今上天皇

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今上天皇(きんじょうてんのう)は、その時点において天皇として在位している人物を指す呼称。

2008年(平成20年)10月現在の今上天皇は昭和天皇の第一皇子で(いみな)は明仁(第125代天皇)。

目次

[編集] 今上天皇の呼称について

今上は、「いまのうへ」というやまとことばを漢字で書いたもので、漢語由来の「聖上」と同じように、現在の帝を意味する語である。当今(とうぎん)ともいう。

日本では、敬意を示すものについてはっきりした言い方を持たない文化があり、当代の天皇の呼称もあまり発達しなかった。しかし、大正天皇昭和天皇と並べて表記したい場合に、「今上」もしくは「今上陛下」では言葉のすわりがよくないことと、「今上天皇」と表記すると語感から客観的な表現に感じられるため、中立を求められる表現の中で使用される頻度が高くなってきた。また美智子皇后も「今上陛下」と公の場では呼んでいる。

天皇の敬称は、諸外国の国王女王と同様に「陛下」が使われている(皇室典範で規定)が、今上天皇陛下とは言わず、今上陛下、天皇陛下もしくは陛下、現在では殆ど使われていないが帝(みかど)とのみ呼ばれる。また、明治天皇、大正天皇、昭和天皇などの呼称は、それ自体に敬意が込められた追号であるため、昭和天皇陛下とも言わない(口頭では「昭和の天皇陛下」という言い方をすることがあるが、この場合の「昭和」は「昭和時代」の意であると解される)。

[編集] 現在での用例

現在、日本では口語の中で「今上天皇」と言う呼称を用いる事は少ない。政府などの公的機関および主要メディアなどでは皇室典範に定められる敬称の陛下を入れて「天皇陛下」と呼称することが多い。おそらくその影響で一般人の間でも通常「天皇陛下」の呼称を使用する者が多い。一方、所謂「天皇制」に批判的な者、また基本的に敬称を避ける傾向にある学術的な世界などにおいては「天皇」と呼び捨てることも多い。

歴史的話題で複数の天皇が話題に上がっている場合、口語として「今の天皇」もしくは「今の天皇陛下」と言うことがある。

また、外国では「The emperor ****」と呼ばれることから「名前+天皇」の用例がある(例『ラストエンペラー』での「裕仁天皇」)。国内でも同様の用例は見られるが、名指しは天皇に特別な敬意を示さない意思表示として受け取られる場合も多い。

[編集] 「平成天皇」という呼称について

一部の出版物及び印刷物において、敬称を用いない三人称として「平成天皇」が用いられる事があるが、これには賛否両論がある。

こうした表記法は、第二次世界大戦後、一部の出版物で昭和天皇を「今上天皇」と表現せず、既に「昭和天皇」と表記していた事が始まりとされる。

  •  反対論 

「平成天皇」という呼称は当人の死後の追号・諡号の形式であることから、これを生前に使用することは誤っている。追号は天皇が崩御した後に贈られる称号であり、制度上は必ずしも元号が追号になるわけではない(明治以降は慣例を踏襲しただけであり、旧皇室令等でも規定されていない)。

テレビや新聞で「平成天皇」という呼称が用いられないのは、前述したように「追号になるはずの“平成天皇”を存命中に用いるのは不敬」という考えに起因するからだと考える人が、いわゆる保守派を中心にして多い。「平成天皇」の呼称をよく用いる有名人もいるが、それは、前述の「元号+天皇の整合性」に配慮したものではなく、単に学識不足によるものである。

  •  賛成論 

「平成天皇」という呼称が間違った表現とされているわけではないし、一般にはそう呼ぶ人が多いのも事実である。古舘伊知郎など、「平成天皇」の呼称をよく用いる有名人もいる。天皇の呼称に統一性を持たせる意味や明治以降の「元号=天皇の呼称」という規則(一世一元の制)に倣う意味で「平成天皇」と呼ぶことは便利である。

また、皇室関係の話題については議論、特に否定的な意見を出すべきではないという風潮があると考える人もおり、そうしたいわゆる革新系の人々からは「不敬に当たるかあたらないか」の議論はもとより「一世一元の制の下では元号は天皇の呼称と同一であるから平成天皇という呼び方がすなわち不敬にあたるというのは早計である」という意見の下に「平成天皇」という呼称を改めて持ち出しづらい風潮があること自体に注意が必要だという主張も聞かれる。

[編集] 関連項目

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111 後西 112 霊元 113 東山 114 中御門 115 桜町 116 桃園 117 後桜町 118 後桃園 119 光格 120 仁孝
121 孝明 122 明治 123 大正 124 昭和 125 今上 ※註:赤字女帝
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