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== 概説 ==
== 概説 ==
<!-- 後に、[[ギリシア神話]]において、アリアドネーの女神としての出自は隠され、彼女はクレータ王ミーノースの娘として知られるようになる。-->
<!-- 後に、[[ギリシア神話]]において、アリアドネーの女神としての出自は隠され、彼女はクレータ王ミーノースの娘として知られるようになる。-->
クレー王ミーノースは、息子[[アンドロゲオース]]が[[アッティカ]]で殺されたため、[[アテーナイ]]を攻めた。こうしてアテーナイは、九年ごとに七人の少女と七人の少年を[[ミーノータウロス]]の生贄としてクレーに差し出すことになっていた。テーセウスはこの七人の一人として、一説ではみずから志願して生贄に加わってクレーにやって来た{{Sfn|高津|1960|p=161}}。
クレーテー王ミーノースは、息子[[アンドロゲオース]]が[[アッティカ]]で殺されたため、[[アテーナイ]]を攻めた。こうしてアテーナイは、九年ごとに七人の少女と七人の少年を[[ミーノータウロス]]の生贄としてクレーテーに差し出すことになっていた。テーセウスはこの七人の一人として、一説ではみずから志願して生贄に加わってクレーテーにやって来た{{Sfn|高津|1960|p=161}}。


=== 迷宮とアリアドネーの糸 ===
=== 迷宮とアリアドネーの糸 ===
アリアドネーはテーセウスに恋をし、彼女をアテーナイへと共に連れ帰り妻とすることを条件に援助を申し出た。テーセウスはこれに同意した。アリアドネーは工人[[ダイダロス]]の助言を受けて、[[迷宮#神話・伝説と迷宮|迷宮]](ラビュリントス)に入った後、無事に脱出するための方法として糸玉を彼にわたし、迷宮の入り口扉に糸を結び、糸玉を繰りつつ迷宮へと入って行くことを教えた。テーセウスは迷宮の一番端にミーノータウロスを見つけ、これを殺した。糸玉からの糸を伝って彼は無事、迷宮から脱出することができた。アリアドネーは彼とともにクレーを脱出した{{Sfn|アポロドーロス|1978|loc=摘要 I|pp=8-9}}。
アリアドネーはテーセウスに恋をし、彼女をアテーナイへと共に連れ帰り妻とすることを条件に援助を申し出た。テーセウスはこれに同意した。アリアドネーは工人[[ダイダロス]]の助言を受けて、[[迷宮#神話・伝説と迷宮|迷宮]](ラビュリントス)に入った後、無事に脱出するための方法として糸玉を彼にわたし、迷宮の入り口扉に糸を結び、糸玉を繰りつつ迷宮へと入って行くことを教えた。テーセウスは迷宮の一番端にミーノータウロスを見つけ、これを殺した。糸玉からの糸を伝って彼は無事、迷宮から脱出することができた。アリアドネーは彼とともにクレーテーを脱出した{{Sfn|アポロドーロス|1978|loc=摘要 I|pp=8-9}}。


異説として、[[エラトステネース]]の名で伝わる『[[カタステリスモイ]]』によると、アリアドネーの冠は[[ヘーパイストス]]の作品であり、燃えるように輝く黄金と[[インド]]産の宝石をふんだんに用いて制作されていたため、非常に光り輝き、その光でテーセウスは迷宮から出ることができたという<ref name=PE5>{{Cite web|和書|url=https://palladi.blogspot.com/2022/08/katasterismoi-2.html |title=伝エラトステネス『星座論』(2) りゅう座・ヘルクレス座・かんむり座 |accessdate=2022-08-31}}</ref>。
異説として、[[エラトステネース]]の名で伝わる『[[カタステリスモイ]]』によると、アリアドネーの冠は[[ヘーパイストス]]の作品であり、燃えるように輝く黄金と[[インド]]産の宝石をふんだんに用いて制作されていたため、非常に光り輝き、その光でテーセウスは迷宮から出ることができたという<ref name=PE5>{{Cite web|和書|url=https://palladi.blogspot.com/2022/08/katasterismoi-2.html |title=伝エラトステネス『星座論』(2) りゅう座・ヘルクレス座・かんむり座 |accessdate=2022-08-31}}</ref>。


=== クレーよりの脱出後 ===
=== クレーテーよりの脱出後 ===
[[File:Borghese Vase Louvre Ma86 n5.jpg|thumb|150px|ディオニューソスと[[キタラ]]を持つアリアドネー]]
[[File:Borghese Vase Louvre Ma86 n5.jpg|thumb|150px|ディオニューソスと[[キタラ]]を持つアリアドネー]]
クレーより脱出後、[[アポロドーロス|プセウド・アポロドーロス]]は、二人は子供もつれて[[ナクソス島]]へと至ったと記すが、これ以降のアリアドネーの運命については諸説がある。プセウド・アポロドーロスは、ナクソス島で[[ディオニューソス]]が彼女に恋し、奪って[[リムノス島|レームノス島]]へと連れて行きそこでアリアドネーと交わり子をなしたとする。この交わりによって、[[トアース]]、[[スタピュオス]]、[[オイノピオーン]]、[[ペパレートス]]が生まれたとされる{{Sfn|アポロドーロス|1978|loc=摘要 I|pp=8-9}}(オイノピオーン、エウアンテース、スタピュロスの三人ともいわれる{{Sfn|フェリックス|1991|p=217,220}})。
クレーテーより脱出後、[[アポロドーロス|プセウド・アポロドーロス]]は、二人は子供もつれて[[ナクソス島]]へと至ったと記すが、これ以降のアリアドネーの運命については諸説がある。プセウド・アポロドーロスは、ナクソス島で[[ディオニューソス]]が彼女に恋し、奪って[[リムノス島|レームノス島]]へと連れて行きそこでアリアドネーと交わり子をなしたとする。この交わりによって、[[トアース]]、[[スタピュオス]]、[[オイノピオーン]]、[[ペパレートス]]が生まれたとされる{{Sfn|アポロドーロス|1978|loc=摘要 I|pp=8-9}}(オイノピオーン、エウアンテース、スタピュロスの三人ともいわれる{{Sfn|フェリックス|1991|p=217,220}})。


しかし別の説では、アリアドネーはナクソス島に至りひどい悪阻であったため、彼女が眠っているあいだにテーセウスに置き去りにされたともされる。あるいはこの後、ディオニューソスが彼女を妃としたともされる{{Sfn|高津|1960|p=30}}。[[エラトステネス]]の『星座論』や[[オウィディウス]]の『[[変身物語]]』によると、このときディオニューソスは彼女の頭の冠を空に投げて、[[かんむり座]]に変えた<ref name=PE5 />{{Sfn|オウィディウス|1981|loc=8巻}}。エラトステネスはこの冠は[[ホーラー]]たちと[[アプロディーテー]]がアリアドネーとディオニューソスの結婚式の際に贈ったものであるとし、さらに[[しし座]]の尾の部分、すなわち古代には独立した星座と考えられていなかった[[かみのけ座]]が、アリアドネーの髪の房であると述べている<ref name=PE5 />。
しかし別の説では、アリアドネーはナクソス島に至りひどい悪阻であったため、彼女が眠っているあいだにテーセウスに置き去りにされたともされる。あるいはこの後、ディオニューソスが彼女を妃としたともされる{{Sfn|高津|1960|p=30}}。[[エラトステネス]]の『星座論』や[[オウィディウス]]の『[[変身物語]]』によると、このときディオニューソスは彼女の頭の冠を空に投げて、[[かんむり座]]に変えた<ref name=PE5 />{{Sfn|オウィディウス|1981|loc=8巻}}。エラトステネスはこの冠は[[ホーラー]]たちと[[アプロディーテー]]がアリアドネーとディオニューソスの結婚式の際に贈ったものであるとし、さらに[[しし座]]の尾の部分、すなわち古代には独立した星座と考えられていなかった[[かみのけ座]]が、アリアドネーの髪の房であると述べている<ref name=PE5 />。


また、[[ホメーロス]]の『[[オデュッセイア]]』においては(巻11、324-5)、一行が[[ディーア島|ディアー島]]に至ったとき、ディオニューソスの了承のもと、アリアドネーは[[アルテミス]]に射られて死んだとされる{{Sfn|呉|1969|pp=171-172}}。[[呉茂一]]はこちらが本来の神話であったろうとしている。
また、[[ホメーロス]]の『[[オデュッセイア]]』においては(巻11、324-5)、一行が[[ディーア島|ディアー島]]に至ったとき、ディオニューソスの了承のもと、アリアドネーは[[アルテミス]]に射られて死んだとされる{{Sfn|呉|1969|pp=171-172}}。[[呉茂一]]はこちらが本来の神話であったろうとしている。


=== 大女神としてのアリアドネー ===
=== 大女神としてのアリアドネー ===
アリアドネーの名は、むしろ女神の名に相応しい。5世紀の辞典編纂者[[アレクサンドリアのヘシュキオス|ヘーシュキオス]]の記録に従えば、クレーでは、'''アリアグネー'''と彼女は呼ばれていた。この名は「いとも尊き(女・女神)」の意味で、この名の女神は[[エーゲ海]]の多くの島で知られている。またディオニューソスの妃として結婚の祝祭が行われていた。
アリアドネーの名は、むしろ女神の名に相応しい。5世紀の辞典編纂者[[アレクサンドリアのヘシュキオス|ヘーシュキオス]]の記録に従えば、クレーテーでは、'''アリアグネー'''と彼女は呼ばれていた。この名は「いとも尊き(女・女神)」の意味で、この名の女神は[[エーゲ海]]の多くの島で知られている。またディオニューソスの妃として結婚の祝祭が行われていた。


[[アルゴス (ギリシャ)|アルゴス]]では、[[アプロディーテー|アプロディーテー・ウーラーニアー]](「天のアプロディーテー」の意、[[ウーラノス]]より生まれた女神をこの称号で呼ぶ)の社殿の傍らにアリアドネーの墓が存在していた{{Sfn|呉|1969|p=172}}。
[[アルゴス (ギリシャ)|アルゴス]]では、[[アプロディーテー|アプロディーテー・ウーラーニアー]](「天のアプロディーテー」の意、[[ウーラノス]]より生まれた女神をこの称号で呼ぶ)の社殿の傍らにアリアドネーの墓が存在していた{{Sfn|呉|1969|p=172}}。

2024年5月13日 (月) 09:22時点における版

3世紀ごろのガンダーラのギリシア風仏教美術。ディオニューソスの膝の上で酒を飲むアリアドネーが描かれている。東京国立博物館

アリアドネー古希: Ἀριάδνη, Ariadnē)は、ギリシア神話に登場するクレーテーミーノースと妃パーシパエーのあいだの娘である[1]テーセウスがクレーテー島の迷宮より脱出する手助けをしたことで知られる。アリアドネーという名は「とりわけて潔らかに聖い娘」を意味するので、この名からすると本来女神であったと考えられる[2]

日本語では長母音を省略してアリアドネとも表記される。

概説

クレーテー王ミーノースは、息子アンドロゲオースアッティカで殺されたため、アテーナイを攻めた。こうしてアテーナイは、九年ごとに七人の少女と七人の少年をミーノータウロスの生贄としてクレーテーに差し出すことになっていた。テーセウスはこの七人の一人として、一説ではみずから志願して生贄に加わってクレーテーにやって来た[3]

迷宮とアリアドネーの糸

アリアドネーはテーセウスに恋をし、彼女をアテーナイへと共に連れ帰り妻とすることを条件に援助を申し出た。テーセウスはこれに同意した。アリアドネーは工人ダイダロスの助言を受けて、迷宮(ラビュリントス)に入った後、無事に脱出するための方法として糸玉を彼にわたし、迷宮の入り口扉に糸を結び、糸玉を繰りつつ迷宮へと入って行くことを教えた。テーセウスは迷宮の一番端にミーノータウロスを見つけ、これを殺した。糸玉からの糸を伝って彼は無事、迷宮から脱出することができた。アリアドネーは彼とともにクレーテーを脱出した[4]

異説として、エラトステネースの名で伝わる『カタステリスモイ』によると、アリアドネーの冠はヘーパイストスの作品であり、燃えるように輝く黄金とインド産の宝石をふんだんに用いて制作されていたため、非常に光り輝き、その光でテーセウスは迷宮から出ることができたという[5]

クレーテーよりの脱出後

ディオニューソスとキタラを持つアリアドネー

クレーテーより脱出後、プセウド・アポロドーロスは、二人は子供もつれてナクソス島へと至ったと記すが、これ以降のアリアドネーの運命については諸説がある。プセウド・アポロドーロスは、ナクソス島でディオニューソスが彼女に恋し、奪ってレームノス島へと連れて行きそこでアリアドネーと交わり子をなしたとする。この交わりによって、トアーススタピュオスオイノピオーンペパレートスが生まれたとされる[4](オイノピオーン、エウアンテース、スタピュロスの三人ともいわれる[6])。

しかし別の説では、アリアドネーはナクソス島に至りひどい悪阻であったため、彼女が眠っているあいだにテーセウスに置き去りにされたともされる。あるいはこの後、ディオニューソスが彼女を妃としたともされる[1]エラトステネスの『星座論』やオウィディウスの『変身物語』によると、このときディオニューソスは彼女の頭の冠を空に投げて、かんむり座に変えた[5][7]。エラトステネースはこの冠はホーラーたちとアプロディーテーがアリアドネーとディオニューソスの結婚式の際に贈ったものであるとし、さらにしし座の尾の部分、すなわち古代には独立した星座と考えられていなかったかみのけ座が、アリアドネーの髪の房であると述べている[5]

また、ホメーロスの『オデュッセイア』においては(巻11、324-5)、一行がディアー島に至ったとき、ディオニューソスの了承のもと、アリアドネーはアルテミスに射られて死んだとされる[8]呉茂一はこちらが本来の神話であったろうとしている。

大女神としてのアリアドネー

アリアドネーの名は、むしろ女神の名に相応しい。5世紀の辞典編纂者ヘーシュキオスの記録に従えば、クレーテーでは、アリアグネーと彼女は呼ばれていた。この名は「いとも尊き(女・女神)」の意味で、この名の女神はエーゲ海の多くの島で知られている。またディオニューソスの妃として結婚の祝祭が行われていた。

アルゴスでは、アプロディーテー・ウーラーニアー(「天のアプロディーテー」の意、ウーラノスより生まれた女神をこの称号で呼ぶ)の社殿の傍らにアリアドネーの墓が存在していた[9]

系図

 
 
 
アゲーノール
 
テーレパッサ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
カドモス
 
 
 
エウローペー
 
ゼウス
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
クレーテーの牡牛
 
パーシパエー
 
ミーノース
 
サルペードーン
 
ラダマンテュス
 
アルクメーネー
 
 
 
 
 
 
 
 
 
アイゲウス
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ミーノータウロス
 
 
 
 
 
 
 
 
デウカリオーン
 
アンドロゲオース
 
グラウコス
 
 
 
ディオニューソス
 
アリアドネー
 
テーセウス
 
パイドラー
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
カトレウス
 
 
イードメネウス
 
クレーテー
 
モロス
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
アカマース
 
 
 
デーモポーン
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
アーエロペー
 
アトレウス
 
クリュメネー
 
ナウプリオス
 
メーリオネース
 
トアース
 
ミュリーネー
 
スタピュロス
 
ペパレートス
 
 
 
オイノピオーン
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
アガメムノーン
 
メネラーオス
 
パラメーデース
 
オイアクス
 
 
 
イアーソーン
 
ヒュプシピュレー
 
モルパディアー
 
パルテノス
 
ロイオー
 
メロペー
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
エウネーオス
 
ネブロポノス
 
トアース
 
 
 
 
 
アニオス
 

芸術作品

美術用の石膏像
右端が通称「アリアス」

ギャラリー

ティツィアーノ・ヴェチェッリオバッカスとアリアドネ』(1520年-1523年)、ロンドン・ナショナル・ギャラリー

その他

  • 迷宮脱出の逸話より「アリアドネの糸」という言葉が生まれた。難問解決の手引き・方法の意味で使われる。
  • 欧州宇宙機関 (ESA) のロケットアリアンは彼女の名前にちなむ。

脚注

出典

  1. ^ a b 高津 1960, p. 30.
  2. ^ 呉 1969, p. 302.
  3. ^ 高津 1960, p. 161.
  4. ^ a b アポロドーロス 1978, pp. 8–9, 摘要 I.
  5. ^ a b c 伝エラトステネス『星座論』(2) りゅう座・ヘルクレス座・かんむり座”. 2022年8月31日閲覧。
  6. ^ フェリックス 1991, p. 217,220.
  7. ^ オウィディウス 1981, 8巻.
  8. ^ 呉 1969, pp. 171–172.
  9. ^ 呉 1969, p. 172.
  10. ^ 石膏像ドットコム K-124 アリアス胸像”. 2022年3月時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月閲覧。
  11. ^ 石膏物語 アリアス胸像 その正体は陶酔と芸術の神バッカス(デュオニソス)像”. 2022年3月時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月閲覧。
  12. ^ ディオニューソス(Dionysos,Dioniso)画像例1, 2, 3

参考文献

  • 高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』岩波書店、東京、1960年。doi:10.11501/2982681ISBN 4000800132NCID BN01658789 
  • 呉茂一ギリシア神話』(改版)新潮社、東京、1969年。doi:10.11501/12266009 
  • アポロドーロス 著、高津春繁 訳『ギリシア神話』(改版)岩波書店、東京〈岩波文庫〉、1978年。doi:10.11501/12266199 
  • オウィディウス 著、中村善也 訳『変身物語』 上、岩波書店、東京〈岩波文庫〉、1981年9月16日。doi:10.11501/12576510ISBN 978-4003212011 
  • ギラン, フェリックス 著、中島健 訳『ギリシア神話』(新装版)青土社、東京、1991年8月1日。ISBN 978-4791751440 

関連項目