まいばすけっと
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まいばすけっと (My Basket) は、イオングループのまいばすけっと株式会社が関東地方で、またイオン北海道株式会社が北海道にて展開している都市型小型食品スーパーマーケットである。
本項では、関東地方で当ブランドを運営しているまいばすけっと株式会社(英: My Basket CO., LTD.)についても記述する。
概要
2022年(令和4年)2月時点での関東地方での店舗数は約1000店、北海道での店舗数は41店である。[1]
イオングループが展開するイオン・マックスバリュのような駐車場を備えた郊外型大型店舗と異なり、高齢化や人口の都心回帰に対応して、市街地の小型店舗で徒歩で買い物に行く層を開拓する狙いがある[2]。さらに、政府がまちづくり3法見直しで進める大型店規制への対策という側面もある[2]。
2005年12月に第1号店である新井町店(横浜市保土ケ谷区。閉店済み)を出店して以来、2010年11月までに東京23区・横浜市・川崎市に約150店舗を出店[3]。2012年2月24日創業祭時には249店舗に達した[4]。 2012年3月には、イオン北海道が、北海道内の第一号店舗として、札幌市に南5条西10丁目店を出店した[5]。
売り場面積は150平方メートル前後であり、生鮮食品が売り上げの30%を占めており[6]、生鮮コンビニと競合する。価格設定は総合スーパーのイオンや食品スーパーのマックスバリュに準じており[6]、100円ショップのような均一価格ではない。プライベートブランドであるトップバリュ商品が多く、見切り商品の値引きなど、生鮮コンビニよりも割安感を出している。「お客さま感謝デー」による値引き(イオンカード利用による5%引き)は実施していないが、毎月5日・15日・25日のわくわくデー(WAON/ときめきポイント2倍)や、イオン各種カード会員数が一定の人数に達したりすると実施される記念サービス期間(WAON/ときめきポイント5倍)のサービスは行われている。北海道を除く首都圏のまいばすけっと限定で行っているものとしては、毎月10日・20日・30日にWAON POINT5倍キャンペーンを行っている(2022年2月現在)。[7]
営業時間は店舗により異なるが、7:00(一部8:00) - 23:00などであり24時間営業ではない[6]。チラシは、原則として新店開店時以外出さない。例外的に、2012年2月24日の創業祭では新聞折込チラシが、2012年10月23日から2012年10月28日までは300店舗達成記念で、店頭配布によるチラシが配布された。
まいばすけっと株式会社
種類 | 株式会社 |
---|---|
略称 | まいばす、MYB |
本社所在地 |
![]() 〒261-8515 千葉市美浜区中瀬1-5-1 イオンタワー |
設立 | 2011年9月21日 |
業種 | 小売業 |
法人番号 |
1040001064592 ![]() |
事業内容 | 都市型小型スーパーマーケットの運営 |
代表者 | 岩下欽哉(代表取締役社長) |
資本金 | 16億円(2012年1月21日現在) |
売上高 | 1994億3200万円(2021年02月28日時点)[8] |
営業利益 | 41億7700万円(2021年02月28日時点)[8] |
経常利益 | 41億7000万円(2021年02月28日時点)[8] |
純利益 | 32億7700万円(2021年02月28日時点)[8] |
純資産 | 89億5500万円(2021年02月28日時点)[8] |
総資産 | 350億8000万円(2021年02月28日時点)[8] |
従業員数 | 22,789人(2021年4月1日時点)[9] |
決算期 | 2月20日 |
主要株主 |
イオン株式会社 イオンリテール株式会社(2022年現在) |
外部リンク | https://www.mybasket.co.jp:12443 |
まいばすけっと株式会社(英: My Basket CO., LTD.)は、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県で都市型小型食品スーパーマーケット「まいばすけっと」を展開するイオングループの企業である。
沿革
- 2005年12月25日 - イオンにより第1号店まいばすけっと新井町店(現在は閉店)を出店
- 2008年8月21日 - イオンよりイオンリテールへ事業を承継
- 2012年1月21日 - イオンリテールより当社へ事業を承継
- 2012年2月24日 - 会社設立を記念して創業祭を既存246店舗で開催
- 2021年10月20日 - 会社設立10周年企画を開催
- 2021年10月22日 - 埼玉県(川口中青木5丁目店)、千葉県(南行徳メトロセンター店)へ初出店[10]
- 2022年1月14日 - 1000店舗目となる大森北1丁目店を開店[11]
新会社設立
イオンリテール株式会社が行なっていた「まいばすけっと」事業を分割し、新会社『まいばすけっと株式会社』に、2012年1月21日に会社分割により事業を承継させた[12]。 引き続き、イオンのグループ会社として、イオンオーナーズカードやイオン株主優待券、WAONやSuica(と相互利用可能な交通系IC乗車券)などの電子マネーは利用できる。金券は、イオングループ発行のもの以外は利用できなくなった。
店舗
看板は緑を基調とし、屋号と営業時間を表記している店舗が多いほか、「ÆON」ロゴや「トップバリュ」のロゴを看板に表記している店舗も存在する。
コンビニエンスストアや小型スーパーマーケットの店舗跡を、居抜きで出店を行い、初期投資を抑えている[6]例が多い。小規模の店舗が多いため、中延3丁目店と東中延店のように、近隣店舗と数十メートルしか離れておらず、実質2店舗で1店舗として機能している店舗もある。一方で、中規模スーパーマーケットを居抜きして出店する事もあり、同じイオングループのイオンエブリ運営のつるかめランドから転換した蒲田店(閉店済)は2フロア分の広さがあった。
店舗一覧はイオンリテール公式サイト「新店案内・店舗検索」またはイオン北海道公式サイト「まいばすけっと」を参照。
住宅街に多数店舗が存在するため、多くの店舗の名前は「まいばすけっと(地名)×丁目店[注 1]」となっている。駅のすぐ近くにある店舗は基本的に「まいばすけっと(駅名)駅前店」となっており、複数店舗がある場合は「○○駅北店」「○○駅東店」など方角を店名に入れることが多い。
商圏は半径300メートル以内かつ2,000世帯以上として設定されている[6]。
脚注
注釈
- ^ 「×丁目」は付く場合と付かない場合がある。
出典
- ^ まいばすけっと 基礎情報と店舗一覧【AJSM】
- ^ a b 『読売新聞』 2006年1月10日付
- ^ 『神奈川新聞』 2010年11月15日付
- ^ 創業祭 2012年2月24日付読売新聞・朝日新聞朝刊折込
- ^ イオン北海道が小型食品スーパー『まいばすけっと』1号店(南5条西10丁目店)を札幌市内にオープン、生鮮食品を充実 北海道リアルEconomy
- ^ a b c d e 安倉(2021),pp.119-120
- ^ まいばすけっと㈱設立10周年記念 お客さま感謝企画
- ^ a b c d e f まいばすけっと株式会社 第10期決算公告
- ^ まいばすけっと株式会社 社員採用TOP
- ^ 10月22日(金)「九段北1丁目店」「川口中青木5丁目店」「南行徳メトロセンター店」「本郷春日通り店」開店のお知らせ
- ^ 皆さまのご愛顧・ご支援によりついに1,000店舗達成!「大森北1丁目店」オープン!
- ^ 当社子会社間における吸収分割契約締結に関するお知らせ
参考文献
- 安倉良二(2021)『大型店の立地再編と地域産業―出店規制の推移を軸に―』海青社
関連項目
外部リンク
- まいばすけっと 公式サイト
- まいばすけっと|新店案内・店舗検索|イオンリテール株式会社
- まいばすけっと|店舗案内|イオン北海道株式会社
- まいばすけっと株式会社 社員採用情報サイト
- まいばすけっと (@mybasket.official) - Facebook
- まいばすけっと (@mybasket_official) - Instagram
- まいばすけっと - YouTubeチャンネル