プロセルピナ

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ボッティチェリ『ザクロと聖母子』ウフィツィ美術館

プロセルピナ (Proserpina) は、ローマ神話に登場する女神で春の女神。ギリシア神話ペルセポネーに対応する。

ユーピテルケレースの娘。冥府を司る神プルートーに冥府に誘拐されて妻となる。母のケレースが、娘がいなくなったことに気づき、娘を連れ戻そうとするが、冥府でザクロの種を食べてしまったため、冥府の食べ物を食べた者は、冥府に属するという神々の取り決めにより、1年のうち半分を冥府で、残り半分を地上で過ごすこととなった。プロセルピナが地上に戻る時、春となり、大地は潤うようになった。

もともとローマにはいない神であり、ローマがギリシアの神々を受け入れた際にできた神である。ローマでは春をもたらす農耕の女神となった。

キリスト教絵画ではイエスの「復活」を示す果実となった。Pomegranateという言葉はpome(果実)、gran(種)という意味で「種をいっぱいもつ果実」という意味で、「教会の庇護のもとにある人々の結束を象徴すると同時に、その赤い果実からイエスの「受難」を象徴し(ボッティチェリの『聖母子』でもイエスがザクロの実をもつのは自らの受難を暗示する)、女悪魔の女王としてみなされる。

参考文献[編集]