ヘカトンケイル
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ヘカトンケイル(Ἑκατόγχειρ, Hecatoncheir, Hekatoncheir)は、ギリシア神話に登場する3人の巨人。五十頭百手の巨人の姿をしている。
ヘカトンケイルという名は単数形で、複数形は ヘカトンケイレス(Ἑκατόγχειρες, Hecatonchires, Hekatonchires)という。その名は百の手を意味する。ラテン語では訳され、 Centimani とも言う。
ヘーシオドスの『神統記』によれば、ウーラノスとガイアの息子のコットス、ブリアレオース(別名アイガイオーン)、ギューゲース(またはギューエース)の三兄弟である。
ヘカトンケイルたちはあまりの醜さに父ウーラノスによってタルタロスに封じ込められたが、ティーターノマキアーの際、ガイアの勧めによりゼウスはこの三人を助け出した。そのため、ヘカトンケイルたちは、ティーターンと戦い、膠着状態に陥っていた戦況を変えてゼウス側を勝利に導いた。その後はタルタロスに幽閉されたティーターンの監視に就き、地上から姿を消した。
[編集] ヘカトンケイルの名が登場したフィクション
ギリシア神話に登場する他の事物に比べると、ヘカトンケイルの名は近代のフィクションにはあまり登場しないが、いくつか登場している作品もある。
- OVA『ガルフォース地球章』(アートミック) - ストーリーの鍵を握る衛星兵器の名称。
- 漫画『アップルシード』(士郎正宗) - 主人公の一人であるサイボーグ「ブリアレオス・ヘカトンケイレス」、ヒロイン・デュナンが使用するパワードスーツ「ギュゲス」、ポリスロボット「コットス」が登場する。また「ヘカトンケイル」の名も、ブリアレオスに搭載されている多重情報処理システムとして登場。
- 漫画『テニスの王子様』(許斐剛) - 不二周助の必殺技の一つとして「百腕巨人(ヘカトンケイル)の門番」という技が登場している。
- 小説『ロスト・ユニバース』(神坂一) - トーラ星系第2惑星ルゾルデの完全人工衛星が「ヘカトンケイル」という名称。
- 小説『終わりのクロニクル』(川上稔) - テュポーンを守る為の自動人形としてギュエス、アイガイオン、コットスの3体が登場する。
- ゲーム『ファイナルファンタジーIII』(スクウェア) - 「暗黒の洞窟」に、「ヘカトンケイル」という名のボスがいる。
- ゲーム『真・女神転生シリーズ』(アトラス) - 主に「悪魔」として登場。
- ゲーム『幻想水滸伝II』(コナミ) - ノースウィンドゥ城最上階最深部にて出現する中ボス。
- ゲーム『ACE COMBAT 6 解放への戦火』(バンダイナムコゲームス) - 重巡航管制機「アイガイオン」、航空火力プラットフォーム「ギュゲス」、電子支援プラットフォーム「コットス」の三機が登場する。
- ゲーム『シャドウハーツ』(アルゼ) - キース・ヴァレンティーナの特技・『儀式』の一つ。
- ゲーム『遊撃警艦パトベセル』(メイビーソフト) 敵艦の名前
[編集] 関連項目
- アイガイオン (衛星):土星の衛星。2008年に発見され、ブリアレオスの別名にちなみ命名された。

