デーイアネイラ
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グイド・レーニによる『デイアネイラの誘拐』1620–21年
デーイアネイラ(ギリシア語:Δηϊάνειρα / Δῃάνειρα, Deianeira; ラテン語形:Deianira [デーイアニーラ], Dejanira [デーイヤニーラ])は、ギリシア神話に登場する女性である。「(汝の)夫を殺めし者」の意で、長母音を省略してデイアネイラとも表記される。
父はアイトーリアのカリュドーン王オイネウス(一説にはディオニューソス[1])、母はカリュドーン王妃アルタイアーで、兄にメレアグロス、姉にほろほろ鳥に変身したメラニッペーがいる。
[編集] 生涯
ディオニューソスの寵愛を受けるオイネウス王と妃アルタイアーの間にカリュドーンの王女として生を受けた。
少女期に河神アケローオスから求愛されるが、父オイネウスの意向で婿候補になったヘーラクレースとアケローオスとが争いとなり、この抗争に勝利したヘーラクレースの下に嫁ぎ、三番目の妻となった。ヘーラクレースとの間に嫡子ヒュロスをもうけた。
家族でエウエーノス川を渡河するさい、渡し守をしていたケンタウロスのネッソスに襲われかけたが、ヘーラクレースの放った毒矢に救われた。臨終際のネッソスの甘言を信じてその血液(精液とも)を媚薬として持ち帰った。
その後、ヘーラクレースが捕虜としてかねて求愛していた王女を囲ったと聞き、トゥニカ(肌着)にネッソスの血を塗ってリカースに持たせた。ところが、塗りこめられたネッソス血の毒によってヘーラクレースは重態に陥り、その顛末を聞いたデーイアネイラは首をくくって自殺した。
[編集] 脚注
- ^ アポロドーロス、1巻8・1。