かに座

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かに座
Cancer
Cancer
属格 Cancri
略符 Cnc
発音 /ˈkænsər/、属格:[/ˈkæŋkraɪ/]
象徴 the Crab
概略位置:赤経 9
概略位置:赤緯 +20
広さ 506平方度 (31位)
肉眼恒星数 5
バイエル符号/
フラムスティード番号
を持つ恒星数
76
系外惑星が確認されている恒星数 2
3.0等より明るい恒星数 0
近距離星数 2
最輝星 β Cnc (Altarf) (3.5)
最も近い星 DX Cnc (11.8光年)
メシエ天体 2
流星群 Delta Cancrids
隣接する星座 やまねこ座
ふたご座
こいぬ座
うみへび座
しし座
観測可能地域は+90°と−60°の間
21:00(午後9時)に最も良く見えるのは3月の間

かに座(蟹座、Cancer)は黄道十二星座のひとつ。トレミーの48星座のうちの1つ。

[編集] 主な天体

蟹座は最も明るいβ星でも3.8等、他は4等星以下と全体に暗い星からなる星座である。

α Cnc(4.2等星、F0型)とι Cnc(4.3等星、G6型)を合わせてアクベンスAcubens)と呼ぶ。アラビア語で「蟹の爪」のこと。なお、ι Cncは4.2等と6.6等の星から成る双眼鏡で分離できる程度に離れた二重星となっている。

β Cnc(3.8等星、K4型)をアルタルフAl-tarf)と呼ぶ。アラビア語で「終り」と言う意味を持つ。蟹の脚の先端にある蟹座の中で最も明るい星。

γ Cnc(4.7等星、A0型)のアセルス・ボレアリスAsellus Boreallis)とδ Cnc(4.2等星、K0型)のアセルス・アウストラリスAsellus Australis)の二星はかつてAselli驢馬(ロバ))という星座とされていたことがあり、その北側あるいは南側の星と言う意味でこの名がついている。

ζ Cnc(4.7等星)のテグミンTegmine)はラテン語で「覆い」の意味を持つ。5.63等、6.02等、6.2等の三星からなる連星系で59年の周期を持つ。

ほぼ星座中央にあるM44プレセペ散開星団が何より有名である。アラビア名はアンナトラAn natra)。実視等級3.7等。M44はε Cncとして扱われる。γ Cnc、δ Cnc、θ Cnc、ηCncの作る四辺形と中心のM44の領域は、中国の星座では二十八宿鬼宿(和名:魂緒(たまを)の星)に当たり、積尸気ししきあるいはせきしき)と呼ばれる。屍体の山から立ち上る精霊(魄)が集まる姿とされる。

よく間違えられるが、「かに星雲」はその形がカニに似ていることから命名されたものであって、かに座ではなくおうし座にある。

主な恒星(かに座)
星名 固有名 概略位置 実視等級 スペクトル型 距離
赤経 赤緯
α Cnc アクベンス 08h58m29s -11°51′28″
β Cnc アルタルフ 08h16m31s +09°11′08″

[編集] 神話

ゼウスの子勇者ヘラクレスヘルクレス座)は、誤って自分の子を殺した罪を償うため、12の冒険を行うことになった。そのうちの1つがヒュドラうみへび座)の退治である。

ヘラクレスはゼウスの愛人の子であり、ゼウスの妻である女神ヘーラーはヘラクレスを快く思っていなかった。ヘーラーは、この冒険のとき巨大な化け蟹を使いに出し、はさみでヘラクレスの脚を切ろうとした。しかし、ヒュドラとの格闘中のヘラクレスは、全く気付かずに化け蟹を踏み潰して殺した。

しかし、この捨て身の勇気を認められ化け蟹は天に昇りかに座となり、同じくヒュドラもうみへび座になった。

[編集] 関連項目

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