うお座

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


うお座 (PISCES)
属格形 / 略符 Piscium / Psc
英語名 the Fishes
概略位置(赤経 / 赤緯 1 h / 15°
観測可能地域 北緯65°- 南緯90°
21時正中 11月10日
広さ - 順位 889 平方度 - 14位
3等以上の星の数/
6等以上の星
0 / 95
最も明るい星、 視等級 η星(η Psc)、 3.6 等
流星群 特になし
隣接する星座

うお座(魚座、Pisces)は黄道十二星座で、トレミーの48星座のうちの一つ。うお座は黄道十二星座でありながら3等星より明るい星がなく、あまり目立たない。

ペガススの大四辺形のちょうど南で、γ星、7番星、θ星、ι星、19番星、λ星、κ星がいびつな輪を描いているが、この西の魚の胴体を象るアステリズムを英米ではサークレット (Circlet) と呼んでいる。


目次

[編集] 主な恒星

α星はアルレシャ(Alrescha、「ひも」の意)という名があり、2匹の魚を結びつけるリボンの結び目にある。アルレシャは4.2等と5.1等の連星であり、それぞれはさらに分光連星となっている。

β星は 「サークレット」 の西にある4等星で、西の魚の口先に位置しており、フム・アル・サマカー (Fum al Samakah) という。

η星は、うお座で最も明るいが 4等星(3.6等)である。

ω星の7°ほど南に春分点がある。


[編集] 主な天体

[編集] M74

渦巻銀河(Sc型)。η星の北東方向付近にある。美しいが光度は9.8等と暗い。1780年にピエール・メシャンが発見。

渦巻銀河M74
渦巻銀河M74


[編集] 由来

うお座は古代メソポタミア文明に由来する星座と考えられ、はっきりしたギリシア神話がない。通例、リボンで結ばれた2匹の魚として描かれる(初期は人魚と燕だった)。そのため、ラテン語や英語などの名称は複数形である。なお、アラビア語名では al-Samakatān (アッ=サマカターン)といい双数形をとっている。現代中国名(中文名)の双鱼座も、双数形ではないが双数表現といえるであろう。

ギリシア神話では、美の女神アプロディテとその子エロスがエリダヌス川(エリダヌス座)のそばを歩いていたところ、突然、怪物テュポンが現れ、驚いた2人は魚の形になって逃げた。2人ははぐれないよう、ひもをつけて逃げた。という神話がある。ただし、ほとんど同じ神話が、みなみのうお座にもある。

[編集] 関連項目

ウィクショナリー
ウィクショナリー魚座の項目があります。
ウィキメディア・コモンズ