キリスィマスィ島

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国際宇宙ステーションから撮影したキリスィマスィ島

キリスィマスィ島 (Kiritimati) またはクリスマス島 (Christmas Island) は、キリバス共和国が領有する、珊瑚礁の島としては最大級の、面積が388平方キロメートルの島である。名前の由来はイギリスジェームス・クック1777年クリスマスにこの島に到達したことによる。

1957年1958年にイギリスが、1962年アメリカが、それぞれ大気圏内核実験を行った。回数は合計で20回以上に上る。実験は全て島の南東側、もしくは島から離れた場所の高空で行われ、さらに卓越した東よりの貿易風のために、島に放射線の影響は少なかったとされるが、当時の島民、又実験に立ち会った多くのイギリス人兵士の間に放射能によるものと思われる疾病が後に広まり、実験期間中クリスマス島で役務についていた部隊から訴訟が起こされることになる。

なお、この地域は地球上で最も早く新しい1日が始まる時間帯「UTC+14」を採用している。

キリスィマスィ島の位置

HOPE-Xプロジェクト[編集]

ハワイと同経度、北緯1.5°という赤道直下に位置するため、宇宙開発事業団NASDA (現・宇宙航空研究開発機構JAXA) の無人宇宙往還機であるHOPE-Xの着陸実験場がここに計画された。同事業団はキリバスと協定を結び、放棄されていたイーオン飛行場 (Aeon Airfield) を2000年から20年間無償借用する予定であったが、HOPE-Xプロジェクト自体が凍結(事実上の中止)となったため、着陸実験場の計画も消滅した[1]2002年9月から11月にかけて、HOPE-Xプロジェクトの一環である高速飛行実証実験 (HSFD) フェーズI飛行実証が行われた[2]

交通[編集]

フィジーの航空会社エアパシフィック航空ホノルル-ナンディ間を飛ぶボーイング737型機を週一便クリスマス島に寄港させる路線を2010年5月に再開。クリスマス島のカシディー国際空港の滑走路の状態が安全基準に達していないのを理由に2008年9月から一時路線休止されていた。

住民[編集]

クックによる発見以前は、ポリネシア人が一時的に港として利用していたが、定住者はいなかった。現在の住民は大部分がミクロネシア人で、キリバス本土ギルバート諸島と同じミクロネシア系キリバス語(もしくは英語)を話す。ただし、島は地理的には、ミクロネシアに属するギルバート諸島とは異なり、ポリネシアに属する。

産業[編集]

主な産業は観光業(ダイビングなどのレジャー産業やバードウォッチング)と特産品である天日塩製造。後者は「クリスマス島の塩」として有名で、カルビーがこの塩を使ったポテトチップスを期間限定で販売することもある。

外部リンク[編集]


座標: 北緯1度53分00秒 西経157度24分00秒 / 北緯1.88333度 西経157.40000度 / 1.88333; -157.40000