ツルハ
![]() 左:本社、右:元町店 | |
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
本社所在地 |
![]() 〒065-0024 北海道札幌市東区北24条東20丁目1-21 |
設立 | 1975年5月 |
業種 | 小売業 |
法人番号 |
1430001010672 ![]() |
事業内容 | 医薬品、調剤、化粧品等の販売 |
代表者 |
代表取締役会長 鶴羽樹 代表取締役社長 鶴羽順 |
資本金 | 42億5200万円 |
売上高 | 4093億5000万円(2019年05月15日時点)[1] |
営業利益 | 256億5800万円(2019年05月15日時点)[1] |
経常利益 | 268億4500万円(2019年05月15日時点)[1] |
純利益 | 177億6200万円(2019年05月15日時点)[1] |
純資産 | 1136億7400万円(2019年05月15日時点)[1] |
総資産 | 1872億5900万円(2019年05月15日時点)[1] |
従業員数 |
3,789名 (2017年5月現在) |
支店舗数 |
1,130店 (2017年12月現在) |
決算期 | 5月15日 |
主要株主 | 株式会社ツルハホールディングス 100% |
関係する人物 | 鶴羽樹(代表取締役会長) |
外部リンク | http://www.tsuruha.co.jp/ |

株式会社ツルハは、全国でツルハドラッグ・クスリのツルハを中心に展開するドラッグストア大手。本社所在地は札幌市東区北24条東20-1-21。現在は、持株会社である株式会社ツルハホールディングスの100%子会社となっている。
概要[編集]
ツルハは「2010年に1000店舗、売上高2000億円」を目標に掲げ、積極的な出店を行ってきた。仕入れコスト削減による低価格販売、POSデータを用いた効果的な商品展開などによって消費者の支持を集めた。また、同一地域内に多数の店舗を構える「ドミナント方式」によりその地域に同業他社が出店しても客を奪われにくくするなど北海道内では他チェーンや地元薬局を圧倒する存在となった。これはホームセンターのDCMホーマック、家具販売のニトリ、スーパーマーケットのアークスグループなどとともに、「北海道現象」(流通の各業態において、トップ企業がさらに売り上げを伸ばし「ひとり勝ち」する現象)の代表例とされた。1987年以降に本州へ進出し、地元チェーンの子会社化や営業譲受によって店舗数を伸ばしていった。ツルハ本体としても、2008年7月31日に長野県に進出(ツルハドラッグ駒ヶ根店)するなど拡大。2012年には同社初の本格的なディスカウントストア新業態「ビッグダウン」を出店している[2]。
プライベートブランドは同社の主力商品であり種類が豊富にあり、またその売り上げも、ドラッグストア業界の中でも長らくトップを維持していることでも知られている。
業界大手・マツモトキヨシ(当初はサッポロドラッグストアーとの提携、現在はエムケイ東日本販売による運営)の札幌進出や、調剤薬局道内首位・アインファーマシーズによるドラッグストア展開などの影響により、ハピコム(旧イオン・ウエルシア・ストアーズ)加盟による一層の仕入れコスト削減や「M's one」などのプライベートブランド開発なども進めている。また、薬事法改正によるOTC医薬品のコンビニエンスストアなどでの販売解禁に備え、薬剤師がいないと処方できない調剤薬局の併設店舗数を増やすことにも力を入れている。
沿革[編集]
ここでは株式会社ツルハについて記載。持株会社であるツルハホールディングスも参照。
- 1929年:北海道旭川市で「鶴羽薬師堂」として創業。
- 1975年5月:薬類の卸売りを目的として、株式会社クスリのツルハコントロールセンター(現・株式会社ツルハ)を設立。
- 1987年6月:東京六郷店開店。北海道以外では最初の店舗。
- 1989年7月:店舗数100店舗となる。
- 1991年8月:系列店舗の吸収合併、あるいは経営権譲渡により、ドラッグストア業務をクスリのツルハコントロールセンターに集約、合理化を図る。商号を株式会社ツルハに変更し、本社を札幌市(現在地)に移転。
- 1992年4月:札幌中の島店を機に、調剤業務にも参入。
- 1995年
- 1997年
- 1999年4月:店舗数200店舗となる。
- 2000年11月:株式会社ドラッグトマト(岩手県)の全株式を取得し子会社化。
- 2001年
- 2002年
- 5月:東京証券取引所第1部上場。
- 6月:株式会社ポテトカンパニー(山形県)の全株式を取得し子会社化。
- 2003年10月
- 株式会社ドラッグトマトを吸収合併。
- 株式会社くすりの寺田(山梨県)から5店舗の営業権を取得。
- 2004年
- 2月:子会社の株式会社ポテトカンパニーを吸収合併。
- 4月:店舗数400店舗となる。
- 10月:子会社の株式会社リバースが株式会社エバラドラッグ(神奈川県)から5店舗の営業権を取得。
- 2005年
- 2006年8月:店舗数500店舗となる。
- 2007年4月:株式会社信陽堂薬局(千葉県)から11店舗の事業を譲受。
- 2009年6月:子会社の株式会社リバースが株式会社仁天堂(神奈川県)の株式を取得し子会社化。
- 2010年5月:子会社の株式会社リバースが株式会社仁天堂を吸収合併。
- 2011年5月:同じツルハホールディングスの完全子会社であった株式会社サクラドラッグを吸収合併。サクラドラッグの店舗を、順次ツルハドラッグに転換。
- 2012年
- 2013年
- 2014年1月:交通系電子マネー(Kitaca・Suica・PASMO・TOICA・manaca・ICOCA・SUGOCA・nimoca・はやかけん)が利用可能となる(グループ会社のくすりの福太郎・ウェルネス湖北でも利用可能になるだけでなく、翌月からは2013年12月にグループ会社となったハーティウォンツでも利用可能となる)。
- 2015年5月16日:株式会社リバースを吸収合併[3]。
- 2017年
店舗[編集]
当社は2018年5月15日現在、1,155店舗でツルハグループの大半を占めており、北海道・東北・関東・中部・近畿・四国に展開している。なお、中国地方および九州・沖縄地方ではツルハの関連会社が展開している。
- 北海道:388店舗
- 札幌市、旭川市、函館市など多くの都市で店舗数1位であり、道内店舗数2位のサッポロドラッグストアーに大差を付けている。
- 東北:463店舗
- 企業単独の開発のほか、地元企業の買収による店舗も多い。道外では宮城県の店舗数がトップである。青森県では同業である丸大サクラヰ薬局[4]、横浜ファーマシー、紅屋商事が拠点を置いていることもあり、店舗数は他の東北各県より少ない。
- 2015年2月5日、ローソンとフランチャイズ契約を結び、ローソンツルハドラッグ仙台五橋店を開店した。日用品のほか、調剤薬局も併設し東北や北海道を中心に3年間で100店の出店を目指したいとしている[5][6]。
- 関東ではリバースによるフランチャイズ店舗のほか、信陽堂薬局から譲渡された店舗、吸収合併により継承した旧・サクラドラッグ店舗などがある。2012年10月に栃木県に、2017年4月に新潟県に初進出し、関東・甲信越地方では群馬県のみ店舗が(ツルハHD子会社を含め)出店していない。甲信地方の数店舗はくすりの寺田から譲渡されたもの。
- 別途、ツルハHD子会社のくすりの福太郎が212店舗を展開している。
- 北陸:0店舗
- 2018年5月時点で、当社を含めてツルハHDのグループ内で唯一出店していないエリアとなる。
- 中部:8店舗
- スパークがフランチャイズで展開開始。一帯はスギ薬局などが拠点を置いているため開発は進んでいなかったが、2017年の春に名古屋市にも短期間で2店舗開店させている。
- 別途、ツルハHD子会社の杏林堂薬局が静岡県に80店舗、ビー・アンド・ディーが愛知県に73店舗をそれぞれ展開している(ビー・アンド・ディーは2018年5月22日付でツルハHDの子会社となった)。
- 近畿:54店舗
- 2012年にツルハ単体として初の兵庫県内の店舗が開店(ツルハHD)。また翌年大阪府泉州地域・和歌山県のウエダ薬局(はーと&はーと)10店舗を買収し、その後は心斎橋エリアにドミナント展開するなど拡大。
- 別途、ツルハHD子会社のレデイ薬局が兵庫県に2店舗を展開している。
- 中国:0店舗
- ツルハHD子会社のツルハグループドラッグ&ファーマシー西日本(ウォンツ・ウェルネス)とレデイ薬局で283店舗展開している。
- 四国:19店舗
- 2013年8月に株式会社かもめより譲り受けた14店舗を皮切りに高知県に集中して出店。
- 別途、ツルハHD子会社のレデイ薬局が181店舗を展開している。
- 九州:0店舗
- ツルハHD子会社のツルハグループドラッグ&ファーマシー西日本が福岡県に17店舗を展開している。
備考[編集]
前述のように店舗ブランドとしてはツルハドラッグとクスリのツルハの2種類が存在するが、両者はオープンした時期が商号変更する前か後かの違いで、クスリのツルハにおいては食料品の取り扱いがないなど、品揃えが一部異なる。なお、札幌豊平橋店 (閉店) のように、商号変更した後の店舗であってもクスリのツルハの名称を使っていたり、現行ロゴマークを使用して調剤薬局 クスリのツルハとして運営しているケースもある。
ツルハフェスタ[編集]
会場のアクセスサッポロ | |
イベントの種類 | 見本市 |
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正式名称 | ツルハフェスタ |
旧イベント名 |
北海道健康サ美ット ツルハドラッグ ビューティフルライフフェア |
開催時期 | 毎年5月中旬の土曜日と日曜日 |
初回開催 | 2013年5月25日 - 5月26日 |
開催時間 |
10:00 - 17:00(土曜日) 10:00 - 16:00(日曜日) |
会場 |
札幌流通総合会館 (アクセスサッポロ) |
主催 |
株式会社ツルハ 株式会社ツルハグループマーチャンダイジング |
後援 |
北海道新聞社 札幌テレビ放送 北海道文化放送 北海道テレビ放送 (共に2015年度) |
協力 |
札幌テレビ放送 STVラジオ (共に2017年度) |
出展数 |
70社2団体(2013年) 73社(2014年) 95社(2015年度) 74社(2016年度) 72社(2017年度) |
アクセスサッポロへの交通アクセス | |
最寄駅 | 大谷地駅 |
直通バス | 開催時に大谷地バスターミナルから直通バスあり |
駐車場 | あり |
ツルハフェスタ(Tsuruha Festa)は、札幌流通総合会館(アクセスサッポロ)にて毎年5月中旬の土曜日と日曜日に開催されているイベント。
2008年から2012年まで行われていた『北海道健康サ美ット』をリニューアルする形で2013年にスタート。2013年度は「ツルハドラッグ ビューティフルライフフェア」という名称だったが、2014年度以降は上記の名称となった。
キャッチ・コピーは「みつけよう!美と、健康と、豊かな毎日。」
健康サ美ット同様、製薬会社・化粧品会社・飲料メーカー等70社以上の企業が出展し、商品のサンプリングやデモンストレーションなどを行っている。またキッズコーナーを設けており、2013年は巨大エアースライダー、2014年はダンボール迷路とふわふわアスレチックアドベンチャー、2015年はふわふわサークルスライダーが設置されていた。この他2013年度は軽食やドリンクなどを販売するフードコーナーも設置したことがある。
健康サ美ット時代とは異なり、女性タレントを迎えてのトークショーは行われていない。
年度 | 開催日 | 備考 |
---|---|---|
2013年 | 5月25日 - 5月26日 | 「ツルハドラッグ ビューティフルライフフェア」として開催 |
2014年 | 5月17日 - 5月18日 | この年から「ツルハフェスタ」となる |
2015年 | 5月16日 - 5月17日 | |
2016年 | 5月21日 - 5月22日 | |
2017年 | 5月20日 - 5月21日 | |
2018年 | 5月19日 - 5月20日 | 「ツルハフェスタin札幌 鶴の恩返し」として開催 |
エピソード[編集]
元モーディア所属で、現在キャンプロモーションに所属しているモデルの浅井マリカ(旧名:井関あさこ)[7]は2014年と2015年にカネボウブースのコンパニオンを務めていた[8]。
2016年からは歌手によるミニライブが行われており、2016年は藤澤ノリマサ(5月21日)[9]、2017年は松原健之(5月20日)[10]が出演。その模様はSTVラジオ『ウイークエンドバラエティ 日高晤郎ショー』でも生中継された[9][10]。
2018年8月25日 - 8月26日には、宮城県仙台市の夢メッセみやぎにて『ツルハフェスタ仙台』を開催。先述の藤澤ノリマサもゲスト出演していた[11]。
脚注[編集]
- ^ a b c d e f 株式会社ツルハ 第44期決算公告
- ^ a b “絶好調のツルハが低価格路線で勝負”. 東洋経済オンライン (東洋経済新報社). (2012年12月19日) 2018年5月20日閲覧。
- ^ “連結子会社間の吸収合併に関するお知らせ” (PDF) (プレスリリース), 株式会社ツルハホールディングス, (2015年2月3日) 2015年2月17日閲覧。
- ^ ウエルシアホールディングスが2017年9月1日に買収したため、ツルハと同様ハピコム構成企業の一員となった。
- ^ “ローソンツルハ1号店オープン 仙台、薬24時間販売”. apital. 朝日新聞社. (2015年2月6日) 2015年3月25日閲覧。
- ^ 「コンビニで大衆薬、3年で100店にローソンとツルハHD提携」『日本経済新聞電子版』2015年1月23日
- ^ “浅井マリカ”. キャンプロモーション. 2018年5月20日閲覧。
- ^ “☆ツルハフェスタ☆”. ASAKO~diary. アメーバブログ (2015年5月17日). 2016年5月23日閲覧。
- ^ a b fujisawa_0308 (2016年5月20日). “8時から唔郎ショー出演予定です。その後、13時からアクセス札幌にて生ライブです”. 藤澤ノリマサ. Twitter. 2016年5月23日閲覧。
- ^ a b “おはようございます いまからSTVラジオ”. ふくろい未来大使・歌手・松原健之オフィシャルブログ「気ままに気まぐれ日記」. アメーバブログ (2017年5月20日). 2017年5月22日閲覧。
- ^ “ツルハフェスタ仙台”. 株式会社ツルハ (2018年8月25日). 2019年3月24日閲覧。
外部リンク[編集]
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