クアヌア語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
クアヌア語(クアヌアご、Kuanua)は、パプアニューギニア、ニューブリテン島、東ニューブリテン州のガゼル半島(ラバウル、ココポなどの町がある)に住むトライ人(Tolai)の話す固有言語の一つ。トライ語ともいうが、トライは民族名であり、トライ人全てがクアヌア語を話すわけではない。
アウストロネシア語族大洋州諸語(いわゆるメラネシア語)に分類される。パプアニューギニアの多くの固有言語は、トク・ピシンの普及により危機に瀕しているが、クアヌア語はまだ10万人ほどの母語話者がおり、危険はないとされる。ただし、現在ではトク・ピシンからの借用語が多くなっている。クアヌア語自体がトク・ピシンの基層言語の一つである。
語順はSVO型。人称代名詞は4つの人称(一人称[両数以上には相手を含める包括形と含めない除外形がある]、二人称、三人称)と4つの数(単数、両数、三数、複数)で使い分ける(性の区別はない)。