清水商事

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清水商事株式会社
Sakuragi Shopping Center.JPG
種類 株式会社
略称 清水フード
本社所在地 日本の旗 日本
950-8733
新潟市中央区堀之内55番地1
設立 1947年10月5日
業種 小売業
法人番号 6110001002945
事業内容 スーパーマーケットのチェーンストアの展開、フランチャイズチェーン・提携店の主宰、ショッピングセンターのデベロッパー、総合食料品・日用雑貨等の卸、 総合食料品の製造および加工、その他、食品・サービスの販売
代表者 代表取締役社長 塙 義明
資本金 1億円
売上高 年商200億円(2014年2月期)
従業員数 800人(正社員260人 / パート社員540人)
(2014年2月期)
主要株主 イオンリテール 100%
外部リンク http://www.shimizufood.co.jp/
特記事項:画像は新潟市中央区女池南1丁目に所在していた桜木ショッピングセンター
(現在は清水フード部分にひらせいホームセンターが出店、他に服飾のRON MIYAKOが営業中)。
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清水商事株式会社(しみずしょうじ)は、新潟県新潟市中央区に本社を置き、同市を中心とした県内でスーパーマーケットチェーン清水フードセンター」(しみずフードセンター)の展開及び小型スーパーマーケットチェーン「清水フードチェーン」(しみずフードセンター)のフランチャイザーを行う企業である。

概要[編集]

主に新潟県下越地方を中心に店舗を展開している(直営店は全16店中、15店舗が新潟市内)。

1947年、新潟市古町通(現中央区)に食料品店「大和食品マート」を開業。1957年に本州日本海側初のセルフサービス型スーパーマーケット「清水フードセンター古町店」を開店するなど、県内のスーパー各社の中では老舗の一社であり、「清水フード」もしくは単に「清水」「シミフー」と呼ばれるなど市民に親しまれている。

また県内他社に先駆け、店舗形態の多角化も進めた。1971年には大型店舗の展開を開始。スーパーを核店舗として、建物内に複数のテナントを配するショッピングセンターを新潟市近郊で展開した。また1972年からはフランチャイズチェーンによる小規模店舗の展開を開始し、加盟店は現在も新潟県内各地に所在する。なお、かつて佐藤食品工業(サトウ食品)が展開していたスーパーマーケット「パワーズフジミ」の前身である「フジミショッピングセンター」も、当初は清水フードと提携して起業されたものである(その後提携関係は解消し、サトウ食品の単独経営に。なおパワーズフジミの事業は2007年12月をもって宮城県のモリヤに譲渡されたが、2013年5月にパワーズフジミが自己破産を申請して経営破綻となったことで事業停止となり、営業していた店舗の一部は同業他社へ売却された)。

しかし近年はアクシアル リテイリングウオロクなど県内の同業各社に加え、イオンユニーなど県内へ進出した大手各社とも販売競争が激化。またフランチャイズチェーン各店も、業態が重複する大手コンビニエンスストアと競合するなどしたことから、業績は急速に悪化。2008年2月期の清水商事の単体決算は創業以来初の最終赤字に転落した。

このため同社は、同年7月18日に記者会見を開き、現在の直営26店舗のうち、9月末までに採算が特に悪化している9店舗を閉鎖し、さらに三条市の100%子会社「フクヤ」が運営する6店舗を県内の同業企業へ譲渡して清算し、さらにフランチャイズチェーンについても運営方法を見直すことなどを柱とした経営合理化策を発表した。同社は今後これらの合理化策を進め、2010年2月期の黒字化を目指すとした。

だが2009年2月期の単体売上高は約190億円で、2期連続の最終赤字を計上。メインバンクの大光銀行も含めた金融機関からの借入総額は60億円に上った。こうしたことから同年8月「さらに改革スピードを上げるため」(同社側談)、同行に対し8億円の債権放棄と経営陣への人材派遣を求めるなど経営支援を求め、同行常務の高野力三が顧問として入社し、8月28日付で代表取締役社長に就任した(以降2014年8月現在、4代連続で代表取締役社長に大光銀行出身者が就任)。

また前年閉鎖した9店舗のうち自社物件4店舗の売却も進め、同年夏までに笹口店(笹口ショッピングセンター)を除く3店舗を売却した。その笹口店は築30年超と老朽化が著しかったこともあって売却の目途が立たず、9月から建物の撤去を行い更地化して売却することが決まった。笹口店の跡地は市内の不動産各社が共同で買収し、翌2010年に分譲住宅地「駅南まちなかニュータウン」が造成された他、三井ホームの新潟県および北陸地方3県の総代理店である北新越ホームの本社が新築移転した。

この際、当面の間は新たな店舗閉鎖は行わない方針を示したが、2010年1月には青山店(青山ショッピングセンター)を全面改装のため一時閉店(4月再オープン)した他、新潟市東区山の下地区内で商圏が重複する2店のうち、秋葉店を2月28日をもって閉店し店舗統合を行う他、3月1日には清水商事と清水食品の経営統合を実施するなど、さらなる経営合理化が図られている。

そして、2015年10月14日にイオンの子会社であるイオンリテールと出資引受契約を締結し、イオングループ入りしたことを発表した[1][2]。イオングループ入り後も営業体制や営業基盤、屋号は維持される。また、グループ入り後の取り組みとして、2016年3月26日にイオンリテールがオープンしたイオン笹口店(元々は前述の「パワーズフジミ」として営業していた店舗の一つで、マックスバリュ東北へ譲渡されて「マックスバリュ」に改装・屋号変更後、イオンリテールが引き継いでSM業態の「イオン」として開業した店舗)のデリカデッセンコーナー(惣菜売場)に、当社が手掛ける手作りコロッケ、いかサラダ、ひじきの煮物、藤五郎弁当など20種類が提供される[3]

沿革[編集]

  • 1947年10月 - 中島清(創業者)が、新潟市古町通七番町(現中央区)に食料品店「大和食品マート」を開業。
  • 1952年
    • 4月 - 大和食品マートを新潟市流作場(現中央区万代二丁目、万代シテイ)の新潟交通バスステーションビル(万代シテイバスセンターの前身)内に移転、バスビル内に食料品店と食堂を開店。
    • 11月 - 「清水商事株式会社」の全株式を譲受し、商号を現社名に改称。
  • 1957年8月 - 新潟市古町通五番町(新津屋小路角)に、本州日本海側初のセルフサービス方式スーパーマーケット「清水フードセンター古町店」を開店。
  • 1961年10月 - 食品加工部門の子会社「清水フード株式会社」設立。
  • 1965年12月 - 新潟市紫竹字島通(現東区南紫竹二丁目)地内に食品工場を開設。
  • 1969年4月 - 食品工場隣接地に配送センターを開設。
  • 1970年7月 - 新潟市寺尾(現西区寺尾西一丁目)にショッピングセンター1号店「寺尾ショッピングセンター」オープン。
  • 1971年12月 - 新潟市堀之内(現中央区堀之内南一丁目)に郊外型ショッピングセンター「とやのショッピングセンター」オープン。
  • 1972年7月 - フランチャイズチェーン事業を開始、1号店として西蒲原郡黒埼町大字大野(現新潟市西区大野町)にコンビニエンスストア形式の「清水フードチェーン茂太郎店」オープン。
  • 1974年7月 - 清水商事より小売部門を分社化し「株式会社清水フードセンター」設立、清水フードの商号を「株式会社清水食品」に改称。
  • 1976年12月 - 新潟市笹口(現中央区南笹口二丁目)に「笹口ショッピングセンター」オープン。
  • 1979年11月 - とやのショッピングセンターを中心とする4つの店舗群「とやのタウン」がグランドオープン、清水フードセンターとやの店を北西側区画の新築店舗へ移転。
  • 1985年10月 - 三条市の食品スーパー「株式会社フクヤ」の全株式を取得し、経営参加。
  • 1988年3月 - 清水フードセンターと清水商事を経営再統合、清水商事が存続会社となる。
  • 2002年12月 - 経営破綻した三条市の食品スーパー「株式会社まるよし」4店舗を、フクヤが継承。
  • 2008年8月 - 同年夏に開始された「経営革新計画」に基づき、不採算の直営9店舗(亀田店、水原店、東明店、桜ヶ丘店、桜木店、笹口店、新和店、寺尾店、パコ店)とフクヤの全6店舗(塚野目店、西大崎店、メリア店、大崎店、嵐南店、荒町店)を同月末から翌9月末にかけて順次閉店。フクヤの塚野目店、西大崎店は見附市に本社を置く同業のマルイに譲渡され、加茂市のメリアには同市の食品スーパー「サンゴマート」が、燕市分水地区のパコには柏崎市の「スポット」が「良食生活館」をそれぞれ出店している。
  • 2010年3月 - 清水商事と清水食品を経営再統合、清水商事が存続会社となる。
  • 2015年
    • 10月 - イオンリテールとの間で出資引受契約を締結し、イオングループ入りしたことを発表した[1]
    • 10月30日 - イオンリテール出身の塙義明が社長に就任[4]
  • 2016年3月26日 - この日オープンしたイオン笹口店へ惣菜の提供を開始[3]

カード[編集]

当社ではイオングループ入りする前から独自のポイントカード「スマイルカード」やFC店・提携店向けの「カトレアカード」を発行している。税抜200円毎に1ポイントが付与され、250ポイントで「清水フードグループポイント券(以降、ポイント券)」と交換される(ポイント券には有効期限が無い)。「スマイルカード」は「清水フードセンター」に限らず、提携する店舗でもポイントの付与が可能となっており、店舗や条件によってはポイント券がもらえる場合がある。ポイント券は3枚で1,000円分のお買物券に交換可能なほか、店頭に設置のカタログ掲載商品との交換や、提携施設での利用も可能である。また、「スマイルカード」は電子マネー機能も搭載されており、チャージ・支払ともにレジで行う(チャージは直営レジのみ可能)。

イオングループ入りに伴って、グループ会社のイオン銀行が発行するクレジットカード「イオンカード」やイオンの電子マネーWAONの取り扱いを2016年春から順次開始し、同年6月17日に直営店全店舗で利用が可能となった。「スマイルカード」を提示して電子マネーWAONで支払うことが可能で、ポイントは「スマイルカード」・電子マネーWAON両方に付与される。

なお、「スマイルカード」の電子マネー機能は2018年1月31日を以ってサービス終了となり、当店の電子マネーはWAONへ統合された。「スマイルカード」はポイントカードとして引き続き利用可能である。

WAONチャージャーやWAONステーション機能を備えるイオン銀行ATMはとやの店を皮切りに、大学前店、青山店、西内野店、中山店の計5店舗に設置されている。

店舗[編集]

(2018年10月現在)

スーパーマーケット
清水フードセンター … 16店舗
コンビニエンスストア
清水フードチェーン … 11店舗


関連会社[編集]

  • 清水食品
    グループ各店で販売される生鮮品・惣菜等の加工調理の他、パンの製造も行っていた。2010年3月1日付で解散し、全業務を清水商事が継承した。
  • 清水配送
    配送センター・食品工場とグループ各店間の商品等の輸送を担当している。
  • フクヤ
    清水商事の100%子会社で、三条市を中心に県央地域で食品スーパーを展開していたが、前述の合理化の一環で2008年度中に清算した。

出典[編集]

  1. ^ a b 弊社のイオングループ参加について (PDF) - 清水商事株式会社 2015年10月14日(2015年10月20日閲覧)
  2. ^ “イオンリテール、新潟のスーパー買収”. 日本経済新聞. (2015年10月14日). http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ14HOC_U5A011C1TI5000/ 2016年1月23日閲覧。 
  3. ^ a b “3月26日(土)「イオン笹口店」グランドオープン” (PDF) (プレスリリース), (2016年3月24日), http://www.aeonretail.jp/pdf/160324R_2.pdf 2016年4月4日閲覧。 
  4. ^ “代表者の異動並びに新任取締役について” (プレスリリース), 清水商事株式会社 イオンリテール株式会社, (2015年10月30日), http://www.aeonretail.jp/pdf/151030R_2_1.pdf 2016年1月23日閲覧。 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]