パプアニューギニア

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パプアニューギニア独立国(パプアニューギニアどくりつこく)、通称パプアニューギニアは、南太平洋にあるニューギニア島の東半分及び周辺の島々からなるオーストラリアの北、ソロモン諸島の西、インドネシアの東、ミクロネシア連邦の南に位置する。イギリス連邦加盟国。首都はポートモレスビー英連邦王国の一国。

パプアニューギニア独立国
Independent State of Papua New Guinea
パプアニューギニアの国旗 パプアニューギニアの国章
国旗 国章
国の標語 : なし
国歌 : O arise all you sons of this land
パプアニューギニアの位置
公用語 英語トク・ピシンヒリモツ語
首都 ポートモレスビー
最大の都市 ポートモレスビー
元首
女王 エリザベス2世
総督
首相
ポーリアス・マタネ
マイケル・ソマレ
面積
総計 462,840km²53位
水面積率 2.2%
人口
総計(2004年 5,420,280人(107位
人口密度 12人/km²
GDP(自国通貨表示)
合計(2005年 150億キナ
GDPMER
合計(2005年 39億ドル(135位
GDPPPP
合計(2003年 114億ドル(124位
1人当り 2,200ドル
独立
 - 日付
オーストラリア信託統治より
1975年9月16日
通貨 キナPGK
時間帯 UTC +10(DST: なし)
ccTLD PG
国際電話番号 675

目次

[編集] 国名

正式名称は、Independent State of Papua New Guinea(英語: インディペンデント・ステイト・オブ・パピュア・ニュー・ギニー)。通称、Papua New Guinea。略称は、PNG

日本語の表記は、パプアニューギニア独立国。通称は、パプアニューギニア。他に、パプニューギニア、パプアニューギニ、パプニューギニ、という表記もされる。「パプア」と「ニューギニア」の間に、中黒(・)を入れることも多い。

パプアニューギニアは、元々あったパプアニューギニアが合併してできた国である。 パプアは、メラネシア人の縮れ毛を指すマレー語の言葉から来ている。 ニューギニアは、メラネシア人がアフリカギニア人に似ているところからスペイン人の探検家が名付けたものである。

パプアは領土の南側で旧イギリス領(のちにオーストラリア領)、ニューギニアは北側で旧ドイツ領(後にオーストラリア委任統治領)であった。

[編集] 歴史

この地域において、約6万年前の東南アジア方面から来たと思われる人類の痕跡が見つかっている。 約5000年前、ニューブリテン島中央部のタラセアにおいて、貝の貨幣「シェルマネー」が作られた。これが最古の貝貨とされている。

1526年ポルトガル人のメネセスが来航、パプアと命名した。 19世紀の植民地主義の時代、1828年ニューギニア島の西半分を東西に分割し、西半分をオランダ、東半分をオーエン・スタンレー山脈ビスマルク山脈で南北に分け、ニューブリテン島などを含んだ北半分をドイツ、南半分をイギリスが獲得した。南部は1901年にイギリスから独立したオーストラリアに継承された。

1914年からの第一次世界大戦にドイツが敗北すると、ドイツ領であった島の東北部は、国際連盟によりオーストラリアの委任統治領となった。

1941年からの太平洋戦争中はニューギニア全島の北半分を日本が占領し、北部を中心に連合国との激戦を繰り広げた。

1949年、オーストラリアは南東部と北東部を一行政単位に統合してパプアニューギニアとし、1973年に自治政府を認めた。

1975年マイケル・ソマレ初代首相の下で、南北合わせた領土がイギリス連邦の一員としてパプアニューギニアとして独立した。

1983年に各州における自治の失敗を受けて、中央政府の権力が強化。1985年、民族的緊迫により、ポートモレスビーで非常事態宣言発令。

1988年ブーゲンビル島で分離派のブーゲンビル革命軍(BRA)による鉱山妨害の活動が開始。1992年にはソロモン諸島ショートランド諸島を、革命軍(BRA)への支援を理由に政府軍攻撃。

[編集] 政治

国家元首は、イギリス女王。象徴的地位であり、任命などの権限は、議会内閣の決定に従い行使される。その職務は、総督が代行する。

行政府の長である首相は、議会総選挙後、第1党党首が総督により指名される。閣僚は、首相の推薦に従い総督が任命する。

議会は、一院制。全109議席で、89議席が全国民の代表として、20議席は州の代表として、選挙によって選出される。任期5年。

[編集] 行政区画

詳細はパプアニューギニアの地方行政区画を参照

19の (province) 首都区から成る。各州は4つの地方 (Region) に分ける事が出来る。州都を後ろに記した。

山岳地方
シンブ州 (Simbu; チンブ州とも) - クンディアワ
西部山岳州 (Western Highlands) - マウントハーゲン
東部山岳州 (Eastern Highlands) - ゴロカ
南部山岳州 (Southern Highlands) - メンディ
島嶼地方
西ニューブリテン州 (West New Britain) - キンベ
ニューアイルランド州 (New Ireland) - カヴィエン
東ニューブリテン州 (East New Britain) - ココポ
ブーゲンビル州 (Bougainville; 北ソロモン州とも) - アラワ
マヌス州 (Manus) - ローレンガウ
モマセ地方
サンダウン州 (Sandaun; 西セピックとも) - ヴァニモ
東セピック州 (East Sepik) - ウェワク
マダン州 (Madang) - マダン
モロベ州 (Morobe) - ラエ
パプア地方
首都区 (National Capital District) - ポートモレスビー
エンガ州 (Enga) - ワバック
オロ州 (Oro; 北部州とも) - ポポンデッタ
西部州 (Western; フライ州とも) - ダル
中央州 (Central) - ポートモレスビー
ミルン湾州 (Milne Bay) - アロタウ
湾岸州 (Gulf) - ケレマ

[編集] 地理

パプアニューギニアはアジアとオセアニアの2つの州にまたがっている。また、ニューギニア島東半分とビスマルク諸島ルイジアード諸島アドミラルティ諸島ダントロカストー諸島など1万近くので成り立っている島嶼国家である。

ニューギニア島中央部は3000メートルから4500メートル級のビスマーク山脈およびオーエンスタンレー山脈となっている。高山部分以外は熱帯雨林に覆われており、島嶼部も含め、海岸にはサンゴ礁が発達している。なお、ニューブリテン島などは火山である。

[編集] 経済

都市部の貨幣経済と村落部の自給自足経済の二重構成で鉱業が輸出の中心をなしている。その他コーヒーカカオを生産している。最大援助国はオーストラリアで影響力が非常に大きい。対外債務1998年で26億9200万米ドルである。GDP(国内総生産)成長率はマイナスを記録している。

[編集] 工業

パプアニューギニアは起伏に富んだ地形であること、熱帯という気候条件にあるため、畑作には向かない。しかしながら、ヤシの栽培には適しており、工業もヤシを中心に形成されている。ココヤシの胚乳から作るコプラとコプラを圧搾して抽出するパームオイルは、いずれも世界第6位の規模である。2004年時点の生産量はコプラ(8.5万トン、世界シェア1.6%)、パームオイル(33万トン、世界シェア1.2%)。国内市場が小規模であること、輸送インフラの問題があるため、ヤシ以外の工業はいずれも自給をまかなう小規模なものである。中でも、粗糖、牛肉、豚肉、羊肉、鶏肉、ビールなどの食品工業が充実している。

[編集] 鉱業

鉱業はパプアニューギニア経済にとって重要な部門である。2002年時点の輸出額15億ドルのうち7割以上を鉱物資源が占めるからだ。上位3品目は金 (35.9%)、石油 (21.0%)、銅 (14.7%) である。化学工業、金属精錬はいずれも未発達であるため、全量が未精製の状態で輸出されている。

鉱業の主軸はまず金と銅から始まり、次いで1992年に輸出を開始した原油に移行してきた。生産量、生産額が最も大きかった銅は、1988年に勃発したブーゲンビル島の独立運動のため、最盛期の1/3の生産量にとどまっている。

有機鉱物資源では、原油(399万トン)のほか、天然ガス(3.3千兆ジュール)も採掘されている。

金属鉱物資源では、フェルシックな火成岩に伴って産出する銅(21万トン、世界シェア1.6%)、銀(75トン)、金(65トン、世界シェア2.6%)が有力。

[編集] 国民

パプアニューギニアでは、「ワントーク」と呼ばれる、伝統的に小人数の部族に分かれて生活していた。たいていの部族は数十、数百人程度であり、それぞれの部族ごとに言語、習慣、伝統が異なっている。かつては各部族同士で戦いを行うことがよくあり、その習慣は今も一部残っている。

住民は多様な民族から成っており、主にメラネシア人パプア人ネグリト人ミクロネシア人ポリネシア人などで構成される。

[編集] 言語

言語は英語が公用語である。共通語として、トク・ピシンヒリモツ語(ともにピジン言語)が広く使われている。パプアニューギニアでは、前述のように一つ一つのコミュニティーの大きさが小さいため、人口が500万人に対して、言語の数が800以上もあると言われている。

宗教はローマ・カトリックが22%、ルーテル教会が16%、伝統的宗教が34%などである。

[編集] 文化

祝祭日
日付 日本語表記 現地語表記 備考
移動祝日 聖金曜日 Good Friday
移動祝日 イースターマンデー Easter Monday 復活祭の日曜日の翌日
7月12日 女王誕生日 Queen's Birthday エリザベス2世の誕生日とは異なる。
7月24日 戦没者記念日 National Remembrance Day
9月16日 独立記念日 Independence Day
12月25日 クリスマス Christmas Day
12月26日 ボクシング・デー Boxing Day

[編集] 関連項目


[編集] 外部リンク

ウィキメディア・コモンズ

[編集] 公式

[編集] その他


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