「志村けんのだいじょうぶだぁ」の版間の差分
編集の要約なし |
|||
158行目: | 158行目: | ||
なお孫娘は松本降板以降、渡辺美奈代にバトンタッチした。 |
なお孫娘は松本降板以降、渡辺美奈代にバトンタッチした。 |
||
=== 泥棒 |
=== 泥棒 === |
||
志村と田代が[[泥棒]]に扮し、富豪宅や寺から金目のものを盗むコント。中には[[銀行]]の[[金庫]]破りコントもある。その1からその7・8まで存在。 |
志村と田代が[[泥棒]]に扮し、富豪宅や寺から金目のものを盗むコント。中には[[銀行]]の[[金庫]]破りコントもある。その1からその7・8まで存在。 |
||
164行目: | 164行目: | ||
田代と桑野の[[ヤクザ]]のコンビが暴れたり、ケンカしたりと様々な行動をするコント。 |
田代と桑野の[[ヤクザ]]のコンビが暴れたり、ケンカしたりと様々な行動をするコント。 |
||
=== |
===5時の夫婦 === |
||
志村と石野が夫婦という設定。毎回、志村のゴルフや出張などで早朝5時に起きなければならない設定。布団に入る際、夫役の志村が「明日5時起きなんだよ!」と呟き、妻役の石野が「ご!ご!ご!5時!?」と聞き返すパターンで始まり、様々な掛け合いが展開された。 |
志村と石野が夫婦という設定。毎回、志村のゴルフや出張などで早朝5時に起きなければならない設定。布団に入る際、夫役の志村が「明日5時起きなんだよ!」と呟き、妻役の石野が「ご!ご!ご!5時!?」と聞き返すパターンで始まり、様々な掛け合いが展開された。 |
||
*石野が「あたしのことを愛してないでしょ!!」と言うと、志村が「陽子、愛してるよ」と返し、石野が音楽に合わせて喜びの舞をする。 |
*石野が「あたしのことを愛してないでしょ!!」と言うと、志村が「陽子、愛してるよ」と返し、石野が音楽に合わせて喜びの舞をする。 |
||
187行目: | 187行目: | ||
志村・田代が正しい例とギャグの例をするコント。[[刑務所]]からの出所風景や、[[結婚式]]でのケーキ入刀場面など、田代は正しい例で1度で終わるが、志村はギャグ的演出が繰り広げられ、1度だけでなく3・4パターン展開される。 |
志村・田代が正しい例とギャグの例をするコント。[[刑務所]]からの出所風景や、[[結婚式]]でのケーキ入刀場面など、田代は正しい例で1度で終わるが、志村はギャグ的演出が繰り広げられ、1度だけでなく3・4パターン展開される。 |
||
=== ひとみ |
=== ひとみばあさん === |
||
志村演ずる"ひとみ |
志村演ずる"ひとみばあさん"。[[ゴルフ]]の[[キャディ]]や温泉宿の[[マッサージ]]師などで登場するひとみ婆さんのずれた言動や行動に、客の田代がさんざん振り回される。又いつも「ンフンフンフ」と荒い息をしている。田代に息を注意されたときに息を止めることがあり、苦しくなって大声を出して「息はしていいですか?」と聞いて、「息はいいよ、死んじゃうでしょ!」と突っ込まれる。他に[[1993年]]からひとみ婆さんを応援するソング([[永井真理子]]の「瞳・元気」)が登場した<ref>志村自身が自著(「変なおじさん」([[日経BP|日経BP社]]、1998年)86ページ)やテレビ番組で、このコントのモデルは[[新宿]]の24時間営業の[[居酒屋]]「ひとみ」にいたお婆さん(1999年に死去している)であると語っている。また、数あるコントキャラクターの中で、このひとみばあさんが志村の一番のお気に入りであるとも語っている(著書「変なおじさん 完全版」([[新潮文庫]]、2002年)102ページ)。</ref><ref>ひとみばあさんは近年になって『志村けんのバカ殿様』にも登場している。</ref>。 |
||
=== デシ男 === |
=== デシ男 === |
||
208行目: | 208行目: | ||
博士(志村)が助手(田代)に新しい発明品ができたことを告げ実験を始めるが、マシーンに入れたものが予定とは別の物に変わるというオチ。最後は助手役の田代か松本らがマシーンに入れられて(志村自らも入る場合もある)大オチへと繋がる。人体実験(石野と合体する)で志村が自ら入った時は変なおじさんに変身した。この時石野が着ている服の後ろに張り付く形で登場。 |
博士(志村)が助手(田代)に新しい発明品ができたことを告げ実験を始めるが、マシーンに入れたものが予定とは別の物に変わるというオチ。最後は助手役の田代か松本らがマシーンに入れられて(志村自らも入る場合もある)大オチへと繋がる。人体実験(石野と合体する)で志村が自ら入った時は変なおじさんに変身した。この時石野が着ている服の後ろに張り付く形で登場。 |
||
=== |
=== ケンタッキー === |
||
元々は『[[新春かくし芸大会]]』(フジテレビ系)における[[ハナ肇]]の「銅像」の[[オマージュ]]。ハナよろしく桑野信義が[[日本ケンタッキーフライドチキン|ケンタッキー]]の[[マスコット]][[人形]]、[[カーネル・サンダース|カーネルおじさん]]に扮し、店頭に立っているが、志村や田代が[[イタズラ]]して壊そうとしたり、[[八つ当たり]]で殴る。オチに水をかけられ激怒し(回によっては墨汁や泥水もある)、「このヤロー!」、「痛ぇじゃねかー!」、「お前ら!今度は許せねぇからな!待てこのー!」と追いかける(動作をとる)。また、上記のデシ男(店員役)がカーネル人形の掃除をするという設定でイタズラをする回もあった。 |
元々は『[[新春かくし芸大会]]』(フジテレビ系)における[[ハナ肇]]の「銅像」の[[オマージュ]]。ハナよろしく桑野信義が[[日本ケンタッキーフライドチキン|ケンタッキー]]の[[マスコット]][[人形]]、[[カーネル・サンダース|カーネルおじさん]]に扮し、店頭に立っているが、志村や田代が[[イタズラ]]して壊そうとしたり、[[八つ当たり]]で殴る。オチに水をかけられ激怒し(回によっては墨汁や泥水もある)、「このヤロー!」、「痛ぇじゃねかー!」、「お前ら!今度は許せねぇからな!待てこのー!」と追いかける(動作をとる)。また、上記のデシ男(店員役)がカーネル人形の掃除をするという設定でイタズラをする回もあった。 |
||
=== お地蔵さん === |
=== お地蔵さん === |
||
桑野信義が地蔵に扮し、上記の |
桑野信義が地蔵に扮し、上記のケンタッキーと同様、志村や田代等が水や墨汁などをかけてイタズラをするコント。志村は松本に水かけ地蔵、石野に墨かけ地蔵等と教えられ、最後に田代に糞かけ地蔵と教えられたときに桑野が激怒する。このコントは『志村けんはいかがでしょう』でも引き続き放送された。 |
||
=== ウンジャラゲ === |
=== ウンジャラゲ === |
||
227行目: | 227行目: | ||
という体操をする。この体操は元々「じいさんばあさん」のコントで使われたギャグから派生したものである。回によってバカ殿様御一行、不良学生、老人などに扮したバージョンがある。ちなみに「[[パイノパイノパイ|パイのパイのパイ]]」というフレーズは同名のコミックソングからの引用であるが、同曲のカバーではない。なお、コーナー開始のBGMにはネタ元のピンポンパンの挿入歌「げんこつくん」([[小林亜星]]作曲)の一部分が使われていた<ref>なお、『加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ』の「おもしろビデオコーナー」にも、このコーナーに影響されたと思われるような遊びをする幼い姉妹の映像が投稿されていた。この映像の紹介直後に、志村は相方の[[加藤茶]]から「お前が流行らせたんだろう」と突っ込みを受けていた。</ref>。 |
という体操をする。この体操は元々「じいさんばあさん」のコントで使われたギャグから派生したものである。回によってバカ殿様御一行、不良学生、老人などに扮したバージョンがある。ちなみに「[[パイノパイノパイ|パイのパイのパイ]]」というフレーズは同名のコミックソングからの引用であるが、同曲のカバーではない。なお、コーナー開始のBGMにはネタ元のピンポンパンの挿入歌「げんこつくん」([[小林亜星]]作曲)の一部分が使われていた<ref>なお、『加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ』の「おもしろビデオコーナー」にも、このコーナーに影響されたと思われるような遊びをする幼い姉妹の映像が投稿されていた。この映像の紹介直後に、志村は相方の[[加藤茶]]から「お前が流行らせたんだろう」と突っ込みを受けていた。</ref>。 |
||
=== |
=== 芸者 === |
||
[[柄本明]]をゲストに迎えたコント。売れないベテラン[[芸者]]の志村と柄本が愚痴(内容は時事ネタと決まっている)をこぼし合うが、そのうち貸した煙草銭を返せだの、立て替えた銭湯の湯上りの牛乳代返せだのと、せこい金銭(金額はたいてい100円と決まっている)の争いになる。時折、志村以上の狂気を見せる柄本との掛け合いは絶妙で、柄本は度々ゲスト出演している。 |
[[柄本明]]をゲストに迎えたコント。売れないベテラン[[芸者]]の志村と柄本が愚痴(内容は時事ネタと決まっている)をこぼし合うが、そのうち貸した煙草銭を返せだの、立て替えた銭湯の湯上りの牛乳代返せだのと、せこい金銭(金額はたいてい100円と決まっている)の争いになる。時折、志村以上の狂気を見せる柄本との掛け合いは絶妙で、柄本は度々ゲスト出演している。 |
||
254行目: | 254行目: | ||
[[萩尾みどり]]と田代が演じる貧乏な親子が毎回様々な出来事に遭遇し、一度はハッピーエンドかと思われるのだが、最後に大どんでん返しが待っている。 |
[[萩尾みどり]]と田代が演じる貧乏な親子が毎回様々な出来事に遭遇し、一度はハッピーエンドかと思われるのだが、最後に大どんでん返しが待っている。 |
||
=== |
=== 泊まっていい? === |
||
志村・石野のカップルが満員で賑わっているバーやビアガーデン、ディスコ等で一杯飲みながら会話するのだが、志村の'''「今日泊まってもいい?」'''の一言を発するたびに無言で反応する周囲の客(田代・松本・桑野など)や店員からの冷たい視線に恥ずかしさのあまり困惑する<ref>後に2008年放送のスペシャルでも志村・[[優香]]のカップルでリメイクしている。</ref>。 |
志村・石野のカップルが満員で賑わっているバーやビアガーデン、ディスコ等で一杯飲みながら会話するのだが、志村の'''「今日泊まってもいい?」'''の一言を発するたびに無言で反応する周囲の客(田代・松本・桑野など)や店員からの冷たい視線に恥ずかしさのあまり困惑する<ref>後に2008年放送のスペシャルでも志村・[[優香]]のカップルでリメイクしている。</ref>。 |
||
=== お |
=== おハナ坊 === |
||
小学生の女の子・お |
小学生の女の子・おハナ坊(石野)の行動に、父ちゃん(志村)が振り回されるコント。お花坊の家は母親が買い物に出て行ったきり帰ってこないという設定。基本的には屋内(家の中)を模したセットでコントが演じられるが、屋外を模したセットで行われる事もあった。 |
||
このコントは[[人権団体]]から抗議を受けたため途中から一切放映されなくなったが、次番組『志村けんはいかがでしょう』で復活している<ref>後に『志村けんのバカ殿様』で行われるバカ殿と[[優香]]姫(バカ姫)のコントは、このお花坊コントがほぼ踏襲されている。また、後述の2007年放送のスペシャルでは、貧乏という設定を追加してリメイクされている。</ref>。 |
このコントは[[人権団体]]から抗議を受けたため途中から一切放映されなくなったが、次番組『志村けんはいかがでしょう』で復活している<ref>後に『志村けんのバカ殿様』で行われるバカ殿と[[優香]]姫(バカ姫)のコントは、このお花坊コントがほぼ踏襲されている。また、後述の2007年放送のスペシャルでは、貧乏という設定を追加してリメイクされている。</ref>。 |
||
=== いいよな |
=== いいよなおじさん === |
||
「いいよな |
「いいよなおじさん」(志村)が「○○はいいよな~」と注目したものについて周りの人間に講釈をしたり、「いいよな~」と言いつつ人のものを横取りしてしまうコント。たいていは周囲で話を聞いている人間には気持ち悪がられてしまいに逃げられてしまう<ref>2009年現在、[[ケーズホールディングス|ケーズデンキ]]のコマーシャルにてバカ殿に扮した志村のオチのギャグとして使われている。</ref>。 |
||
派生キャラとして[[研ナオコ]]による「いいよな~おばさん」が存在する。「いいよな |
派生キャラとして[[研ナオコ]]による「いいよな~おばさん」が存在する。「いいよなおじさん」が女性(主に松本や石野)に言い寄るのに対し「いいよなおばさん」は男性(田代や桑野)に言い寄る。また、結局は言い寄った人たちに嫌われて取り残された「いいよなおじさん」と「いいよなおばさん」が一緒になり、「○○はいいよな~」と同時にぼやいたこともある。 |
||
=== まさしと典子 === |
=== まさしと典子 === |
2011年1月29日 (土) 07:13時点における版
志村けんのだいじょうぶだぁ | |
---|---|
ジャンル | バラエティ番組 |
出演者 |
志村けん 田代まさし 松本典子 石野陽子 桑野信義 渡辺美奈代 松居直美 ほか |
製作 | |
プロデューサー | 井澤健 |
制作 |
フジテレビ(番組配信局) イザワオフィス(企画制作) |
放送 | |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 1987年11月16日 - 1993年9月27日 |
放送時間 | 毎週月曜 20:00 - 20:54 |
放送分 | 54分 |
『志村けんのだいじょうぶだぁ』(しむらけんのだいじょうぶだぁ)とは、1987年11月16日から1993年9月27日までフジテレビ系列(FNN・FNS)で放送されていたお笑いバラエティ番組で志村けんの冠番組である。現在はスペシャル番組(後述)として放送されている。
番組概要
- 1987年11月にスタートした、志村にとって初めてのソロでのコントメイン番組にあたる。その後もタイトル・時間帯等の変更を続け、20年以上に渡り、フジテレビの志村のコント番組は継続されている。
- フジテレビが制作しているが、『ドリフ大爆笑』などと同様に、権利は志村が所属するイザワオフィス(渡辺プロダクションの子会社)にあることとされ、クレジットも「制作著作 フジテレビ」ではなく「企画制作 イザワオフィス」と表記されている。これはその後のフジテレビ系の志村の冠番組も同様である。
- コンセプトは、志村本人が若かりしき頃や遊びに行った時などにひらめいたシチュエーションをヒントにしたショートコントをメインとしている。
- さらには、大物俳優をゲストに迎えたショートコントも目玉で、俳優陣もパイをぶつけられたり、派手な衣装やメイクをしたり、ずぶぬれになったり、プライドや恥を捨てたとも言える大胆な芝居を繰り広げていた。
- 番組タイトルは当時TBS系で放送していた『加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ』で志村が扮していた「だいじょうぶだぁ教」から来ている。
- また、『加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ』のしっかり作りこんだコントと正反対の「1時間の間にショートコントをいくら詰め込めるか」といったコンセプトがあった。
出演者
レギュラー
- 志村けん
- 田代まさし
- 松本典子(1987.11~1992.12)
- 石野陽子(現:いしのようこ)(1987.11~1992.12)
- 渡辺美奈代(1988.9~1990.3、1993.1~)
- 桑野信義
- 伊藤智恵理(1987.11~1989)
- 我妻佳代(1988.2~1989.3)
- 岡本夏生(1992.4~)
- 松居直美(1992.4~)
- 飯島直子(1992~)
- 本田理沙(1993.1~、レギュラー終了後のスペシャルにも出演)
- 大家由祐子(1993)
- 三浦理恵子(1993)
- すわ親治(怪しい流し、末期)
- 山崎まさや(志村の付き人時代)
- だいじょうぶだぁギャルズ
- 主に後半コーナーの出演
- 河野景子(当時フジテレビアナウンサー、1990.4~1991.3)
- 森口博子
- 千堂あきほ
- えちご純平(2代目ルーレットマン)
- 赤瀬広重(3代目ルーレットマン)
- 片岡佳樹(現・夢麻呂、4代目ルーレットマン)
(以上のメンバーを総称して「だいじょうぶだぁファミリー」と呼んでいた)
常連ゲスト
ゲスト(一部)
この節には、過剰に詳細な記述が含まれているおそれがあります。百科事典に相応しくない内容の増大は歓迎されません。 |
- 小林稔侍
- 梅宮辰夫
- ポール牧
- 沢田研二
- 田中美佐子
- 田原俊彦
- 伊藤かずえ
- 根本りつ子
- Wink
- 石野真子
- 榊原郁恵
- ダンプ松本
- 東てる美
- 吉幾三
- 加藤武
- モト冬樹
- 風見しんご
- チェッカーズ
- 朝丘雪路
- 倍賞千恵子
- 夏樹陽子
- 長谷直美
- 友里千賀子
- 大場久美子
- 高沢順子
- 賀来千香子
- 小松千春
- 中森明菜
- 浅田美代子
- 高樹澪
- 中村あずさ
- 国生さゆり
- 生稲晃子
- 渡辺満里奈
- 森尾由美
- 岡江久美子
- 笑福亭笑瓶
- 定岡正二
- 岡田正典
- 西田敏行
- 小堺一機
- 松居直美
- 神戸浩
- 加藤茶
- 美保純
- 大空眞弓
- 松坂慶子
- 大塚寧々
- くじら
- C.C.ガールズ
- 小泉今日子
- シブがき隊
スタジオゲスト
主なコント・キャラクター
この節には独自研究が含まれているおそれがあります。 |
この節は言葉を濁した曖昧な記述になっています。 |
変なおじさん
『志村けんのだいじょうぶだぁ』発で最も有名となった志村のキャラクターであり、コントである。
じいさんばあさん
番組開始当初はスタジオで収録されていたが、後に観客を入れた公開収録になった。番組開始から半年程は、公開収録版とスタジオ収録版が週代わりで交互に放映されていた。後にスタジオ収録版は消滅し、隔週になった。番組末期の1993年にはこのコーナーはほとんど放送されなかったが、稀に放送されることがあり、その場合はスタジオ収録版だった。開始時に「御存知!じいさんばあさん」というタイトルスーパーが表示され、舞台の幕が上がると3人が座っている段取りに。婆さん(志村)、爺さん(田代)、孫娘(松本)の3人がコタツに入り世間話をするが、婆さんが話を大きく脱線させるので爺さんがツッコミ(乗りツッコミの場合も)をする展開。このコントはお約束の宝庫で、志村と田代の「婆さんや!爺さんや!」の掛け合いに始まり、その後も隙あらば往年のヒット曲の一節や替え歌が飛び出す。一例を挙げるだけでも、
- にっちもさっちもいかなくなると「ブルドッグ」
- 典子の学校で間違ったうわさ話をするとどうにもとまらないの「噂を信じちゃいけないよ」と言った後に志村が持っているウッドブロックの音に合わせ股を突き出す。
- 「ボケてんじゃねぇよ!」「プレイバックPart2(ボケにしないでよ~ジャカジャン!)」後に右手を上にあげて下ろす時にフェイントをかけるようになった(後半のゲームコーナーのタイトルコールでも「ジャカジャン!」だけ使われていた)
- 「とぼけてんじゃないよ!」のツッコミの後「バンバンバン」
- 「その話は置いといて…」と田代が荷物を置く振りして話題を変えるが、志村がその荷物を持っていく振りをしてコタツの前に戻すと前の話題に戻る。
- 「甘えてんじゃないよ!」から「愛と死をみつめて(爺さん、甘えてばかりでごめんね)」
- 「嘘ばっかついてんじゃねぇよ!」から「うっそ!タカタタンタンタン、タカタタンタンタン(UFO)手と手を合わせて幸せ、南ー無ー(仏壇のCM)」(「手と手を…」の部分を「合わせない!」とフェイントをかけるパターンや、この部分のネタを視聴者から募集して披露、良い作品は来週以降使われる事がある)
- 「だ~れのせいでもありゃしない~ みんなおいらが悪いのさ~ あ~チンポコチンポコリ~ン」(「やっぱりお前が悪いんじゃないか!」と突っ込まれて)「ベイベー、おれの負け~だ」(尾藤イサオ「悲しき願い」)
- 「なんで○○なんだよ!」「なんでなんでなんでぇ~ どしてどしてどぉして そんなにトウキョがいいんだろぉ~ ぼーくは泣いちっち・・・」(守屋浩「僕は泣いちっち」)
- 「ヘンチョコリンなヘンテコリンな娘ー、嫌だよアハーン…」(谷啓「ヘンチョコリンなヘンテコリンな娘」)
- コントの最後は志村の「いっぱい笑ったな」と言い、あるいは孫の松本が婆さんと爺さんに関する縁起でもないボケをかまし、爺さんと婆さんが素直にそれを聞いたかと思ったら「馬鹿野郎!」と孫を罵倒、「勝手に殺すな」「まだまだ生きるぞ、もう終わろう」などと言い、3人はこたつの前に座りお笑い三人組の替え歌で「アハハ、ウフフ、エーヘヘのオーホホでダッフンダ!僕らの合言葉はダッフンダ!それでは皆さんまた来週(「またあとで」の場合もあり)、バイ!」と歌って締める
など多数あった。それ以前は植木等の「ハィそれまでヨ」の一節を唄ったり、孫の松本が婆さんと爺さんに関する縁起でもないボケをかまして爺さんと婆さんがこけるオチで締めるパターンもあった。
- 派生として、1993年に「婆様と爺様のセレナーデ」(吉幾三作詞作曲)なるCDが発売された。この曲を番組内で発表した回には吉幾三がゲスト出演した。初回出荷枚数は10万枚[1]を記録した。
- 爺さんが毎回読んでいる新聞は、1988年に題字をリニューアルした産経新聞(フジサンケイグループ)だった。
なお孫娘は松本降板以降、渡辺美奈代にバトンタッチした。
泥棒
志村と田代が泥棒に扮し、富豪宅や寺から金目のものを盗むコント。中には銀行の金庫破りコントもある。その1からその7・8まで存在。
ヤクザコンビ
田代と桑野のヤクザのコンビが暴れたり、ケンカしたりと様々な行動をするコント。
5時の夫婦
志村と石野が夫婦という設定。毎回、志村のゴルフや出張などで早朝5時に起きなければならない設定。布団に入る際、夫役の志村が「明日5時起きなんだよ!」と呟き、妻役の石野が「ご!ご!ご!5時!?」と聞き返すパターンで始まり、様々な掛け合いが展開された。
- 石野が「あたしのことを愛してないでしょ!!」と言うと、志村が「陽子、愛してるよ」と返し、石野が音楽に合わせて喜びの舞をする。
- 志村に悪口を言われた石野が「そんなこと言う(そこまで言う)!」と言うと、二人で「早見優、北天佑、醤油、ラー油、アイラブユー、(ハイタッチ風のポーズをして)んー、仲直り」「これが、たまらん!」の掛け合いで無事に収まるもの。"北天佑"の部分は彼の現役引退後に「北天佑、引退」となり、千代の富士引退後は「千代の富士も引退」が加わった。さらに大乃国や旭富士、北勝海も引退とともに名を連ねた。貴花田や若花田、舞の海、曙が台頭後には続けて「貴花田がんばれ」「若花田がんばれ」「舞の海もがんばれ」が追加された。
この夫婦は寝言を連発し、志村→「小池バカタレが!」石野→「なんということを!」とムクリと起き上がって言う。時には5時起きではないバージョンもあり、このとき一度だけ夫役を矢崎滋が演じたことがある。
中期は、コントが始まってから5分~10分は石野と志村の雑談になることも多く、最後にはスタッフの内輪ネタも飛び出していた(志村の会社の同僚とか学生時代の同級生・後輩として登場)。スタッフのへそくりや浮気などがこのコーナーで家族にばれてしまったこともあった。「五時夫婦」と「じいさんばあさん」は隔週で放送されていて、それぞれが同じ回で放送された事は少ない。
志村の会社の同僚(トガミ・カワグチ・コイケ)は番組スタッフの名前を借用している。
中には「ご・ご・五時!?」の夫婦のコントに志村けんの『変なおじさん』が乱入するパターンがあった。
ボケ老人
爺さん(志村)と息子の嫁(石野)のコント。爺「陽子さんや、メシはまだか?」→嫁「おじいちゃん、さっき食べたでしょ?」、爺「バアさんの姿が見えないけど、バアさんどこ行った?」→嫁「何言ってるの!お婆ちゃんは3年前に死んだでしょ?」の会話が繰り返される。その嫁がふと姿を消すと、そこに「ただいまー」と本当の娘(松本)が帰宅し、さっきまでいた「嫁」は、家族の外出時に爺さんの世話を頼んだ近所の人で、この間、爺さんは本当にご飯を食べさせてもらっておらずヒドイ扱いを受け続けていた、また婆ちゃんも存命で「元気に温泉旅行に行ったでしょ!」というようなオチがつく。 バリエーションも多く、番外編で爺さんが老いた子連れ狼として登場したこともある。大五郎に「バアさんの姿が見えねーんだけど」と尋ねると、「さっき食べちゃったじゃないか」と答えられる。
シンクロナイズドスイミングコント
志村と田代が女性シンクロ選手に扮し、市民プールや銭湯、果ては街中やファッションショーでシンクロ的なダンスをする。当時ソウルオリンピックで銅メダルを獲得し、注目度が高かった小谷実可子・田中京コンビをモデルにしたもの。
田代の正しい例と志村のギャグの例で終わるコント
志村・田代が正しい例とギャグの例をするコント。刑務所からの出所風景や、結婚式でのケーキ入刀場面など、田代は正しい例で1度で終わるが、志村はギャグ的演出が繰り広げられ、1度だけでなく3・4パターン展開される。
ひとみばあさん
志村演ずる"ひとみばあさん"。ゴルフのキャディや温泉宿のマッサージ師などで登場するひとみ婆さんのずれた言動や行動に、客の田代がさんざん振り回される。又いつも「ンフンフンフ」と荒い息をしている。田代に息を注意されたときに息を止めることがあり、苦しくなって大声を出して「息はしていいですか?」と聞いて、「息はいいよ、死んじゃうでしょ!」と突っ込まれる。他に1993年からひとみ婆さんを応援するソング(永井真理子の「瞳・元気」)が登場した[2][3]。
デシ男
逐一「箸の持つ方」と確認しないと左右もわからない男(志村)が、様々な職業に就き先輩(田代・石野)から指導を受けるが、やる事すべてが珍妙な失敗に終わり最後はクビになる展開のコント。緊張すると「デシッ」と言ってしまう癖がある。最初の頃では「デシッ」という台詞無しでこのキャラを演じることもあった。また、田代がデシ男のように失敗ばかりする役に扮したコントもあった(外見は「じいさんばあさんコーナー」の爺さんに似ている)。このデシ男コントは、後継番組の『志村けんはいかがでしょう』でも引き続き放送された。中でもビヤガーデンでビールを溢すコントは数回リメイクされている。
イエイエおじさん
気弱で度々ピンチに陥るが「イエイエ」と言っているうちにピンチを脱したり幸運が転がり込んでくるおじさんのコント。このコントではおもに田代が悪役[4]。
座高市
「座頭市」のパロディ。志村が座高がとても高く非常に足が短い座頭に扮し、悪者に襲われている娘を助けるが、その座高と足の短さゆえに、悪者を倒したのは良かったがどうも今ひとつ決まらず、ずっこけてしまう。
バイオレンス親父
母(石野)と娘(松本)のいさかいにキレまくる親父(志村)が、見境なく家の中を暴れまわって壁や障子を破りながら二人を殴りまくって血みどろにし、二人が耐えかねて家を飛び出した後に少しへこんでオチがつく。志村が全編クライマックスの如きハイテンションで一気に演じきるストレートな展開が特徴で、全般的に緩急やギミックの妙が駆使されている志村のコントの中では珍しい部類のものである。
好きになった人
1989年6月頃に登場。シリアス調のドラマと見せかけて、途中で突然BGMが変化し都はるみの「好きになった人」が流れてくると、だいじょうぶだぁファミリー全員が画面内に登場し、曲にあわせて盆踊りを踊るコント。踊りは「変なおじさん」のダンスにも似ているが、この踊りは志村がクラブのホステスらとカラオケに行った際、そこでホステスたちのその踊りを見た志村がコントに取り入れた。最後は画面全体にモザイクがかかりコントが終わる。中にはスタッフ(カメラマンとコントロール室のスタッフは除いて)も一緒に踊るパターンもある。また1時間コントの回のエンディングはこれで締められる[5]。また、回によっては曲が流れる前に「誠にお名残惜しくはございますが、最後はこの曲でお別れ下さい。」のアナウンスもあった。
博士と助手
博士(志村)が助手(田代)に新しい発明品ができたことを告げ実験を始めるが、マシーンに入れたものが予定とは別の物に変わるというオチ。最後は助手役の田代か松本らがマシーンに入れられて(志村自らも入る場合もある)大オチへと繋がる。人体実験(石野と合体する)で志村が自ら入った時は変なおじさんに変身した。この時石野が着ている服の後ろに張り付く形で登場。
ケンタッキー
元々は『新春かくし芸大会』(フジテレビ系)におけるハナ肇の「銅像」のオマージュ。ハナよろしく桑野信義がケンタッキーのマスコット人形、カーネルおじさんに扮し、店頭に立っているが、志村や田代がイタズラして壊そうとしたり、八つ当たりで殴る。オチに水をかけられ激怒し(回によっては墨汁や泥水もある)、「このヤロー!」、「痛ぇじゃねかー!」、「お前ら!今度は許せねぇからな!待てこのー!」と追いかける(動作をとる)。また、上記のデシ男(店員役)がカーネル人形の掃除をするという設定でイタズラをする回もあった。
お地蔵さん
桑野信義が地蔵に扮し、上記のケンタッキーと同様、志村や田代等が水や墨汁などをかけてイタズラをするコント。志村は松本に水かけ地蔵、石野に墨かけ地蔵等と教えられ、最後に田代に糞かけ地蔵と教えられたときに桑野が激怒する。このコントは『志村けんはいかがでしょう』でも引き続き放送された。
ウンジャラゲ
元々は志村の事務所の先輩・ハナ肇とクレージーキャッツの曲のひとつ。だいじょうぶだぁファミリーがこの曲に合わせて踊る(3番の歌詞が原版とは多少違う)。毎回、会社員・医者・こども・力士・シンクロ・原始人・お祭り野郎などの様々なコスプレをして踊り、フレーズごとに違う衣装のカットが挿入されたバージョンもあった。また、ポニーキャニオンよりこの曲のシングルCDも発売され(アナログ盤、カセットも)、『夜のヒットスタジオDELUXE』や『FNS歌謡祭』にファミリーで出演し、原曲のメインボーカルである植木等の前で披露した事もあった。CD発売後には番組で視聴者からウンジャラゲダンスを家庭用ビデオで録ったVTRを募集し、知人や職場の仲間と曲に乗せて踊るVTRをスタジオで紹介していた。中には生演奏(主に吹奏学部)もあった。
当時の少年誌等によれば、この踊りの振付け考案は田代であるとされたが、ハナ肇とクレージーキャッツの原形と踊りとほぼ同じである。
ウンジャラゲに見せかけて途中から「好きになった人」のコントになるパターンも存在した。
パイのパイのパイ体操
『ママとあそぼう!ピンポンパン』のパロディ。こども番組の体操コーナー風のセットと衣装でお兄さん(志村)とお姉さん(石野)が登場し、こども役は残りのレギュラー出演者が扮する。だいじょうぶだぁファミリーが男女ペアとなり、
- 男:「パイのパイのパ~イ」(と言いながら相手の胸部を触るようなジェスチャーをする)
- 女:「チンチロリ~ン」(と言いながら相手の股間を触るようなジェスチャーをする)
という体操をする。この体操は元々「じいさんばあさん」のコントで使われたギャグから派生したものである。回によってバカ殿様御一行、不良学生、老人などに扮したバージョンがある。ちなみに「パイのパイのパイ」というフレーズは同名のコミックソングからの引用であるが、同曲のカバーではない。なお、コーナー開始のBGMにはネタ元のピンポンパンの挿入歌「げんこつくん」(小林亜星作曲)の一部分が使われていた[6]。
芸者
柄本明をゲストに迎えたコント。売れないベテラン芸者の志村と柄本が愚痴(内容は時事ネタと決まっている)をこぼし合うが、そのうち貸した煙草銭を返せだの、立て替えた銭湯の湯上りの牛乳代返せだのと、せこい金銭(金額はたいてい100円と決まっている)の争いになる。時折、志村以上の狂気を見せる柄本との掛け合いは絶妙で、柄本は度々ゲスト出演している。
ヤクルトマン
松本典子が危険な目に会うと「ヤクルトマンだ!」とバットとヤクルトカラーのタイツでやってくるヒーロー。松本がプロ野球選手の笘篠賢治(当時ヤクルトの人気選手)との婚約を発表した事に起因し作られたコント。ヤクルトマンが去る時には桑野がトランペットで「東京音頭」(ヤクルト定番の応援曲)を奏でる。
DJコント
番組最初期のコント。志村と田代がDJに扮してミックスを演奏するコント。田代はまともに演奏するのだが、志村は演歌や民謡等のレコードを使って明らかにその場に不釣合いなミックス(レコードの早回し・遅回し)を演奏してしまう。なおその際に2人が歌の歌詞に合わせて振付をし、最後に片言で「だっふんだ」「サンキュー」等と言いコントを終えるのがオチ。パンプキンが振りまねで、しのざき美知が歌まねで登場するパターンもあった[7]。
SOUL DAFFUNDERS
バンドメンバーに扮した虎やライオン等のマペットキャラが、ロックのリズムに合わせ番組内のギャグ(主にだっふんだやじいさんばあさんコント内のギャグ)メドレーを演奏する。このコントでは志村や田代は声だけの出演である。また、このコントが放送された回の番組ED曲には、このコーナーのギャグメドレーの曲が使用された。
任侠コント
相手の組に殴り込みに行くヤクザ(志村)と、それを何とか止めようとする舎弟(田代)のコント。志村の行く先がラブホテルや公衆便所だったり、落とし穴に落ちてしまうオチ。ネタ元は高倉健の仁侠映画と思われる。
恋人の会話
志村とその回の女性ゲストが酒場で別れ話などをするトレンディードラマ風コント。恋人同士と見せて、実は志村が人違いに気づかず別れ話を続けるというパターン。
団地のコント
ある団地が舞台となっており、志村と石野が様々なシチュエーションに応じ連続したコントを演じていく。最初は志村と石野の新婚生活コントで始まり、途中に志村のボケ老人コントやお花坊の父娘コントを挟みつつ、最後に「ご・ご・五時!?」の夫婦で終わる。
ラッシャー木村
桑野がプロレスラーのラッシャー木村に扮し、喧嘩のシーンになると突如現れ(ちなみに登場時に流れるBGMは黛敏郎作曲「スポーツ行進曲」、通称「日本テレビスポーツのテーマ」である)、仲裁役として宥めるような言葉を残し最後には「兄貴が待ってるから」と言い残し去ろうとするが大抵障害物に衝突してしまう。ちなみに“兄貴”とはジャイアント馬場のことらしい。
貧乏母子
萩尾みどりと田代が演じる貧乏な親子が毎回様々な出来事に遭遇し、一度はハッピーエンドかと思われるのだが、最後に大どんでん返しが待っている。
泊まっていい?
志村・石野のカップルが満員で賑わっているバーやビアガーデン、ディスコ等で一杯飲みながら会話するのだが、志村の「今日泊まってもいい?」の一言を発するたびに無言で反応する周囲の客(田代・松本・桑野など)や店員からの冷たい視線に恥ずかしさのあまり困惑する[8]。
おハナ坊
小学生の女の子・おハナ坊(石野)の行動に、父ちゃん(志村)が振り回されるコント。お花坊の家は母親が買い物に出て行ったきり帰ってこないという設定。基本的には屋内(家の中)を模したセットでコントが演じられるが、屋外を模したセットで行われる事もあった。 このコントは人権団体から抗議を受けたため途中から一切放映されなくなったが、次番組『志村けんはいかがでしょう』で復活している[9]。
いいよなおじさん
「いいよなおじさん」(志村)が「○○はいいよな~」と注目したものについて周りの人間に講釈をしたり、「いいよな~」と言いつつ人のものを横取りしてしまうコント。たいていは周囲で話を聞いている人間には気持ち悪がられてしまいに逃げられてしまう[10]。
派生キャラとして研ナオコによる「いいよな~おばさん」が存在する。「いいよなおじさん」が女性(主に松本や石野)に言い寄るのに対し「いいよなおばさん」は男性(田代や桑野)に言い寄る。また、結局は言い寄った人たちに嫌われて取り残された「いいよなおじさん」と「いいよなおばさん」が一緒になり、「○○はいいよな~」と同時にぼやいたこともある。
まさしと典子
このコントは大別して2種類あり、松本が田代の行動をHな方向に勘違いしてしまうパターンと、志村と石野扮する夫婦が、娘の部屋から洩れ聞こえてくる娘(松本)と男子同級生(田代)の会話をHな方向に勘違いしてしまうパターン。夫婦がその会話を勘違いし、慌てて娘の部屋に入ってみると、そこでは部屋の蛍光灯を交換している最中だった、というようなオチである。番組絶頂期を支えた人気コントの1つ。中には矢崎滋が入り込むパターンがあった。
冗談じゃねーよ!
これはコントでオチやネタがなかったり、コントで可笑しくてもう駄目な時、だいじょうぶだぁファミリーやゲストやエキストラやスタッフが全員「冗談じゃねーよ!」と散見で言うツッコミ。同意に「ジョーダンじゃない!?」が放送されてた。
福笑い
オープニングとCM前に、志村・田代やだいじょうぶだぁファミリーが顔半分を鏡面に映して珍妙な顔を作り、福笑いのような顔になって「だいじょうぶだぁ~」と言う(いわゆるアイキャッチ)。同日出演のゲストも同様の収録をして「だいじょうぶだぁ~」と言うことがあった。
キャベツばかりをかじってた
とあるアパートの一室で、一緒に暮らすカップル(志村と石野)がかぐや姫の楽曲である『赤ちょうちん』のBGMに合わせて演技をする。途中歌詞の一部が『雨がつづくと仕事もせずに キャベツばかりをかじってた』となり、これが延々と繰り返されて二人は何度も生のキャベツを食べさせられる(回によっては大量のキャベツを食べさせられた事もあった)。 これは後に『志村けんはいかがでしょう』でも放送された。
シリアス無言劇
コントではないシリアスなサイレントドラマ。これはスタッフと飲んでいた際に志村が「人を笑わせられるなら、人を泣かすぐらい簡単な話」と豪語したことが発端となった企画で、志村にとってはスタッフ・視聴者との「勝負」であった。志村は「コントの中に予告なく悲しいドラマを入れることで視聴者を驚かせたかった」と後に語っている。1本あたりの時間が他のコントに比べ長く、30分弱の作品もあったが、基本的にドラマ途中にCMは挿入されなかった。BGMには主に宗次郎の『悲しみの果て』が用いられた。番組後半のパートもしくはスペシャルで放送。番組内で異色の存在だったが、番組終了までに十数本放映された。以下に主な作品を挙げる(カッコ内は放映時間)。
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
- 老人(志村)が亡き妻(石野)の遺体の前で自分の一生を振り返る。途中ホームコメディ風の笑いはあるものの、総じてシリアスな作り。最後は妻の遺体を背負い海に入り、妻の後を追うかのような場面で終わる(10分)。墓前でタバコを燻らせながら振り返るシーンもある。
- 志村が片思いした女性(石野)が失明し、自分の目を犠牲にして助ける。健康になったその女性は、志村に助けられたと知らずに別の男性(田代)と結婚してしまう(9分)。
- 老人(志村)が家に遊びに来た娘夫婦(石野・田代)と孫を眺めながら、非行に走っていた娘の少女時代や、結婚式の時の様子を回想する。そしてそのまま居間で倒れ、死を迎える(8分)。
- 志村と石野の若夫婦は、貧乏暮らしにも負けず頑張って日々の生活を送っていた。その甲斐あってやがて生活にも余裕ができ、妻は子供を身篭ったが、それを知らない夫がクラブのホステス(河野景子)と浮気をしていることが発覚。家を飛び出す妻。残された夫は、部屋に残されたお産と育児の本を発見し自分に子供が出来たことを知り、急いで妻を追いかけるも、妻は雪の中で目を覚ますことはなかった(28分)。
- 元妻(石野)とその息子が、元夫(志村)の墓参りへ行き、元妻が昔に想いを巡らす。2人の出会いから子供をもうけ、しかし石野は家を出て他の男(田代)の元へ。残された志村が一人息子を育てようと孤軍奮闘するも、アルコール依存症と過労の果てに吐血死。元妻とは存命中に再会を果たせないままであった(20分)。
- 同じく志村と石野の若夫婦が、子供を身篭り、幸せの絶頂にいたが、出産時に石野が死去。悲しみに暮れながらも、生まれたばかりの娘を必死に育てる志村。十数年後、高校生になり、石野と瓜二つになった娘が、志村の為に朝食を作っている。志村はそんな娘の姿を、亡き妻を思いながら見つめる。唯一のハッピーエンド作品(12分)。なお、これがシリアス無言劇の一作目である。
ただし、シリアス無言劇と見せかけて、途中から「変なおじさん」や「好きになった人」になる引っかけ的なコントになることもある(総集編でも放映された)。
- 田舎から都会に出た娘(石野)が父(志村)の訃報を受け実家に駆けつける。実家に向かう電車の中でそれまでの思い出を回想する。家に戻り、遺体の顔にかかっている布を取ると、そこには変なおじさんがいた(8分)。
以上で物語・作品・登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。
なお、1992年10月に放送された太地喜和子追悼特集のエンディングも「シリアス無言劇」風に製作された。
主なコーナー
- クイズなんだろな
- クイズコーナー。オープニングは、志村の「なんだろうな」の掛け声に観客が「なんでもねぇよ」と返してから、進行役の3人(志村けん・田代まさし・松本典子。松本卒業後は、渡辺美奈代が務めた)が登場し、最後は音楽に合わせて一礼。
- 解答者は基本的に、石野陽子・渡辺美奈代(松本卒業前)・桑野信義にゲストを加えた4人。ただし、回によってはゲストや出題側に回った桑野(後述)の代わりに、松本や田代が解答側になる事もあった。田代まさしが解答者のときは田代のみわざと紹介し忘れたりなどしていた。
- クイズの内容は、ドッキリを仕掛けてそのリアクションを当てるクイズ、ある曲のイメージ映像を見て曲名を当てるクイズ、方言の意味を当てるクイズ(この際、〝まさし〟という響きに似た方言が出てきたことがあり、それが虻の意味と知って田代がショックを受け憤慨、以後しばらく〝アブ=田代〟という構図で弄られていた)、合唱団5人が別々の歌を歌い、何を歌っていたのかを当てるクイズがあった。なお、歌当てクイズのときは、桑野信義が合唱団5人のうちの一人として出ていた。
- 出題された後、ゲストは司会者に質問してヒントを探っていく。一通り質問が終わったら、志村が「残り10秒です!」と質問を締め切って、ゲストに解答を書かせる。このラスト10秒の間、シンキングタイムのBGM(TVプレイバックのババ抜きショックでも使われていたジングルを10秒したもの)に合わせて、進行役(歌当てクイズでは、出題側の桑野や合唱団も一緒に)が両腕を前後に動かし、最後のチャイムの音に合わせて股間を突き出す変なダンスをしていた。
- クイズの正解者には、週替わりの賞品(主にココ山岡のダイヤモンド)が贈られた。中盤からは赤・青のボックスを用意、ダイヤモンドと毬栗というように賞品にランク付けがされている。正解者はボックスを指名して中の賞品を獲得。指名されなかった賞品は会場の客に抽選でプレゼントされた。正解者多数の場合はジャンケン。正解者なしの場合は司会者が箱を選んで会場プレゼントを決定した。
- 人間ルーレット
- 観客から抽選で選ばれた人が挑戦者になり、巨大人間ルーレットを回す。タイトルコールは志村・田代・松本が「人間ルーレット!ジャカジャン!!」と言い、抽選では志村がボックスが無い所に手を突っ込むマネをして田代に突っ込まれ、番号を読み上げる際は「(当選番号は)三桁です(実際はそんなにいない)」「2万飛んで…」とボケをかまして、田代が突っ込むという流れがあった。内側でルーレットマン、外側で賞品の書かれたリングが回転するような形になっており、田代が「人間、ルーレット!」の掛け声で外側のリングを回した後、挑戦者がスイッチ操作でルーレットマン(演じたのは志村の弟子のえちご純平)を回転させる。
- 暫くしてからスイッチ操作でルーレットマンをストップさせる(大抵逆さにされる)と、外側のリングの回転が遅くなり、完全に止まった時点でルーレットマンの頭が示した賞品を獲得する。初期は、挑戦者が実際の舞台でレギュラーキャストが実演する間違いクイズを行ってその正解数(最高4問)によってルーレットの回数が来まる、しかし4つのうち1つは非常にわかりにくかったりマニアックなものであり、みつけられない場合が多い代わりに3箇所は判定を甘くしており、うろ覚えな回答でも正解にするケースがあり大抵3回できることが多い。その後クイズが撤廃、更に豪華商品の獲得が乱発した事もあって、無条件に3回→1回に縮小に至る。また賞品は、けんちゃん賞(金色のプレートに志村の似顔絵で2箇所、賞品は国際ロータリー旅行主催の海外旅行、ハワイ、シンガポールなど)、マーシー賞(銀色のプレートに田代の似顔絵で2箇所、賞品は国内旅行、北海道、沖縄など。1989年1月9日から登場の予定だったが、昭和天皇の崩御による特別編成になったため中止となり、1週間後の1月16日放送となった)、ココ山岡のダイヤモンド、カメラ、高級ブランドグッズ、ウォークマン、ビデオカメラ、ステレオコンポ、腕時計、トイレットペーパー1年分など。
- また、末期に入ってからは外側のリングの賞品エリアにそれぞれ赤・青・緑のラインが引いてあり、観客にそれぞれの色を割り振り、止まった賞品のラインによって観客にも番組グッズが贈られた。回転中は「だいじょうぶだぁ」のボイスがラップ調で流れ、回転が遅くなるとラップも遅回しになった。
- 最後に視聴者から届いたハガキから抽選で1枚を引き、出た目と同じ賞品を視聴者プレゼントしていた。その際志村が「フジテレビの志村さん」と宛名の方を読み、田代に突っ込まれる事もあった。けんちゃん賞、マーシー賞の場合、旅行はペア御招待となる。
- ルーレットマンの頭が賞品と賞品の境に止まったりした事も数回あったが判定は甘かった。稀にけんちゃん賞(海外旅行)、マーシー賞(国内旅行)が出そうな時点でルーレットマンの頭がその賞品と賞品の境に止まった事もあり、志村の裁量でけんちゃん賞かマーシー賞のマスの所へルーレットマンの頭を持って行って旅行を獲得させたことがあった。
- このコーナーは1991年秋の『FNS番組対抗!なるほど!ザ・秋の祭典スペシャル』でも行われ、予選各ブロック最終問題終了時に4番席に座ったチームが挑戦した。進行は志村・田代の2人で通常のルーレットマンではなくルーレットマン役として各番組の出演者が役を務めた。賞品は、新高輪プリンスホテルの宿泊券、松茸、柿の種、フジテレビのマーク「大目玉」をあしらったお菓子だった。また、アーケードゲームやおもちゃにも登場した。ちなみに「なるほど!ザ・春秋の祭典」で一番優勝回数の多かったチームがこの番組である。
なお、レギュラー放送末期の1992年頃からはこれらの公開収録コーナーを廃止、代わりに志村がゲスト出演者とのトークを行うコーナーを設けていた。
視聴率で見る番組の歴史
放送開始当初~全盛期
当番組は、1983年4月~1987年10月にかけて放送された単発ドラマ枠『月曜ドラマランド』の後を受け、1987年11月16日にスタート。長期に渡ってドラマ(スポーツなども有り)が放送されたこの枠(月曜20時枠)でバラエティが放送されるのは、1974年10月~12月放送の坂本九司会のクイズ番組『ジャンボクイズ100対100』以来、13年弱振りの事。志村曰く開始当初は思うように視聴率が取れず、初回も一桁台からのスタートであった。しかしショートコントを連続してテンポ良く流すスタイルがうけ、視聴率は徐々に上昇。開始から半年経たないうちに毎週20%を超える人気番組へと成長した。当番組の人気により裏番組の日本テレビ系『トップテンシリーズ』は衰退し、終了に至った。1988年4月からフジテレビにて当番組のあと21時から放映だった、田原俊彦主演のドラマ『教師びんびん物語』が大ヒット作となり、主演の田原が「志村さんの番組(=だいじょうぶだぁ)のおかげで、視聴者がそのまま僕のドラマを続けて見てくれている」と志村の楽屋まで挨拶に訪れ、志村が快く迎え入れたという、番組の好調を裏付ける出来事もあった(田原は当番組へのゲスト出演もある)。志村自身もTBS系『加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ』と当番組の2大高視聴率番組を抱え、ソロとしての全盛期を迎えることとなった。
過渡期
月曜20時の裏番組には、常に高視聴率のTBS『水戸黄門』をかかえている『ナショナル劇場』が存在したが、視聴率は肩を並べ続けた。同じフジテレビで放映の『とんねるずのみなさんのおかげです』『邦ちゃんのやまだかつてないテレビ』等のお笑いバラエティ番組と共に1988年~1991年の視聴率上位番組の常連となっていたが、1992年から視聴率が苦戦する週が存在し始める。この1992年は、3月にTBS『加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ』が終了となるなど、志村にとっても過渡期を迎えていた。そして番組は若干のリニューアルを余儀なくされた。
晩期・レギュラー放送としての終焉
視聴率で苦戦の原因となったのは、日本テレビの裏番組『世界まる見え!テレビ特捜部』の人気が上昇した事が挙げられる。『世界まる見え!』は当初つなぎ番組として作られた番組だったが、ビートたけしも加わりレギュラー化され視聴率が上昇しており、当番組は逆転される事が多くなった。1992年末をもって、開始時からのレギュラーだった石野陽子と松本典子が番組から卒業した影響も大きく、二人が演じた人気キャラクターのコントも終了。以後、新作のコントの代わりに過去の総集編を乱発する傾向が強まるなど、人気回復策に苦慮。1993年9月27日にレギュラー放送は終了となった。なお、当番組終了後はリニューアル版といえる『志村けんはいかがでしょう』が新番組として開始された。
レギュラー放送の最終回ではこれまでのコント総集編を放送、出演者一同で「スペシャルでお会いしましょう」と言い残した。当番組も含めた、以降のフジテレビでの志村単独の冠番組に共通し、出演者の「卒業セレモニー」はあっても「番組自体の終焉」を告げる挨拶は行われていない。6年間の平均視聴率は、15.9%[11]。
レギュラー放送終了後のスペシャル
レギュラー放送終了後も、数ヶ月に一回の割合でスペシャル版が放送された。内容は「爆笑決定版」や「大同窓会」という名目で放送され、全てが旧作の総集編としての回や、オール新作コントの回など内容はその都度まちまちであった。1995年4月には当時放送していた『志村けんはいかがでしょう』、『志村けんのバカ殿様』との合同総集編としてスペシャル放送した事もある。同年9月27日に「10周年スペシャル」を放送し、1996年には「こんなにみせていいの?スペシャル」と題した総集編が放送された。
一方、志村けんの冠番組は『志村けんはいかがでしょう』、『志村けんのオレがナニしたのヨ?』、『けんちゃんのオーマイゴッド』と番組名と放送日時を変更しつつゴールデンタイム枠で継続したが、それでも視聴率が振るわず、1996年9月に完全に終了となった。つまりレギュラー放送終了後のスペシャルはこれらの番組及び『志村けんのバカ殿様』とほぼ同時進行で放送された事になる。
『志村けんのだいじょうぶだぁ』のその後
志村の冠番組がゴールデン枠から完全消滅したあと、しばらくしてレギュラーだった田代まさしが度重なる不祥事を起こして芸能界を引退。志村と完全に訣別したこともあり、ゴールデンで放送を継続していた『志村けんのバカ殿様』も含め、志村の冠番組に田代が出演できない事態に直面した。その為しばらくスペシャルの放送は途絶えていたが、深夜枠で継続していた志村の冠番組において2005年から『志村けんのだいじょうぶだぁII』という番組が放送を開始し、事実上番組タイトル名は復活という形となった。しかしこの番組の放送開始時点でレギュラーメンバーが大きく変更されていた事もあり、関連性はほとんど薄い番組であったが、かつてのだいじょうぶだぁのコントはいくつか再放送されるなど、当時を意識した内容にはなっていた。そしてこの番組の放送をきっかけに、実に約11年ぶりとなる2007年以降から完全新作で再び単発のスペシャルを放送している(後述)。2009年末にはDVDも発売された。
その他のエピソード
- 番組内で流れる笑い声はドリフ大爆笑の中年女性の笑い声に対して若い女性のものを使用し、あらかじめ収録しておいた笑い声を繰り返し使っているが、時折収録に立ち会ったスタッフ達のリアルな笑い声が入ることもあり、初期の回ではこれが多かった。又、変なおじさんの場面においては笑い声ではなく悲鳴が聞こえるなどの反応もあった。
- コント内で流れるBGMは、同局放送のアニメ『キテレツ大百科』及び『らんま1/2』のものや、日本テレビ放送の『機動警察パトレイバー』のものもよく使われていた。
- 番組後半に『クイズなんだろな』『人間ルーレット』などコントとは無関係なものを入れているのは、志村自身による視聴者への配慮。放送時間丸々コント一辺倒では、視聴者はすぐに飽きて見向きもされなくなるため(志村曰く「悪いマンネリ」)、言わばコント以外のお遊び要素を取り入れたのが、番組後半の諸コーナーである。ちなみに『加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ』や後続の志村の冠番組にも共通する。もっとも、ごくたまに、「今夜は全てコントです」と称して、番組後半の諸コーナーがないことがあった。
- 大まかな流れは台本で決まっているものの、間違い等があってもそのままアドリブとして使われる事がほとんどである。
- だいじょうぶだぁファミリーは過去4度コントの舞台公演を行っている(1989年本多劇場、1990年前進座、1991年、1992年)。
- 現在、志村の冠番組のレギュラーである優香の実の姉が「人間ルーレット」に出演し、会場の抽選で当選した事があった。このことは『志村けんのだいじょうぶだぁII』の過去の傑作コントを流すコーナーの直前のトークで、優香が初めて告白したことにより判明し、この回が放送された。
- 吉本興業のお笑いコンビコンマニセンチがこの番組のコントのオチの効果音をネタのブリッジに使用している。
- この番組が始まる前の1987年8月、日本テレビにて『志村けんスペシャル』(『志村けんの失礼しまぁーす!』の拡大スペシャル)という番組が放送され、コントコーナーでは当番組の一部の出演者がコントを演じ、パイロット番組的な内容であった。一部のコントは当番組の総集編でも放送されていた。
主題歌
- 歴代オープニングテーマ
- たかしまあきひこ作曲によるオープニングテーマ(タイトル不明)(1987.11.16~1990.3.26)
- 上記オープニングテーマのアレンジ版(タイトル不明)(1990.4.9~1991.9.23)
- 宇宙を舞台にしたCG。
- 上記オープニングテーマの再アレンジ版(タイトル不明)(1991.10.14~1992.3.xx)
- 宇宙を舞台にしたCG。
- Security オーティス・レディング(1992.4.xx~1993.3.xx)
- 画面4分割による番組の見所紹介。オープニングでは志村がサングラスを外す直前までのシーンが使われており、エンディングではサングラスを外し、志村が寄り目をしているシーンが使われている。
- Born To Be Wild ステッペンウルフ(1993.4.xx~スペシャル以降)
- コント映像のCG演出による番組の見所紹介。
- 歴代エンディングテーマ
- 今夜はパラダイス 松本典子(1988.1.25~1988.5.9)
- ちょっとFallin' Love 渡辺美奈代(1988.5.16~6.13)
- SOUL DAFFUNDERS(1988.6.20~9.26)
- 雨と水曜日 松本典子(1988.10.17~10.24)
- いいじゃない 渡辺美奈代(1988.10.31~12.19)
- 愛がなくちゃ、ネッ! 渡辺美奈代(1989.1.9~2.20)
- 輝きの描写(スケッチ) 河田純子(1989.2.27~4.24)
- プライベートはデンジャラス 我妻佳代(1989.4.10)
- 君の夢のために 河田純子(1989.5.1~5.15)
- WinterスプリングSummerフォール 渡辺美奈代(1989.5.22~6.12)
- KISSまで待てない -My World- 石野陽子(1989.6.19~8.27)
- 天使が棲む島 松本典子(1989.9.3~xx.xx)
- 初恋十二単 松本典子(1989.xx.xx~)
- 感じるんです パンプキン(1990.5.xx~)
- 恋はタヒチでアレアレア! 森口博子(1990.8.xx~)
スタッフ
- 作・構成:松岡孝、柊達雄、鈴木桂、朝長浩之、島崎伸一、岩船俊夫、海老原靖芳
- 音楽:たかしまあきひこ
- アニメイラスト:マンガ太郎
- アニメ:エイケン
- 技術:岩沢忠夫
- カメラマン:藤江雅和
- 音声:松本政利
- 映像調整:高瀬義美
- 照明:宮川斌、長川博
- 音響効果:戸辺豊
- VTR編集:大林敏明、轟貞治
- MA:大塚大
- 美術:一色隆弘
- 美術デザイン:根本研二
- 美術進行:山根安雄
- 大道具:林光明、樋口謙一
- 装飾:望月富夫、小林茂夫、加川功
- 持道具:山本健史、栗原美智代
- 衣裳:土田清、佐藤孝二
- スタイリスト:うすいゆうこ
- メイク:田川達郎、小島百合子
- かつら:牧野勇、石川享一
- 視覚効果:中山信男
- 特殊小道具:光子館
- アクリル装飾:村瀬敏彦、右内庸元、三浦繁
- 生花装飾:佐伯孝夫
- 植木装飾:須田信治
- 電飾:桐ヶ谷幸雄、宇塚敏明
- タイトル:古川広己
- TK:丸山和子、刑部利恵子
- 制作担当:島崎章、川田洋二、山形和久
- 演出補:相沢雅浩、西村英二郎、小池正英、羽根田孝一、小倉肇
- 演出:戸上浩(エクシーズ)、川口誠(フジテレビ)、米谷裕輔
- プロデューサー:井澤健、本居幸治
- 技術協力:ニユーテレス、IMAGICA
- 制作協力:ゼブラカンパニー、ワールドミュージック、エクシーズ
- 企画制作(制作著作):イザワオフィス
ネット局
- フジテレビ系列で放送されていた局
- 北海道文化放送
- 岩手めんこいテレビ - 1991年4月から
- 仙台放送
- 秋田テレビ
- 福島テレビ
- フジテレビ(番組配信局)
- 新潟総合テレビ
- 長野放送
- テレビ静岡
- 東海テレビ
- 富山テレビ
- 石川テレビ
- 福井テレビ
- 関西テレビ
- 山陰中央テレビ
- 岡山放送
- テレビ新広島
- テレビ愛媛
- テレビ西日本
- サガテレビ
- テレビ長崎 - 1990年9月までは日本テレビ系列とのクロスネット局だった。
- テレビくまもと - 1989年9月まではテレビ朝日系列とのクロスネット局だった。
- テレビ大分 - 当時は日本テレビ系列・テレビ朝日系列とのトリプルネット局だった。
- テレビ宮崎 - 日本テレビ系列・テレビ朝日系列とのトリプルネット局。
- 鹿児島テレビ - 当時は日本テレビ系列とのクロスネット局だった。
- 沖縄テレビ
- フジテレビ系列以外で放送されていた局
- 青森テレビ (TBS系列)
- テレビ岩手 (日本テレビ系列)- 岩手めんこいテレビ開局まで。ただし、1990年4月以後からは不定期放送
- 山形テレビ (テレビ朝日系列)- 1993年3月まではフジテレビ系列だったが、ネットチェンジのため途中打ち切り
- 山梨放送 (日本テレビ系列)
- テレビ山口 (TBS系列)
- 四国放送 (日本テレビ系列)
- テレビ高知 (TBS系列)- 1990年10月まで
- 高知放送 (日本テレビ系列) - 1991年1月から
- 備考
- レギュラー放送期間中には番組改編期を中心に、19:00~20:54に2時間のスペシャル版も放送されていたが、その中で関西テレビでは19:00~19:30に自社制作番組(当時は「さんまのまんま」)の放送を優先していた為、1時間30分の短縮版として放送され、コーナーによっては見られない部分が発生する事態となってしまった(遅れネット局でもこのバージョンを放送した局もある)。
- テレビ高知では事実上の「必殺シリーズ」(ABCテレビ制作)の後番組として、土佐鶴筆頭提供枠(『そこが知りたい』差し替え枠)で放送された。同局での打ち切り後は月9ドラマ(同時ネット地区では直後枠に当たる)が後番組となった。
再放送
CS
CS放送では1998年にフジテレビ721で、2006年10月から2010年9月中旬(後述)まで「ファミリー劇場」(以下、ファミ劇)で再放送された。
ファミ劇では本放送当時のオリジナルを基本的に尊重し、田代まさしの出演分(放送開始の時点で田代は服役中であった)や放送当時に流れていた募集告知(一部の回ではボカシ処理されている場合がある)も含んで作品を放送している。この為、2009年途中までは本編開始前に「この番組は制作された当時のまま放送しております。テロップなどの表記は制作当時のものです」という一枚画テロップを付加して放送していた(後述)。[12]
2009年途中より個人情報保護の観点から、前述の通りオリジナルを尊重しつつ、以下のように本編の一部を加工して放送。一枚画テロップも変更された。
- 「人間ルーレット」でのはがき抽選当選者を松本がはがきを持ってカメラに向かって写していた場面でのモザイク処理。この手法は、『夜のヒットスタジオ』のCSにおける再放送でも行なわれている。
- スタッフロールの後にあった「視聴者プレゼント当選者発表」部分のカット。
また、2009年8月に発生した酒井法子の覚醒剤使用容疑により、同年10月以降一部放送回が欠番扱いとなったが、2010年9月からは放送可能となっていた。
2010年9月の時点で日曜夜の初回レギュラー放送分は完結間近であり、同月には拡大版を日曜午後の枠に集めた集中放送や、放送1回目からの再放送がスタートしていた。しかし、同月16日に田代がコカイン使用容疑により再び逮捕された事で、翌々日以降田代が出演する全番組の放送が自粛され、同じイザワオフィスが権利を持ち、ファミ劇でも放送実績がある『ドリフ大爆笑』や『志村けんの失礼しまぁーす!』に順次差し替えられている。
- 放送時間
- 毎週日曜日 22:00~24:00(サンデー志村けん劇場内にて2本連続放送)
日曜日の20:30~は『ドリフ大爆笑』が放送されているため、20:30~24:00まで3時間半に渡り志村の番組を楽しめる[13]。
かつては定時(2009年4月の時点で毎週月曜日 27:00~29:00)で再放送を行っていたが、2009年秋の編成見直しに伴い廃止された。ただし、再放送そのものは不定期で行われてはいた。
地上波
2000年の大晦日に放送されたフジテレビのこれまでのコントを扱った特別番組にて当番組も1コーナーとして放送され、こちらでは田代の登場シーンはカットされていた。
『志村けんのだいじょうぶだぁII』では一部の傑作コントが放送されており、こちらでも上記同様田代の出演分はカットされていた。その後、様々な諸事情によって流せるコントが減少し、自然消滅する形となった。
このことから田代の出演シーンは地上波でNGというフジテレビの判断基準を知らしめる事となった。
DVD
2009年12月16日に初のDVD化となる「志村けんのだいじょうぶだぁ BOXI だっふんだ編」、2010年1月6日に「BOXII ウンジャラゲ編」が発売された(ともに発売元はポニーキャニオン)。発売前に田代が志村に謝罪を終えたこともあり、これらには田代の出演シーンもカットせず収録されている。ただしメインコーナーであった「クイズなんだろな」や「人間ルーレット」は未収録である。
脚注
- ^ 『産経新聞』1993年12月7日付東京夕刊
- ^ 志村自身が自著(「変なおじさん」(日経BP社、1998年)86ページ)やテレビ番組で、このコントのモデルは新宿の24時間営業の居酒屋「ひとみ」にいたお婆さん(1999年に死去している)であると語っている。また、数あるコントキャラクターの中で、このひとみばあさんが志村の一番のお気に入りであるとも語っている(著書「変なおじさん 完全版」(新潮文庫、2002年)102ページ)。
- ^ ひとみばあさんは近年になって『志村けんのバカ殿様』にも登場している。
- ^ シチュエーションが限られるため放送回数は少ないが、志村は「捨てがたい雰囲気がある」と語ったことがある(「変なおじさん 完全版」(新潮文庫、2002年)113ページ)。
- ^ なお1989年10月9日に放送された2時間スペシャルの際、関西テレビでは後述の通り1時間23分に短縮して放送されたため、ゲストの歌に続かずそこで番組が終了となってしまった。
- ^ なお、『加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ』の「おもしろビデオコーナー」にも、このコーナーに影響されたと思われるような遊びをする幼い姉妹の映像が投稿されていた。この映像の紹介直後に、志村は相方の加藤茶から「お前が流行らせたんだろう」と突っ込みを受けていた。
- ^ 田代はこのキャラクターで『志村けんのバカ殿様』のエンディングに出たこともある。
- ^ 後に2008年放送のスペシャルでも志村・優香のカップルでリメイクしている。
- ^ 後に『志村けんのバカ殿様』で行われるバカ殿と優香姫(バカ姫)のコントは、このお花坊コントがほぼ踏襲されている。また、後述の2007年放送のスペシャルでは、貧乏という設定を追加してリメイクされている。
- ^ 2009年現在、ケーズデンキのコマーシャルにてバカ殿に扮した志村のオチのギャグとして使われている。
- ^ 1998年8月12日スポーツニッポン「志村けん ゴールデン復帰 テレビ東京「集まれ!ナンデモ笑学校」」
- ^ 市町村合併などで市町村名が変更になった市町村が出ても、特に訂正は行われなかった。
- ^ サンデー志村けん劇場枠前半は2009年10月~2010年9月まで、毎日放送(MBS)制作・TBS系列の志村の番組『となりのマエストロ』と放送時間が重なっていた。
フジテレビ系 月曜20時枠 | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
月曜ドラマランド
(19:30 - 20:54) |
志村けんのだいじょうぶだぁ
|
レギュラー放送後のスペシャル
この節の加筆が望まれています。 |
1994年のスペシャルでは、ゲストにレスリー・ニールセンが出演、志村と映画「裸の銃を持つ男」風に麻薬組織壊滅の日米合同捜査の刑事コントを共演した。
近年のスペシャル
この節の加筆が望まれています。 |
以下は、2007年から放送されている単発スペシャルについて述べる。
これまでの放送内容
- 第1回『志村けんのだいじょうぶだぁ 20周年記念スペシャル』 - 2007年8月14日
- 『カスペ!』枠にて放送された。実質的には『志村けんのだいじょうぶだぁII』ゴールデンスペシャル版という形であり、同番組のレギュラーメンバーによる新作のショートコントが中心であった。また、同番組内のメインコントである「志村運送物語」もゴールデンタイムで初めて放送された[1]。
- 第2回『志村けんのだいじょうぶだぁ 笑い一番!春一番!!SP』 - 2008年3月25日
- 2007年の放送が好評を博した為に再度『カスペ!』枠にて放送された。この回の前半は、同年翌4月から放送の水曜深夜番組『志村屋です。』に先駆けて、同番組内のメインコントである「だんごのしむら屋」の舞台「しむら屋」を経営する2人(志村と優香)の結婚式の長編コントが放送され、また多数のゲストも出演した。それに引き続き「だんごのしむら屋」本編の初回が放送された[2]。後半は新作ショートコントで、出演者は前回に引き続き『志村けんのだいじょうぶだぁII』のレギュラーメンバーが中心であった。
- 第3回『志村けんのだいじょうぶだぁ 秋の豪華爆笑SP』 - 2008年10月28日
- 『カスペ!』枠3度目の放送。この回は、新作及び水曜深夜枠で放送されたショートコントが中心であった。コント以外にも、ゲストの小泉孝太郎と上地雄輔が志村と優香に料理を振舞い、食後に志村らがゲスト2人の作った料理に値段を付けて評価する、というトークコーナーも放送されたが、これは以前同系列で放送されていた同じくイザワオフィス制作の深夜番組『孝太郎Wキッチン』そのものであった。
- 第4回『志村けんのだいじょうぶだぁスペシャル バラエティー50周年記念』 - 2009年6月2日
- 『カスペ!』枠4度目の放送。この回はオール新作コントでの構成となり、ハイビジョン制作、ステレオ放送へと切り替わった。
- 第5回『爆笑!!志村けんのだいじょうぶだぁスペシャル』 - 2010年2月16日
- 『カスペ!』枠5度目の放送。前回同様、オール新作コントでの構成となった。
- 第6回『志村けんのだいじょうぶだぁ~笑わせちゃうぞ!!スペシャル』 - 2010年6月9日
- この回はこれまでの『カスペ!』枠内の放送ではなく、別枠(水曜19:00 - 20:54)での放送となった。内容はこの2007年以降のシリーズで放送された傑作コントの一部を再放送した。他にも、レギュラー放送時代で放送された変なおじさんのコントの中から傑作登場シーンを集めた「変なおじさん特集」のコーナーも放送された[3]。
- 第7回『志村けんのだいじょうぶだぁ暑さ忘れて大爆笑 暑いの暑いのとんでいけー!SP』 - 2010年9月7日
- 『カスペ!』6度目の放送。この回は再びオール新作コントでの構成となった[4]。
初登場のコント
志村が扮する「変なおじさん」「ひとみ婆さん」「デシ男」「いいよな~おじさん」の他に「お花坊」「ベテラン芸者」などの人気コントがゲストを交えてのリメイクで復活し、さらに以下の新作コントも登場した。
志村社長とキャバ嬢優香
元々は、水曜深夜枠のレギュラー番組『変なおじさんTV』『志村流』『志村塾』『志村通』にて不定期に放送していたコントで、志村扮する社長と優香扮するキャバ嬢の2人が中心のコント。優香が社長の志村に甘い声でねだり、志村が大金を支払わされるオチに繋げているパターンで定着している。この中で、優香は志村のことを「けんちゅわん」と呼ぶ。
志村運送物語
第1回目の『20周年スペシャル』で放送されたコメディコント。[1]
だんごのしむら屋
第2回目の『笑い一番!春一番!!SP』で放送されたコメディコント。[2]
出演者
レギュラー
準レギュラー
過去のレギュラー
※◎印は志村ファミリー(現在)のメンバー、●印は元『志村けんのだいじょうぶだぁII』(「志村運送物語」)のレギュラー、○印は元『志村屋です。』のレギュラー。
『20周年スペシャル』のゲスト
『笑い一番!春一番!!SP』のゲスト
- 吉幾三
- 平井理央(フジテレビアナウンサー)
- 中山秀征
- さまぁ〜ず(紙芝居作家として「デュシ谷 丈二(大竹一樹)、丈一(三村マサカズ)」名義で登場)
- 加藤茶
- 南海キャンディーズ(山里亮太、山崎静代)
- コロッケ
『秋の豪華爆笑SP』のゲスト
- ベッキー
- 小泉孝太郎
- 上地雄輔
- 井上和香
『バラエティー50周年記念』のゲスト
- ほしのあき
- 柄本明
『爆笑!! - 』のゲスト
『暑さ忘れて大爆笑 暑いの暑いのとんでいけー!SP 』のゲスト
脚注
- ^ a b ただし実際は『志村けんのだいじょうぶだぁII』で放送された中からの傑作選(再放送)であった。また、「志村運送物語」のゴールデンタイム及び全国ネットでの放送はこれが最初で最後であった。詳細は志村けんのだいじょうぶだぁII#志村運送物語を参照。
- ^ a b 「だんごのしむら屋」のゴールデンタイム及び全国ネットでの放送はこれが最初で最後であった。詳細は志村屋です。#だんごのしむら屋を参照。
- ^ レギュラー放送時代の映像が地上波のゴールデンタイム及び全国ネットで放送されるのは約14年ぶりである。ただしこれは2006年9月の『志村けんのだいじょうぶだぁII』スペシャルで放送されたものと全く同一のものであった。
- ^ なお、同日の20時からは前述のCS「ファミリー劇場」においての当番組(旧作)の再放送があったため、放送日時が重なっていた。