脈動変光星
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脈動変光星(みゃくどうへんこうせい)は、膨張と収縮を繰り返すことにより、または星の形状が変化すること(非動径振動)により明るさが変化する変光星のこと。その変光周期及び規則性により8種類(より細かく分類すると13種類)に細分類される。この他にも、 SPB(Slowly Pulsating B star)や roAp(rapidoly oscillating Ap star)、 太陽型振動などのタイプもある。
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[編集] はくちょう座α型変光星(ACYG)
非動径脈動により明るさが変化するスペクトル型がB~Aの明るい青色超巨星で変光範囲は0.1等以下。
[編集] 主なはくちょう座α型変光星
[編集] ケフェウス座β型変光星(BCEP)
スペクトル型がB型の巨星~準巨星で変光範囲は0.1等以下。
[編集] 主なケフェウス座β型変光星
- アルフィルク(ケフェウス座β星)- 0.1904844日の周期で3.16等星~3.27等星の範囲を変光する。
- ムルジム(おおいぬ座β星)- 0.250日の周期で1.93等星~2.00等星の範囲を変光する。
[編集] ぼうえんきょう座PV型変光星(PVTEL)
スペクトル型がB型のヘリウム超巨星で変光範囲は極めて小さい。超巨星だがACYGよりは暗い星。
[編集] セファイド変光星
詳細は「セファイド変光星」を参照
HR図上でセファイド不安定帯に属する脈動変光星の総称。長周期セファイド(CEP)、こと座RR型(RR)、たて座δ型(DSCT)、ほうおう座SX型(SXPHE)、くじら座ZZ型(ZZ)の5種類に細分類され、CEPはさらにケフェウス座δ型(DCEP)とおとめ座W型(CW)に、RRはさらにRRABとRRCに細分類される。
[編集] ミラ型変光星(M)
100~1000日程度の変光周期で比較的規則的なものをミラ型変光星と呼ぶ。赤色巨星である。
[編集] 主なミラ型変光星
- ミラ(くじら座ο星) - 331.96日の周期で2.0等星~10.1等星の範囲を変光する。
- うみへび座R星 - 388.87日の周期で3.5等星~10.9等星の範囲を変光する。
- うさぎ座R星 - 427.07日の周期で5.5等星~11.7等星の範囲を変光する。
[編集] 半規則変光星(SR)
ミラ型より周期性の悪いスペクトル型がF型からM・C・S型の巨星~超巨星で、動径脈動により長周期の変光を示す星である。周期は20~2000日、中にはそれ以上のものもある。光度曲線の形は様々。変光範囲は0.0数等~数等だが、普通は1~2等。赤色巨星のものは規則性の高いSRA型と規則性の低いSRB型に分けられる。赤色超巨星のものはSRC型と呼ばれ、周期が長く、規則性は低い。また、スペクトル型がF、G、K型で黄色~オレンジ色の巨星・超巨星はSRD型と呼ばれ、周期が短く、規則性が高い。
[編集] 主なSRA型変光星
[編集] 主なSRB型変光星
- はくちょう座W星 - 131.1日の周期で5.4等星~7.0等星の範囲を変光する。
- はくちょう座AF星 - 92.5日の周期で6.4等星~8.1等星の範囲を変光する。
- おおぐま座Z星 - 195.5日の周期で6.5等星~9.4等星の範囲を変光する。
[編集] 主なSRC型変光星
- ベテルギウス(オリオン座α星)- 2110日の周期で0.0等星~1.3等星の範囲を変光する。
- ラス・アルゲティ(ヘルクレス座α星)- 2.74等星~4.0等星の範囲を変光する。
- ガーネット・スター(ケフェウス座μ星)- 730日の周期で3.43等星~5.1等星の範囲を変光する。
[編集] 主なSRD型変光星
[編集] おうし座RV型変光星(RV)
変光範囲が2~4等、周期(主極小から次の主極小まで)は30~150日、スペクトル型はF型~K型の黄色ないしオレンジ色の超巨星で、1周期の間に深い極小(主極小)と浅い極小(副極小)を交互に繰り返すというEB型の食変光星に似た光度変化を示す。EB型と異なるのはRV型が脈動変光星という点だけではなく、全く不規則にときどきこの極小の順番が入れ替わることがあるという点である。平均光度が変化しないRVA型と変化するRVB型に分けられる。
[編集] 主なRVA型変光星
[編集] 主なRVB型変光星
- いっかくじゅう座U星 - 91.32日の周期で5.5等星~7.7等星の範囲を変光する。
- おうし座RV星 - 78.731日の周期で9.8等星~13.3等星(写真等級)の範囲を変光する。
[編集] 不規則変光星(L)
全く不規則な光度変化をする脈動変光星だが、変光範囲は殆どが2等以下で、平均すると0.5等に過ぎない。巨星のLB型と超巨星のLC型に細分類される。

