永作博美

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。119.172.208.69 (会話) による 2016年3月25日 (金) 00:09個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (→‎人物)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

ながさく ひろみ
永作 博美
生年月日 (1970-10-14) 1970年10月14日(53歳)
出生地 日本の旗 日本茨城県行方市
身長 156 cm
血液型 B型
職業 歌手女優
ジャンル 映画テレビ番組舞台など
活動期間 1989年 -
配偶者 内藤まろ(2009年結婚)
事務所 田辺エージェンシー
公式サイト 永作博美
主な作品
テレビドラマ
週末婚
Pure Soul〜君が僕を忘れても〜
婚外恋愛
世にも奇妙な物語シリーズ
功名が辻

映画
腑抜けども、悲しみの愛を見せろ
人のセックスを笑うな
その日のまえに
八日目の蝉
 
受賞
日本アカデミー賞
最優秀助演女優賞
2011年八日目の蝉
ブルーリボン賞
主演女優賞
2011年『八日目の蝉』
助演女優賞
2007年『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ
その他の賞
受賞歴を参照
テンプレートを表示

永作 博美(ながさく ひろみ、1970年10月14日 - )は、日本女優歌手茨城県行方市出身。田辺エージェンシー所属。

経歴

実家はイチゴ農園(本人曰く「ストロベリーファーム」)[1]。3姉妹、次女。中学時代はバレーボール部に所属。茨城県立麻生高等学校卒業。

1988年、「オールナイトフジ 女子高生スペシャル」の美感少女コンテストでベストパフォーマー賞を受賞、デビューのきっかけを掴む。

1989年、『パラダイスGoGo!!』(フジテレビ)の乙女塾のオーディションに合格し、1期生としてデビュー。メンバー内で選抜された永作、松野有里巳佐藤愛子の3人で、アイドルグループribbonを結成。1995年頃、ribbonの実質活動休止。

劇団☆新感線を経て20代半ばから、本格的に女優業を開始。

2009年4月27日に、映像作家の内藤まろと結婚[2]。同年11月に妊娠4ヶ月であることを発表[3]、2010年5月18日に第1子(男児)を出産。2013年6月18日、第2子(女児)を出産[4]

人物

  • 父が「オールナイト・フジ / 女子高生スペシャル」の美少女コンテストに応募したのが芸能界入りのきっかけ。
  • ribbonでは、デビュー曲「リトル☆デイト」のみ松野有里巳がセンターの位置だったが、セカンドシングル以降、永作がセンターを務めていた。
  • 乙女塾時代、他のメンバーよりも年上だったせいか、姉さんと慕われていた。
  • 実年齢より若く見える童顔であり、1995年のドラマ「さんかくはぁと」では当時24歳ながら女子高生役を演じ話題になる。
  • 調理師免許を保有。東京調理師専門学校修了(1990年)。
  • 一部で『競馬好き』という情報があったが、第50回ブルーリボン賞助演女優賞受賞に関するインタビューで、それは誤報であると答えている[5]
  • 近年、魔性の女を演じることが増えたため、永作自身もそうであると思われることがあるというが、本人はこれについては「それは私の口からはなんとも…ただ、素の私と役が重なって見えるのは、役者としてとても楽しいことです。」とコメントしている[6]


女優として

  • 演じる上で気をつけていることは、『余計なことはしない』。理由は、何かやろうとすると人間としての嫌らしさが出るためだという[6]
  • 女優として転機となった作品に黒沢清ドッペルゲンガー』、石川寛好きだ、』を挙げている。芝居に目覚めたのは初舞台作の「タイムスリップ黄金丸」だった[7]
  • 世にも奇妙な物語』には、初期の頃から頻繁に出演しており、主演数は2011年現在7本と過去最多主演数を誇る。

出演

テレビドラマ

映画

バラエティ番組

ドキュメンタリー番組

紀行番組

CM

舞台

  • タイムスリップ黄金丸(1993年)
  • Stand by me(1994年)
  • 下北ビートニクス(1996年)
  • 一人芝居「水物語」(1997年)
  • ラヴ・レターズ(1998年)
  • オレアナ(1999年)
  • 恋愛戯曲(2000年)
  • 人間風車(2003年)
  • ふたたびの恋(2003年)
  • LAST SHOW(2005年)
  • ドラクル God Fearing Dracul(2007年)
  • 幸せ最高ありがとうマジで!(2008年)
  • 雨(2011年)
  • シレンとラギ(2012年) - 主演・シレン 役
  • プルートゥ PLUTO(2015年) - ウラン/ヘレナ(2役)
  • 頭痛肩こり樋口一葉(2016年、シアタークリエ) - 主演・樋口一葉[12]

ラジオ

ウェブマガジン

  • 大人の女性のためのトラベル・ウェブ・マガジン『旅色』旅色 SELECTION(2008年 - )

音声ガイド

  • Bunkamuraザ・ミュージアム、長崎県美術館、岩手県立美術館「現代スペイン・リアリズムの巨匠 アントニオ・ロペス展」(2013年)

作品

ディスコグラフィー

シングル

  1. My Home Town (1993年8月4日)
    (c/w) 届かぬ思い
  2. Without You (1994年1月21日)
    (c/w) あなただけに
  3. 逢いにきて (1994年6月17日)
    (c/w) 恋と微笑みと花
  4. 9:01PM (1998年2月25日)「HIROMI NG」名義
    (c/w) ひらめき

アルバム

  • N(1993年9月1日)
  • Here and Now(1994年7月21日)
  • 「永作博美」SINGLESコンプリート(2007年8月17日)

書籍

写真集

受賞歴

1996年度

1997年度

1999年度

  • 第21回ザテレビジョンドラマアカデミー賞主演女優賞(『週末婚』)
  • 第54回日本放送映画藝術大賞放送部門優秀主演女優賞(『週末婚』)

2006年度

2007年度

2010年度

2011年度

  • 第35回山路ふみ子映画賞女優賞(『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』)
  • 第3回TAMA映画賞最優秀女優賞(『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』『八日目の蝉』)
  • 第66回毎日映画コンクール女優助演賞(『八日目の蝉』)
  • 第85回キネマ旬報ベスト・テン主演女優賞(『八日目の蝉』)
  • 第54回ブルーリボン賞主演女優賞(『八日目の蝉』)
  • 第36回報知映画賞主演女優賞(『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』『八日目の蝉』)
  • 第16回日本インターネット映画大賞主演女優賞(『八日目の蝉』)
  • 第35回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞(『八日目の蝉』)
  • 第66回日本放送映画藝術大賞映画部門優秀助演女優賞(『八日目の蝉』)

2015年度

脚注

  1. ^ 新伍&紳助のあぶない話チューボーですよ!出演時の本人談より
  2. ^ “永作博美 映像作家と結婚”. スポーツニッポン. (2009年5月1日) 
  3. ^ “永作博美、妊娠4ヵ月!”. サンケイスポーツ 
  4. ^ “永作博美が第2子を出産!当面は育児専念”. 日刊スポーツ. (2013年6月19日). http://www.nikkansports.com/entertainment/news/f-et-tp0-20130619-1144856.html 
  5. ^ 2008年1月24日号『東京スポーツ』より
  6. ^ a b 2008年8月号『日経エンタテインメント!』内、『テレビ証券推薦女優インタビュー』より
  7. ^ 永作博美、芝居に目覚めたribbon時代を回顧 19年ぶり「劇団☆新感線」出演”. ORICON STYLE (2012年3月5日). 2014年11月18日閲覧。
  8. ^ ribbonで主演
  9. ^ 湊かなえ、三浦しをん、角田光代の短編小説を、オムニバスドラマ化。『女性作家ミステリーズ 美しき三つの嘘』”. とれたてフジテレビ (2015年11月25日). 2015年11月25日閲覧。
  10. ^ Hey!Say!JUMP・中島裕翔、異色刑事役に挑戦 演出は堤幸彦監督”. ORICON STYLE (2015年10月19日). 2015年10月20日閲覧。
  11. ^ 佐藤浩市、三浦友和ら豪華出演陣 クルマづくりの情熱描く動画公開”. スポニチアネックス (2015年10月28日). 2015年10月29日閲覧。
  12. ^ “永作博美、樋口一葉になる!舞台熱演に意欲「やりたかった作品」”. SANSPO.COM (SANKEI DIGITAL INC.). (2015年10月12日). http://www.sanspo.com/geino/news/20151012/geo15101205010008-n1.html 2015年10月12日閲覧。 

外部リンク