アスクレピオスの杖
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アスクレーピオスと蛇。
アスクレピオスの杖(アスクレピオスのつえ、英: Rod of Asclepius)とは、ギリシア神話に登場する名医アスクレーピオス(略表記:アスクレピオス)の持っていたヘビの巻きついた杖。医療・医術の象徴として世界的に広く用いられているシンボルマークである。
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[編集] 概要
欧米では医の象徴として世界保健機関、米国医師会等のマークにも使われている。薬学のシンボルとして薬局の看板などに用いる国もあるが、薬学のシンボルとしては「ヒュギエイアの杯」(ヒギエイアの杯)が一般的である[1]。
また、このマークは世界各国で救急車の車体に描かれていたり、軍隊や準軍事組織等で軍医や衛生兵などの兵科記章や資格章・特技章に用いられていることも多い。日本の陸上自衛隊でも衛生科職種の職種き章(徽章)に用いられている。
フィクションの世界でも、『スタートレック』において宇宙艦隊医療部の記章として使用されているなどの例が見られる。
[編集] ケリュケイオン(カドゥケウス)との関係
また、「アスクレピオスの杖」はヘルメースの持っている杖「ケーリュケイオン」(ラテン語:カードゥーケウス)とデザインがよく似ているが、両者は全く別のものなので混同しないよう注意が必要である(前者はヘビが1匹であるのに対し、後者はヘビが2匹で杖の上に翼が付いている。)。ただ、二者の混同は欧米においてもしばしば見られる[1]。後者は杖に翼が付いているため装飾性が高く、軍隊でも翼付きの「ウイングマーク」がしばしば用いられるため、デザイン上敢えてそちらを選択する例もある。国内では防衛医科大学校の校章は「ケリュケイオンの杖」に酷似しているが、公には平和の象徴である鳩と蛇杖を組み合わせたものとされている[2]。
[編集] 脚注
- ^ a b 古川明『医学と薬学のシンボル:アスクレピオスの杖とヒギエイア(ハイジア)の杯』医歯学出版、2002年、序文、ISBN 978-4-263-20163-3、2009年3月28日閲覧
- ^ なぜか蛇は2匹いる、「校章の由来」、防衛医科大学校公式webページ、2009年3月28日閲覧