ツバル

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座標: 南緯8度31分0秒 東経179度12分0秒 / 南緯8.51667度 東経179.2度 / -8.51667; 179.2

ツバル
Tuvalu
ツバルの国旗 ツバルの国章
国旗 国章
国の標語 : Tuvalu mo te Atua
(ツバル語: 全能の神のためのツバル)
国歌 : 全能の神のためのツバル
ツバルの位置
公用語 ツバル語英語
首都 フナフティ
最大の都市 フナフティ
政府
女王 エリザベス2世
総督 フィロイメア・テリト
首相 アピサイ・イエレミア
面積
総計 26km²192位
水面積率 極僅か
人口
総計(2006年 9,652人(224位
人口密度 371人/km²
GDP(自国通貨表示)
合計(2002年 2749万オーストラリア・ドル(A$)
GDPMER
合計(Xxxx年 xxx,xxxドル(???位
GDPPPP
合計(2000年 1,220万ドル(194位
1人当り 1,100ドル
独立
イギリスから 1978年10月1日
通貨 オーストラリア・ドル(A$)(AUD
時間帯 UTC +12(DST: なし)
ISO 3166-1 TV / TUV
ccTLD .tv
国際電話番号 688
ツバルの地図
フナフティ島の海岸

ツバルは、オセアニアにある国家。首都はフナフティ南太平洋エリス諸島に位置する島国である。英連邦の一国。

独立国としてはバチカンの次に人口が少なく、ミニ国家の一つである。海抜が最高でも5mと低いため、海面が上昇したり、地盤沈下がおこれば、国の存在そのものが脅かされることになる。

トップレベルドメインとして割り振られた「.tv」を米国カリフォルニア州のdotTV社に5000万ドルで売却。この売却益を元に、2000年国連加盟を果たした[1]

目次

[編集] 国名

正式名称はツバル語Tuvalu。公式の英語表記も同じ。

日本語の表記は、ツバル。他に、ツヴァルトゥバルトゥヴァルもある。

この国名には8つの島の人達が協力して国を作っていこうという意味が込められており、現地語でTUは「立ち上がる」、VALUは「8」の意味である。これは、1978年イギリスから独立した時にツバルで人が住める島が8つだったことに由来する。

[編集] 歴史

ツバルに人類が到達したのは紀元前のことと考えられる。トンガサモアなど西ポリネシアから航海カヌーでやってきたポリネシア人あるいはラピタ人がこの島々の最初の居住者である。

ヨーロッパ人が訪れたのは、1568年スペインから来たアルバロ・デ・メンダーニャ・デ・ネイラ (Alvaro de Mendaña de Neira) が最初である。植民は行われなかったが、奴隷貿易業者や捕鯨船員などがしばしば訪れていた。

1850年から1875年に、住民は労働者としてハワイタヒチペルーなどに強制連行された。そのため諸島の人口は急激に減少した。

ツバルは、1892年エリス諸島という名前で、イギリスの保護領のギルバートおよびエリス諸島の一部になった。1915年に、北部ギルバート諸島(現キリバス)とともにイギリスの植民地ギルバート・エリスとなった。1974年に、植民地内の人種の違いから、ポリネシア人の多いエリス諸島はミクロネシア人の多いギルバート諸島(後のキリバス)との分離を投票で決めた。そしてエリス諸島は、ツバルという名でイギリスの植民地として分離した。

1978年10月1日イギリス連邦の一員かつ英連邦王国として独立が認められた。

1987年には国際連合最貧国リストに掲載された。

1991年プロテスタントイギリス国教会)系であるツバル教会を国教にする法律が可決した。1995年の独立17周年記念日には国旗の図案を変更したことがある。一般公募約300点の中から赤・青・白の3色で構成され国章を左に、旧国旗の黄色の星を白に変更した星を右側にあしらった学生フィレモニ・パッシのものが選ばれた。これは海面上昇問題に際し英国が冷淡な態度をとったことに抗議したものと思われ、当時の首相はイギリス連邦脱退をも前提としていた[2]が、1997年には政権交代により旧国旗に戻される。

[編集] 政治

ツバルは議院内閣制の国である。現行憲法1978年10月1日に公布されたもの。

イギリス連邦に加盟する国であり、イギリス国王の信任を得ている。内閣はイギリス大使館を置くこととしています。

行政は首相を筆頭とする内閣が担当する。首相は国会議員の中から立候補、投票により選ばれ、英連邦に信任される。閣僚は首相に指名任命される。

立法は一院制の国会Fale I Fonoが担っている。定数は22議席で、議員の任期は6年。議員は国民の直接選挙により選出される。ツバルに政党は存在しない。

最高司法機関は普通裁判所。ツバルを構成する9島のうち人が居住する5島内に3裁判所が置かれている。

[編集] 地方行政区分

詳細は「ツバルの行政区画」を参照

厳密に言うと、ツバルには行政上の下部組織がない。それは人口が少なすぎるためだが、この国は9つの島(環礁)に分けることができる。国名の由来にあるように、かつては人が住める島は8つだけで、ニウラキタ島は当時無人島だった。9つの島を次に挙げる。

[編集] 地理

Nanumea.jpg

ツバルは、土地が非常に貧弱な国でもある。飲み水に適した水はほとんどなく、土地は農業には適していない。タロイモココナッツバナナなどが自給のために生産されている。

[編集] 海水面上昇と水没の危機

ツバルは海抜が低いため、海面上昇に対して特に脆弱である。近年では、地域によっては潮の高いときには地中から海水が湧き出し、農作物が被害を受けている。井戸水も淡水から塩水へ変化しつつあるところもある。また、様々な要因から砂浜が削られる、海岸の植物が倒されるなどの海岸浸食も進んでいる。海水温の上昇によってサンゴ礁白化し、漁獲高も減ってきている。2004年2月中旬には、異常な高潮によって島の建物・空港などが浸水した。

ただし、実際には、島の沈没は島を形成しているのがさんご礁で岩盤とは違って軟弱であるための沈降が原因であり、海水面の上昇のせいではないとする説もある[要出典]。このため、地球温暖化による海水面上昇により自国が水没の危機にあると積極的にアピールして外国からの支援を求めるツバル国の対応や、マスコミの間違った認識による報道に対しては、批判の声もある[要出典]

[編集] 経済

ツバルには天然資源がほとんどないため、その収入の多くは海外の援助に頼っている。主要な産業は、漁業観光業である。ただし、ツバルは他の国から遠く離れた場所にあるため、あまり多くの観光客は訪れない。GDPの2/3以上をODAに頼っている。

政府の財源の主なものは、切手コインの発行、および海外で働く労働者からの送金である。1000人ほどのツバル人がナウルで燐酸塩の採掘に従事している。もっとも、ナウルでは燐酸塩資源が減って来たため、徐々に労働者を帰還させるようにしている。また、1987年オーストラリアニュージーランド、イギリスにより設立され、日本がサポートしている国際信託基金から、相当な収入を毎年受け取っている。ツバルの主な収入源としては、1988年の漁業協定によるアメリカ政府の支払い、台湾を外交承認する見返りとして得ている援助金も挙げられる。

外国の援助への依存を減らすために、政府は公共部門の改革を行い、その中にはいくつかの政府機能の民営化と職員の7%削減も含まれている。1998年から、ツバルはアメリカの電話番号の"900番"回線(日本でのダイヤルQ2にあたる)の国内使用料による収入を得ている。2000年には、トップレベルドメイン名の ".tv" をリースすることで、収入を得るようになった。これらの新しい技術からのロイヤリティーにより、今後10年はかなり収入が増えると見られる。商品の輸出が輸入のほんの一部である現状で、継続的な収入として位置付けられるのは、漁業、通信に関わるライセンス料、海外の労働者からの送金、公的な無償援助などの移転所得、海外資産の投資収入になると見込まれている。

必要な電力はツバル電力公社がディーゼル発電でまかなっているが、関西電力2007年5月28日に5,000万円をかけて出力40kW太陽光発電設備を首都フナフティのサッカー場に設置すると発表し、同年9月着工、2008年2月に運転開始した[3]。この電力で、ツバル約1,700世帯のうち50世帯の電力がまかなえる予定で、温暖化被害の象徴である国に新エネルギー技術を伝える設備が設置されることになる。

[編集] 国民

住民は、ほとんどがポリネシア人であり、わずかにミクロネシア人がいる。97%のツバル人は、プロテスタントのツバル教会のメンバーである。キリスト教ではあるが、いくつかの現地固有の宗教の要素が混じっている。

ほとんどの人はツバル語を話しているが、ヌイ島の一部ではキリバス語を話す人もいる。英語が公用語ではあるが、日常会話で使われることはない。

[編集] 文化

ツバルでは、伝統的な共同体のシステムがかなり広範囲に残っている。それぞれの一族は自分達の仕事だけでなく、salanga と呼ばれる共同体のための仕事、例えば魚釣り、家の建築、防衛なども持っている。一族の技術は、父から息子に受け継がれる。

[編集] 祝祭日

日付 日本語表記 現地語表記 備考
1月1日 元日 New Year's day
3月 第2月曜日 イギリス連邦の日 Commonwealth Day
イースターの前の金曜日 聖金曜日 Good Friday
イースターの次の日 イースター・マンデー Easter Monday
5月13日 ゴスペルの日 Gospel's day
6月 第2土曜日 女王誕生日 Queen's Birthday
8月5日 子供の日 Children's day
10月1日10月2日 ツバルの日 Tuvalu day 独立記念日
11月11日 英国皇太子の誕生日 Prince of Wales Birthday
12月25日 クリスマス Christmas
12月26日 ボクシング・デー Boxing day

[編集] 註釈

  1. ^ taiga@scientist.com; INTERNET Watchグループ (2000-09-06). "ツバル国が「.tv」ドメイン売却益で国連加盟を果たす" (日本語). 2008-11-10 閲覧。
  2. ^ 参考リンク
  3. ^ [1]

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

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日本政府

観光

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