イオンバイク
イオンバイク(AEON BIKE)は、イオングループが運営する自転車専門店である。 本項では、イオンサイクルショップ(AEON CYCLE SHOP)及び企業としてのイオンバイク株式会社についても記述する。
概要[編集]
もともと、イオングループでは、総合スーパー店舗の一角に自転車コーナーを設置していたが、近年のGMS改革の流れもあって、自転車部門の専門店化および路面店への積極的な展開を決定。まず、イオン九州が2010年1月26日に「イオンサイクルショップ石丸店」を開業[1]。その後、イオン琉球も同じブランド名で追随する。
2011年にはイオンリテールが「イオンバイク」ブランドでの展開を開始。2012年には、関東地区のイオンバイク店舗をイオンバイク株式会社に分社化した[2]。後に、イオン九州運営の店舗は「イオンバイク」に店舗ブランドを統一している。
2013年3月15日にはイオン北海道がこれまで未展開だった北海道地区に同地区1号店となる「イオンバイク北見店」をオープンし、事業展開を開始した[3]。
なお、イオンの一部店舗では自転車コーナーを「イオンバイク」の独立店舗として近隣に移転していることもある[注 1]。
2013年12月20日、イオンバイク社が「サイクルテラス」ブランドの店舗をイオンモール幕張新都心(千葉県千葉市)内に開店。「体験・発見型サイクルショップ」を称し、スポーツバイクおよび関連商品を取り扱う(近接して従来型の「イオンバイク」店舗も設置する)。[4] 2016年9月22日にはサイクルテラスの2店舗目として熱田店(愛知県名古屋市、イオンモール熱田アネックス内)が開店した[5]。
サイクルショップ ワンダーシティ店
運営会社[編集]
地域によって運営会社が異なる。このため、イオンバイク及びその完全親会社であるイオンリテールが直接統括しない北海道地区のイオンバイクでは、購入後2年間は修理工賃・パーツ購入の割引や点検・調整が無料で受けられ、防犯登録と「プレゼント保険(賠償責任1年間、傷害1年間、盗難2年間)」が付帯される「自転車あんしんパック」の提供がない[6]。なお、九州地区ではこれまで「自転車あんしんパック」とほぼ同内容(修理代金の割引率が異なる程度)の「イオンあんしんサポートパック」が提供されていたが、現在はイオンバイク・イオンリテール運営店舗と同じように「自転車あんしんパック」に統一されている[7]。
- イオン北海道株式会社
- 北海道地区のみを担当。
- イオンバイク株式会社
- 本州、及び四国地区を担当。
- イオン九州株式会社
- 九州地区のみを担当。「イオンバイク」と「イオンサイクルショップ」の両ブランドが併存していたが、「イオンサイクルショップ」を順次「イオンバイク」に屋号変更したことで店舗ブランドを「イオンバイク」に統一した。
- イオン琉球株式会社
- 沖縄県のみを担当。現在、「イオンバイク」ブランドは使用していない。
企業としてのイオンバイク[編集]
種類 | 株式会社 |
---|---|
本社所在地 |
![]() 〒261-8515 千葉県千葉市美浜区中瀬一丁目4番地 |
設立 | 2012年9月21日 |
業種 | 小売業 |
法人番号 | 6040001078448 |
事業内容 |
総合自転車店の運営事業 自転車関連事業の開発・運営事業 |
代表者 | 代表取締役社長 松尾 和英 |
資本金 | 5000万円 |
従業員数 | 1,769名(2020年2月時点) |
決算期 | 2月末日 |
主要株主 | イオンリテール株式会社:100% |
外部リンク | https://aeonbike.jp/corp/ |
イオンバイク株式会社(AEON BIKE CO.,LTD.)は、総合スーパー(GMS)改革の一環として、広い売り場面積かつ、専門性の高い品揃えを提供する「専門店化」に向けた、イオンリテールから分社化した第一号企業である。[2] イオンやイオンモールをはじめとしたグループ店舗内に出店するのみならず、路面店にも積極的に進出している。
店舗[編集]
2022年1月時点での店舗数は以下の通り
- イオンバイク - 237店舗
- 北海道5、山形県3、宮城県8、福島県5、岩手県1、茨城県4、埼玉県27、千葉県26、東京都15、神奈川県13、群馬県1、山梨県1、新潟県2、長野県4、石川県6、静岡県7、愛知県18、岐阜県2、三重県8、滋賀県1、京都府4、奈良県3、大阪府11、兵庫県10、和歌山県1、岡山県2、広島県7、鳥取県2、島根県2、愛媛県3、香川県4、高知県1、徳島県1、福岡県14、熊本県5、長崎県1、鹿児島県3、大分県2、宮崎県2、佐賀県2
- イオンサイクルショップ - 73店舗
- 山形県3、宮城県3、岩手県1、秋田県1、茨城県1、埼玉県3、千葉県4、東京都3、神奈川県6、群馬県1、栃木県3、新潟県3、長野県2、石川県1、愛知県4、岐阜県3、富山県1、三重県2、滋賀県2、京都府2、奈良県4、大阪府8、兵庫県7、和歌山県1、岡山県1、広島県1、香川県2
詳細は公式サイト内の店舗検索を参照。
閉店した店舗[編集]
東北地区[編集]
岩手県[編集]
- 盛岡駅前北通店(盛岡市、2011年12月22日開店 - 2015年2月8日閉店)
- マックスバリュ東北運営のマックスバリュ盛岡駅前北通店内に出店していた。
宮城県[編集]
関東地区[編集]
茨城県[編集]
埼玉県[編集]
千葉県[編集]
東京都[編集]
神奈川県[編集]
- イオン駒岡店内に出店していた。
北陸地区[編集]
富山県[編集]
- 富山山室店(富山市、2013年4月24日開店 - 2016年5月22日閉店)
東海地区[編集]
愛知県[編集]
- イオンタウン有松内に出店していた。
近畿地区[編集]
京都府[編集]
- イオン京都西店内に出店していた。
大阪府[編集]
- 八尾南店(八尾市)
- 泉佐野奏店(泉佐野市)
- 平野駅前店(大阪市)
- 布施店(東大阪市)
- 北花田店(堺市)
- 緑橋店(大阪市)
- スポーツ大阪店(大阪市西区京町堀1ー4ー16)
- 貝塚店(貝塚市)
- 豊中店(豊中市)
- 南千里店(吹田市)
兵庫県[編集]
- 三木青山店(三木市)
- イオン三木青山店内に出店していた。
奈良県[編集]
- イオンいかるが店内に出店していた。
中国地区[編集]
岡山県[編集]
- 倉敷笹沖店(倉敷市、2016年5月31日閉店)
- ザ・ビッグ倉敷笹沖店内に出店していた。
九州地区[編集]
福岡県[編集]
- 石丸店(福岡市西区、2010年1月26日開店 - 2016年11月20日閉店[8])
- 前述のとおり、イオングループにおける自転車専門の路面店1号店で、開業当初は「イオンサイクルショップ」として営業していた。
- 南が丘店(大野城市、2010年3月4日開店 - 2012年12月閉店)
- 開業当初は「イオンサイクルショップ」として営業していた。
- 開業当初は「イオンサイクルショップ」として営業していた。
- 香椎駅前店(福岡市東区、2011年5月28日開店 - 2014年閉店)
- 開業当初は「イオンサイクルショップ」として営業していた。
- フレスポ花見が丘店(福津市、2011年7月29日開店 - 2015年閉店)
- 福津店(福津市、2012年4月26日開店 -)
- イオンモール福津内に出店していた。
大分県[編集]
- 日田店(日田市、2012年3月16日開店 - 2014年8月10日閉店)
- 大分県における「イオンバイク」1号店であったが、約2年5ヶ月で閉店となり同県から撤退した。
熊本県[編集]
- 2016年4月に発生した平成28年熊本地震の影響で臨時休業となり、その後営業再開することなく閉店となった。
主な競合企業[編集]
脚注[編集]
注釈[編集]
- ^ 東京都内では品川シーサイド店や御嶽山駅前店などが挙げられる。
出典[編集]
- ^ “イオン九州が新たに自転車専門店をスタート!” (PDF) (プレスリリース), イオン九州株式会社, (2010年1月20日) 2016年11月25日閲覧。
- ^ a b “イオンの自転車専門店「イオンバイク」新会社設立” (PDF) (プレスリリース), イオン株式会社, (2012年9月21日) 2016年11月25日閲覧。
- ^ “イオンの自転車専門店が北海道に初出店 3月15日(金)「イオンバイク北見店」オープン!” (PDF) (プレスリリース), イオン北海道株式会社, (2013年3月11日) 2020年9月4日閲覧。
- ^ “サイクルテラス幕張新都心店OPENします!”. サイクルテラス. イオンバイク (2013年12月10日). 2020年9月2日閲覧。
- ^ “9/22オープン!サイクルテラス熱田店。キャンペーン、セミナー、試乗会も開催”. サイクルスポーツ.jp. 八重洲出版 (2016年9月17日). 2020年9月2日閲覧。
- ^ 自転車あんしんパック - イオンバイク株式会社
- ^ 自転車あんしんパック - イオン九州株式会社
- ^ “イオンバイク石丸店閉店のお知らせ” (PDF) (プレスリリース), イオン九州株式会社, (2016年10月30日) 2016年11月25日閲覧。