Olivier)とは夫妻である。この映画をHE IS,IN FACT,ONE OF THE FIRST ACTION HEROES.と解説している。
ウィスカーズ
スレイターの同僚でアニメの猫。陽気で、相棒に選ばれた女刑事の尻を触ったりするおちゃらけた性格。アニメの猫が人と会話し、人間同様に生活している様を見て、ダニーはスレイター達にこの世界(『ジャック・スレイター』の世界)は映画の中であると語るが、誰も信じなかった。後にビバルディの罠に掛ったスレイターとダニーを救った。

現実世界の著名人[編集]

アーノルド・シュワルツェネッガー
『ジャック・スレーター』のプレミアショーに主役として来場。インタビューアーに対して新作の魅力を語るが、だんだん話が逸れてしまい自身の経営するレストランの宣伝の話になってしまうのがお決まりのようである。映画の世界から出てきたリッパーに暗殺されそうなった際、自身と瓜二つのジャック・スレーターと対面し、全く驚きもせずそっくりさんだと信じ込んでいた。かなりの能天気。
マリア・シュライヴァー
シュワルツェネッガーの妻。レストランの宣伝等、ベラベラと無駄話をしないよう彼に釘を刺している。
M.C.ハマー
プレミアショーにて、すれ違い様にジャック・スレーターをシュワルツェネッガーと勘違いして話し掛け、「映画『ジャック・スレーター』のサントラは俺に任せろ」と意気込んだ。
リトル・リチャード
映画『ジャック・スレーター』を楽しみにしていると語った。
ジャン=クロード・ヴァン・ダム
映画『ジャック・スレーター』は「見逃せないね」と語った。
ジェームズ・ベルーシ
「シュワルツェネッガーのファンじゃない」と、興味なさそうにコメントしていた。
トム・ヌーナン
プレミアショーに集まったマスコミ陣が映画の世界のリッパーをトム本人だと勘違いしていたため、当の本人が現れるとみんな戸惑っていた。その為本人もインタビューアーの反応にわけがわからない様子だった。
チェビー・チェイス
プレミアショーの会場で歩いてるところを背後からシュワルツェネッガー暗殺の阻止に駆け付けたジャック・スレーターに押し飛ばされる。

スタッフ[編集]

キャスト[編集]

役名 俳優 日本語吹き替え
VHSDVD
BD
フジテレビ テレビ朝日
ジャック・スレイター/本人役 アーノルド・シュワルツェネッガー 玄田哲章 大塚明夫 玄田哲章
ダニー・マディガン オースティン・オブライエン 亀井芳子 野沢雅子 浅野まゆみ
ニック ロバート・プロスキー 石森達幸 富田耕生 阪脩
ベネディクト チャールズ・ダンス 小川真司 江原正士 菅生隆之
トニー・ビバルディ アンソニー・クイン 中庸助 森山周一郎 村松康雄
ジョン・プラクティス F・マーリー・エイブラハム 麦人 若本規夫 稲葉実
切り裂き魔リッパー/本人役 トム・ヌーナン 千田光男 広瀬正志 牛山茂
デッカー警部補 フランク・マクレー 内海賢二 中庸助 池田勝
アイリーン・マディガン マーセデス・ルール 小宮和枝 金野恵子 宮寺智子
ホイットニー・スレイター ブリジット・ウィルソン 松井菜桜子 水谷優子 石塚理恵
フランク アート・カーニー 峰恵研 村松康雄 峰恵研
スキージー ジェフリー・ブレア 石田彰 なし[2]
ダニーの学校の教師 ジョーン・プロウライト 竹口安芸子 麻生美代子 なし[3]
ベネディクトの執事 プロフェッサー・トオル・タナカ 島香裕 亀井三郎 北川勝博
ルーキー ノア・エメリッヒ 星野充昭 中田和宏 吉田孝
ウィスカーズ ダニー・デヴィート(声) 立木文彦 田の中勇 大川透
死神 イアン・マッケラン 麦人 加藤精三 水野龍司
リッパーのエージェント リック・ダコマン 稲葉実 藤本譲 大川透
映像の娘 アンジー・エヴァーハート
カメオ出演
M.C.ハマー 立木文彦 遠藤純一
ジャン=クロード・ヴァン・ダム 中田和宏 若本規夫 中田和宏
チェビー・チェイス
ティナ・ターナー 磯辺万沙子 津野田なるみ なし[3]
リトル・リチャード 辻親八 立木文彦
ジェームズ・ベルーシ 西村知道 村松康雄
マリア・シュライヴァー 田中敦子 堀越真己
ハムレット ローレンス・オリヴィエ 田原アルノ 中田和宏 なし[3]
シャロン・ストーン
ロバート・パトリック
シルヴェスター・スタローン
ハンフリー・ボガート
役不明又はその他 木藤聡子 辻親八
柴本浩行
小桜エツ子
滝沢ロコ
竹口安芸子
田原アルノ
渡辺美佐
池本小百合
石井隆夫
朴璐美
清水敏孝
藤貴子
翻訳 木原たけし 鈴木導 徐賀世子
演出 伊達康将 左近允洋 伊達康将
調整 荒井孝 飯塚秀保 宇田川享子
効果 VOX サウンド
ボックス
脚色 松崎広幸
編集協力 IMAGICA
永吉敬文
制作協力 ViViA
清宮正希
担当 神部宗之
菊地由香
山形淳二
プロデューサー 吉岡美惠子 清水祐美
圓井一夫
制作 東北新社 グロービジョン 東北新社
初回放送 1996年5月4日
ゴールデン洋画劇場
2001年3月11日
日曜洋画劇場

その他[編集]

  • 本作は宣伝の一環として、NASAの無人ロケットにタイトルを記載して打ち上げた。この宣伝には50万ドルの費用を使ったという。
  • サウンドトラックにはAC/DCメガデスエアロスミスなど、10組の豪華なアーティストが参加している。
  • 劇中に監督であるジョン・マクティアナンの代表作ダイ・ハードという名前が登場する。
  • 日本での映画公開に先駆け、プロモーションの一環として、コロコロコミックに読み切り漫画が掲載された。内容は、映画の登場人物が日本の映画館に実体化するという漫画オリジナルのもの。
  • 本作で準主役を務めた子役「オースティン・オブライエン Austin O'Braien)は、2011年に俳優業と、彼の所有するPhotographic Company"A.O'Braien Photography を共に廃業した。IMDb trivia

脚注[編集]

  1. ^ a b c Last Action Hero (1993)”. Box Office Mojo. 2009年11月19日閲覧。
  2. ^ セリフを発するシーンカット
  3. ^ a b c 登場シーンカット

外部リンク[編集]