山本圭子

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やまもと けいこ
山本 圭子
プロフィール
本名 山本 圭子[1]
愛称 ドドコさん[2]
性別 女性
出生地 日本の旗 日本大阪府[3]
生年月日 (1943-08-07) 1943年8月7日(80歳)
血液型 O型[4]
身長 154 cm[3]
職業 声優ナレーター[5]
事務所 青二プロダクション[6]
公式サイト 山本 圭子|株式会社青二プロダクション
活動
活動期間 1960年代 -
声優テンプレート | プロジェクト | カテゴリ

山本 圭子(やまもと けいこ、1943年[7]8月7日[3] - )は、日本女性声優ナレーター[5]である。大阪府出身[3]青二プロダクション所属[6]。以前は劇団泉座に所属していた[6]

代表作は『サザエさん』(花沢花子)、『天才バカボン』シリーズ(バカボン)、『がんばれ!!ロボコン』(ロボコン)、『ちびまる子ちゃん』(山田笑太)、『ひみつのアッコちゃん』第2、3作(チカ子)など[8]

概要

特色

声種アルト[9]。『サザエさん』(花沢花子)や『ちびまる子ちゃん』(山田笑太)で演じる、だみのかかった役が多いが、1960年代のアニメでは、『戦え!オスパー』(オスパー)『もーれつア太郎』(ア太郎)など、ハスキーボイス演技をすることもあった。

ゲゲゲの鬼太郎』では第5作まで出演しており、第2作第4作・第5作ではレギュラーキャラクターの砂かけ婆を演じており、実質持ち役となっていた。また、第1作1968年)の第1話「おばけナイター」では妖怪バットを拾う少年を演じたが、1985年に放送された第3作の「おばけナイター」でも同じ役柄の少年を演じるなど、数十年間隔で同じ役を演じた。第3作では砂かけ婆ではなく、シーサー役でレギュラー入りしており、このシーサー役は第5作でも準レギュラーとしてメインの砂かけ婆と二役で演じた。

がんばれ!!ロボコン』のロボコンを演じたときにはロボコンの人気が高く、NET(現:テレビ朝日)の番組はニュース以外全部出演し、丸一日ロボコンの仕事という日もあったという。1999年制作の『燃えろ!!ロボコンVSがんばれ!!ロボコン』で22年ぶりにロボコンの声を担当した。

人物・エピソード

相愛女子短期大学家政科卒業[10]。短大卒業と共に、当時劇団泉座でマネジャーをしていた兄を頼って上京し、泉座に入団[10]

役者間での愛称は「ドドコ[2](名前の圭の字が「ど(土)」を2つ重ねたように見えることから)。身近な人には「圭子姉さん」と呼ばれている。

『サザエさん』の2代目磯野カツオ役の高橋和枝の見舞いに行った際、「高橋さん」と言っても反応しなかったが、花沢さんがカツオに話しかけるような口調で「磯野くん」と呼びかけたところ「はい」と返事をしたというエピソードがある。

関西出身であるため、関西弁が得意。『ひみつのアッコちゃん(第3作目)』で共演したこおろぎさとみに関西弁を教えたこともあった(こおろぎ自身が自身のラジオ番組『ひので街探偵事務所』で過去に話題にしていた)。

少々うっかり者であることが知られており、駅のホームのベンチに台本を忘れたりするなどの失敗をしたことがある。特技は「どこでもいつでも眠れること」。

チキン・リトル』の声の担当は当初ゲームだけという話であったが、山本の声を聞いたディズニー社のスタッフが気に入ったことから、映画でも声を入れることになった。マネージャーはその報告を聞いて喜びの電話を送ったが、本人は「チキン・リトル」のことを忘れていたという。

テレビでの顔出し出演はあまり無い。『大胆MAP』(テレビ朝日)での顔出し出演取材はNGだったが、『アフタヌーンショー』(テレビ朝日)で『もーれつア太郎』で共演した加藤みどりとのゲスト出演、1993年生放送された『笑っていいとも! ザックリいきまショー』(フジテレビ)、2002年1月に放送された『あの人は今!?』(日本テレビ)ではVTRで古谷徹皆口裕子とともに顔出し出演、2004年10月に放送された『オオカミ少年 』(TBS)のナレーション永井一郎と顔出し出演したことがある。

そのほかでは2015年の最初の『サザエさん』の放送では体調不良のため、この回のみ花沢花子役を一龍斎貞友が務めた(翌週からは山本が復帰)[11]。それ以降サザエさんにて他に演じていた、花沢夫人とマスオの母は川崎恵理子に既に変わっている。

2020年9月10日、所属事務所である青二プロダクションから下肢骨折の治療のため一時休養することが発表され[12]、『サザエさん』の花子役は伊倉一恵が代役を務めた[13]。花子役は同年10月18日放送回より復帰した。2021年5月には『サザエさん』の穴子の妻が平井祥恵に、『ちびまる子ちゃん』の大石先生役が山本百合子に交代した。

出演

太字はメインキャラクター。

テレビアニメ

時期不明
  • サザエさん(時期不明 - 、花沢花子〈2代目〉、花沢の母〈初代〉、アナゴ夫人〈2代目〉、マスオの母〈初代〉、タケオの母〈初代〉、キャッシー 他)
1963年
1964年
1965年
1966年
1968年
1969年
1970年
1971年
1972年
1973年
1974年
1975年
1976年
1977年
1978年
1979年
1980年
1981年
1982年
1983年
1984年
1985年
1986年
1987年
1988年
  • 闘将!!拉麵男(ビーフン)
  • ひみつのアッコちゃん(第2作)(チカ子[30]、モコの母)
1989年
1990年
1992年
1993年
1994年
1995年
1996年
1997年
1998年
1999年
2000年
2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2011年
2015年

劇場アニメ

1967年
1971年
1974年
1976年
1980年
1981年
1983年
1984年
1985年
1986年
1987年
1988年
1989年
1990年
1991年
1992年
1993年
1995年
1996年
1997年
2000年
2001年
2002年
2004年
2005年
2006年
2008年
2014年
2015年

OVA

1990年
1991年
1992年
  • なにわ遊侠伝(マリ)
1993年
1996年
2005年

ゲーム

1992年
1994年
1995年
1997年
2000年
  • デビルマン(タレちゃん)※クリア後の隠しモードのみ。
2001年
2002年
2005年
2007年
2009年

ドラマCD

吹き替え

特撮

1974年
1976年
1995年
1999年

テレビドラマ

CM

ナレーション

その他

脚注

  1. ^ 『声優事典 第二版』キネマ旬報社、1996年、560頁。ISBN 4-87376-160-3 
  2. ^ a b 山本圭子(やまもとけいこ)の解説”. goo人名事典. 2020年1月9日閲覧。
  3. ^ a b c d 山本 圭子|日本タレント名鑑”. 2019年6月9日閲覧。
  4. ^ 山本 圭子 – seigura.com”. 2019年6月9日閲覧。
  5. ^ a b 山本 圭子 - タレントデータバンク”. 2020年1月9日閲覧。
  6. ^ a b c 山本 圭子|株式会社青二プロダクション”. 2020年1月9日閲覧。
  7. ^ バナナの日 | ホテルグリーンプラザ上越”. 2019年6月9日閲覧。
  8. ^ 山本圭子(やまもとけいこ)のプロフィール・画像・出演スケジュール|【スタスケ】(0000024122)”. ザテレビジョン. 2019年6月9日閲覧。
  9. ^ 『声優の世界-アニメーションから外国映画まで』朝日ソノラマファンタスティックコレクション別冊〉、1979年10月30日、108頁。 
  10. ^ a b 河北新報 1983年5月7日 朝刊 24面「登場」
  11. ^ 「サザエさん」花沢さんの声優に代役……ネット騒然”. RBB TODAY (2015年1月5日). 2020年1月9日閲覧。
  12. ^ 声優の山本圭子、下肢骨折で休養 「サザエさん」花沢さん役など” (2020年9月10日). 2020年9月11日閲覧。
  13. ^ 100日サザエさんの2020年10月11日のツイート2020年10月12日閲覧。
  14. ^ ビッグX”. 手塚治虫公式サイト. 2016年6月12日閲覧。
  15. ^ 途中まで鈴木富美子名義。
  16. ^ もーれつア太郎(第1期)”. 東映アニメーション. 2016年6月29日閲覧。
  17. ^ アパッチ野球軍”. 東映アニメーション. 2016年6月12日閲覧。
  18. ^ 天才バカボン”. メディア芸術データベース. 2016年11月8日閲覧。
  19. ^ デビルマン”. 東映アニメーション. 2016年6月1日閲覧。
  20. ^ 『声優事典 第二版』キネマ旬報社、1996年3月30日、560頁。ISBN 4-87376-160-3 
  21. ^ ミラクル少女リミットちゃん”. 東映アニメーション. 2016年6月14日閲覧。
  22. ^ キューティーハニー”. 東映アニメーション. 2016年5月23日閲覧。
  23. ^ 魔女っ子メグちゃん”. 東映アニメーション. 2016年6月29日閲覧。
  24. ^ 宇宙空母ブルーノア”. メディア芸術データベース. 2016年11月27日閲覧。
  25. ^ 釣りキチ三平”. 日本アニメーション. 2016年6月23日閲覧。
  26. ^ 燃えろアーサー 白馬の王子”. 東映アニメーション. 2016年6月8日閲覧。
  27. ^ 高野光生(編)「ここが聞きたい」『ジ・アニメ』1985年8月号、近代映画社、1985年8月1日、141頁、雑誌コード 05317-8。 
  28. ^ 「山本圭子」『みんな声優になりたかった 神谷明と25人の声優たち』オプトコミュニケーションズ、1994年1月6日、316頁。ISBN 4-07-214333-2 
  29. ^ ビックリマン”. 東映アニメーション. 2022年9月14日閲覧。
  30. ^ ひみつのアッコちゃん2”. 東映アニメーション. 2016年6月16日閲覧。
  31. ^ ちびまる子ちゃん(第2期)”. 日本アニメーション. 2016年6月10日閲覧。
  32. ^ 魔法陣グルグル”. 日本アニメーション. 2022年10月14日閲覧。
  33. ^ ゲゲゲの鬼太郎(第4期)”. 東映アニメーション. 2022年7月12日閲覧。
  34. ^ ひみつのアッコちゃん”. 東映アニメーション. 2016年6月16日閲覧。
  35. ^ ののちゃん|キャラクター/キャスト”. 東映アニメーション. 2022年11月19日閲覧。
  36. ^ ゲゲゲの鬼太郎(第5期)”. 東映アニメーション. 2022年7月12日閲覧。
  37. ^ ビックリマン 第1次聖魔大戦|キャラクター/キャスト”. 東映アニメーション. 2022年9月15日閲覧。
  38. ^ ビックリマン 無縁ゾーンの秘宝|キャラクター/キャスト”. 東映アニメーション. 2022年9月15日閲覧。
  39. ^ ドラゴンボールZ 復活のフュージョン!!悟空とベジータ|キャラクター/キャスト”. 東映アニメーション. 2022年6月10日閲覧。
  40. ^ ゲゲゲの鬼太郎 大海獣”. 東映アニメーション. 2022年7月15日閲覧。
  41. ^ ゲゲゲの鬼太郎 おばけナイター”. 東映アニメーション. 2022年7月15日閲覧。
  42. ^ ゲゲゲの鬼太郎 妖怪特急! まぼろしの汽車”. 東映アニメーション. 2022年7月15日閲覧。
  43. ^ 時をかける少女”. 金曜ロードSHOW!. 2016年6月9日閲覧。

外部リンク