オウィディウス

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文学
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オウィディウス
オウィディウス

オウィディウスPublius Ovidius Naso, 紀元前43年 - 紀元17年)は古代ローマ、いわゆる「アウグストゥスの世紀」に生きた詩人オヴィディウス(ドイツ式)、オーヴィッド(イタリア式)とも記されることがあるが、ラテン語を日本語でカタカナ表記する方式の違いであり、どれが正しいというものではない。

中部イタリアのスルモナの生まれで、公職の道を志すが、断念して詩作に従事。

エレギアの詩体を得意とし、エロティシズム溢れる恋愛詩を多く残し、ラテン文学の黄金期を代表する詩人の一人に数えられる。しかし同時代人であるウェルギリウスホラティウスたちがアウグストゥス、マエケナスの庇護の元で詩作を行なったのに対して、オウィディウスは終始そうした庇護を受けることはなかった。

その後彼は『愛の歌』をギリシア神話を参考に書いたが、あまりに露骨な性的描写が多かったため、実際に読んだアウグストゥス帝が激怒し、紀元8年黒海沿岸の僻地であるトミス(現在のコンスタンツァ)へ流されそこで没した。最も有名な作品は、『変身物語』である。彼は、これにより大手を振ってギリシャに行けると、かえって喜ぶ発言をしたという逸話が伝わるが、事実かどうかは不明である。

現存する作品名は以下の9つ。邦訳があればそれを挙げる。

  • 『恋の歌 Amores』 中山恒夫編訳 『ローマ恋愛詩人集』 国文社, 1985所収.
  • 『恋愛術(恋の技法)Ars amatoria』 藤井昇訳 『恋の手ほどき; ほれた病の治療法』 わらび書房, 1984. 樋口勝彦 『恋の技法』 平凡社ライブラリー, 1995.『恋愛指南』沓掛良彦、岩波文庫
  • 『恋愛治療 Remedia amoris』 藤井昇訳 『恋の手ほどき; ほれた病の治療法』 わらび書房, 1984.
  • 『名婦の書簡 Heroides』 『ローマ文学集』 世界文学大系67, 筑摩書房, 1966に松本克己の部分訳.
  • 『変身物語 Metamorphosen』 中村善也訳 『変身物語』 全2巻, 岩波文庫, 1981-84.
  • 『祭暦 Fasti』 高橋宏幸訳 『祭暦』 国文社, 1994.
  • 『哀歌(悲しみの歌) Tristia』 木村健治訳 『悲しみの歌; 黒海からの手紙』 京都大学学術出版会, 1998.
  • 『黒海からの手紙 Epistulae ex ponto』 同上.
  • 『イービスIbis』

[編集] 参考文献

  • 『アウグストゥスの世紀』ピエール・グリマル(文庫クセジュ872、北野徹訳、白水社、2004年)

[編集] 外部リンク

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