エリダヌス座

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内, 検索
エリダヌス座
Eridanus
Eridanus
属格 Eridani
略符 Eri
発音 /ɨˈrɪdənəs/ Erídanus, 属格:[/ɨˈrɪdənaɪ/]
象徴 the River
概略位置:赤経 3.25
概略位置:赤緯 −29
正中 12月
広さ 1138平方度 (6位)
肉眼恒星数 24
バイエル符号/
フラムスティード番号
を持つ恒星数
87
系外惑星が確認されている恒星数 5
3.0等より明るい恒星数 4
近距離星数 12
最輝星 アケルナル (α Eridani) (0.46)
最も近い星 ε Eri (10.5光年)
メシエ天体 無し
流星群 無し
隣接する星座 くじら座
ろ座
ほうおう座
みずへび座
きょしちょう座(角で接する)
とけい座
ちょうこくぐ座
うさぎ座
オリオン座
おうし座
観測可能地域は+32°と−90°の間
21:00(午後9時)に最も良く見えるのは12月の間

エリダヌス座(エリダヌスざ、Eridanus)は、星座の1つ。略符 Eri、属格 Eridani 。

目次

[編集] 概説

トレミーの48星座のうちの1つ。

全天の星座の中で6番めに大きい。その南端に、1番明るい星アケルナル(αEri)がある。これは最も平らにつぶれている星の1つである。アケルナルはまさに特異星である。観測によると、その半径が自転軸よりも赤道で約50%大きい。この原因は、アケルナルが非常に高速で自転しているためである。エリダヌス座で有名な星はもう1つあり、それはエリダヌス座ε星である。この星は比較的太陽から近く、また、恒星として太陽に近い性質を持つので、SF小説家に好んで使われた。この星は最低でも1つの惑星を持っていると考えられている。1960年の「オズマ計画」では、このε星の電波観測が行われたが、文明の痕跡とみなされる信号は得られなかった。

なお、星座の南端部は日本の多くの地点で観測することはできず、南端のアケルナルは鹿児島県以南の地域でないと見ることはできない。

[編集] 由来

エリダヌス座のモデルとなったエリダヌス川とは、イタリア北部を西から東へ向かって流れるポー川のことであり、「エリダヌス」はそのギリシャ語名である。地中海を挟んで反対側にヨルダン川があり、古代には同一の川として見る思想があった。またはメソポタミア文明ユーフラテス川なのではないかと考える学者もいる。

ヘリオスアポローンとも)の息子と言われた少年パエトーンが、父に会いにいき、そこでこっそりヘリオスの天を走る馬車をいたずらで動かした。ところが止められなくなり、暴走を食い止めるために大神ゼウスは雷を落とした。パエトーンは落下し、エリダヌス川に落ちた。すぐに引き上げられたが既に死んでいた。そのあと、ヘリオスの涙がエリダヌス川に落ち、宝石の琥珀になったと伝えられている。この神話の作者はローマ人と伝えられ、この話に出てくるエリダヌス川はポー川に見立てられている。また、エジプトではナイル川に見立てた。

[編集] 主な恒星

主な恒星(エリダヌス座)
星名 固有名 概略位置 実視等級 スペクトル型 距離
赤経 赤緯
α Eri アケルナル 01h37m43s -57°14′12″
β Eri クルサ 05h07m51s -05°05′11″
γ Eri ザウラク 03h58m02s -13°30′31″

[編集] その他の天体

[編集] 呼称

日本では、エリダン座と呼んだ時代がある。

個人用ツール
名前空間
変種
操作
案内
ヘルプ
ツールボックス
他の言語