コシャリ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
カイロエジプト料理店で供されるコシャリ

コシャリアラビア語エジプト方言: كشرى‎, [ˈkoʃæɾi])とは、エジプトの料理の一つ。エジプトの「国民食」と評されている[1][2]

概要[編集]

マカロニスパゲッティなどのパスタヒヨコ豆レンズ豆をミックスし、揚げた玉ねぎトマトソースをかけた料理で、カルと呼ばれると、シャッタと呼ばれる辛味ソースをかけて食べる[1][2][3]。コシャリは上記で挙げた食材を中心とはするが、材料や分量や加工時間を変更し味の差別化を図るものであり、現地では同じ味は無いとまで言われるほど、単純かつ奥深い料理である。

歴史[編集]

コシャリはインドおよびイタリアの料理に由来するといわれている。第一次世界大戦中にエジプトに派遣されていたインド兵から伝播した料理に、カイロに駐留していたイタリア人がマカロニを加え、その料理が現在のコシャリへと進化させられたとされている[2]。これに対し、コプト教において、修道士が菜食期間に食べていたものが起源となっているとする説も存在する[3]

日本国内におけるコシャリ提供店[編集]

日本初のコシャリ専門店舗として、JR錦糸町駅近くにコシャリ専門 コシャリ屋コーピーが存在する。同店は、東京都墨田区江東橋四丁目20番13号 山田ビル2階に本店を置いているが、秋葉原御茶ノ水大手町といったオフィス街を中心にキッチンカーでも併せて営業をしている。

2017年3月11日放送の日本テレビ放送網の旅番組『ぶらり途中下車の旅』では、元力士の舞の海秀平が来店し、同店のコシャリを絶賛。店舗スタッフとの会話の中で、現役の力士である大砂嵐金崇郎が来店したことも明かされている。他にも錦糸町本店には、ファッションモデル内田理央お笑い芸人カミナリ、エジプト考古学者の河江肖剰、元サッカー日本代表城彰二のサイン色紙等も飾られており、スポーツ選手を中心に、にわかに注目を集めているようである。

また、国内におけるコシャリの常時提供店として、キッチンカーの「エジプトめし コシャリ屋さん」、都内を中心に、秋津駅近くのエジプシャンレストラン&カフェ スフィンクス 、六本木駅近くのネフェルティティ東京 西麻布店が確認されているが、最近ではCafe&Meal MUJIなど多国籍料理店においても提供が見られる。

脚注[編集]

  1. ^ a b 【ソウルフード自慢!】エジプト国民のファーストフード!(エジプト航空)”. スターアライアンス加盟航空会社リレーコラム (2013年4月9日). 2017年1月12日閲覧。
  2. ^ a b c 大内清 (2016年10月10日). “米料理に短く切ったパスタと具、トマトソース混ぜ合わせ…エジプトの国民食「コシャリ」の今昔”. 産経ニュース. http://www.sankei.com/column/news/161010/clm1610100006-n1.html 2017年1月12日閲覧。 
  3. ^ a b 末森薫(国立民族学博物館機関研究員) (2014年9月11日). “旅・いろいろ地球人(7)エジプトB級グルメ”. 毎日新聞(夕刊). http://www.minpaku.ac.jp/museum/showcase/media/tabiiroiro/chikyujin263 2017年1月12日閲覧。