おおかみ座

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おおかみ座
Lupus
Lupus
属格 Lupi
略符 Lup
発音 [ˈljuːpəs]、属格 /ˈljuːpaɪ/
象徴 the Wolf
概略位置:赤経 15.3
概略位置:赤緯 −45
正中 6月20日21時
広さ 334平方度 (46位
主要恒星数 9
バイエル符号/
フラムスティード番号
を持つ恒星数
41
系外惑星が確認されている恒星数 1
3.0等より明るい恒星数 3
10パーセク以内にある恒星数 1
最輝星 α Lup(2.276
最も近い星 GJ 588;(19.4光年)
メシエ天体 0
隣接する星座 じょうぎ座
さそり座
コンパス座
ケンタウルス座
てんびん座
観測可能地域は+35°と−90°の間
21:00(午後9:00)に最も良く見えるのは6月の間

おおかみ座(狼座、Lupus)は、トレミーの48星座の1つ。

主な天体[編集]

恒星[編集]

固有名は知られていない。連星二重星が多くある。2等星のα星以外にも3等星が6つある。

また、西暦1006年におおかみ座領域に超新星 (SN 1006) が出現したことが記録されている。

星団・星雲・銀河[編集]

  • NGC 5822:散開星団。星座南部にある。
  • NGC 5749:散開星団。星座南部にある。
  • NGC 5824:球状星団。星座北部にある。
  • NGC 5986:球状星団。星座北部にある。
  • IC 4406:惑星状星雲。西部の境界線上にあり、2つの渦巻銀河と、ウォルフ・ライエ星を含む。この星雲の中心星は知られている中で最も高温の星の1つである。
  • NGC 5882:惑星状星雲。星座の中心にある。
  • B 228:暗黒星雲。星座北部にある。

由来と歴史[編集]

古代メソポタミアでは、狂 (the Mad Dog) またはカバ男と現在呼ばれる人頭獣身の姿が描かれ、バイソンマン(現在のケンタウルス座)と対を成すとされた[2]

特徴的なギリシャ神話はない。アルカディアリュカオンにこの星座に関する神話がある[3]。これによると、神との宴に人肉を供したリュカオンが大神ゼウスによりに変えられた姿だという[3]

古代ギリシアでは、この部分はケンタウルス座の一部とされていた。また、この動物を指す名がなく、単に野獣などと呼ばれた。ビチュニアヒッパルコスが紀元前200年ごろにこの星座を分離させ、テリオン (Therion) と命名した。

日本では、おおかみ座は、ケンタウルス(ケンタウルス座)に捕まえられそうになっている狼といわれるが由来は分からない。

出典[編集]

  1. ^ a b SIMBAD Astronomical Database”. Results for V* alf Lup. 2013年1月23日閲覧。
  2. ^ 近藤二郎『わかってきた星座神話の起源 古代メソポタミアの星座』誠文堂新光社 2010年、ISBN 978-4-416-21024-6
  3. ^ a b 長島晶裕/ORG 『星空の神々 全天88星座の神話・伝承』 新紀元社、2012年ISBN 978-4-7753-1038-0