キリバス

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キリバス共和国
Republic of Kiribati
キリバスの国旗 キリバスの国章
国旗 国章
国の標語 : Te Mauri, Te Raoi ao Te Tabomoa
(キリバス語: 健康、平和と繁栄)
国歌 : キリバスの国歌
キリバスの位置
公用語 キリバス語英語
首都 タラワ
最大の都市 タラワ
元首
大統領 アノテ・トン
首相 なし
面積
総計 811km²172位
水面積率 極僅か
人口
総計(2004年 100,798人(180位
人口密度 124人/km²
GDP(自国通貨表示)
合計(2005年 8200万オーストラリア・ドル(A$)
GDPMER
合計(2005年 6300万ドル(???位
GDPPPP
合計(2004年 7,900万ドル(192位
1人当り 800ドル
独立
 - 日付
イギリスから
1979年7月12日
通貨 オーストラリア・ドル(A$)(AUD
時間帯 UTC +12 ~ +14(DST: なし)
ccTLD KI
国際電話番号 686
註1 : 無人島を除いた面積は、717km²

キリバス共和国(キリバスきょうわこく)、通称キリバスは、太平洋上に位置するギルバート諸島フェニックス諸島、そしてライン諸島の一部等を領土とする国家である。キリバスは33の環礁からなり、それらは赤道付近に3800km²にも渡って散らばっている。そのために世界第3位を誇る広大な排他的経済水域を有している。

目次

[編集] 国名

正式名称は、Republic of Kiribati(リパブリック・オブ・キリバス)。通称、Kiribati(キリバス)。キリバス語での発音は「キリバシ」または「キリバス」のように聞こえる。

日本語の表記は、キリバス共和国。通称、キリバス。また、漢字では「吉里巴斯」と表記する。

国名は、1788年、イギリス人ギルバートがこの海域を航行したことからギルバート諸島(Gilbert Islands)と呼ばれたことに由来する。キリバス語は g 音や l 音を欠くため、 Gilbert が転じて現国名の形となった。

[編集] 歴史

先住民は、約2000年前西方からカヌーに乗ってやってきたミクロネシア系の人々であった。 1892年から、ギルバート諸島は隣のエリス諸島と共にイギリスの保護領となった。1916年には植民地となり、1971年に自治領となった。第二次世界大戦中の1941年大日本帝国に占領されたこともある。

1956~1962年、ライン諸島のクリスマス島がイギリス・アメリカ両国の核実験場とされた。

1978年にエリス諸島はツバルとして独立した。続いて1979年にキリバスが独立した。独立の際、アメリカはほとんど無人のフェニックス諸島および3つの島を除くライン諸島すべての所有権を放棄し、それぞれキリバスの領土となった。

2003年に、中華民国(台湾)と外交関係を開いた際、二重承認を希望したにも関わらず、それに反発した中華人民共和国側が断交を発表。その結果、タラワにある中華人民共和国の宇宙基地撤退で話題になった。

[編集] 政治

Maneaba ni Maungatabuと呼ばれるキリバスの議会は、4年に一度の選挙で選ばれ、42人の議員で構成される。大統領は、元首であると同時に行政府の長でもあり、Beretitentiと呼ばれる。

21の有人の島にはそれぞれ地方議会があり、日々の問題を処理している。

主要政党には真理の柱キリバス共同体党の2党がある。

[編集] 地方行政区分

キリバスは、3つの行政区、ギルバート諸島、ライン諸島、フェニックス諸島からなっている。これに加えて、以下の6地区がある。

タラワを含む4つの地区は、ギルバート諸島にあり、住民の多くはここに住んでいる。ライン諸島には3つの島だけに人が住んでおり、フェニックス諸島にはカントン島に住民があり、ライン&フェニックス地区として代表している。バナバの2001年の人口は約200人であるが、フィジーランビ島に移り住んだ人々を代表するランビ指導者評議会(Rabi Council of Leaders)がフィジーのランビ島に設立されておりバナバ及びキリバス政府と緊密な関係を保っている。

キリバスの地図

[編集] 地理

キリバスは、次の4つの主な島・諸島からなる。

  • バナバ: ナウルとギルバート諸島の間にある孤島
  • ギルバート諸島: フィジーの北およそ1500kmにある16の環礁
  • フェニックス諸島: ギルバート諸島の南東およそ1800kmにある8つの環礁・珊瑚島
  • ライン諸島: ギルバート諸島の東およそ3300kmにある9つの環礁・島

ライン諸島にある他の3つの島は、アメリカが所有している。

バナバは、隆起した珊瑚の島であり、かつてリン鉱石(phosphate)を豊富に産出したが、現在では枯渇してしまっている。他のキリバスの島は、環礁の砂と岩の小島、または海面のせいぜい2,3m上まで隆起した珊瑚島である。土地は痩せていてカルシウムを含んでおり、コプラ(椰子の実)栽培以外の大規模農業を行うのは困難である。

ライン諸島にあるキリスィマスィ島(クリスマス島、Christmas Island)は、世界最大の環礁である。

また、1995年1月1日日付変更線をずらして、世界で最も早く日が昇る島となったカロリン島ミレニアム新世紀の年越しを目論んで、ミレニアム島に改名された。

また、排他的経済水域の体積は世界第3位の1640万km3を誇る。


海抜の低い環礁が多いために、キリバスは地球温暖化による海面上昇で、国土の半数以上は水没の危機にある。 アノテ・トン大統領は、2007年8月に日本の読売新聞のインタビューで、温暖化対策の遅れでもはやキリバスの水没は免れないと明言、全国民の他国への移住計画を発表した。大統領は、熟練労働者としての移住のため、キリバスでの職業訓練支援を日本、アメリカ、オーストラリアなどに呼びかけている。

[編集] 経済

キリバスは、ほとんど天然資源を持たない。商業的に成立しうる燐酸塩の鉱床は、1979年の独立とちょうど同時に枯渇してしまった。現在は、コプラ、観賞用魚や海草が生産および輸出の大半を占める。

経済は、近年大きく揺れ動いている。経済発展は、熟練労働者の不足、インフラの未整備、国際市場から遠く離れていることにより、制約を受けている。経済成長率、物価上昇率ともに2003年で1.4%である。イギリス植民地時代にリン鉱石の売り上げの一部を積み立て歳入均等化準備基金 (Revenue Equalisation Reserved Fund)が 作られ、現在キリバス国外で運用・投資され国庫の赤字分を補填しており、残高は2005年末時点で6億豪ドル弱を記録した。

[編集] 農業

キリバスの土地利用においては、農地が最大の面積(50.7%、1994年時点)を占めている。農業従事者は人口の10%に相当する9000人である。タロイモ(2000トン)とバナナ(5000トン)よりも、加工して輸出に向けるためのココナッツ(9万6000トン)の生産が盛ん。畜産業ではブタ(1万2000頭)、水産業も小規模ではあるが存在する(漁獲高3万1000トン)。

[編集] 工業

最大作物のココナッツを加工し、コプラ(1万2000トン)を生産している。養豚により、食肉加工業も成立している(1000トン)。

[編集] 貿易

2001年の輸出額は729万オーストラリア・ドル、輸入額は7501万オーストラリア・ドルであり、かなり大きな貿易赤字である。輸出品は農産物と食品工業を中心とした農産物であり、輸入品は食糧、機械類、燃料である。

主な輸出品は、コプラ (63.7%)、魚介類 (20.9%)、野菜 (7.7%)である。主な貿易相手国はバングラディシュ(約5割を占める)、アメリカ合衆国マーシャル諸島デンマーク、香港。

主な輸入品は、機械 (11%)、穀物 (10.7%)、石油製品 (10.2%)、電気機械 (6.8%)、肉類 (5.9%)。主な輸入相手国は、オーストラリア(約4割を占める)、フィジー日本、アメリカ、中華人民共和国

[編集] 観光とその他の収入

観光業は、GDPの5分の1以上を占めている。外国の財政支援、特に日本オーストラリアニュージーランド台湾からのものが、GDPに対しての大きな補助となっている。その額は近年では、GDPの25%から50%を占めている。海外で働いている労働者からの送金は、毎年500万ドル以上である。また広大な経済海域を持つことから、日本などの外国漁船による入漁収入が国庫を支える重要な手段となっている。

[編集] 国民

住民は、98.9%(1990年)がミクロネシア人で、他には少数のポリネシア人やヨーロッパ系の国民もいる。

言語は、キリバス語と英語が公用語である。英語よりはキリバス語の方が広く話されている。

キリスト教が主要な宗教だが、現地の固有の宗教の習慣などが混ざったものになっている。

[編集] 文化

祝祭日
日付 日本語表記 現地語表記 備考
1月1日 元日 New Year Day
イースター 2日前 聖金曜日 Good Friday
イースター 翌日 イースター・マンデー Easter Monday
4月18日 健康の日 Health Day
7月12日7月14日 独立記念日 Independence Day
8月7日 青年の日 Youth Day
12月25日 クリスマス Christmas
12月26日 ボクシング・デー Boxing Day

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

[編集] 公式

[編集] その他


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