桜の木になろう
「桜の木になろう」 | ||||
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AKB48 の シングル | ||||
B面 |
偶然の十字路 キスまで100マイル(Type A) エリアK(Type B) 黄金センター(劇場盤) | |||
リリース | ||||
規格 | マキシシングル | |||
録音 |
2011年 日本 | |||
ジャンル | J-POP | |||
時間 | ||||
レーベル | You, Be Cool!/KING RECORDS | |||
作詞・作曲 |
秋元康(作詞) 横健介(作曲 #1) 緒形真平(作曲 #2) 早川暁雄(作曲 Type A #3) Gajin(作曲 Type B #3) 飯田建彦(作曲 劇場盤 #3) | |||
プロデュース | 秋元康 | |||
ゴールドディスク | ||||
チャート最高順位 | ||||
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AKB48 シングル 年表 | ||||
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「桜の木になろう」(さくらのきになろう)は、AKB48の20枚目[注 1]のシングル。2011年2月16日にキングレコードから発売された。
概要
キャッチコピーは「僕はいつまでも ここにいる」。
前々『Beginner』と同じく、Type A(CD+DVD。初回限定盤、通常盤)、Type B(CD+DVD。初回限定盤、通常盤)、劇場盤(CDのみ。数量限定生産)が同時に発売され、それぞれジャケットおよび収録内容が異なる。Type A、Type Bの初回限定盤は握手会参加券が封入され、通常盤とジャケットが異なる。
ジャケットはMr.ChildrenのCDジャケットを手がけたこともある森本千絵が担当。Type A、Type BのDVDの特典映像には、表題曲「桜の木になろう」の選抜メンバーによる「ガチ私服ファッションショー」映像が、それぞれ別タイプで収録されている[注 2]。
カップリング曲では、「アンダーガールズ」が結成され、「偶然の十字路」が全形態共通のカップリング曲として収録されている。また、18thシングル『Beginner』リリース時に行われた、アメーバピグのチームピグ指名戦にて1位になった「MINT」による「キスまで100マイル」がType Aに、ボーカルチームとダンスユニットを組み合わせたユニット「DIVA」による「エリアK」がType Bに、さらに前作『チャンスの順番』に続き「チーム研究生」による「黄金センター」が劇場盤に、それぞれ収録。
当初、MINT、DIVA共に18thシングル時のみの単発ユニットとみられていたが、カップリング・ユニットとして継続されることとなった。DIVAは、メンバーの希望によって復活した[1]。
主な記録
発売前日の2011年2月15日付オリコンデイリーシングルチャートで推定売上枚数約65.5万枚を記録。自身の前々作「Beginner」が記録していた枚数(2010年10月26日付、約56.8万枚)を抜き、デイリーシングルチャートでの推定売上枚数公開以降の最高枚数を更新した[注 3]。また、同じく推定売上枚数公開以降において、1日で60万枚以上を売り上げたのも本作が初となった[2]。また、集計初日のみで「Beginner」を除く自身の過去の全シングルの初動売上を上回った。同チャートでは集計2日目の2011年2月16日付で約10.1万枚を記録し、推定売上枚数の合計は75万枚を突破した。集計3日目の2011年2月17日付では約5.1万枚を記録し、3日で合計80万枚を突破した。集計4日目の2011年2月18日付で5.3万枚を記録したことにより、推定売上枚数の合計で「Beginner」の初動売上約82.7万枚を上回った。
2011年2月28日付オリコン週間シングルチャートで初登場1位を獲得。1位獲得は「RIVER」から7作連続となり、これは女性グループではピンク・レディー以来約32年8か月ぶり、史上2組目の記録[3][注 4]。最終的な初動売上は約94.2万枚に達した。これは歴代初動記録6位で、女性アーティストとしては宇多田ヒカル「Addicted To You」に続いて2位(いずれも発売当時[注 5])。初動売上90万枚以上では同じく「Addicted To You」以来約11年3ヶ月ぶり。2000年以降の作品としては最高記録[3]。また、「ポニーテールとシュシュ」から5作連続で初動売上が50万枚を突破している。これも2000年以降の作品としては最高記録。
2011年3月14日付オリコン週間シングルチャートにて、自身の「Beginner」に続く史上244作目、AKB48としては2作目のミリオンセラーを達成した。発売3週目での達成であり、3週以内のミリオン達成は女性グループとしては史上初、男性グループを含めるとSMAP「世界に一つだけの花」(発売2週目での達成)以来約8年ぶりの記録。また、「Beginner」のミリオンセラー達成も本作と同じ2011年内であり、同一年に2作品のミリオンセラーを達成したのは桑田佳祐(2001年に「波乗りジョニー」「白い恋人達」で達成)以来約10年ぶり[4]。なお、累計出荷枚数は2011年3月4日時点で115万枚となっている[5]。
収録曲
Type A
ジャケット写真(表・裏):前田敦子・篠田麻里子・指原莉乃・柏木由紀・峯岸みなみ・宮澤佐江・渡辺麻友・小嶋陽菜
CD
- 桜の木になろう [5:29]
- (作詞:秋元康、作曲:横健介、編曲:野中"まさ"雄一)
- MV の監督は是枝裕和が務めている。表題曲のMVとしては、「ポニーテールとシュシュ」のグアムロケ撮影以来となる屋外ロケが行われた。
- ドラマ部分に出演している5名(板野友美・大島優子・小嶋陽菜・高橋みなみ・前田敦子)は早世した友達(松井珠理奈)の元同級生で、現在20歳。小嶋は2浪中の受験生、高橋は大学生、板野と前田は社会人、大島は2歳半の娘を持つ主婦という設定。矢島健一が松井の父親役、中村久美が母親役として出演している。なおMVは、付属DVDに収録されたものとは別に複数のバージョンが存在する[注 6]。
- CD付属のDVD収録完全バージョンは全編ドラマで構成され、歌はBGMとなっているため歌唱シーンが一切ない。その他のバージョンでは、歌唱シーンがあっても全員着座しており、表題曲のMVにおいては、「桜の花びらたち2008」のMV以来3年ぶりに全く歌唱シーンの振付がない。ドラマのうち、大学のシーンは東京薬科大学で撮影され、同校の学生もエキストラ出演した[6]。巨大な桜の木のシーンは茨城県常陸太田市内にある瑞竜小学校の瑞桜(ずいおう)の前で撮影された。[7]
- 5人が松井の墓参りをする寺院や、大島が娘を遊ばせる公園などは神奈川県藤沢市内、5人が乗車するバスは、鎌倉市の国道134号七里ヶ浜海岸付近を走行する江ノ電バス、板野の勤務先のレストランは、東京都港区のバーク芝浦内のレストラン「Ocean dish Q'on」[8]でそれぞれ撮影された。余談だが、松井が母親とこの曲のMVを見た際、母親は「じゅりなが死んじゃったって思うとさ…」と言って号泣したという。[9]
- AKB48×日本テレビドラマ『桜からの手紙 〜AKB48 それぞれの卒業物語〜』主題歌
- セレンド『AKB48×同級生SNSのセレンド』CMソング
- UHA味覚糖『ぷっちょ×AKB48』CMソング
- CSファミリー劇場『AKB48ネ申テレビスペシャル〜もぎたて研究生 in グアム〜』オープニングテーマ
- 偶然の十字路 [3:44] - アンダーガールズ
- (作詞:秋元康、作曲:緒形真平、編曲:野中"まさ"雄一、ギター演奏:堀崎翔)
- MVの監督は大橋洋生(SignaL)。
- MVにはAKB48劇場支配人の戸賀崎智信が映画館「ロマン座」の支配人として登場しており、また同館で上映しているという設定の成人向け映画『黒髪の人妻 昼下がりの情事』のポスターに主演女優役でSDN48の大堀恵の写真が登場している。ロケ地は千葉県香取市。
- 自転車協会『BAAマーク』CMソング
- キスまで100マイル [4:10] - MINT
- (作詞:秋元康、作曲:早川暁雄、編曲:原田ナオ)
- MVの監督は丸山健志(KRK PRODUCE)。
- チームピグ指名戦での投票が一番多かったMINTが、18thシングル以来2回目のカップリングを歌う。
- 桜の木になろう(off vocal ver.)
- 偶然の十字路(off vocal ver.)
- キスまで100マイル(off vocal ver.)
- 桜の木になろう [5:29]
DVD
- 「桜の木になろう」Music Clip <完全版>
- 「偶然の十字路」Music Clip
- 「キスまで100マイル」Music Clip
- 特典映像「ガチ私服ファッションショー」(Type-A)
特典
- 全国握手会イベント powered by ネ申テレビ 参加券(初回限定盤のみ)
Type B
ジャケット写真(表・裏):板野友美・高橋みなみ・高城亜樹・松井玲奈・松井珠理奈・河西智美・北原里英・大島優子
CD
- 桜の木になろう
- 偶然の十字路 - アンダーガールズ
- エリアK [4:01] - DIVA
- (作詞:秋元康、作曲:Gajin、編曲:武藤星児)
- MVの監督は中村太洸(KRK PRODUCE)。
- 桜の木になろう(off vocal ver.)
- 偶然の十字路(off vocal ver.)
- エリアK(off vocal ver.)
DVD
- 「桜の木になろう」Music Clip <完全版>
- 「偶然の十字路」Music Clip
- 「エリアK」Music Clip
- 特典映像「ガチ私服ファッションショー」(Type-B)
特典
- 全国握手会イベント powered by ネ申テレビ 参加券(初回限定盤のみ)
劇場盤
- 桜の木になろう
- 偶然の十字路 - アンダーガールズ
- 黄金センター [3:51] - チーム研究生
- (作詞:秋元康、作曲:飯田建彦、編曲:野中"まさ"雄一、ギター演奏:堀崎翔)
- 桜の木になろう (off vocal ver.)
- 偶然の十字路 (off vocal ver.)
- 黄金センター (off vocal ver.)
特典
- 劇場盤発売記念大握手会参加券
- メンバー個別生写真1枚
選抜メンバー
所属チームは発売時点
AKB48の全メンバーとSKE48の7人がCDに参加している。
桜の木になろう
太字は完全版MV出演メンバー
(センター:前田敦子)
- チームA:小嶋陽菜、指原莉乃、篠田麻里子、高城亜樹、高橋みなみ、前田敦子
- チームK:板野友美、大島優子、峯岸みなみ、宮澤佐江
- チームB:河西智美、柏木由紀、北原里英、渡辺麻友
- SKE48 チームS:松井珠理奈、松井玲奈
- 選抜メンバーは前々作「Beginner」と同一。前作「チャンスの順番」に続いて選抜入りしたのは、小嶋陽・高城・前田敦・河西のみ。
- CDに収録される完全版のPVには、シングル表題曲では最少人数となる6名しか参加していない。
偶然の十字路
「アンダーガールズ」名義
(センター:横山由依、木本花音)
- チームA:多田愛佳、仲川遥香、前田亜美
- チームK:内田眞由美、菊地あやか、仁藤萌乃、藤江れいな、横山由依
- チームB:石田晴香、奥真奈美、小森美果、佐藤すみれ、宮崎美穂
- SKE48 チームS:大矢真那、矢神久美
- SKE48 チームKII:高柳明音、向田茉夏
- SKE48 チームE:木本花音
- 選抜未経験者では横山・木本がアンダーガールズ初選出で、木本はAKB48名義のシングル収録曲初参加となる。大矢は「涙のシーソーゲーム」以来、2作ぶりの復帰となった。前作の表題曲でセンターを務めた内田は、今作では初めてのアンダーガールズ選出となる。
キスまで100マイル
「MINT」名義
エリアK
「DIVA」名義
太字はボーカルチーム
(メインボーカル:倉持明日香、秋元才加、梅田彩佳、増田有華)
- チームA:岩佐美咲、大家志津香、倉持明日香、中田ちさと、仲谷明香、松原夏海
- チームK:秋元才加、梅田彩佳、田名部生来、中塚智実、野中美郷、米沢瑠美
- チームB:小林香菜、佐藤亜美菜、佐藤夏希、鈴木まりや、近野莉菜、平嶋夏海、増田有華
- 選抜及びアンダーガールズ不参加のAKB48の正規メンバーで構成される。18thシングル発売の際、ボーカルチームとダンスチームを明確に分け、それぞれ特化して結成されている。
- 内田と大矢がアンダーガールズに移動し、入れ替わりで岩佐・中塚・米沢・平嶋が加入した以外は前作の「DIVA」とほぼ同じメンバー編成。
- 派生ユニット「DiVA」とは別物である。
黄金センター
「チーム研究生」名義
- チーム研究生:阿部マリア、伊豆田莉奈、市川美織、入山杏奈、牛窪紗良、大場美奈、加藤玲奈、金沢有希、川栄李奈、小嶋菜月、小林茉里奈、島崎遥香、島田晴香、鈴木紫帆里、竹内美宥、永尾まりや、仲俣汐里、中村麻里子、名取稚菜、藤田奈那、森杏奈、森川彩香、山内鈴蘭、山口菜有
脚注
注釈
- ^ 配信限定シングルを含むメジャーシングルの総数。インディーズシングルを含めた場合、22作目。
- ^ 出演順はA・B共に小嶋陽、指原、篠田、高城、高橋、前田敦、板野、大島、峯岸、宮澤、河西、柏木、北原、渡辺、松井珠、松井玲。
- ^ この記録はのちに2011年5月24日付で自身の「Everyday、カチューシャ」(約94.2万枚)が更新している。
- ^ なおピンク・レディーは、「S・O・S」から「モンスター」までで7作連続1位を達成し、その後「カメレオン・アーミー」まで9作連続1位の記録を継続。
- ^ のちにAKB48自身の「Everyday、カチューシャ」などの作品が本作の初動を上回っている。
- ^ 1つは楽曲と同サイズに編集されたバージョンで、ドラマのダイジェストのような形になっており、1番サビ部分と曲の最後に歌唱シーンがある。こちらはテレビの音楽番組やCS放送の音楽専門チャンネル、YouTubeの公式チャンネルにて公開されている。もう1つは、YouTubeの公式チャンネルで期間限定で公開されたバージョン。こちらも楽曲と同サイズで、歌唱シーンを中心に編集されている。なお、同チャンネルでは、「偶然の十字路」「エリアK」の別バージョンも期間限定で公開された。
出典
- ^ 「AKB48リクエストアワーセットリストベスト100 2011」2日目のDVDコメンタリーにて、仲谷が発言。
- ^ “AKB48新曲「桜の木になろう」“初日”だけで実売65.5万枚”. オリコン (2011年2月17日). 2011年2月17日閲覧。
- ^ a b “AKB48新曲、初週売上歴代6位94.2万枚”. オリコン (2011年2月22日). 2011年2月22日閲覧。
- ^ “AKB48、女性グループ“最速”ミリオン SPEED&モー娘。上回る3週目”. オリコン (2011年3月8日). 2011年3月9日閲覧。
- ^ AKB48の握手会に2万2,500人!「桜の木になろう」ミリオン突破に前田敦子感激!3rdアルバム「ここにいたこと」発売も発表! シネマトゥデイ 2011年3月5日付記事
- ^ 本学キャンパスがAKB48の20thシングル「桜の木になろう」のPVロケ地になりました(東京薬科大学の多くの学生さんたちもエキストラとして出演しています) 東京薬科大学ホームページ ニュース&トピックス 2011年3月4日付
- ^ AKBのPVに登場、廃校の桜が見頃 茨城・常陸太田msn産経ニュース 2012年4月16日付
- ^ {クオンからのお知らせ} レストランホームページ 2011年3月8日閲覧
- ^ 「たくさん告知☆じゅり」 SKE48オフィシャルブログ Powered by Ameba 2011-02-16