虎バン

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虎バン
ジャンル プロ野球阪神タイガース
出演者 高野純一佐藤隆太など
ナレーター 藤崎健一郎
オープニング 松本晃彦「FIRE DANCE」
エンディング OPに同じ
製作
制作 ABCテレビ
放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間2004年3月 - 現在
放送時間日曜未明(土曜深夜)
放送分30分
公式サイト

特記事項:
3-10月は毎週、11-2月は原則として月1回放送
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虎バン』(とらバン)は、2004年3月からABCテレビ朝日放送)が放送している阪神タイガース関連のプロ野球情報・ドキュメンタリー番組。ABCでは関西ローカルで放送。CS放送スカイ・Aでも、一部を除いて、ABCから1 - 2日遅れで全国へ放送される。

番組開始から2009年10月末までは、プロ野球のオフシーズン(11月から翌年2月)を含めて、原則として毎週日曜日深夜(月曜日未明)に生放送。ただし、2009年からは、オフシーズン(11月 - 翌年3月中旬)のみ月1回の特別番組扱いで放送。2010年のプロ野球シーズン(3月20日)からは、放送枠を土曜日深夜(日曜日未明)に移している。

本項では、同局が本番組以外でも展開している阪神タイガース応援企画「虎バン主義。」や、「虎バン」をタイトルに冠したABCラジオの同球団関連番組についても述べる。ただし、「虎バン主義。」のサブタイトルを冠するABCテレビ制作のプロ野球試合生中継番組については『スーパーベースボール (テレビ朝日系列)』を、2011年9月の終了までスポーツコーナーで週1回「虎バン主義。」を放送していたローカルニュース番組については『NEWSゆう+』も参照されたい。

概要

阪神戦の中継が多いABCテレビでは、『ニュースステーション』が放送された時期から、同番組と『ナイトinナイト』(月曜 - 木曜)『探偵!ナイトスクープ』(金曜)の間に5分間のミニ番組枠を編成。プロ野球シーズン中には、その日の阪神戦の結果を、ダイジェストで放送していた。

阪神が低迷期に入ってからは、近鉄の試合結果も扱った『阪神・近鉄情報』に衣替えしたが、やがて『ナイトQ』に変更[1]。その後の在阪テレビ局では、阪神関連の話題や情報を扱う通年のレギュラー番組として、『週刊トラトラタイガース』(よみうりテレビ)だけが長らく放送されてきた(同番組は2005年3月末に終了)。

ABCテレビが当番組の放送に踏み切ったのは、阪神が低迷期を脱し始めた2002年頃に、「阪神をテーマにした自社番組を作ろう」という提案が社内から出たことによる。放送に際しては、『週刊トラトラタイガース』との差別化を図るために、"硬派"な雰囲気を醸し出すよう配慮。あえて照明を落としたセットの中で番組を進行したり、ドキュメンタリーのような構成の特集を放送したりするなどの工夫が講じられた。このような番組構成は、現在の放送にも踏襲されている。

番組タイトルの「虎バン」は、阪神タイガース(=虎)担当の記者(バン=番記者の意)の略称に由来。朝日放送では、当番組の放送を機に、阪神関連の番組・キャンペーンのタイトルやキャッチフレーズにも使用している(後述)。

当番組では代々、朝日放送のアナウンサーが、「ナビゲーター」としてスタジオ進行や取材を担当。2014年の最終放送(12月20日)までは、男女1名ずつのコンビで出演していた。男性では、スポーツアナウンサーでもある清水次郎が、番組開始から同年まで11年間にわたって担当。女性では、高野直子田中花子堀友理子角野友紀の順に起用されていた。

当番組のテーマ曲は、松本晃彦の「FIRE DANCE[2]。また、2007年4月からは、ハイビジョン制作で放送。2010年以降のレギュラー放送では、ナビゲーター(進行役の朝日放送アナウンサー)がオープニングで必ず「タイガースファンの皆さんこんばんは。土曜深夜(1時)は虎バンです!!」という口上を述べている[3]

番組開始当初は、オープニングのアバンタイトルで、その日の「虎動」の冒頭シーンのナレーションとイメージ映像→オープニングのタイトル(当日の特集内容をまとめたヘッドライン)→スタジオ(年度により提供クレジット→CM→スタジオ)の順に放送。「FIRE DANCE」のサビのパートを、そのままBGMに使っていた。2010年からは、アバンタイトルの段階からスタジオパートの映像を放送。前述の口上→コメンテーター紹介→土曜日のゲームダイジェストという順に映像を流す。このような構成の変更によって映像が2009年までの放送より短くなったため、BGMを「FIRE DANCE」のサビの最後だけにとどめている。

また、放送開始から2010年12月放送の「マンスリー虎バン」までは、番組内や関連グッズで使われるタイトルロゴに星野仙一(元・阪神一軍監督)の書を使っていた。[4]しかし、星野が東北楽天ゴールデンイーグルスの一軍監督に就任する2011年度の放送から、タイトルロゴを一新。同年1月29日放送の「マンスリー虎バン」からは、当番組でコメンテーターを務める吉田義男(元・阪神一軍監督、ABC野球解説者)の書をタイトルロゴに採用。4月2日から11月12日まで、前年度と同じ時間帯でレギュラー放送を実施した。

2012年には、阪神の公式戦開幕6日前(3月24日)からレギュラー放送を再開。放送日・放送時間は変わらないものの、番組のイメージカラーを黒色から「白星」にちなんだ白色に統一したり、番組開始以来初めてスタジオセットを一新したりするなどのリニューアルに踏み切った。また、同年度から阪神の一軍監督に就任した和田豊の直筆による「熱くなれ!」(和田の考案による同年の球団キャッチフレーズ)を、オープニングの映像に追加している。

2013年度のレギュラー放送からは、タイトルロゴとコメンテーター陣を一新。タイトルロゴは直筆の書ではなくCGで作られたものに変更され、オープニング映像は前年度からのイメージを継承しつつ、放送内容を簡単に紹介するタイプに変更された。また、阪神での現役選手時代から当番組に登場していた矢野燿大金本知憲下柳剛が交互にコメンテーターを務める場合には、コメンテーターによる特集コーナーに「虎(トラ)イアングル」というサブタイトルを付けるようになった。

放送期間によっては、Joshin(阪神のヘルメットスポンサー)などの企業が1社だけで全編のスポンサーに付くことがある。日本コカ・コーラが「GEORGIA」名義でスポンサーに付いている2012年度から2014年度までのレギュラー放送では、番組中のCMにとどまらず、本編後半のインフォメーションコーナーでも「ジョージア魂」賞への投票を呼び掛けていた。

放送開始10周年を迎える2014年には、阪神での現役選手時代から当番組に登場していた桧山進次郎もコメンテーターに起用。10周年記念の特別企画として、矢野・金本・下柳・桧山が一堂に会する当番組初の「ファンミーティング」を、3月24日に朝日放送本社内のスタジオで開催した。このミーティングでは、公式サイトからの視聴者投票による「10年間の名場面・名プレー」(1位は桧山が前年のクライマックスシリーズ・ファーストステージ最終戦に代打で放った「現役最終打席での本塁打」)を発表。レギュラー放送の第1回(同月29日)には、桧山を初めてスタジオに迎えたほか、ミーティングのダイジェストを放送した。

2014年の最終放送で、清水と角野が当番組を卒業(事実上の降板)。2015年のレギュラー放送(3月7日開始)では、清水の後輩に当たるスポーツアナウンサーの高野純一をナビゲーター、折原あやの海野ナルを「虎バンマネジャー(虎マネ)」という肩書でアシスタントに起用した[5]。折原・海野は、隔週交代でスタジオに出演。取材やスタジオでの報告・進行に加えて、チームとタイガースファンをつなぐ役割(Facebook上の番組公式アカウントに新設された「虎マネブログ」の執筆など)も担った[6]。さらに、幼少期からの阪神ファンである佐藤隆太が、「スペシャルナビゲーター」という肩書で随時出演[7]。オープニングロゴなどは2013年以降のスタイルを踏襲する一方で、オープニング映像やスタジオセットのリニューアルを敢行した(詳細後述)。

2016年のレギュラー放送では、山本彩木下春奈薮下柊川上千尋(いずれもNMB48のメンバー)が、折原・海野から「虎マネ」を引き継ぐ[8]。また、オープニング映像は2013年度のように放送内容をダイジェストで紹介するタイプに戻ったが、金本の一軍監督就任に合わせてチームスローガンである「超変革」ロゴとユニフォーム姿の金本の画像がダイジェストの前に映される。(詳細後述

放送時間

プロ野球シーズン(3月のオープン戦の時期 - 10月または11月)

  • ABCテレビ
    • 原則として毎週日曜日深夜(月曜未明)0:40 - 1:10(2006年4月 - 2009年10月)→毎週土曜深夜(日曜未明)1:00 - 1:30(2010年3月20日 - 2012年度9月まで)→同1:15-1:45(2012年度10月)→同1:19-1:49(2013年度-2015年度)→同0:45-1:15(2016年度)[9]
    • 2011年には、東日本大震災3月11日発生)の影響でプロ野球公式戦の開幕を例年より遅らせたため、日本シリーズ第1戦当日(11月12日)深夜の放送分まで週1回のレギュラー放送を続けた。
  • スカイ・A
    • 原則として毎週月曜日16:00 - 16:30(2009年プロ野球シーズンまで、ABCから1日遅れ)→毎週月曜日17:00 - 17:30(2010年プロ野球シーズンから、ABCから2日遅れ)→日曜日(時間不定 ABCから1日遅れ)に放送。随時再放送あり
    • 朝日放送と専属契約を結んでいない野球解説者(星野仙一広澤克実など)がコメンテーターとして出演する場合には、権利の関係からスカイAのみ放送を休止することが多い。その場合には、代替番組として、ゴルフや健康などに関する番組が放送される。(FIFAワールドカップオリンピックなどのスポーツ大会を放送する場合も同様)
    • 放送する週には、毎週火曜日16:00 - 16:30(2009年シーズンまで)→毎週火曜日17:00 - 17:30(2010年シーズンから)にも再放送される。

備考

  • 放送開始から2006年3月までは、原則として毎週日曜日深夜(月曜未明)0:25-0:55に放送。同時間帯で先に放送されていた『週刊トラトラタイガース』(2005年3月27日終了)より30分早く始められるように放送枠を設定した。しかし実際には、プロ野球中継や前番組の延長などで、両番組の放送時間が重なることがあった。
  • 2006年4月9日(10日未明)のABCテレビ放送分では、広澤がコメンテーターとして出演していたため、スカイAでは当該回の放送を休止する予定であった。しかし、ABCでの放送当日に、金本知憲京セラドーム大阪での横浜ベイスターズ戦(デーゲーム)で904試合連続フルイニング出場の世界新記録を達成。この件で視聴者から多大な要望があったことから、スカイAでも特例扱いで当該回を急遽放送した。
  • 2009年からは、生放送の特別番組(後述)や月間ダイジェスト(事前収録)を放送する際に、阪神甲子園球場の第2期改修工事(2008年10月〜2009年3月)で新設されたロイヤルスイート(内野銀傘直下の法人会員制個室)をスタジオ代わりに使うことがある。
  • ABCテレビでは、年に数回、編成上の事情などで当番組の定時放送を休止することがある。その場合には、放送時間を拡大した特別番組を後日放送するか、別の時間帯に生放送で特別番組を編成することが多い。
  • 放送枠が土曜日の深夜に移った2010年シーズンからは、放送日の『朝日新聞』夕刊(大阪本社発行・関西地区発売版)に、当番組の紹介を兼ねた記事を定期的に掲載。阪神の戦い振りについて、清水が同紙のトラ番(阪神担当)記者と対談した模様を記している。記事によっては、女性ナビゲーター(堀→角野)が対談に加わることもある。
    • 2010年3月28日には、ABCテレビで中継を実施した阪神タイガース横浜ベイスターズ戦(京セラドーム大阪)の試合前に、当番組の企画の一環で堀が再び始球式に登場。当日の中継と、4月3日の当番組内で、その模様が紹介された。
    • 2010年4月10日の放送では、堀が声を出せない状態で当番組へ出演。番組の大半を、事実上清水のみで進行した。
  • 2011年までプロ野球シーズン版をABCのスタジオから放送する場合には、オープニングで白色系のスタジオライトを激しく点滅させた後に、ナビゲーターが立ったまま当日のコメンテーターや放送内容を紹介。以降はエンディングまで、(コメンテーターやゲストを含む)出演者が、背もたれのない椅子に座った状態で出演していた。
    • スタジオに初めて(逆V字型の白い)テーブルを導入した2012年4月のリニューアル以降は、オープニングからナビゲーターがテーブルの左側、コメンテーター・ゲストが右側にそれぞれ着席。エンディングのみ、出演者が椅子から立ち上がったうえで、テーブルの前に集まるようになった。このリニューアルでは、スタジオライトを点滅させる前述の演出をやめる一方で、当番組では初めてプロジェクターをコメンテーター・ゲスト席の背後に設けられている。
  • 2013年・2014年のプロ野球シーズン版では、ABCのみ、前枠番組『コヤブ歴史堂〜にゃんたの(秘)ファイル〜』の終了直後に15秒の告知枠を設定。清水・角野・当日出演のコメンテーターがスタジオに揃った状態で、当日の主な放送内容を紹介していた。
  • 2015年の放送では、阪神球団の創立80周年にちなんでオープニング映像を一新。タイトルロゴを出す前に、1回につき1つのテーマで、球団史を象徴する写真や映像を「#〜」形式の通し番号付きで手短に紹介していた。また、「History&Future」というコンセプトを基にスタジオセットも一新。プロジェクターをセットの右端に移動させる一方で、セットの中心にソファを設置した。
  • 金本知憲(元・阪神外野手および当番組コメンテーター)が一軍監督として同球団に復帰した2016年の放送では、「超変革」(同年度のチームスローガン)のロゴや金本のユニフォーム姿の画像を、オープニング映像に盛り込んでいる。また、タイトルロゴを出す前には放送内容をダイジェストで映し出している。

オフシーズン(11月 - 2月のキャンプ終了時)

  • ABCテレビ
    • 2009年のオフシーズンには、『虎バンスペシャル』として、月1回のペースで土曜日に4回放送。ただし、放送時間は定まっていなかった。2010年以降は、放送曜日が若干異なるものの、同様のスタイルで『マンスリー虎バン』を放送する。

備考

  • 2008年度(2009年3月末)までは、毎週日曜日の深夜に、プロ野球シーズンと同じ時間帯で放送していた
  • 2005年のオフシーズンには、ABCテレビが日曜日の深夜1時 - 5時に放送機器のメンテナンスなどを実施した関係で、放送を休止することが数回あった。ただし、阪神の御堂筋優勝祝賀パレードが開催された11月6日(日曜日)には、当時『旅の香り』が放送されていたテレビ朝日系列の全国ネット枠(18:56 - 19:56)を関西ローカルのみ差し替え。当番組の特別番組として、パレードのダイジェストや、パレードに参加した同球団の選手のインタビューを生放送で伝えた。

『虎バンスペシャル』(2009年度)

  • 第1回は、2009年11月28日(土曜日)の13:55 - 14:50にABCテレビで放送された『虎バンスペシャル 阪神タイガースファン感謝デー』。同月21日に3年振りに阪神甲子園球場で開催された同イベントのダイジェストと、イベントの合間に同球場の室内練習場で収録された新井貴浩藤川球児鳥谷敬のトークショーの模様を放送した。当番組ナビゲーターの清水・堀は、トークショーで司会を担当。ダイジェスト映像のナレーションも交互に務めた。
  • 第2回は、2009年12月19日(土曜日)の16:55 - 17:25にABCテレビで放送。シーズン中と同じスタジオ内での収録で、新入団選手の紹介・主力選手の契約更改情報が主体の「今月のタイガース」と、ドキュメント「矢野燿大 13年目の恩返し」の2本立て構成であった。
  • 第3回は、2010年1月30日(土曜日)の16:55 - 17:25に、ABCのスタジオから「キャンプ直前スペシャル」を生放送。当初は福本豊をコメンテーターに迎える予定だったが、実際の放送では、2009年限りで現役を引退した赤星憲広(元・阪神外野手)がスペシャルゲストとして登場した。ちなみに、赤星が野球解説者としてテレビ番組へ出演したのは、この放送が初めてである。
  • 第4回は、2010年2月13日(土曜日)の13:55 - 15:55に、阪神のキャンプ地・宜野座村野球場沖縄県)から阪神と北海道日本ハムファイターズによる練習試合の実況も交えながらの生中継を実施した[11]

『マンスリー虎バン』

2010年度
  • 第1回は、2010年11月6日(土曜日)に、シーズン中と同じ放送枠で編成。同シーズン限りで現役を引退した矢野のドキュメント「矢野燿大 引退の真実」を放送した。
  • 第2回は、2010年11月28日(日曜日)の16:30 - 17:25に、「Joshin Presents 虎バンスペシャル 阪神タイガースファン感謝デー2010」を放送。同年11月20日に阪神甲子園球場で開催されたファン感謝デーや、海釣りを通じた城島健司捕手とファンの交流の模様を紹介した。
  • 第3回は、有馬温泉真弓明信(現・一軍監督)と吉田義男を迎えたうえで、2010年シーズンの戦い振りを振り返った模様を2010年12月11日(土曜日)の16:30 - 17:25に「虎バン 2010総決算スペシャル」として放送した。なお、2008年1月から清水とともにナビゲーターを務めてきた堀は、この放送を最後に当番組を卒業した。
  • 第4回は、2011年1月29日(土曜日)の16:55 - 17:25に「虎バン キャンプ直前スペシャル」として放送。新しいタイトルロゴを披露するとともに、ABCの野球解説者に就任した矢野がコメンテーター、角野がナビゲーターとして初めてスタジオへ出演した。ちなみに矢野は、解説者の立場で初めて、藤川球児投手とのインタビュー(事前収録)でインタビュアーも務めている。
  • 第5回は、2011年2月13日(日曜日)の16:55 - 17:25に、矢野をコメンテーターに迎えて「虎バン キャンプスペシャル」として放送。[12]矢野の現役時代(2009年3月)のレギュラー放送に続いて、金本知憲下柳剛との同級生対談の模様を流した。
  • 第6回は、2011年3月19日(土曜日)の25:00 - 25:30に、「虎バンスペシャル 矢野燿大×ジェフ・ウィリアムス 約束の手紙」を放送した。同年2月に現役引退を表明したウィリアムス(元・阪神投手、2011年度から同球団駐米スカウト)のアメリカの自宅を、表明直後に矢野が訪れた際の模様を中心に構成。エンディングでは、ウィリアムスからファンに向けたメッセージ映像も流した。
2011年度
  • 第1回は、『虎バンスペシャル 阪神タイガースファン感謝デー』として、2011年12月10日(土曜日)の16:00 - 16:55にABCテレビで放送。同月3日に甲子園球場で開催されたファン感謝デーのダイジェストと、藤井彰人捕手によるファンとの交流企画で構成されていた。
  • 第2回は、レギュラー放送と同じタイトル・スタジオを利用しながら、2012年1月28日(土曜日)の深夜1:30 - 2:00にABCテレビで放送。コメンテーターは矢野で、桧山進次郎外野手によるグアムでの自主トレーニングへの密着取材企画「始まりの一歩」や、関本賢太郎内野手と能見篤史投手による対談企画「ふたりだけの本音空間」を中心に構成されていた。
  • 第3回は、2012年2月12日(日曜日)の特別番組「熱くなれ!ABCは虎バン祭り」(15:30 - 17:30)の後半パート(16:55 - 17:25)で「虎バンスペシャル」として放送。阪神の春季キャンプダイジェスト、ふたりだけの本音空間」の続編、矢野・金本の対談、東北楽天ゴールデンイーグルスへの入団が決まったばかりの下柳剛投手(2003 - 2011年阪神に在籍)へのインタビューで構成されていた。なお前半では、春季キャンプ地・宜野座村野球場から、阪神と日本ハムによる練習試合をダイジェスト形式で録画中継。2012年からスカイAの野球解説者に就任した濱中治が、テレビ中継での解説デビューを果たしている。
2012年度
  • 第1回は、2012年11月24日(土曜日)の25:15 - 25:45に放送。同年のドラフト会議1巡目で阪神が抽選の末に交渉権を獲得した藤浪晋太郎投手への密着ドキュメントや、角野による秋季キャンプレポートなどで構成されていた。
  • 第2回は、2012年12月1日(土曜日)の25:00 - 26:00に放送。同年11月23日に甲子園球場で開催された阪神の2012年ファン感謝デーのダイジェスト映像を流したほか、金本と阪神ファンである石田純一の対談や、「Dream Link Project」による能見篤史投手とファンの交流企画を放送した。
  • 第3回は、2012年12月22日(土曜日)の24:50 - 25:50に、「虎バンスペシャル 金本・矢野・下柳 表と裏」というタイトルで放送。各界の野球ファン(徳光和夫平愛梨やくみつるなど)や星野からのVTRコメントを交えながら、ABCの本社スタジオで収録した「表」編(阪神在籍時の思い出や今後の阪神・日本球界に向けての提言などがテーマの鼎談)と、有馬温泉で収録した「裏」編(清水・角野が進行役で参加したプライベートトーク)を交互に流した。
  • 第4回は、2013年1月26日(土曜日)の24:19 - 24:49に放送。能見と広島・前田健太投手による「エース対談」に、新入団の福留孝介外野手への独占インタビューや、新入団の西岡剛内野手・主力選手・藤浪を初めとする新人選手の自主トレーニングダイジェストを中心に構成していた。
  • 2013年には、2月16日に第5回、3月23日に最終回を放送。最終回では、放送の直前の3月20日に現役引退を表明した下柳が、現役続行を賭けてアメリカで同年2月28日ロサンゼルス・ドジャースの春季トライアウトを受験した模様を密着取材形式で紹介した(結果は最終テストで不合格)。なお下柳は、放送の翌日に、朝日放送の野球解説者として『ABCフレッシュアップベースボール』のオープン戦・阪神対オリックス中継(京セラドーム大阪)で解説デビューを果たした。
2013年度
  • 第1回は、2013年11月17日(土曜日)の25:29 - 25:59に放送。赤星をホスト役に、阪神時代の2003年にチームメートとしてリーグ優勝を一緒に経験した濱中治(朝日放送・skyA野球解説者)と藤本敦士(2010年に移籍した東京ヤクルトスワローズで2013年に現役を引退)を迎えたうえで、お好み焼店で収録した鼎談の映像を流した。この対談では、収録中に金本もVTRで登場。引退を機に毎日放送の野球解説者へ転身した藤本にとって、当番組を含めた朝日放送制作の番組へ本格的に出演したのは、ヤクルトへの移籍で阪神を離れてからおよそ4年振りであった。ただし、全編の進行を赤星に委ねたことから、ナビゲーターの清水・角野は登場しなかった。なお、同年12月1日日曜日)の16:30 - 17:25には、11月23日に甲子園球場で開催された阪神のファン感謝デーに関する特別番組『虎バンスペシャル 阪神タイガースファン感謝デー2013』も放送した。
  • 第2回は、東京六本木のクラブで収録したトークを、2013年12月14日(土曜日)の25:19 - 25:49に放送。下柳・角野の進行で、同年に埼玉西武ライオンズで現役を引退した石井一久森高夕次(「プロ野球とお金」をテーマに据えた漫画グラゼニ」の原作者)をゲストに招いて「プロ野球とお金」に関するトークを展開した。また、放送上「グラゼニ」の一節や阪神の契約更改・入団発表情報を挿入した関係で、朝日放送のスポーツアナウンサー・岩本計介が藤崎と共にナレーターを務めている。
  • 第3回は、2014年1月25日(土曜日)の25:19 - 25:49に放送。「一流アスリートの縁起担ぎ」「阪神にまつわるジンクス(虎ジンクス)」をテーマに、阪神ナインが例年シーズン前に優勝祈願で参拝する西宮神社兵庫県西宮市)の境内でロケを実施すると共に、前年まで阪神の外野手として22年間の現役生活を送っていた桧山進次郎がこのロケからコメンテーターに加わった。また、サッカー日本代表で活躍する柿谷曜一朗セレッソ大阪)と、桧山の現役時代から合同トレーニングに参加している金田久美子プロゴルファー)がVTRで自分なりの「縁起担ぎ」を披露。藤崎のナレーションによる「自主トレフラッシュ」では、ドラフト1巡目ルーキー・岩貞祐太と矢野による対談の模様などを紹介した。
  • 第4回は、2014年2月15日(土曜日)の25:19 - 25:49に放送。阪神の春季キャンプ地の1つである宜野座村で、現役時代に連続フルイニング出場試合の世界記録を樹立した金本と、現役選手として連続出場試合の記録を更新中の鳥谷敬による「鉄人対談」を収録した。また、桧山にとって初めての春季キャンプ取材の模様も放送している。
  • 最終回に当たる第5回は、番組開始10周年記念番組として、2014年3月22日(土曜日)の25:35 - 26:05に放送。初代のコメンテーターで(放送当時)東北楽天の現役監督・星野を朝日放送の放送の本社に迎えるとともに、清水・矢野の進行でスペシャル対談を収録した。ちなみに、星野は楽天のユニフォーム姿で出演。同年のコメンテーターが全員、星野の阪神監督時代(2002年2003年)に現役の選手として同球団でのプレーを経験していた縁で、セットにはコメンテーター全員から贈られた花も飾られた。
2014年度
  • 第1回は、2014年11月30日(土曜日)の16:30 - 17:25に放送。同月22日に甲子園球場で開催された阪神のファン感謝デーのダイジェストを中心に、ノブ(千鳥)をガイド役に立てたロケ企画「上本博紀今成亮太大和!ミドルタイガーの旅」の模様を放送した。
  • 第2回は、2014年12月20日(土曜日)の25:19 - 25:49に、「虎バン忘年会スペシャル」として放送。前述した「ミドルタイガーの旅」の後編と、藤浪晋太郎と赤星が鍋料理を食べながらシーズンを振り返る企画で構成されていた。番組のエンディングでは、清水と角野の卒業、2015年1月2月の放送休止、同年3月7日3月8日未明)放送分からの全面リニューアルを発表している。
2015年度
  • 第1回は、2015年11月28日(土曜日)の16:30 - 17:25に放送。同月21日に甲子園球場で開催された阪神のファン感謝デーのダイジェストを中心に、当番組の「スペシャルコメンテーター」から一軍監督へ転身した金本のインタビューや、「今成亮太大和梅野隆太郎!ミドルタイガーの旅」で構成した。ファン感謝デーでは、初代男性ナビゲーターの清水が司会、2代目男性ナビゲーターの高野が選手へのインタビューを担当した。なお、当日深夜のレギュラー放送枠(25:15 - 25:45)では、「ミドルタイガーの旅」の後半などを放送している。
  • 第2回は、2015年12月19日(土曜日)深夜のレギュラー放送枠で放送。藤浪晋太郎・矢野・高野による鍋料理を囲みながらの鼎談、金本・矢野による対談、2016年から4年振りに阪神へ復帰する藤川球児のVTRメッセージなどで構成した。矢野は同年から阪神の一軍作戦兼バッテリーコーチへ就任するため、前述した鼎談には当番組のコメンテーター、金本との対談には阪神のコーチとして登場。この回でコメンテーターを卒業することから、鼎談の後半では、当番組におけるコメンテーター時代の名場面を振り返る企画も放送された。なお、エンディングでは、2016年のレギュラー放送3月5日深夜(3月6日未明)から始めることが伝えられた。

主なコーナー・企画

現在(2015年度)

  • 虎VISION(とらビジョン)
    • 放送日の直近1週間(定時放送の休止明けの場合には休止期間中)を対象に、阪神戦のダイジェストや阪神関連のトピック映像を1日単位で放送するコーナー。朝日放送の野球解説者をはじめ、週替わりで出演するコメンテーター(後述)が、試合のポイントを解説する。
    • 番組開始から2014年シーズンまでは、「虎バン 今週のタイガース」というタイトルで放送。2008年シーズンまでは、放送前週の月曜日から順に振り返る構成だった。2009年シーズンでも、週によってはこの構成で放送することがあった。
    • 2009年シーズンからは、放送当日に阪神戦があった場合に、その試合のダイジェストを"Today's Game"として先に放送。コメンテーターの解説後に、放送日の他チームの試合結果や、放送日全試合終了時点でのセントラル・リーグの順位表を簡単に紹介することが多くなった。この場合には、CMをはさんでから、放送前日までの阪神戦ダイジェストやトピックスを月曜日から1日単位で放送していた。
    • 放送枠を移動した2010年シーズン以降は、阪神戦があった日の放送で、"Today's Game"にちなんだ清水・堀(2011年シーズンから角野)のトークを当番組のオープニングで放送。オープニング映像をはさんで、"Today's Game"の本編に入るようになった。また、ダイジェストやトピックスを、前週の日曜日から1日単位で流している。
    • 2012年シーズンからは、オープニング映像を流した後に、スポットCMをはさんで当コーナーを放送。終了後に、清水・角野・当日出演のコメンテーターが自己紹介に入るようになった。
    • 2014年シーズンからは、金本・矢野・下柳のいずれか(または2名)が登場する場合に、「素晴らしい」と感じられるプレーを「〜のイチオシ」、「物足りない」と感じられるプレーを「〜のダメ出し」というタイトルで詳しく紹介していた。
    • 虎VISIONに改称した2015年シーズンの放送では、「虎マネ」が進行役を担当。阪神のチーム・選手にとってターニングポイントになった試合を「DRAMATIC GAME」として、勝負どころを掘り下げて伝える構成に変更した、その他の試合については、「喜」「怒」「哀」「楽」のいずれか1文字で1試合ずつ表現するとともに、ダイジェストVTRをコメンテーターの一声によってその文字に対応するシーンで停止。そのうえで、コメンテーターが解説や批評をはさんでいる。必ずしもその週行われたすべての試合をカバーするとは限らなくなった。
  • 虎のマネ知識
    • 「虎マネ」を起用した2015年のレギュラー放送から、エンディング付近で随時放送。当日出演の「虎マネ」が、阪神の球団史・選手・試合に関するデータを紹介する。
  • 虎バン マンスリーアワード
    • 2015年シーズンから毎月最終週に放送中の視聴者参加企画。放送月(4月の場合には3・4月)の阪神戦から、スペシャルナビゲーターの佐藤・『日刊スポーツ』の阪神担当記者・当日出演のコメンテーターが1件ずつ推薦する阪神選手の好プレーを対象に、公式携帯サイトからの視聴者投票を通じて「マンスリーアワード」を選出する。
    • 佐藤は「ファンタスティック部門」、『日刊スポーツ』の記者は「ジャーナリスト部門」、コメンテーターは「プロフェッショナル部門」から1件ずつプレーを推薦。公式携帯サイトでは、当コーナーの放送中から放送翌週水曜日の24:00(木曜日0:00)まで投票を受け付ける。

「虎動」(こどう)

  • 番組開始から放送されているメインコーナーで、選手視点における心境等を放送するドキュメンタリー色の強い企画。テーマのキーワードに当たるサブタイトル(「○○」)が毎週付く。オフシーズンにも、虎バンスペシャルを含めて随時放送されている。
  • プロ野球シーズン中には、放送日の直近1週間(定時放送を休止する場合には休止期間中)の阪神戦で、ポイントになったプレーや選手を焦点にVTR取材。チームデータや選手自身のインタビュー映像などを交えながら、そのプレーの意味や、試合に対する選手やチーム全体の意識などを浮き彫りにする。
  • オフシーズンの放送(2009年度からは虎バンスペシャル)では、特定の選手を対象に、シーズンを振り返る内容で取材。春季・秋季キャンプや、春季キャンプ前の自主トレーニングの模様を、VTRで紹介することもある。
  • 当コーナーで扱った内容の一部は、番組の関連書籍・DVD(後述)や、朝日放送が制作に関わる「虎バン」以外の阪神関連番組・DVDでも取り上げられている。2010年3月19日には、過去6年間に放送された当コーナーの特集で、特に反響の大きかった映像を収めたDVD「虎動セレクション 阪神タイガース 虎戦士の真実」を発売した(後述)。また、同じ趣向の番組である『猛虎ファイル』(MBSテレビ制作でGAORAでも放送、2012年度から『withタイガース』と改題)とともに、(スタジオパートを除く)当コーナーの放送済み映像素材を甲子園歴史館に提供。館内の専用パソコンを通じて、過去の放送内容の一部を鑑賞できる。

過去(2014年度以前)

2008年度までのオフシーズンには、事前収録かスタジオからの生放送で、一部のコーナーを阪神の現役・新人選手や監督・コーチへのインタビューに差し替えることが多かった。

「金本知憲の家族旅行の夢かなえます」

  • 金本が阪神に在籍していた2005年 - 2009年に実施していたコラボレーション企画で、主に毎月第1週に放送。金本が阪神甲子園球場の阪神主催公式戦でホームランを打つたびに、自身のポケットマネーで近畿2府4県(大阪府兵庫県京都府奈良県滋賀県和歌山県)在住の1家族(最大4名まで)を旅行に招待していた。ちなみに、毎年阪神の公式戦終了時までにハガキで応募すれば、抽選の対象になった。
  • シーズン中の金本は、毎月初めに、前月までに届いたハガキから前月に阪神甲子園球場で放ったホームランの本数分の家族を抽選。当コーナーで後日、当選者の氏名とともに、その模様を放送した[14]。ただし、当初から月平均の応募件数が万単位にのぼったため、途中からは応募者の対象を近畿2府4県在住者に限定した。[1]
  • 金本は毎年、当企画のプレゼントとして、マイナスイオンブレスレット(金本モデル)や愛用品を提供[15]。また、年を追うごとに、ポケットマネーで招待する旅行の規模を拡大させていた。

「トライアングル」

  • 阪神での現役選手時代に当番組で何度も鼎談を放送してきた「同級生トリオ」の矢野・金本・下柳が、金本・下柳の現役引退→解説者転身で当番組のコメンテーターとして再び集結したことを機に、2013年・2014年シーズンに放送。阪神の戦い振りにまつわる1つのテーマについて、矢野が守備面、金本が打撃面、下柳が投球面から持論や提言を披露していた。ただし、3人がスタジオで一堂に会するとは限らず、3人のうち1人がコメンテーターとしてスタジオに出演した場合にも「トライアングル」のタイトルを使うことがあった。
  • 2013年7月3日の阪神対巨人戦では、ABCテレビの中継(『スーパーベースボール 虎バン主義。』で、3人揃っての解説を予定していた。試合が雨天中止になったため、サンテレビでのトップ中継とBS朝日の完全生中継は休止したものの、ABCのみ18:17 - 19:00の中継で3人を共演させた。

2008年度のみ

  • 堀友理子の虎人(こじん)授業(プロ野球シーズン中にほぼ毎週放送)
    • 堀が当番組で初めて担当した企画で、甲子園球場内で事前に収録。机とイスとホワイトボードがある部屋で個人授業を受ける形式で、阪神のホームゲーム用ユニフォームを着た選手やコーチが、堀の"先生"として毎回1名ずつ登場した。
    • 阪神取材の初心者であった堀が、毎週1名の"先生"にインタビュー。野球やプライベートに関する質問が多いことから、試合中とは違う選手やコーチの一面がよく見られた。また、コーナーの最後には、出演した"先生"が、次回の"先生"を紹介する趣向になっていた。
    • 当コーナーで放送された内容の大半は、初の番組本「虎バン 阪神タイガースはなぜ強いのか」(後述)に収められている。ただし、「金本知憲の家族旅行の夢かなえます」を放送する場合には休止していた。

2009年度のみ

  • 友理子の日記(プロ野球シーズン中のみ月に2 - 3回放送)
    • 堀が取材・進行を担当したVTRコーナーで、番組の後半に放送。毎回1つのテーマを基に、阪神の二軍や阪神関連の施設などを幅広く取材した。
    • 当番組の放送日(同年度は日曜日)に阪神甲子園球場で阪神戦を開催する場合には、テレビ中継(後述)で阪神のベンチリポーターを務める堀が、試合前に球場の外で阪神ファンヘインタビューすることもあった。

2010年度のみ

  • TBTV(虎バンティービー)
    • 浦川泰幸(ABCアナウンサー)がスペシャルコメンテーターとして出演する場合にのみ放送。J-POPのヒットナンバーをBGMに流しながら、浦川自身が選んだ阪神公式戦の名シーン・阪神選手の好プレーをベスト10形式で紹介していた。
  • 鳴尾浜だより(ファーム情報、5月22日から不定期で放送)
    • ファームで調整する主力選手や、一軍入りを目指す若手選手の近況を、VTRと藤崎のナレーションで紹介。平田勝男二軍監督(当時)など、ファーム首脳陣のコメントも随時放送された。

2011年度のみ

  • 角野友紀の推しメン!(4月30日からシーズン終了まで放送)
    • 角野による取材・進行で構成したコーナー。角野自身にとっての「推しメン(おしめん、取材時点で一番気になる阪神の選手)」への直撃インタビューや、その選手が活躍したプレーをVTRで紹介していた。当初は不定期で放送していたが、角野が徐々に取材へ慣れていったこともあって、シーズン後半にはほぼ毎週流れるようになった。

2012年度のみ

  • 福本豊の世界の太鼓判
    • 福本豊がコメンテーターで出演した場合に放送。福本が太鼓判を押した阪神選手やプレーを、映像を交えながら紹介した。福本自身が気になる選手を、福本ならではの率直な口調で叱咤激励することもあった。
  • よっさんのつぶやき
    • 「よっさん」の愛称で親しまれている吉田義男がコメンテーターで出演した場合に放送。日曜日(または放送翌週)の阪神戦の見どころを、吉田ならではの目線と口調で紹介する。
  • ちびっ子ヒーローインタビュー
    • 「Dream Link」(ファンと選手の交流・社会への貢献を目的とした阪神球団主導のプロジェクト)と朝日放送によるコラボレーション企画の一環で、2012年6月から同年のシーズン終了まで、インタビューVTRの一部を不定期で放送していた。
    • 参加者については、球団側が阪神甲子園球場での主催試合から月に1 - 2試合を指定したうえで、「タイガース Dream Linkスマホ版」(スマートフォン向けの球団公式メールマガジン)の会員から「小学生3名+保護者1名」という1組単位での応募を条件に期間限定で募集。球団側による抽選と、電話連絡への応対によって、指定1試合につき1組の当選を確定させる。なお、当選した1組には、該当する試合の内野指定席チケットを球団側で用意。その組に入っている小学生は、該当する試合で阪神が勝利した場合に限って、球団広報が「本日のヒーロー」に挙げた選手へ試合終了後に球場内でインタビューを実施できるようになっていた。

2013年度のみ

  • Meister(マイスター、不定期で放送)
    • 阪神選手のプレーを支える専門家(阪神園芸所属の甲子園球場グラウンドキーパーなど)に密着した取材映像に、関連する選手のインタビュー映像を交えたミニドキュメント。
  • アナタの質問に答えます 虎クエスチョン
    • 朝日放送「虎バン主義。」の携帯サイトに寄せられた視聴者からの質問を、角野が毎回数件紹介。(選手を含む)阪神関係者や当番組のコメンテーターが質問に答えていた。コーナーの略称は「虎クエ」で、阪神・野球・選手に関する素朴な疑問にとどまらず、野球技術の上達に向けた質問も受付。ただし、特別企画などを優先する関係でコーナーを休止することがあった。

2014年度のみ

  • God's Eye(ゴッズアイ)
    • 現役時代の晩年に「(代打の)神様(God)」と呼ばれた桧山が出演する場合に放送。放送日直近の阪神戦から、勝負の分かれ目になったポイントを、鋭い視点で解説していた。
  • 自虎分析
    • 放送前週の試合で印象深い活躍を見せた選手へのインタビュー企画。選手自身に活躍の理由を語らせる趣旨で収録するため、タイトルを「じこぶんせき」と読ませていた。
  • アントニーのワールドコレクション
    • アフリカ系アメリカ人の父親と日本人の母親を持つ阪神ファンのお笑い芸人アントニー(マテンロウ)によるVTR取材企画で、正式タイトルは「アントニーのワールドコレクション〜世界は野球でつながっている〜」。阪神に限らず、NPBの他球団に在籍する外国人選手にもインタビューを敢行しながら、選手たちの素顔を紹介していた。

その他

以下のコーナーは、番組開始から2010年度まで放送。

  • ええトコどり○○
    • 番組開始当初から、ほぼ毎回エンディングで放送。番組テーマ曲の「FIRE DANCE」をBGMに、直近1週間の阪神の名場面を短くまとめた映像を流した。タイトルの○○は年号で、毎年変えていた。
  • 男たちの凱歌
    • 『ええトコどり』の代わりに不定期で放送。ブライアン・アダムスの「I Will Always Return」をBGMに、阪神の選手1人にスポットを当てたうえで、その選手が活躍する場面の映像を流す。現役引退を発表した選手や、久々に一軍へ復帰して活躍した選手がよく取り上げられた。
  • 虎魂(コダマ)
    • 『ええトコどり』の代わりに不定期で放送。阪神の選手1人にスポットを当てたうえで、その選手が必死で練習したり、直向きにプレーしたりする姿を収めた映像を流していた。
  • RED★SCOPE(レッドスコープ、2010 - 2014年度)
    • 赤星憲広がコメンテーターとして出演した場合にのみ、「虎動」を差し替える形で放送。放送日までの阪神の戦い振りから、赤星が注目した1つのテーマ(「守備」など)を、VTRとスタジオトークで掘り下げていた。
  • Yanolyze(ヤノライズ、2011年5月 - 2012年度)
    • 矢野がコメンテーターとして出演した場合にのみ、「虎動」を差し替える形で放送。「矢野、分析する」という意味を込めたタイトルが示すように、放送日までの阪神の戦い振りから、ある一戦でのプレー(打者に対する投手の配球など)をテーマに捕手出身の矢野の目線で野球の面白さを分析した。2013年度からは、「トライアングル」に引き継がれている。
  • 明日への格言(2012 - 2014年度、2013年度以降のタイトルは明日への虎ノ巻
    • 2012年5月から、放送翌日の阪神戦(正確には放送日のデーゲームかナイトゲーム)をABCテレビで中継する場合に放送。野球界に伝わる格言(「捕手には打たせるな」)をテーマに、その格言を裏付けるデータを示しながら、中継の見どころを藤崎健一郎のナレーションで紹介する。

レギュラー出演者

◎:出演時点で朝日放送のアナウンサー

ナビゲーター

  • 高野純一◎(2015年3月 - )
    • 男性ナビゲーターとしては2代目で、初代の清水と同じく、スポーツアナウンサーとしても活動中。

過去

  • 清水次郎◎(番組開始 - 2014年12月)
    • スポーツアナウンサーとして入社した後に、当番組の開始から11年にわたってナビゲーターを担当。出演期間中も、プロ野球高校野球を中心に、スポーツ中継の実況やリポーターを続けていた。
    • 当番組の放送日に『スーパーベースボール 虎バン主義。』や『サンテレビボックス席日曜ナイター』(ABCテレビ制作分)の阪神ホームゲーム中継で実況・ベンチリポートを担当した場合にも、中継終了後そのまま当番組へ出演。オフシーズンの『虎バンスペシャル』『マンスリー虎バン』にも登場していた。
    • ナビゲーター勇退後の2015年にも、企画によっては、ナレーターを務めることがあった。社会科教師への転身を視野に、2016年6月で朝日放送を退社する予定。
  • 高野直子◎(番組開始 - 2006年3月)当番組からの卒業後に、アナウンス室から東京支社へ異動。
  • 田中花子◎(2006年4月 - 2007年12月)当番組からの卒業後に、結婚・海外移住のため朝日放送を退社。
    • 高野・田中とも、スタジオ進行に専念していた。
  • 堀友理子◎(取材リポーターも兼任、2008年1月 - 2010年12月)
    • 当番組への出演を機に、2008年シーズンから、武田和歌子の後任として『スーパーベースボール 虎バン主義。』『サンテレビボックス席日曜ナイター』(ABCテレビ制作分)で阪神側のベンチリポーターを担当していた(阪神甲子園球場や京セラドーム大阪からの阪神戦中継限定)。当番組卒業後の2012年8月に朝日放送を退社。退社後は、セント・フォースオフィス北野所属のフリーアナウンサーとして、東京や地元の静岡県を中心に活動している。
  • 角野友紀◎(2011年1月 - 2014年12月)
    • 2010年に入社してから、初めてスポーツ関連の番組にレギュラーで出演。前任の堀に続いて取材も担当するほか、2011年4月20日には、阪神甲子園球場で開催された阪神対読売ジャイアンツ戦で人生初の始球式を経験した。2014年12月に中田賢一福岡ソフトバンクホークス投手)と結婚したことから、当番組卒業後の2015年3月に朝日放送を退社。退社を機に、フリーアナウンサーとして、福岡を中心に活動している。
    • 角野退社後の2015年度からは、後輩アナウンサーのヒロド歩美が、前述の中継で阪神側のベンチリポーターを担当。その関係で、当番組にも、「虎バンマンスリーアワード」のプレゼンターなどで登場することがある。

スペシャルナビゲーター

2015年度から新設

  • 佐藤隆太俳優
    • 2015年3月14日放送分での紹介を経て、同月21日(土曜日・春分の日)に生放送の『虎バンスペシャル』[18]から正式に登場。レギュラー放送では、不定期でVTRやスタジオに出演する[7]ほか、「虎バンマンスリーアワード」でファンタスティック部門の推薦人も務める。2016年からは、阪神春季一軍キャンプの取材や、特集VTRのナレーションも担当。

「虎マネ」(アシスタント兼リポーター)

出演時点ではいずれもNMB48のメンバーで、阪神球団公認の「TORACO」(女性ファン)2016年応援隊長も務める。

過去(2015年度)

いずれも、ホリプロ系列のモデルエージェンシー「Booze」(ブーズ)に所属するファッションモデル。2015年公式戦開幕後最初の放送(3月28日)に揃って登場した後に、翌週の放送(4月4日)からレギュラー放送の最終回(10月31日)まで、隔週交代で出演していた[19]

ナレーター

  • 藤崎健一郎◎(2007年4月 - )
    • 当番組に登場する前の2006年度から、『熱闘甲子園』のナレーションも担当している。一時スポーツ中継の実況も担当していたが、2010年4月から『NEWSゆう+』でサブキャスターを務めるようになったこと[20]を機に、当番組と『熱闘甲子園』以外のスポーツ関連番組へ出る機会が減っている。

過去

  • 長嶋賢一朗◎(番組開始当初からナレーションを担当したが、自身の不祥事により降板・アナウンス職から異動)
    • 2007年1月 - 3月には、清水がナレーションも担当していた。

コメンテーター

プロ野球シーズン中の放送では、週替わりでスタジオに1人ずつ出演。特別番組やVTRなどで、複数のコメンテーターが出演することもある。

以下の人物は阪神OBで、いずれも朝日放送の野球解説者。

過去

  • 真弓明信(出演期間中は朝日放送・サンテレビ解説者、番組開始 - 2009年1月)
    • 岡田の後を受けて、阪神の一軍監督に就任。監督就任後も、オフシーズンにVTRインタビューで登場したり、ゲストとしてスタジオに出演したりすることがあった。2011年シーズンで監督を退任。2012年から朝日放送・サンテレビとの間で解説者としての出演契約を再び結んでいるが、当番組のコメンテーターには復帰していない。ただし、スペシャルコメンテーターの佐藤が現役時代の真弓のファンだったことから、佐藤の初出演になった前述の『虎バンスペシャル』ではVTRで佐藤へのコメントを寄せた。
  • 木戸克彦(出演期間中は朝日放送・日刊スポーツ解説者、2006年1月 - 2008年1月)
    • 2008年シーズンから阪神の一軍コーチとして現場に復帰。コーチ就任後も、虎動のインタビューVTRにたびたび登場。オフシーズンには、ゲストとしてスタジオに出演することもあった。2011年シーズンでコーチを退任後は、同球団の編成本部に所属。2013年からゼネラルマネジャー補佐(2015年10月から球団本部付次長兼球団本部プロスカウト担当)を務める。
  • 岡田彰布(フリー契約、朝日放送・日本テレビ・読売テレビ・サンテレビ制作の中継に出演、2009年2月 - 9月)
    • 2009年2月1日の放送で解説者デビュー。以降も不定期で出演していたが、2010年シーズンにオリックス・バファローズの一軍監督へ就任することが決まったため、同年10月から登場しなくなった。2012年の監督辞任後にフリーランスの立場で解説者の活動を再開。朝日放送でもABCラジオ限定で解説を務めているが、当番組にはまだ復帰していない。
  • 湯舟敏郎(出演期間中は朝日放送・サンテレビ解説者、2004年1月 - 2011年11月)
    • 朝日放送の解説者に就任した2004年から、延べ8年にわたって出演。2012年シーズンから阪神に二軍投手コーチとして復帰することが決まったため、2011年のレギュラー放送最終回(11月12日)で降板した。2015年から朝日放送の解説者に復帰したが、当番組には出演していない。
  • 矢野燿大(出演期間中は朝日放送・サンテレビ野球解説者、2011年度 - 2015年度)
    • 出演期間中には、番組公式携帯サイトで、「矢野燿大の虎々が要(ここがかなめ)」というコラムを毎週執筆していた。2016年シーズンから阪神に一軍作戦兼バッテリーコーチとして復帰するため、コメンテーターとしては2015年の最終放送(12月19日放送分)で降板。

以下の人物はいずれも、放送開始から2012年度まで出演。

スペシャルコメンテーター

  • 星野仙一東北楽天ゴールデンイーグルス副会長、中日・阪神・楽天で一軍監督を歴任、2003年 - 2007年、2011年 - )
    • 阪神の一軍監督を勇退した2003年のオフシーズンから、同球団のオーナー付シニアディレクターの立場で出演。ただし、出演した回は原則として、スカイAで放送されなかった。北京オリンピック野球日本代表の監督を務めた2008年から登場しなくなっていたが、楽天監督へ就任した2011年からは、オフシーズンの「虎バンスペシャル」に不定期で出演。2012年の「虎バンスペシャル 金本・矢野・下柳 表と裏」(前述)でも、「表」編にVTRでコメントを寄せている。
  • 赤星憲広日本テレビ・スポーツニッポン野球解説者、2010年4月24日 - )
    • 選手時代から虎動やインタビューなどでたびたび登場。2009年末に現役を退いてから、2009年度の虎バンスペシャルで、テレビ番組での解説者デビューを果たした(前述)。日本テレビとは本数契約を結んでいるため、当番組をはじめ、他局の番組や阪神戦中継にも登場している。桧山がコメンテーターに加わった2014年からは、スタジオへの出演頻度を減らす一方で、藤本・濱中との同窓会(前述)などのVTR企画に登場。

2012年のプロ野球シーズンからは、落合や野村克也など、阪神との関係が深い朝日放送以外の野球解説者がVTRで出演することもある。金本がコメンテーターとして出演した2014年6月28日の放送には、同じ広島県出身の張本勲を初めてゲストに迎えたうえで、スタジオから「週刊虎話」という特別企画を放送した。

2012年6月23日の放送では、芸能界デビュー前からの熱烈な阪神ファンであることを公言している石川梨華(元モーニング娘。)が、当番組史上初めての女性ゲストとしてスタジオに登場(前日収録)。収録前に甲子園球場で(現役選手時代からのファンである)和田監督と対面した模様や、角野と一緒に阪神対横浜DeNAのナイトゲームを観戦した模様などをVTRで放送した。

過去

  • 浦川泰幸(朝日放送アナウンサー、2010年度のみ)
    • 入社以来プロ野球を本格的に担当していないにもかかわらず、ABCテレビ『おはよう朝日です』平日版総合司会への抜擢と、当番組の放送枠移動を機に出演を開始。清水の後輩・堀や角野の先輩に当たるアナウンサーで、出演時には阪神ファンの代表としてTBTVのナビゲーターも担当。企画によっては阪神関係者に対するインタビュアーを務めることもあった。
  • 有田修三(2012年度のみ阪神タイガース一軍ヘッドコーチ)
    • 朝日放送・サンテレビで解説者を務めていた2008年頃から、レギュラーコメンテーターが出演しない週に、不定期で数回出演。現役時代の後半を巨人で過ごした縁で、2010年4月17日の放送に出演した際には、かつてのチームメートで同球団の監督・原辰徳へのインタビュー(事前収録)も担当した。2013年から朝日放送の野球解説者に復帰したが、当番組には登場していない。

以下のスペシャルコメンテーターが出演する場合には、原則としてスカイAで当番組が放送されなかった(前述)。

  • 田淵幸一(2010年度に第6代阪神OB会長、2011年・2012年に東北楽天ゴールデンイーグルスヘッド兼打撃コーチを歴任)
    • TBSスポーツニッポンの野球解説者時代に出演。特別番組(前述)にもコメンテーターとして登場したが、OB会長に就任した2009年秋からは当番組に出演しなくなった。2013年からTBSラジオ・スポーツニッポンで解説者の活動を再開したが、当番組には出演していない。
  • 広澤克実(スポーツニッポン野球解説者)
    • 2003年に阪神で現役を引退後、2007年オフに阪神の一軍打撃コーチに就任するまで、月に1回のペースで出演していた(当時はNHK・スポーツニッポン野球解説者)。2009年に解説業へ復帰したが、サンテレビ・MBSラジオ制作の阪神戦中継にゲスト解説者として出演するにもかかわらず、当番組へ登場しなくなった。
  • 金本知憲(日本テレビ・広島テレビ・MBSラジオ・デイリースポーツ・スポーツニッポン野球解説者、2013年4月6日 - 2015年10月)
    • 上記の放送局と本数契約を結んでいる関係で、当番組や(ABCテレビを含む)在阪テレビ局の阪神戦中継にも登場していた。2016年から阪神に一軍監督として復帰することが決まったため、2015年のレギュラー放送最終回(10月31日)には、「阪神の新監督」という立場でスタジオに出演した。

リポーター

  • アントニー(マテンロウ)(2014年5月 - 9月、「アントニーのワールドコレクション」にのみ出演)
    • 阪神ファンの芸人代表として2013年の阪神ファン感謝デーに出演した縁で、レギュラーに起用。

スタッフ

過去のスタッフ

  • 構成:鹿島我
  • プロデューサー:本田幹雄、後藤安史、奥田智
  • ディレクター:本田民樹、中村大輔、中澤寛、白井良平、中安啓彰、福田篤
  • SE:伊藤大輔(東京サウンドプロダクション)、金谷太一
  • スタジオ音効:清水幸治

「虎バン主義。」キャンペーン

  • 朝日放送では、当番組が始まった2003年から、「猛虎の行くところ、いつもABCあり」をキャッチフレーズに、テレビ・ラジオを通じて阪神タイガースを応援する企画(「虎バン主義。」キャンペーン)を展開。道上洋三を顧問として、同局の現役アナウンサーや野球解説者、ABCラジオの番組パーソナリティ、同球団ファンの著名人などで応援団「チーム 虎バン主義。」を結成している。
    • 2007年シーズンまでは、宮根誠司(フリーアナウンサー、2003年度まで朝日放送アナウンサー)が応援団長を務めた。2008年シーズンからは、柴田博が応援団長を引き継いだ格好になっている[21]
    • 阪神甲子園球場の最寄り駅である甲子園駅阪神電気鉄道本線)の西口付近に、「虎バン主義。」と大きく書かれたテレビ・ラジオ共同の看板を設置。「チーム 虎バン主義。」のメンバーの一部の写真との絵を合成させた看板で、シーズンごとにデザインを変更している。
  • ABCテレビでは、『ABCプロ野球中継』として放送してきた阪神戦中継のタイトルを、2005年シーズンから『スーパーベースボール 虎バン主義。』に改称。関連グッズを製作するほか、番組を通じてファン参加型の企画を展開している。
    • 同局では、上記の中継でのCM枠(イニングの変わり目など)を中心に、阪神タイガースの監督・選手のアップ映像とコメントを入れたキャンペーンCM「ABCは虎バン主義。」を随時放送。CM内で、「FIRE DANCE」(前述)をBGMに、テレビ・ラジオの主な生放送番組のタイトルも紹介している[22]
  • 2009年3月から2011年9月までABCテレビで放送していたローカルニュース番組『NEWSゆう+』のスポーツコーナー(ゆうSPORTS)では、週に1回だけ『〜曜虎バン主義。』として堀が出演[23]。『虎バン』の本編とは別に、堀が阪神タイガースの選手に取材した映像などを放送していた。2011年10月から『NEWSゆう+』の後継番組として放送中の『キャスト』でも、「キャストも虎バン主義。」との触れ込みで、2012年度まで同様の趣向によるスポーツコーナー「キャス虎」を設けていた。
  • ABCラジオでも、プロ野球シーズン中には「ABCは虎バン主義。」のCMを随時放送している。2011年のプロ野球シーズンからは、当番組のテーマソング「FIRE DANCE」をプロ野球中継『ABCフレッシュアップベースボール』のテーマソングにも採用し、中継においても「お聞きの放送は1008[24]虎バン主義のABCラジオです。」という口上がしばし聞かれる。金・土曜日の阪神戦中継では、実況担当のアナウンサーや、スタジオアシスタントが当番組の放送予定を告知するようになった。

「朝日新聞」とのコラボレーション連載記事『虎バン主義。』

  • 朝日新聞大阪本社では2013年4月27日から、土曜日(2014年1月30日から木曜日)の関西地方向け夕刊スポーツ面に、当企画と同じタイトルの記事を隔週ペースで連載[25]。当番組のナビゲーターが、朝日新聞大阪本社のタイガース担当記者(トラ番)と対談している。ただし、掲載の時期によっては、トラ番同士の対談になることもある。

ファンみんなで虎バン主義。(2013年以降)

朝日放送では、2013年シーズンの公式戦開幕を機に、阪神ファンの応援気分を盛り立てるプロジェクトとして「ファンみんなで虎バン主義。」を開始。ABCテレビ・ABCラジオが地上波放送での中継権を保有している阪神甲子園球場・京セラドームの阪神主催試合を、当番組および『おはようコールABC』『おはよう朝日です』『おはよう朝日土曜日です』『キャスト』(いずれもABCテレビが関西ローカルで放送中の生放送番組)『おはようパーソナリティ道上洋三です』『武田和歌子のぴたっと。』(いずれもABCラジオが平日に放送中の生ワイド番組)の出演者(主に朝日放送アナウンサー)と一緒に内野指定席で観戦できる企画「タイガース×ABC〜ファンみんなで虎バン主義。〜」を随時展開している。ちなみに、2013年のみ、9月末まで放送の『見知らぬ関西新発見!みしらん』も当企画に加わっていた。

2014年には、主管試合・関西開幕カード第2戦の中日戦(4月2日・京セラドーム大阪)で、「ファンみんなで"ガオー!!"まつり」と称して希望者から抽選で1,000人のファンをドームに招待。ABCテレビの中継(関西ローカル)では、副音声で道上による実況を放送した。セ・パ交流戦のロッテ戦(5月25日・甲子園)では、「ファンみんなで"ガオー!!"まつり」の2回目を開催するとともに、副音声のゲスト解説に阪神ファンで高校野球経験者の遠藤章造(『キャスト』木曜メインコメンテーター)を迎えた。

ラジオ番組

「虎バン主義。」

  • ABCラジオで、2005年10月2006年2・3月に放送された。
    • 2005年10月は日本シリーズロッテ戦出場を前にしたタイガースの選手の戦力分析を中心とした内容で「虎バン主義。目指せ日本一!」として、2006年2・3月はキャンプオープン戦の話題やそこで発見された連覇へ向けた課題を検証する「虎バン主義。目指せ連覇への道!」として放送された。
  • 出演者
  • 2006年度には、10月に2回(14・28日)、2007年2月 - 3月の8回(2月3日 - 3月24日)土曜日 18:00 - 18:30に『木戸克彦 だからやっぱりタイガース』として放送。木戸が2006年シーズンの阪神の戦いを振り返りつつ、2007年シーズンへ向けた課題を述べた。
  • 2007年度も10月から、『木戸克彦 だからやっぱりタイガース』と同じ放送時間・趣旨・内容で、『木戸克彦 虎街道まっしぐら』を放送。阪神の2007年シーズン回顧や、クライマックスシリーズ・2008年シーズンへ向けた課題、選手インタビューなどで構成された。
  • 木戸が同球団のコーチに復帰した2008年2月からは、上記の番組内容を一新。朝日放送の野球解説者が週替わりでパーソナリティーを担当する形で、『虎バン主義。(パーソナリティー名)の週刊!トラジオ』として、3月末まで放送された。
  • 2012年度のオフシーズンには、「日曜スペシャル」(日曜20:00 - 21:00)の不定期企画として、『オフでもトコトン虎バン主義』を放送。清水と同期入社のスポーツアナウンサー・小縣裕介がパーソナリティを務めるとともに、桧山がレギュラーゲストとして出演している。

「ラジオで虎バン」

  • 日本生命セ・パ交流戦期間中の2010年5月20日木曜日)の18:00 - 21:00に、ABCラジオABCフレッシュアップベースボール』の放送枠で生放送。当日は交流戦の移動・予備日だったが、試合の予定が全く組まれていなかったため、当番組のテイストを生かした特別番組として放送した。
  • 当番組からは、ナビゲーターの清水とコメンテーターの湯舟が、オープニングから出演。また、ナレーターの藤崎は、「虎動」の流れを汲む事前収録の特別企画「僕が野球を始めた理由(わけ)」のナレーションを務めた。さらに、清水の先輩に当たる芦沢誠(出演当時はABCアナウンサー)が、阪神ファンの代表として清水とともに生放送を進行。番組の途中からは、もう1人のナビゲーターである堀も生放送に登場した。
  • 放送されたコーナーは以下の通り。オープニングやCM前後のジングルには、当番組オープニングテーマ曲の「FIRE DANCE」が流れた。また、湯舟による同年度の交流戦優勝チーム予想について、生放送中にリスナー投票を実施した。ちなみにオープニングでは、当番組と同じく、清水が「タイガースファンの皆さんこんばんは。木曜の夜は『ラジオで虎バン』です!!」との口上を述べている。
    • 「僕が野球を始めた理由」(前述):新井貴浩鳥谷敬のインタビューを中心に構成。この時のインタビュー音源は、同番組で放送してから、『ABCフレッシュアップベースボール』でも野球中継の終了後に後続番組との時間をつなぐ目的で繰り返し放送されている。
    • 「虎バンPR大作戦」:福田ディレクター(ABCスポーツ部所属)が、当番組・DVD「虎動セレクション」のPRを兼ねて、「虎動」の制作秘話を紹介した。
    • 「虎バンスカウター」:放送日時点の2010年度交流戦で未対戦のオリックス・バファローズ千葉ロッテマリーンズ埼玉西武ライオンズの戦力を湯舟が5段階で分析
    • 「虎のピッチャーはつらいよ」:久保康生一軍投手コーチのインタビューを中心に構成。
    • 「虎バン記者秘密会議」:在阪スポーツ紙のトラ番(阪神担当記者)による交流戦展望・取材秘話の披露
  • セ・パ交流戦の予備日に当たる2014年6月5日には、交流戦を一切開催しないことが確定したため、『矢野燿大のどーんと来い!!(矢野どん)』シリーズの2014年度版第1回として17:55 - 21:00に『ABCフレッシュアップベースボールスペシャル 矢野・下柳・桧山のラジオで虎バン!!』を生放送[26]。『矢野どん』でもコンビを組む矢野と岩本計介(ABCアナウンサー)の司会で、当番組のコメンテーターから、矢野の現役時代のチームメイトでもある下柳と桧山をゲストに迎えた。

「清水次郎の虎たま!」

清水次郎の虎たま!
ジャンル スポーツ番組阪神タイガースのトピックス)
放送方式 生放送
放送期間 2011年10月-2015年3月
放送時間 月曜日 21:00-21:15
放送局 ABCラジオ
パーソナリティ 清水次郎
出演 阪神タイガース選手
提供 タツミコーポレーション(2012年以後)
特記事項:
各シーズンとも10月-3月のシーズンオフ限定放送
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2011年度から2014年度までABCラジオでナイターオフ期間の月曜日に放送していた15分番組で、「太陽がくれた季節」(青い三角定規)をテーマソングに採用。当番組から派生した生放送番組で、タツミコーポレーションが「ミクちゃんガイアアリーナ」(同社が兵庫県を中心に展開しているパチンコ店チェーン)名義で冠スポンサーに付いていることから、放送上のタイトルは「ミクちゃんグループ[27]スペシャル 清水次郎の虎たま!」である。

タイトルの「虎たま」に「虎のたまご」という意味を込めていることもあって、当番組では毎回、阪神タイガースの若手・新人選手1名に対する清水のインタビュー(事前収録)を中心に放送。インタビューの前後には、スタジオから清水がタイガースの最新情報を伝えるほか、インタビューに応じた選手のグッズを抽選でリスナーに進呈する旨の告知をはさむ。

独身(または既婚で単身赴任の)新人選手が虎風荘(兵庫県西宮市にある選手寮)に入寮する毎年1月中旬には、新人選手の紹介を兼ねて、清水が寮内で選手全員のインタビューを収録。1回の放送につき、複数の選手のインタビュー音源を流す。また、放送週によっては、選手の代わりに朝日放送の野球解説者をスタジオに迎えることがある。

放送初年度の2011年度には、2011年11月21日から2012年3月26日まで毎週月曜日の20:45 - 21:00に生放送。第2期の2012年度には、同年10月1日から2013年3月25日まで、毎週月曜日の21:05 - 21:20に放送した。

2013・2014年度のナイターオフ編成では、『Monday! SPORTS - JAM』(2013年4月1日からABCラジオでナイトゲームを開催しない月曜日の19:30 - 21:15に通年で放送するスポーツ生ワイド番組)直後の21:00 - 21:15で、『虎たま!』の第3期放送を実施。現役選手が登場する場合には、インタビューの中に「プレイバック」(その選手にとって2014年シーズンで最も強く印象に残ったプレーを『ABCフレッシュアップベースボール』の実況音源とともに振り返る企画)を組み込んでいる。

なお、プロ野球シーズン中の『Monday! SPORTS - JAM』では、当番組の企画およびスポンサーを継承したコーナー「虎スタ」を内包。清水は、「月イチジロー」と称して、月に1回のペースでタイガースの若手・新人選手情報を伝えている。

ポストシーズンクライマックスシリーズ日本選手権シリーズ)が月曜日に行われる場合は放送休止となるが、この事例は2012年のクライマックス・セ(1st=中日対ヤクルト、ファイナル=巨人対中日)がいずれも月曜ナイターまでもつれたための1回のみで、2013年2014年はファイナルのみ[28]、第6戦にも連れた場合月曜ナイターで予定されながら、前日までに決着したため行われず、通常放送だった。

「福本豊の虎たまデラックス!」

福本豊の虎たまデラックス!
ジャンル スポーツ番組阪神タイガースのトピックス)
放送方式 生放送
放送期間 2015年10月 - 2016年3月
放送時間 月曜日 20:45-21:15
放送局 ABCラジオ
パーソナリティ 福本豊
出演 阪神タイガース選手
清水次郎
提供 タツミコーポレーション
特記事項:
シーズンオフ限定放送
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『清水次郎の虎たま!』の後継番組として、2015年度ナイターオフ期間(2015年10月5日 - 2016年3月21日)の毎週月曜日20:45 - 21:15に放送。福本をパーソナリティに迎える一方で、清水もパートナーとして続投した[29]

清水は、「清水次郎の知っときタイガー」(インタビューを通じてタイガースの新人・若手選手を紹介するコーナー)を担当。オープニングの直後に設けられた「フクモトーーーク!」では、同球団に関する話題・課題を福本が思う存分語る。福本は、春季キャンプの取材などでスタジオに登場しない場合にも、滞在先から電話を通じて「フクモトーーーク!」のみ出演した。

「清水次郎の知っときタイガー」では、タイトルにちなんで、清水の学生時代に流行した「あなたを知りたい」(うしろ髪ひかれ隊)をテーマソングに使用。2016年に阪神へ復帰した金本・藤川など、ベテラン選手や首脳陣が登場することもあった。その一方で、本編のオープニングとエンディングでは、『清水次郎の虎たま!』時代に続いて「太陽がくれた季節」を流している。

『清水次郎の虎たま!』と同じく、ポストシーズンの試合があらかじめ組まれている場合には、開催の有無にかかわらず放送を休止する。2015年には、10月19日(月曜日)にセントラル・リーグクライマックスシリーズ ファーストステージの東京ヤクルト対巨人第6戦の開催が予定されていた[28]。実際には第4戦(10月17日)で決着が付いたが、ABCラジオでは19日には当番組を放送せず、前枠番組の『Monday! SPORTS - JAM』を21:15まで延長した。

2016年1月17日(日曜日)には、甲子園歴史館とのタイアップ企画として、甲子園球場内の1塁側ブルペンで番組初の公開収録を実施。参加者と福本の記念撮影や、同館での見学などを兼ねた企画で、公開収録の模様は翌18日の当番組で放送された[30]

なお、清水は公立中学校(または公立高校)の社会科教師へ転身することを視野に、2016年6月中旬で朝日放送を退社する予定。同年3月末でアナウンサーとしての活動を終了することから、当番組がテレビ・ラジオを通じて最後のレギュラー番組になった。このような事情から、同年3月21日放送の最終回では、退社と転身の意向を正式に表明した。

「ガチ虎!」

ガチ虎!
ジャンル スポーツ番組阪神タイガースのトピックス)
放送方式 生放送
放送期間 2016年3月28日 -
放送時間 月曜日 19:30 - 20:00
放送局 ABCラジオ
パーソナリティ 小縣裕介(朝日放送アナウンサー)
出演 朝日放送の野球解説者(週替わり)
提供 タツミコーポレーション
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ガッチ」という愛称の持ち主で、清水の同期アナウンサーでもある小縣の冠番組。「タイガース()ファンの心をガッチリとつかむ」「タイガース()の選手にガッチリ話を訊く」というコンセプトの下に、「月曜も虎バン主義。」と銘打って、朝日放送の野球解説者を週替わりでゲストに迎える。

『虎たま!』シリーズの後継番組だが、同シリーズで全編のスポンサーに付いていたタツミコーポレーションは、コーナースポンサーへ移行。テーマソングも、甲斐バンドの「HERO(ヒーローになる時、それは今)」に変更している。

プロ野球シーズン中の放送では、週替わりで出演する解説者が、放送前週の阪神の戦い振りを検証。タツミコーポレーションが提供する「虎のココロ」では、「ボーイズ・オン・ザ・ラン」(馬場俊英)の一節をオープニングで流した後に、朝日放送のスポーツアナウンサー(小縣など)による阪神関係者への単独インタビュー(事前収録)の模様を放送する。解説者が放送週の試合で最も活躍しそうな阪神の選手の名を挙げることによって、番組を締めくくることが特徴。

衛星テレビ(skyA・sports+)

「スカイ・Aは虎バン主義。」

2013年度には、朝日放送の関連会社スカイ・エーが運営するskyA・sports+でも、「スカイ・Aは虎バン主義」というテーマを掲げながら「虎バン主義。」キャンペーンへ初参加。その大きな目玉として、これまで「スカイ・Aスタジアム」での中継では巨人戦の一部[31]を除いた全60試合前後にとどまっていた阪神主管試合の中継を全72試合(地方開催分含む)に拡大し、生中継もスカイ・A独占となる巨人戦3試合を含め46試合に拡大(残りの試合はGAORA等との放送日程の関係上ディレード方式による録画中継)とするほか、2軍戦の中継も強化する。[32]

中継は従来からと同じで基本的に水曜・日曜はABCテレビ製作のもの、サンテレビジョン製作の地方開催(京セラドーム大阪沖縄セルラースタジアム那覇倉敷マスカットスタジアム)の試合があればサンテレビ製作のものをそのまま同時に流すが、基本的に球団製作(製作クレジットはtigers-ai)の映像をそのまま使う。

2013年3月には、当番組からのスピンオフ企画として、『掛布雅之×松村邦洋の虎バン主義!』と題した特別番組を放送。同年からスカイ・A解説者に就任した阪神OBの掛布と、彼のものまねを得意とする松村が、宜野座キャンプでの阪神の練習の様子を見ながら2013年シーズンの阪神を展望した。

また、2013年はスカイ・Aスポーツプラスで生中継が行われる一部の試合で試合開始30分前からの26分間にわたり『甲子園直前情報・虎バン主義。』を「スカイ・Aスタジアム」のプレ番組として随時放送する。ここでは2011年の『夕やけスタジアム』、2012年の『イマトラ !! 〜Tigers NOW !!〜』と同じ体裁で、ABCのアナウンサーや福家雅明Tigers-aiディレクター)、上田二朗(スカイ・A専属プロ野球解説者)ら、タイガースOBの解説を入れて、試合の見所を語る。また2013年5月には「朝から晩まで甲子園!W(ダブル)特盛!タイガース祭り」として、甲子園での兄弟ダブルヘッダー(午前中2軍の試合、午後日中1軍打撃練習、午後夜間セ・パ交流戦)を集中放送(スカパー!では無料放送)する企画も行われる[33]

ヤマザキパンとのコラボレーション商品『虎パン』(2014年)

2014年には、ヤマザキパンとのコラボレーション商品として、「チョコバナナ風味 メロンパン」「プリン風味のシュースティックパン」「ブラックデニッシュコロネ」を開発。朝日放送のサービスエリアである関西地区限定商品として、7月1日から8月31日まで販売していた。いずれの商品にも、阪神の歴代ホームゲーム用ユニフォームのデザインにちなんで、黄色と黒色のストライプ(縦縞模様)を表現。ABCテレビ・関西ローカルで放送されたCMには、桧山が出演していた。

書籍

「虎バン 阪神タイガースはなぜ強いのか」(2008年9月初版発売、出版:出版文化社、著・編:「虎バン」書籍製作委員会、取材・構成:内匠宏幸 ISBN 978-4883384013

  • 初の番組本で、放送開始から2008年までの4年間で取り上げた「虎動」の傑作選を中心に構成。堀友理子の虎人授業(出版直前までの放送分)の書き起こしや、金本知憲新井貴浩のインタビューも収めている。

DVD

虎バンDVD 金本知憲 鉄人の歩み」(2008年7月16日発売、発売元:朝日放送、販売元:ポニーキャニオン)PCBE-11760

  • 当番組初のDVDで、金本知憲のプロ通算400号ホームラン達成(同年5月13日、阪神甲子園球場での広島東洋カープ戦)を記念して制作。同球団への入団から当時までの金本の歩みを、節目の映像とインタビューで振り返る趣向。阪神タイガースへ入団した2003年から400号を記録するまで、同球場での公式戦で放ったホームラン(全58本)を、当番組専用のカメラで撮影した映像で網羅している。

虎バンDVD 虎動セレクション 阪神タイガース 虎戦士の真実」(2010年3月19日発売、発売元:朝日放送、販売元:ポニーキャニオン)PCBE-11923

  • 2004年から2009年まで放送された「虎動」のうち、特に反響の大きかった16作品を収録した。収録作品には、金本、新井、藤川、矢野燿大下柳剛桧山進次郎赤星憲広安藤優也などが登場。また、2010年シーズンから阪神に加わった城島健司捕手の入団会見の模様と、同会見でのユニフォーム着用シーンの映像を特典に入れている。

虎バンDVD 鉄人・金本知憲引退〜ありがとう!アニキ〜」(2012年12月28日発売、発売元:朝日放送、販売元:ポニーキャニオン)PCBE-53806

  • 2012年シーズンで広島時代から続いた21年間の現役生活に終止符を打った金本の引退記念DVD。当番組で独自に取材してきた秘蔵映像やインタビュー映像などから、主に阪神移籍後の活躍や功績を振り返る。また、同年10月9日の引退試合(甲子園球場での対横浜DeNA戦)後のセレモニーにおける金本のスピーチ映像や、引退後初のスタジオ出演(前述)の映像も収めている。

虎バンDVD 藤浪晋太郎19(nineteen)〜19歳の軌跡〜」(2014年3月19日発売、発売元:朝日放送、販売元:ポニーキャニオン)PCBE-53806

  • 大阪桐蔭高等学校から入団した藤浪のプロ1年目に当たる2013年の活躍を、当番組の取材映像を基に振り返る構成。2012年10月のドラフト会議での指名シーンや、DVD向けの独占インタビュー映像も収めている。

関連項目

脚注

  1. ^ 当時、『阪神(・近鉄情報)』の放送枠には、タチカワブラインドがスポンサーに付いていた。ちなみに、『ナイトQ』の放送終了後は、『環境キャンペーンガラスの地球を救え』を経て、2001年から現在まで『世界の車窓から』が放送されている。
  2. ^ 1999年4月17日 - 6月26日に日本テレビ系列で放送された連続ドラマ『蘇える金狼』のオリジナルサウンドトラックに収録。『報道ステーション』(テレビ朝日系列)のスポーツコーナーで、阪神タイガースのホームゲーム(甲子園球場または京セラドーム大阪での主催試合)の結果を伝える時にも、ダイジェストVTRの前に流れることが多い。2011年度からは、『ABCフレッシュアップベースボール』(ABCラジオ)のテーマソングにも採用されている。
  3. ^ 深夜1時(25:00)ジャストに放送されない週には、「タイガースファンの皆さんこんばんは。土曜深夜は虎バンです!!」という口上に変更。当番組のCMでは、藤崎が同じ口上をナレーションで述べている(2010年度から)。日曜日に放送された2009年度までは、清水(同年1月以降は堀)が、「タイガースファンの皆さんこんばんは。日曜深夜は虎バンです!!」とコール。当番組のCMで、清水による口上が流れた時期もあった。
  4. ^ 当番組のオープニング映像では、タイトルロゴが静止画で出ると同時に「題字・星野仙一」と表示。題字の横には、"仙"の字をかたどった落款も見られた。
  5. ^ ABC「虎バン」新体制に 高野純一アナ「体を張って・・・」 (『スポーツニッポン2015年2月5日付記事)
  6. ^ ABC『虎バン』に高野純一アナ就任(朝日新聞2015年2月6日 2月9日閲覧)
  7. ^ a b 佐藤隆太、ABCテレビ「虎バン」スペシャルナビゲーター就任(『スポーツ報知2015年3月11日付記事)
  8. ^ NMB山本彩「虎マネ」就任!金本阪神の活性化期待(『日刊スポーツ2016年2月16日付記事)
  9. ^ 2010年3月6日(土曜日)には、レギュラー放送枠の移動に先駆けて、深夜1:15-1:25に「虎バン+」というタイトルのミニ番組を放送。2010年新シリーズの予告と、DVD「虎動セレクション」の概要を告知した。
  10. ^ 『番組放送30周年記念 「おはよう朝日です」の本』」(2009年11月27日発行、京阪神エルマガジン社)に掲載された2009年9月8日(火曜日)のスタジオ写真より。ただし、2009年度以降のオフシーズン放送でのセット配置は、この限りではない。
  11. ^ 練習試合については、スカイAスポーツプラス「猛虎キャンプリポート2010」で、当日の12:15 - 15:15に完全中継。再放送も実施した。
  12. ^ 放送前には、ABCテレビによる阪神と東京ヤクルトスワローズの練習試合中継(宜野座村野球場、14:00 - 15:25、関西ローカル)で、矢野が実況・清水の解説役としてプロ野球中継デビューを果たした。
  13. ^ 2010年4月27日ABCラジオで放送された『ABCフレッシュアップベースボール 矢野燿大のどーんと来い!』では、当番組で放送されなかった音源を加えたうえで、この対談の模様をノーカットで流した。
  14. ^ ただし、金本は2009年8月、阪神甲子園球場での阪神主催の5試合で1本もホームランを打てなかった。このため、同月の抽選は(放送上)見送られている。
  15. ^ 2009年シーズンでは、旅行に当たった家族にマイナスイオンブレスレットを進呈。さらに、ダブルチャンスとして、応募者全員から抽選でバッティンググローブなどをプレゼントしていた。
  16. ^ 金本自身は、2005年のシーズン終了後、当コーナーで「2006年はもっと凄いモノになる」と意味深なコメントを残した。
  17. ^ 2008年には、阪神甲子園球場でプロ通算400号ホームランを記録した場合に備えて、豪華な特別賞を計画したとされる。2008年3月19日付
  18. ^ ABCテレビで2015年最初の阪神戦中継になったオリックス・バファローズとのオープン戦(京セラドーム大阪)の直前(12:00 - 12:54)に生放送。佐藤は、放送終了後の始球式にも登場した。
  19. ^ 『虎バン』アシスタント決定のお知らせ(折原あやのOfficial Blog「折原あやののゆったりまったり」2015年2月6日付記事)
  20. ^ ただし、2011年9月で『NEWSゆう+』が終了してからは、後継番組『キャスト』のキャスターに起用されていない。
  21. ^ ただし柴田は、出身地・横浜の横浜ベイスターズファンであることを、出演番組でたびたび暴露されている。
  22. ^ 2009年のプロ野球シーズンには、真弓明信、金本知憲、新井貴浩藤川球児の各バージョンをランダムに放送。2007年の同シーズンには、「チーム 虎バン主義。」の主なメンバーが集結したバージョンも流れていた。
  23. ^ プロ野球シーズン中には、毎週金曜日に『金曜虎バン主義。』として放送。2009年度のオフシーズン(同年11月 - 2010年3月24日)には、毎週水曜日に『水曜虎バン主義。』として放送していた。
  24. ^ ABCラジオの周波数
  25. ^ 2013年4月から、『MONDAY! Sports-JAM』のパーソナリティと朝日新聞大阪本社オリックス・バファローズおよびサッカー担当記者による同名の対談記事と交互に連載。
  26. ^ 6月3・4日に屋外球場で開催の「楽天対阪神」「ロッテ対DeNA」の少なくとも1試合が中止になった場合には、中止になったカードを予備日の5日に開催・中継する関係で、放送を休止する予定だった(両カードとも中止になった場合にはTBSラジオ制作の『プロ野球ネットワーク』を同時ネット)。
  27. ^ 2011年度は「ミクちゃんガイアアリーナ」、2012年度は「タツミコーポレーション」名義
  28. ^ a b 1stステージの第3戦も月曜だが、体育の日のためデーゲームでの開催だった
  29. ^ 2015年10月12日(福本担当第2回目)は清水がセントラル・リーグクライマックスシリーズ ファーストステージ「巨人軍対阪神」の実況を担当した都合で、東京の宿舎から電話で参加。スタジオのアシスタントは高野が務めた
  30. ^ ABCラジオ×甲子園歴史館特別企画「福本豊の虎たまデラックス!」公開収録イベント開催! 福本さんとの記念撮影会も行います。阪神電気鉄道2015年12月16日付ニュースリリース)
  31. ^ 巨人戦についてはこれまでは地上波の中継に合わせて、その直系か関連会社のCS放送(テレビ大阪/テレビ東京系除く。MBSテレビ/TBS系での放送時はTBSチャンネルTBSニュースバードではなくGAORAが実施)が中継を担当していたため、スカイ・Aでの中継はABCテレビ/テレビ朝日系(まれにABC主管でサンテレビジョン向けに中継したものあり)が中継を行う試合に限られていた
  32. ^ スカイ・Aで阪神タイガース公式戦ホームゲーム「全72試合」の完全中継が決定! なお7月2・4日(3日中止)の阪神対巨人の試合は、編成上の都合により当日録画放送はせず、2日分は6日、4日分は5日(いずれも初回放送日)にそれぞれ放送された
  33. ^ 5月14日=阪神対オリックス戦の親子ゲームと5月28日=午前・阪神対中日の2軍、午後・阪神対楽天。このうち5月28日開催分は2軍の試合は雨天中止となった。本日5/28(火)のプロ野球ウエスタンリーグ 「阪神×中日 〜甲子園」の試合は中止となりました。

外部リンク