宇都宮ライトレール
本社のある宇都宮アクシスビル | |
種類 | 株式会社 |
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本店所在地 |
日本 〒320-0806 栃木県宇都宮市中央1丁目1番1号 宇都宮アクシスビル406号室座標: 北緯36度33分34秒 東経139度52分56秒 / 北緯36.559544度 東経139.882136度[1] |
設立 | 2015年11月6日 |
業種 | 陸運業 |
法人番号 | 1060001027696 |
事業内容 |
軌道法による運輸事業 車体・車内広告等の広告業 工芸品・食料品・日用雑貨・煙草・医薬品等の物品の販売 不動産の売買・交換・賃貸借及びその仲介並びに所有・管理及び運用 |
代表者 | 高井徹(元 宇都宮市副市長)[1] |
資本金 | 4億9,000万円[1] |
発行済株式総数 | 3,000株 |
従業員数 | 4名 |
主要株主 |
宇都宮市 40.80 % とちぎライトレール支援持株会 22.80 % 関東自動車 11.00 % 芳賀町 10.20 % 足利銀行 5.00 % 栃木銀行 5.00 % 東武鉄道 4.00 % (2019年3月31日現在[2]) |
外部リンク | https://www.miyarail.co.jp/ |
特記事項:主要株主の出典:[3] |
宇都宮ライトレール株式会社(うつのみやライトレール)は、栃木県の宇都宮市と芳賀郡芳賀町を結ぶライトレール(LRT)路線「宇都宮芳賀ライトレール線」(うつのみやはがライトレールせん)[4]を運行するために設立された第三セクター方式の軌道事業者。
既存路線の延伸、改良を伴わない全くの新規路線としてライトレールが建設されるのは日本初の事例であり、それまで路面電車が存在しなかった都市へ軌道法に基づいた路線が開通するのは1948年(昭和23年)の富山地方鉄道伏木線(現:万葉線高岡軌道線)以来となる[5][6]。
歴史
新交通システム構想
LRT整備事業の直接的な前身にあたる「新交通システム構想」のルーツは1987年(昭和62年)にまで遡る。当時の宇都宮市では宇都宮駅東側の区画整理が進展し、また駅東口の整備が進行しており、宇都宮駅をはさんだ東西方向の交通手段についての検討がされ始めた。同年8月11日に当時の宇都宮市長である増山道保の定例記者会見が行われ、その中で宇都宮駅の東西を結ぶ都市計画道路の建設、モノレールなどの新交通システムの整備、JR東北本線の高架化などの案を示した。また、市と県、建設省、東日本旅客鉄道、日本国有鉄道清算事業団の5者で検討委員会を発足させ、今後5年ほどかけて計画を方向づけ、全体で10年をめどに事業を進めていきたい考えも示した[7]。
その後、1993年(平成5年)11月1日、当時の栃木県知事渡辺文雄は、栃木県公館で行われた真岡市の市民代表との広聴事業「こんにちは知事さん」にて、JR宇都宮駅東口から清原工業団地間の約10 kmに新交通システムを実験的に導入したいとの意向を示し、これが「新交通システム構想」の始まりとなる。構想が明かされるまでの経緯は、真岡市民代表からの「真岡工業団地から宇都宮市の間に新交通システムを設けてはどうか」という質問に対し、知事が構想の内容を披露したという流れで行われたものである。この構想で宇都宮駅東口から清原工業団地間の試験導入に限定した理由について、知事は、初期投資額を少なく抑えたいこと、宇都宮テクノポリス地区の建設促進に役立つこと、宇都宮市街地開発組合の清原工業団地の分譲による益金の用途は宇都宮市内の事業に限られていることなどを理由に挙げ、最大の課題として建設費を賄えるほどの利用者がいるかわからないことを上げた。また知事は清原工業団地まで整備した後、うまくいけば真岡市への延伸を図りたいという考えを示し、2、3年後をめどに結論を出したいと述べた。なお、車両は当時広島市への導入が決定していたスカイレールや、当時開発が進められており、後に山梨県で整備されたシャトル桂台で採用された「磁石式ベルト輸送システム」(Magnet belt type transportation system〈BTM〉)などを候補に挙げた[8]。
1994年(平成6年)1月4日に栃木県公館で行われた渡辺知事の新春記者会見ではこの新交通システム構想について導入予定のシステムの開発完了時期を見極めながら、ちょうどタイミングのいい時期に建設したいという意向を見せた。また、新交通システムの方式について「ガイドウェイバスやモノレールなど種類が多いが、いずれも1 km数十億円ないし数百億円かかる。もう少し安い経費で簡便な公共交通機関を考えている」と全く新しいシステムを導入する意を述べた。また、利用者数の予測について、県土木部が行っている宇都宮都市圏の人の流れをつかむパーソントリップ調査の結果を参考すると述べた[9]。
また、1993(平成5)年度中に宇都宮市街地開発組合内に「新交通システム研究会」が設置され[10]、1997(平成9)年度中に市街地開発組合に市と県、交通事業者などが加わり「新交通システム検討委員会」が設置[11][12]され新交通システム整備の在り方を議論していくこととなった。
次世代型路面電車(LRT)導入へ
2001年(平成13年)4月、新交通システム検討委員会は鬼怒川左岸地域とJR宇都宮駅を接続する新交通システムについて、ルートを後述の3ルートに絞ったうえで、地上式の次世代型路面電車「ライト・レール・トランジット[注釈 1](LRT)」を導入する方針を固めた[11]。導入ルートは2000(平成12)年度にそれまで検討されてきた14ルートから6ルートに絞り、そして4月17日の県議会で県企画部が説明した内容では、
- 栃木県道64号宇都宮向田線(鬼怒通り)を東進し続け柳田大橋を渡り栃木県道69号宇都宮茂木線へ入り宇都宮テクノポリスセンター地区(現・ゆいの杜)へ向かう9.6 kmのAルート
- 栃木県道64号宇都宮向田線を東進し新4号国道平出交差点付近で専用軌道へ入り、清原工業団地北部を経由して宇都宮テクノポリスセンターへ向かう10.4 kmのBルート
- 栃木県道64号宇都宮向田線を東進しBと同じように平出交差点付近で専用軌道へ入ったのち作新学院大学付近、清原工業団地中央部を経由し宇都宮テクノポリスセンターへ向かう11.6 kmのCルート
の3案が示された。なお選定に際し、国道123号や県道64号宇都宮向田線の旧道である「平出街道」を経由する3つのルートについては用地整備費、迂回率、総輸送容量などを考慮し、検討から外された[11]。
これまでモノレールをはじめとする高架式の交通システムも考えられたが、1 ㎞当たりの建設費が100億円以上かかることや、将来需要、事業費規模、乗降などの利便性、街づくりなどの面から、地上の軌道を走るLRTを視野に、より詳細な検討をすることとなった[11]。
途中の区間駅(停留場)は12 - 15か所を想定し、乗り継ぎ拠点から路線バス、自動車、自転車など周辺交通システムを機能させることも盛り込まれた[11]。
なお、経営主体については資金調達、経営ノウハウ、要員確保の観点などから民間資本が入る第三セクター方式が有力視されたが、公設民営方式(いわゆる上下分離方式のひとつ)をとることも検討する必要があると結論付けされた[11]。
その後の流れとして1995年(平成7年)に発表した「宇都宮都市圏交通マスタープラン」や、先述した新交通システム検討委員会で検討された基本構想に基づき、2001年(平成23年)から2002年(平成14年)にかけて「新交通システム導入基本計画策定調査」が行われ、調査の結果導入ルートがBルートとなることが決定[13]し、2007年(平成19年)から2008年(平成20年)にかけて事業・運営手法および施設計画に関する調査が実施された[10]。宇都宮市が2008年(平成20年)3月に発表した「第5次宇都宮市総合計画」および2010年(平成22年)4月に策定した「第2次宇都宮市都市計画マスタープラン」では、人口減少、超高齢化社会への対応と持続的な都市発展を目指すため、ネットワーク型コンパクトシティの形成が提唱されており、これを踏まえて2009年(平成21年)9月に策定された「宇都宮都市交通戦略」において、宇都宮駅を中心とした総合的な公共交通ネットワークの基軸となる東西基幹公共交通の導入が検討され、2013年(平成25年)3月「東西基幹公共交通の実現に向けた基本方針」として、LRT導入の方針が示された[10]。
事業化
LRTの事業化に向けて詳細検討を行うため、有識者による検討組織である「芳賀・宇都宮基幹公共交通検討委員会」が設置され、2013年(平成25年)11月21日に初会合が開催された。検討委員会は、有識者4名(大学教員および公認会計士)、行政委員2名(宇都宮市副市長、芳賀町副町長)、行政アドバイザー10名(国土交通省都市局・関東地方整備局、関東運輸局、栃木県県土整備部、栃木県警察本部など)、オブザーバーとして周辺自治体(鹿沼市、上三川町、益子町、茂木町、市貝町、壬生町、高根沢町)および公共交通事業者(東日本旅客鉄道大宮支社、東武鉄道、関東自動車、東野交通[14]、ジェイアールバス関東、栃木県タクシー協会)によって構成されている。
事業主体は、民間公共交通事業者が単独で運営、複数の民間事業者による新会社設立、官民連携による新会社設立の3つのケースが検討されていた。民間軌道事業者14社と地元公共交通事業者5社に対して行った事前の事業参画意向調査では、4社が事業参画へ関心を示していたが、2015年(平成27年)6月から7月にかけて行われた「宇都宮市・芳賀町LRT事業の運営を担う意向のある事業者募集」の結果、民間事業者による単独・連合での提案はなく、関東自動車が官民連携による新会社設立を提案したのみであった[15]。提案内容も人員確保、資金調達、リスク分担などの面で行政側に頼る内容であったことから、宇都宮市と芳賀町は方針を転換し、自治体が主体的な役割を担う第三セクター方式で新会社を設立することが決定した[15]。また、東京急行電鉄や富山地方鉄道、京福電気鉄道、岡山電気軌道、広島電鉄が運転士養成、技術研修など人材育成、技術提供での協力を表明している[5]。
設立時の出資比率は、宇都宮市と芳賀町が合わせて51 %、民間が49 %となるが、設立3、4年目には増資により出資比率を逆転させる計画である[16]。民間からは、下野新聞社・とちぎテレビ・宇都宮ケーブルテレビ・栃木信用金庫・フタバ食品など地元企業26社により構成されるとちぎライトレール支援持株会、地域の公共交通事業者である関東自動車・東武鉄道・東野交通[14]、地方銀行である足利銀行・栃木銀行、商工会議所が出資する[17]。なお、今後の増資にあたっては、栃木県も出資する方針が示されている[18]。
設立前の仮称では、社名はとちぎ県央LRT株式会社とされていたが、出資者や知事の意見を踏まえ、分かりやすい名称として現在のものに変更された[19]。
年表
- 2013年(平成25年)
- 2014年(平成26年)
- 2015年(平成27年)
- 3月 - 反対派市民団体による住民投票条例制定の請求を宇都宮市議会が反対多数で再否決[20]。
- 6月1日 - 第6回「芳賀・宇都宮基幹公共交通検討委員会」を開催。
- 8月3日 - 第7回「芳賀・宇都宮基幹公共交通検討委員会」を開催。
- 8月24日 - 第8回「芳賀・宇都宮基幹公共交通検討委員会」を開催。
- 6月15日-7月6日 - 「宇都宮市・芳賀町LRT事業の運営を担う意向のある事業者募集」実施。
- 7月28日 - 事業者募集の結果を受け宇都宮市と芳賀町が主体的な役割を担う「官民連携による新会社」の設立を発表。
- 9月 - 宇都宮市議会、芳賀町議会で「官民連携による新会社」の設立に係る議案を議決[20]。
- 9月 - 反対派市民団体による住民投票条例制定の請求を宇都宮市議会が反対多数で再々否決[20]。
- 10月6日 - 第9回「芳賀・宇都宮基幹公共交通検討委員会」を開催。
- 10月23日 - 出資予定者による設立発起人会を開催[17]。
- 11月6日 - 創立総会、取締役会を宇都宮市役所で開催。宇都宮ライトレール株式会社設立[17]。
- 11月9日 - 登記申請[17]。
- 11月12日 - 第10回「芳賀・宇都宮基幹公共交通検討委員会」を開催。
- 2016年(平成28年)
- 1月20日 - 第11回「芳賀・宇都宮基幹公共交通検討委員会」を開催。
- 1月22日 - 軌道運送高度化実施計画を国土交通省関東運輸局へ申請(軌道法の特許申請)[21]。
- 7月26日 - 国土交通省運輸審議会が宇都宮ライトレールの軌道運送高度化実施計画について公聴会を開催[22]。
- 9月8日 - 国土交通省運輸審議会が国土交通大臣へ、宇都宮ライトレールの軌道運送高度化実施計画について認定することが適当であると答申書を提出[23]。
- 9月26日 - 国土交通大臣、宇都宮ライトレールの軌道運送高度化実施計画を認定[24]。
- 10月26日 - デザインコンセプトを発表[25]
- 11月22日 - 同日投開票の宇都宮市長選にて推進派の佐藤栄一が再選(4期目)。
- 同選ではLRT事業が大きな争点となり、得票差は約6200票と接戦となった[26]。
- 12月21日 - 宇都宮市が当初2019年度を見込んでいた開業を見送り、延期する方針を固めたことが報道される[27]。
- 2017年(平成29年)
- 1月1日 - 栃木県知事の福田富一がLRT事業への県の参画について表明[18]。
- 3月22日 - 同日開催の第15回芳賀・宇都宮基幹公共交通検討委員会において、宇都宮市が清原工業団地トランジットセンター(清原管理センター前(仮称)停留場隣接)の整備用地について、デュポン日本法人が、宇都宮事業所の駐車場跡地を提供する方針であることが報道される[28]。
- 3月31日 - 社長の高井徹が宇都宮市副市長を辞任し、同社の経営に専念[29]。
- 7月11日 - 同日の宇都宮市議会議員協議会で、2017年度着工、2022年3月開業の整備スケジュールを発表。このほか、宇都宮駅東側のバス再編案の公表、駅西側のLRT整備区間・バス再編についてイメージを示す[30]
- 8月9日 - 宇都宮市と芳賀町、宇都宮ライトレールの3者が工事施行認可を国(国土交通大臣)に申請[31]。
- 9月29日 - 宇都宮市議会9月定例会で工事施行認可申請に伴う市道へのLRT軌道敷設に同意する議案が可決[32]。
- 10月10日 - 栃木県議会9月通常会議の最終本会議で軌道敷設工事施行認可申請に同意する議案等が可決[33]。
- 2018年(平成30年)
- 2020年(令和2年)
- 2021年(令和3年)
- 2022年(令和4年)
今後の予定
- 2023年(令和5年)8月 - 優先整備区間の開業予定[57][58][59][60][61]。
- 2024年(令和6年)内 - 宇都宮駅西側区間の軌道事業の特許申請[62]
- 2026年(令和8年)内 - 宇都宮駅西側区間着工予定[62]
- 2030年代前半 - 宇都宮駅西側区間(宇都宮駅東口~宇都宮駅西口~栃木県教育会館前)開業予定[62]
鉄軌道事業
路線(宇都宮芳賀ライトレール線)
宇都宮芳賀ライトレール線[4] | |
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基本情報 | |
通称 | LIGHTLINE(ライトライン) |
国 | 日本 |
所在地 | 栃木県宇都宮市、芳賀郡 |
種類 | ライトレール |
起点 | 宇都宮駅東口停留場 |
終点 | 芳賀・高根沢工業団地停留場 |
停留所数 | 19箇所 |
開業 | 2023年(令和5年)8月(予定) |
所有者 | 宇都宮市・芳賀町 |
運営者 | 宇都宮ライトレール |
車両基地 | 平石車両基地 |
路線諸元 | |
路線距離 | 14.6km |
軌間 | 1,067 mm |
線路数 | 複線 |
電化方式 | 直流750 V、架空電車線方式 |
最高速度 | 40 km/h |
宇都宮ライトレール | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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全体整備区間として、宇都宮市区間の宇都宮市街地中心部西側の桜通り十文字交差点(宇都宮市桜2丁目[30])[北緯36.565214度0分0秒 東経139.867640度0分0秒]からJR宇都宮駅を経由して宇都宮テクノポリス[北緯36.567778度0分0秒 東経139.992517度0分0秒]までの延長約12 kmと、芳賀町区間の芳賀・高根沢工業団地までの約3 kmが計画されている。宇都宮駅の東側区間と西側区間の接続については、宇都宮駅の北側に東北本線を跨ぎ東北新幹線の下をくぐる高さの高架橋を建設する計画である[北緯36.561069度0分0秒 東経139.898935度0分0秒][63]。地域公共交通の活性化及び再生に関する法律に基づく上下分離方式を採用し、宇都宮市・芳賀町が設備を保有し、宇都宮ライトレールが運行を行う[10]。
なお、本路線の「専用軌道」は軌道建設規定および軌道運転規則における「新設軌道」ではなく、LRTのみが走行する道路扱いとなる[64]。これにより、(特認を受けない限り)最高速度が40 km/hに制限される一方で、地方交付税交付金の算定基礎となる道路の面積および延長に含まれることとなる。本路線に関しては当事者が「専用軌道」という語句を用いているため、以下「専用軌道」に統一する。
国土交通大臣に届けられている路線名は「宇都宮芳賀ライトレール線」(うつのみやはがライトレールせん)である[4]。
軌間は宇都宮近郊に乗り入れる他路線との直通運転の可能性を考慮して、狭軌(1,067 mm)が採用された[65]。開業時点では全線の最高速度は40 km/hであるが、将来的には軌道法上の特認を得て、併用軌道区間では50 km/h、鬼怒川を渡る専用軌道区間では70 km/hの高速運転を行う計画であり、開業時点で70 km/hでの運行に対応する車両が導入される(後述)。
車両基地は、車両運用の効率性、延伸時の拡張性、本線からの出入庫の利便性、施設稼働時の周辺環境への影響などを考慮した結果、平石停留場から分岐し、新4号国道付近へ設置された。25編成程度を収容可能な留置線、全般検査に対応する車両検修・整備施設、保線部門、運行部門などの本社機能を収容する管理棟などが設置され、約4 haの規模となった[66]。
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車両基地の全景(国道123号側から撮影)
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建設中の車両基地とライトライン(HU300形)
優先整備区間
宇都宮駅東口(宇都宮市宮みらい[30])[北緯36.558681度0分0秒 東経139.899211度0分0秒]から芳賀・高根沢工業団地(芳賀町下高根沢[30])[北緯36.579249度0分0秒 東経140.011732度0分0秒]までの14.6 kmが優先整備区間として、先行整備される予定である。先行整備区間については、当初2019年12月の開業を目指していた[67]が、その後、宇都宮市は2017年7月11日の市議会議員協議会で、2017年度着工、2022年3月開業とする整備スケジュールを発表している[30]。
検討初期段階での優先開業区間の総事業費は260億円(全区間で383億円)を見込んでいたが、運行車両数の見直し、平出町付近のルート変更、快速運転のための設備追加などにより、約406億円へ上方修正された[5]。さらに軌道運送高度化事業の申請時点では458億円となり、うち246億3400万円は社会資本整備総合交付金の助成を受け、残りを一般公共事業債で調達する[67]。
変電所は国道4号付近、新4号国道付近、清原管理センター付近、芳賀工業団地管理センター付近の合計4箇所に設置される予定である[66]。電力には再生可能エネルギーを活用し[68]、宇都宮市と民間が出資した第三セクターの小売電気事業者、「宇都宮ライトパワー株式会社」より供給を受ける。
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平出変電所
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清原変電所
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芳賀変電所
また、快速運転(後述)を行うため、途中駅である平石停留所とグリーンスタジアム前停留所に待避線が設けられる[69][70]。所要時間は宇都宮駅東口から宇都宮大学陽東キャンパスまでが11分、終点の芳賀・高根沢工業団地までは44分を見込んでいる[71]。
後述の通り、優先整備区間は2023年(令和5年)8月に全区間が開業する[57]。
優先整備区間の概要
- 路線距離(営業キロ):全長14.6 km[67]
- 軌間:1,067 mm[67]
- 電圧:直流750 V[67]
- 最急勾配:60 ‰(清陵高校前停留場付近)[74]
- 最急曲線半径:25 m(宇都宮駅東口停留場付近)[74]
- 駅数:19駅(起終点駅含む)[67]
- 複線区間:全線[67]
- 電化区間:全線[67]
- 待避設備:2駅(平石・グリーンスタジアム前)[67][70](当初計画では4駅)
- 車両基地:1箇所[67](新4号国道付近)
- 変電所:4箇所[67]
停留場一覧
トランジットセンターは5箇所で、バスアンドライド(接続バス停留所)、パークアンドライド(駐車場)、タクシー乗り場、サイクルアンドライド(駐輪場)などが整備される[75][76][77]。
- 背景が橙色の停留場はトランジットセンター。
- 軌道…※:グリーンスタジアム前 - ゆいの杜西間に立体交差に伴う専用軌道あり
- 他交通との結節…●:その交通と結節がある、あるいは計画されていることを示す。このほか全停留場に駐輪場を整備[75]。
軌道 | 停留場名 | 他交通との結節(自転車除く)[75] | 近隣主要施設・備考 | 行政域 | ||||
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バス | タクシー | P & R |
地域内交通 | 鉄道 | ||||
併用軌道 | 宇都宮駅東口停留場 | ● | ● | ● | 東日本旅客鉄道: 東北新幹線 ■ 宇都宮線(東北本線) ■ 烏山線[注釈 2] ■ 日光線 |
ライトキューブ宇都宮 ウツノミヤテラス |
宇都宮市 | |
東宿郷停留場 | ||||||||
駅東公園前停留場 | 宇都宮駅東公園 宇都宮市体育館 (ブレックスアリーナ宇都宮) | |||||||
峰停留場 | ||||||||
陽東3丁目停留場 | ||||||||
宇都宮大学陽東キャンパス停留場 | ● | ● | ● | ベルモール 宇都宮大学陽東キャンパス | ||||
専用軌道 | 平石停留場 | ● | ● | ● | 車両基地隣接[76] | |||
平石中央小学校前停留場 | ● | 市立平石中央小学校 | ||||||
飛山城跡停留場 | ● | 飛山城跡 | ||||||
清陵高校前停留場 | 作新学院大学 県立宇都宮清陵高校 | |||||||
併用 | 清原地区市民センター前停留場 | ● | ● | ● | ● | 宇都宮市清原体育館[北緯36.545749度0分0秒 東経139.983078度0分0秒] 宇都宮清原球場 | ||
グリーンスタジアム前停留場 | 栃木県グリーンスタジアム | |||||||
※ | ||||||||
ゆいの杜西停留場 | ● | |||||||
併用軌道 | ||||||||
ゆいの杜中央停留場 | ||||||||
ゆいの杜東停留場 | ||||||||
芳賀台停留場 | 芳賀郡 芳賀町 | |||||||
芳賀町工業団地管理センター前停留場 | ● | ● | ● | ● | 芳賀バスターミナル (ジェイアールバス関東宇都宮支店) | |||
かしの森公園前停留場 | かしの森公園 | |||||||
芳賀・高根沢工業団地停留場 | 本田技術研究所 (四輪R&Dセンターなど) |
導入空間
優先整備区間については導入空間が公表されている。
- JR宇都宮駅東口 - 国道4号交差部
- 鬼怒通り(県道64号)を6車線から4車線に減少させ、道路中央部に導入[72]
- 国道4号交差部
- 国道4号オーバーパス(峰町立体)を補強の上、4車線から2車線に減少して道路中央部に導入[72]
- 国道4号 - 新国道4号手前(平石停留所)
- 鬼怒通りを4車線から東行2車線、西行1車線の3車線に減少させ道路中央部に導入[72]
- 新4号国道手前(平石停留所) - 清原工業団地西端
- 清原工業団地西端 - 清原工業団地管理センター
- 4車線から2車線に減少させて道路中央部に導入、既存2車線区間は道路拡幅で対応[72]
- 清原工業団地管理センター - 清原工業団地北端
- 道路東側の緑地帯へ導入、車線数は4車線を維持[72]
- 清原工業団地北端 - 野高谷交差点
- 高架専用軌道による立体交差[72]
- 野高谷交差点 - 管理センター前交差点
- 県道69号宇都宮茂木線の道路中央部に導入、車線数は維持[72][73]
- 管理センター前交差点 - 本田技研北門
- 道路中央部に導入、車線数は維持[73]
運行ダイヤ・種別
運転間隔は、ラッシュ時が毎時10本(快速含む、6分間隔)、オフピーク時は毎時6本(普通のみ、10分間隔)とすることを予定しており、運行時間帯は午前6時台から午後11時台までで、宇都宮駅を発着する東北新幹線の運行時間帯に合わせている[70][78][79]。
快速列車は平日の朝夕ラッシュ時のみ運転され、それ以外のオフピーク時は普通列車のみ運転である[80]。また、平石停留場とグリーンスタジアム前停留場は、快速列車が普通列車を追い抜ける構造となっている[70]。普通列車では宇都宮駅東口 - 芳賀・高根沢工業団地間の所要時間は44分かかるが、快速では38 - 37分まで短縮される見込み[79]。
工事の遅れと事業費の増加
2018年(平成30年)5月の優先整備区間における工事着手[35]後に複数の立体交差区間などで地盤補強工事が必要となり、加えて停留場などのバリアフリー対策が必要となった。さらに電気やガスなどの地下埋設物(配管)の補償の見直しが行われ、地権者との接触が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行拡大の影響で遅れた。2021年(令和3年)時点の事業費は約684億円となり、2014年(平成26年)時点の総事業費約458億円の1.5倍に増加した[81]。
また、2023年(令和5年)3月の開業を目指し工事が進行することを発表した[82]。
理由 | 増加額 |
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現地の施工条件等への対応 | +102億円 |
建設需要の増加などの社会情勢の変化 | +35億円 |
安全性・利便性の向上など | +46億円 |
地下埋設物等の移設 | +35億円 |
軌道(レール等)構造の仕様を見直し(減額) | -27億円 |
総額 | +191億円 |
事業費増額の理由
出典:[83]
- 現地の施工条件等への対応(+102億円)
-
- 地質調査・用地測量への対応
- 地質調査の結果、鬼怒川橋梁や野高谷立体といった高架構造物区間や車両基地など、構造物を支える杭基礎の長さの変更や地盤改良の深層化等で47億円の増額
- 用地測量の結果、買収面積や補償物件数による用地費用の増加で31億円の増額
- 現地の施工条件への対応
- 鬼怒通りなどの交差点改良部の交通処理の強化等で17億円の増額
- 変電所の位置変更に伴うケーブルの延長や、埋設の深さの変更などで7億円増額
- 地質調査・用地測量への対応
- 建設需要の増加などの社会情勢の変化(+35億円)
- 安全性・利便性の向上など(+46億円)
- 地下埋設物等移設費(+35億円)
-
- 施設管理者との協議等の結果、工事に支障となるケーブルや配管類など、地下埋設物等の移設で35億円の増額
- 減額(-27億円)
-
- 軌道(レール、路盤)構造の仕様を見直しで27億円の減額
開業時期の更なる遅れ
2022年(令和4年)5月28日に、下野新聞は宇都宮市と芳賀町がLRTの開業予定を2023年(令和5年)3月から数か月延期させる意向である事を報道した[84]。理由は、グリーンスタジアム前停留場〜ゆいの杜西停留場間の野高谷(のごや)交差点架道橋の工事において、現道栃木県道64号宇都宮向田線の拡幅及び地下埋設物の移設が、渋滞の発生を避けるため交通規制範囲を当初計画より縮小したことによって、本来2021年(令和3年)7月に引き渡す予定が、10月まで遅延してしまってためである[84][85]。
それ以降の工事も大型建設機械の調達難や作業員不足により遅れを取り戻せず、結果として2022年現在に至るまで工事が2 - 3か月遅延しており、3月の開業予定へ向けた試運転や乗務員習熟運転等のスケジュールが確保できないためであるとしている[84][85]。
工事が進んだ区間のみ先行的に開業させる案もあった。6月16日の宇都宮市議会本会議一般質問で、佐藤栄一市長は開業時期の速やかな公表を求める議員からの質問に対し、「工事のスケジュールを精査し、国土交通省、栃木県、芳賀町、宇都宮ライトレールなど関係各機関と調整の上、部分開業も含めて検討したい」と部分開業を視野に入れて検討する意向を表明した[86][87]。工事遅延区間にかからず、かつ折り返し運転が可能な清原工業団地内にあるグリーンスタジアム前停留場 - 宇都宮駅東口停留場間のでの部分開業を見込んだ[86]。
開業時期の決定
2022年(令和4年)8月13日に、優先整備区間について下野新聞は宇都宮市と芳賀町が2023年(令和5年)8月中に、全区間を開業させることで合意(開業時期の確定)したと報道した[57]。 工事の遅れに伴う追加の負担増はないとされていたため、延期に伴う開業時期がいつになるのかが焦点となっていた。宇都宮市で検討されてきた先行開業については、共同事業者の芳賀町との関係や費用対効果などを総合的に考慮した上で、約5か月遅れでも全線開業するのが妥当だと判断された[57]。
宇都宮駅西側の延伸区間
- 延伸区間の検討
- JR宇都宮駅西口[北緯36.559155度0分0秒 東経139.897784度0分0秒]から桜通り十文字付近までの宇都宮駅西側区間約3 kmについては、2017年に当初計画の終点である「桜通り十文字付近」から、自動車との乗り継ぎや観光振興の視点から、西側へ延伸を検討していることが示され[30]、2017年8月29日の『下野新聞』報道によれば、案として作新学院高校や宇都宮文星女子高校の通学需要が見込める栃木県護国神社以西を念頭に、その西の宇都宮環状道路(栃木県道3号宇都宮亀和田栃木線)との結節部、さらに西に計画されている東北自動車道・大谷スマートIC(仮称)付近[北緯36.583666度0分0秒 東経139.835479度0分0秒]などへの延伸が検討され、2017年度内にも計画をまとめる予定とされた[88]。
- 区間の決定
- その後、2022年(令和4年)8月13日に、宇都宮市駒生1丁目の、栃木県教育会館付近まで路線を延伸する方針が固められたと同新聞により報道された[57]。2024年(令和6年)内の軌道事業の特許申請、2026年(令和8年)内の工事着手、2030年代前半の完成を目指す。JR宇都宮駅西口駅前広場においては、施工ヤードが限られているため、施工手順の調整によりスケジュールが変動する可能性があるため、具体的な開業時期については無確定[62]。
また、宇都宮市が推進する「ネットワーク型コンパクトシティ」の形成にあたり、市東部の地域・産業の拠点である宇都宮テクノポリス(ゆいの杜)と市西部の地域拠点である城山地域を接続する公共交通の基軸を構築することが必要であるため、整備区間からさらに西の栃木県教育会館から大谷観光地間において、整備を検討することとしている[62]。
停留場一覧(予定)
- JR宇都宮駅西側(整備区間)
- 2022年(令和4年)8月23日に行われた第34回芳賀・宇都宮基幹公共交通検討委員会において、次の停留場の設置箇所が明示された。なお、民間開発等を踏まえ、これ以外の停留場の設置についても検討するとされている[62]。
それ以外に延伸が構想されている区間
このほか、芳賀工業団地から直進して芳賀町中心部方面、東武宇都宮駅付近から南側への延伸が構想されている[89]。
サービス
運賃・ICカード
総延長が長いため、運賃は市民の利便性を確保する一方で採算性を確保する必要から、対距離制を採用し[76]、2016年12月に初乗り運賃が150円、以降3 - 7 kmは1 kmごとに50円ずつ、7 km以上は3 kmごとに50円ずつを目安に加算するという計画案が示された[71]。この運賃案では、宇都宮駅東口 - 芳賀・高根沢工業団地間の運賃は400円となる。
ICカード(乗車カード)を基本とした運賃収受方式が導入され[76][71]、乗降時間短縮のため全ての扉からの乗降が可能となる信用乗車方式を、全国で初めて導入する予定である[71]
現金の場合は、停留場に設置された発券機から乗車整理券を受け取り、先頭車の一番前の扉から乗り、降りる時も運賃を支払った上で、先頭車の一番前の扉から降りる形式(前乗り・後払い)で導入する予定[90]。また、現行の運賃体系のままの場合、バスや地域内交通とLRTを乗り継ぐと現在より高額になる区間があることから、乗継割引の実施も検討されている[71]。
地域連携ICカード「totra(トトラ)」
2019年(令和元年)7月31日に、宇都宮地域の交通事業者(宇都宮ライトレール、関東自動車、JRバス関東)で利用できるICカードに、東日本旅客鉄道とSONYが開発を行っている「地域連携ICカード」を導入[91]することを公表され、2020年(令和2年)2月にICカードの名称を、「Totra(トトラ)」「Lococa(ロコカ)」「Nexca(ネクスカ)」の3案から公募する投票を実施した結果、応募総数約3,100件のうち約4割を占め、最多だったトトラを選び、頭文字を小文字にした[92][93]。
「totra(トトラ)」は「総合的(total)」「輸送(transportation)」の頭文字からネーミング。カードは、澄み切った空の色を表現したライトミントの車窓をイメージしたデザイン[92][93]。三つの曲線で描いた「o」の文字には、バス、次世代型路面電車(LRT)、鉄道をつなぐ意味が込められている[92][93]。「totra」は、JR東日本のSuica(スイカ)の乗車券・電子マネー機能を備える[92][93]。
なお、宇都宮ライトレールではtotra以外にも、SuicaやPASMOも利用できるようにする予定である[94]
車両
各種デザイン
デザインは東京のデザイン会社であるGKデザイングループ(GKデザイン機構、GK設計、GKインダストリアルデザインなどで構成)が手掛けている。2016年(平成28年)5月にトータルデザイン業務に関するコンペティションが行われ、GKがトータルデザインを担当することとなった。GKデザイングループは広島市のアストラムラインや富山市におけるLRT事業においてもトータルデザインを担当した経験を持つ企業である[95][96]。
トータルデザイン
「芳賀・宇都宮基幹公共交通検討委員会」の「LRTデザイン部会」にて2016年8月から検討が進められ、2016年10月に、トータルデザインにおけるデザインコンセプト「『雷都を未来へ』LRTによる未来のモビリティ都市の創造」が公表された[25][97]。
これは、古来より宇都宮周辺は夏に雷が多い気候であり、別名「雷都(らいと)」と呼ばれてきたこと、雷による夕立の恵みが豊作をもたらし、「らいさま」と呼ばれてきたこと、に由来する。雷を選んだ理由としては、「永続性を持ち 廃れないものとする『普遍性』」「他になく、宇都宮市と芳賀町の固有性を示す『独自性』」「多様な施設等のデザインに反映できる要素を持つ『展開性』」を有することが挙げられている[25][97]。
今後、これをもとに、住民参加を得ながら車両・停留場などの各種施設のデザインが検討されることとなっている[25][97]。
シンボルマーク
2020年6月29日にLRT事業のシンボルマークが決定した[37]。LRTシンボルマークは、「芳賀・宇都宮LRTの価値や存在を効果的に伝えるデザイン」をデザインの基本方針とし、「一目で芳賀・宇都宮LRTだとわかる個性的で明快なデザイン」「公共交通としての信頼性、安全性を感じさせるデザイン」「マイレールとしての誇りや愛着を醸成させるデザイン」を目指すとされ[98]、LRT事業そのものを表現し、一目で訴求・周知を図ることができる「象徴」の役割を担う、「事業のマーク」に位置付けている[37]。
シンボルマークについて、LRT事業は都市の骨格形成や拠点づくりに資するもので、住民の日常生活において必要不可欠となる多様な移動手段の確保に貢献する鉄軌道事業であり、こうした事業を持続可能な公共交通機関として将来にわたり維持・存続していくためには、事業主体である宇都宮市・芳賀町(整備事業者)と宇都宮ライトレール株式会社(運行事業者)が緊密な連携の下でそれぞれの役割を果たしながら一体となって事業を推進していくものだとされ、シンボルマークはLRT事業に関わる全てのものに共通し、それらを結びつける存在として作成するものと定義された[37]。
先述のトータルデザインコンセプト「雷都を未来へ」のモチーフである「雷の稲光」とシンボルカラーの「黄色」を用いたLRT事業を連想できる「象徴性」の高いデザインと、芳賀・宇都宮地域をつなぐ公共交通を表現するものとして、長期間にわたり使用できる永続性を持ち、すたれにくい「普遍性」を備えたデザインの両方を兼ね備えたものを求め、LRT事業を的確に、誰にでも、いつまでも伝えることできるというマークのデザインの考え方[37]の下、次に示す3つのデザインが作成された。
デザイン案 | コンセプト | 考え方 |
---|---|---|
A案 | 「雷都を未来へ」の考え方を直接的に表現したデザイン | 芳賀・宇都宮地域をつなぐ東西基幹公共交通としてLRTが宇都宮市民・芳賀町民、幅広い利用者から末永く愛されるものとなるよう、この事業のデザインの要である「雷都を未来へ」そのものをモチーフに、その考え方である、まちの顔となる「独自性」や地域固有の風土を感じる「雷の光」、将来イメージを牽引する「先進性」を具現化した図柄として作成 |
B案 | 東西方向を走る公共交通LRTをイメージしたデザイン | 栃木県中央地域の東西方向を拓き、宇都宮市と芳賀町をつなぐ基幹公共交通LRTが走る姿のイメージをモチーフに、「矢じり」という普遍的な記号を左右に2つ配置し、「軌道 (レール)」と「雷の稲光」の形にも重なるような図柄を作成 |
C案 | トータルデザインのモチーフである 「雷の稲光」を強調したデザイン | 芳賀・宇都宮地域を気候や風土を象徴するものであり、 誰もがイメージしやすい「雷の稲光」の形状をモチーフに、シンボルカラーの「黄色」の色彩パターンを工夫して立体感を持たせて、その存在感をさらに強調した図柄を作成 |
この3案の中から、A案が「古来、雷が芳賀・宇都宮地域に恵みを与えてきたように、『LRTがこの地に交流や活力といった恵みをもたらす役割を担う』という、『雷都を未来へ』の考え方を直接的に表現したデザインとなっていること」、「同じく『雷都を未来へ』を直接的に表現した車両とも高い親和性を持つデザインであり、この事業に関わる全てのものを結びつける上で分かりやすいことから宇都宮市民・芳賀町民へのスムーズな浸透も期待できるものと考えられること」が評価され、採用された[37]。
シンボルマーク策定に合わせ、LRT事業の通称「芳賀・宇都宮LRT」のロゴマークも作成された。和文のフォントは「ヒラギノ角ゴシックファミリー」、欧文のフォントは「Allumi Family」を指定する[37]。また、宇都宮ライトレール株式会社のロゴマーク[99]や、車両愛称「LIGHTLINE」のロゴマーク[100]も同様の形式で作成されている。
施設デザイン
停留場デザイン
停留場のデザインのコンセプトは、「沿線の歴史と風土を未来へ継承し、沿線住民に愛され、支えられるデザイン」[101]であり、利用者が認識しやすい停留場にするとともに、経済性や維持管理などを考慮した統一した施設とすること、利用者の安全性やバリアフリー性を担保した停留場にするとともに、旅客施設としての快適な待合機能を有し、分かりやすい運行表示に配慮した施設とすること、シンボルとなる車両を引き立てるシンプルなデザインの停留場にするとともに、先述のトータルデザインコンセプト「雷都を未来へ」を表現するカラーリングと芳賀・宇都宮地域の風土を象徴する地場産材を活用する施設とすることを目指している[102]。
プラットホームは、路面からの高さが0.3 m、有効長が30.0 mで、HU300形車両に合わせている。有効幅は、対面式ホームの場合が2.2 m (ただし、宇都宮大学陽東キャンパス停留場は3.28 m)で、島式ホームの場合は3.5 mである。宇都宮駅東口停留場、平石停留場、清原地区市民センター前停留場、グリーンスタジアム前停留場、かしの森公園前停留場、芳賀・高根沢工業団地停留場は両側に乗り場のある島式ホームで整備される[102]が、これらはルートの起点もしくは終点、および軌道が交差点を右左折する箇所である。
-
対面式ホームの停留場の例(清陵高校前停留場)
-
島式ホームの停留場の例(清原地区市民センター前停留場)
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地場産木材を活用した天井ルーバー(清陵高校前停留場)
停留場の設備
安全を確保するため、安全柵と手すりを設置し、車椅子利用者に配慮したスロープを設置を設置する。壁面はパネル(防風ガラス)を用い、一定の透過性を確保する。快適な待合機能を確保するため、雨、雪や直射日光をしのげる屋根を有し、座って待てる腰掛けベンチを設置する。また、腰掛バーも設置する。ベンチは地場産業として生産される大谷石を活用する[102]。
上屋(柱・屋根)の色彩は、車両を引き立てる無彩色(ダークグレー)とし、上屋の形状は、華美な装飾をしない鉄骨造であり、天井面には地場産木材のルーバーを配置する[102]。
ガラス面には案内サイン、広告物、事業ドネーション、個性化デザインのスペース(後述)を関連法令に適合するかたちで配置する[102]。
壁面デザインの個性化
「まちの顔の創出」や「マイレール意識の醸成」を目的として、停留場壁面デザインを利用し、デザインの個性化に取り組む。個性化デザインに掲出するデザイン(図柄など)は、その地域ならではの特色を表現するとともに、デザインの選定で市民参加の機会を設けることで、「歴史と風土の未来への継承」と、「『私たちの駅』という意識醸成」に取り組む。[102][103]。
デザイン表現については、先述のトータルデザインコンセプト「雷都を未来へ」をもとに停留場をデザインしているため、その趣旨を理解したうえで、停留場ごとの個性化の目的を表現できるデザインのモチーフを1つ以上作成し、これを表現したデザインを作成することになっている[103]。
ただし、新しい都市の価値や風格(「まちの顔」)を創出するため、「まちの玄関口」に位置付けられている停留場である宇都宮駅東口停留場(宇都宮市)、芳賀町工業団地管理センター前停留場(芳賀町)、「産業拠点」に位置付けられている清原地区市民センター前停留場(宇都宮市)については、宇都宮市および芳賀町がデザインを検討する。そのため、住民参加による個性化はされない[103]。
宇都宮駅東口、芳賀町工業団地管理センター前、清原地区市民センター前を除く停留場については、沿線を今泉、峰、陽東、平石、清原、芳賀の6地区に分割し、デザインの専門家が在籍する栃木県デザイン協会と、LRTの各種デザインを検討する検討組織のLRTデザイン部会が「コアメンバー」として、そして各地区ごとに沿線住民が「地区別メンバー」として、ワークショップに参加し検討を行っていく。検討にあたっては、コアメンバーが6地区すべてのワークショップに参加し、デザイン素案の検討補助や全体の監修を行う。また地区ごとに地区別メンバーが個性化デザインの素案を作成していく[103]。
なお、壁面個性化デザインは、停留場ごとに異なったテーマで作られている。テーマは、停留場の属する地域の文化や歴史、名所などをもとに決められている。各停留場ごとのテーマは、次の通りである[104]。
停留場名 | テーマ |
---|---|
宇都宮駅東口 | 「県都 宇都宮」 |
東宿郷 | 「未来へつなぐ確かな時間」 |
駅東公園前 | 「憩う、躍動する」 |
峰 | 「峰に集う」 |
陽東3丁目 | 「みどりと育む産業の未来」 |
宇都宮大学陽東キャンパス | 「さくらが紡ぐ街」 |
平石 | 「自然と人の営み」 |
平石中央小学校前 | 「明日へ、未来へつなぐ」 |
飛山城跡 | 「浪漫の兆し」 |
清陵高校前 | 「未来を育む、大地の恵み、豊かな自然」 |
清原地区市民センター前 | 「人と自然と産業の共存」 |
グリーンスタジアム前 | 「駆け抜けろ!そして未来へ」 |
ゆいの杜西 | 「憩いの地、懐かしいのに新しい」 |
ゆいの杜中央 | 「子どもの笑顔が最優先の街、ゆいの杜」 |
ゆいの杜東 | 「いつだって、この街の優しさが育まれている」 |
芳賀台 | 「自然と共に生きる街」 |
芳賀町工業団地管理センター前 | 「ロマンのまち」 |
かしの森公園前 | 「あたたかき集いし郷の今昔」 |
芳賀・高根沢工業団地 | 「アタラシイがはじまる!うまれる!」 |
サインデザイン
サインデザインは、「スムーズな交通結節を促し、街の魅力を伝え、回遊性を高めるデザイン」を目指しており、LRTに関するデザインはダークグレー(無彩色)に白文字に、シンボルカラーの黄色を効果的に配色する。そのほか、道路上でLRTへ誘導するサインは、白色地に青文字に、乗り継ぎ施設(トランジットセンターなど)での交通情報に関するデザインは、青色地に白文字に配色する[103]。
ピクトグラムは、JIS案内図記号を使用し、対象の記号がない場合は作成する。また表記は平易な日本語に英語を併記し、料金収受方法など、LRTの利用に関するものは、必要に応じて中国語(簡体字)と韓国語もつけ加える[103]。
また宇都宮駅改札外コンコースの出口乗り換え誘導標および東西自由通路の施設誘導サインには、「ライトラインのりば」の表記と、LRTのピクトグラムとLRTのシンボルマーク(東西自由通路サインのみ)が追加される予定である[103]。
既存公共交通の再編
開業に当たってLRTを基幹交通とし、バス網を再編する予定である。再編に当たってはルートと重複する既存の関東自動車やジェイアールバス関東によるバス路線および企業によるシャトルバスは他路線に振り向け、本数を増やすほか、路線新設などが検討されている[30][105]。なお、都市拠点と地域・観光拠点を結ぶ幹線バスについては一日当たり60本の運行・時間帯の拡充・郊外の人口集積地をカバーする路線の整備が検討されている[30]。
JR宇都宮駅東側区間
2022年(令和4年)8月23日に行われた「芳賀・宇都宮東部地域公共交通活性化協議会」で、LRT開業後に合わせて行うバス路線の再編案が示された。再編案では以下のバス路線の新設、経路変更が示された[106]。
- 新設路線
-
- ベルモール前トランジットセンター発着の駅東側循環線(栃木県道158号下岡本上三川線(辰街道)・産業通りを経由)
- 清原工業団地トランジットセンター発着の清原工業団地内循環線
- 清原工業団地トランジットセンターから市貝町の赤羽工業団地を経由し、真岡鐡道真岡線市塙駅へ向かう路線
- 芳賀町工業団地トランジットセンターから芳賀町中心部(祖母井)を経由し真岡鐡道真岡線市塙駅へ向かう路線
- 芳賀町工業団地トランジットセンター発着の芳賀工業団地内循環線
- 経路変更路線
-
- JR宇都宮駅東口とベルモールを結ぶ路線の経由道路を、栃木県道64号宇都宮向田線(鬼怒通り)から国道123号(水戸街道)へ変更
- JR宇都宮駅とJR岡本駅を結ぶ路線の接続地を宇都宮駅東口からベルモール前トランジットセンターに変更
- 市中心部(作新学院前・東武宇都宮駅・県庁前・JR宇都宮駅西口方面)と清原台団地・ゆいの杜と結ぶ路線の接続地をJR宇都宮駅から清原工業団地トランジットセンターへ変更
- 市中心部と芳賀・茂木方面を結ぶ路線(JRバス関東水都西線)を芳賀町工業団地トランジットセンターと芳賀町南部にある住宅地「祖陽が丘(うようがおか)」を経由する経路へ変更。ゆいの杜町内の通過経路を栃木県道69号宇都宮茂木線からゆいの杜北部の道路へ変更
JR宇都宮駅西側区間
2017年7月11日に示された整備・再編イメージでは以下のようになっている。
LRT導入に対する地元の動きや市民運動
プロモーション活動
宇都宮市ではLRT事業を市民に広く周知することや、理解促進を目的にプロモーション活動を行っている。2017年(平成29年)8月よりスローガン「MOVE NEXT UTSUNOMIYA」(ムーブ・ネクスト・うつのみや)の利用を開始し、沿線の主要施設であるショッピングモール"ベルモール"1階に「交通未来都市うつのみやオープンスクエア」を開設した[107]。
開業までの時間が少なくなりつつある2022年(令和4年)より、今までLRTの理解促進を目的としたものであった「MOVE NEXT」を、市全体での公共交通の利用促進やLRT開業に向けた機運醸成を図る「公共交通利用促進運動」として拡大している[108]。具体的な事業としては
- 「発信・PR」(前述した地域連携ICカード「totra」を、中学生・高校生相当世代[109]や企業への無料配布、LRT・バス・地域内交通を乗り継いだ際の運賃を割引する乗継割引制度、バス乗車デー、企業広告掲出枠の確保、全関係者と連携した周知活動など)
- 「イメージ転換」(電動キックボード・シェアサイクル実証実験、カーボンニュートラルキャンペーン各種イベントにおける体験企画、ICT 等を活用した利用環境整備など)
- 地域連携(地域事業者と連携した割引特典、プロスポーツチームとの観戦企画 観光・交通事業者との周遊キャンペーン、学校と連携した講座や体験型企画など)
を実施し、それらを時期ごとに分けて戦略的プロモーションするというものである[108]。
時期 | 内容 |
---|---|
2022年(令和4年)4月 - 7月 | 第1弾(期待感の醸成、上記①totraの配布や各種インセンティブの提示 など) |
2022年(令和4年)8月 - 12月 | 第2弾(行動探求、上記②体験・体感企画、③地域連携企画 など) |
2023年(令和5年)1月 - 開業まで | 第3弾(拡散・深化、各種コンテスト等の実施、LRT開業記念事業 など) |
ポスター配布
宇都宮市では県内の企業や事業所や店舗に対し、希望すればLRTのポスターを無料で提供している。
2021年(令和3年)に制作されたポスター(現在は配布を終了)は、HU300形車両の落成を前に制作されたもので、実際の橋梁や停留場にCGでHU300形車両や利用客を合成したものになっていた[110]。現在配布されているものは2022年(令和4年)に制作されたもので、実際のHU300形車両と乗客役のモデルを使用して撮影されたものである[111][112][113]。
また、芳賀町も宇都宮市とは異なる内容のポスターを制作している。
推進・賛成派
2004年に設立された市民団体「雷都レールとちぎ」が、対話集会、アンケート調査、署名活動、有識者による講演会、冊子・パンフレットによる広報活動などを継続的に実施している。2017年2月には、同会と「県LRT研究会」により、整備推進に関する要望書が宇都宮市議会議長宛で提出されている[114]。
2017年11月には、LRT整備を機に栃木県央の地域づくりを考えるため、企業主体の一般社団法人「県央まちづくり協議会」が設立された[115]。
宇都宮市は「LRT市民応援団『teamNEXT』」を設立し、個人・企業を問わず、メンバーを募集している[116]。
また、LRT事業を協賛・推進する公共施設や観光施設で宇都宮ライトレールのPRキャンペーンやグッズの販売を行っている[117]。
反対派
2013年7月に民主党(→民進党)や社民党によって運営される[118][119]反対派市民団体「民意なきLRT導入を阻止する会」が発足し、LRT導入の賛否を問う住民投票実施を求める署名活動を展開した[120]。同会は2014年7月に「宇都宮市のLRTに反対し公共交通を考える会」と改名し、引き続き計画の根本的な見直しを主張している[121]。代表とする人物は反対理由を「LRT導入による自動車交通の阻害」「バス路線再編による乗り換えの増加」「膨大な建設費用による採算問題」とし、基幹公共交通は従来型バスシステムの充実、利便性向上で対応できると主張している[121]。
宇都宮市長選挙における論争
2016年11月に実施された宇都宮市長選挙においては、賛成派の現職佐藤栄一と、LRT計画中止を公約とし、争点をLRT反対に絞った新人候補[122]が争った。この中で「LRT事業の中止を求める会」は反対派候補を支援し、選挙期間中に、まだ具体化していないJR宇都宮駅西側のルートの整備も合わせると、1000億円以上の税金が使われる旨を記載したチラシを配布した[26]。
しかし、「雷都レールとちぎ」によれば、JR宇都宮駅東側区間の整備費(見込)412億円のうち宇都宮市・栃木県が負担する金額は106億円であり、仮に全額を宇都宮市の2016年度一般会計予算に組み入れたとしても0.3%に過ぎず、同団体は「民意と事実を無視したウソ」と反論している[123]。
これを受け「雷都レールとちぎ」は、反対派候補及び「LRTの中止を求める会」に対し、「両者の主張は歪曲や事実誤認が見受けられ、市民を混乱に陥れる内容である」とし、根拠を示すよう11月7日付で公開質問状を送付したが[124]、同月15日、回答期限の11日を過ぎても両者からの回答は無かったと公表した[125]。
一方、反対派の政党・団体も当選した佐藤と、反対派候補との票差が僅差だったことを踏まえ、2017年1月13日までに市側へ7項目への回答を要請し、期限日には20人で市役所へ訪れている。その際、副市長は回答を拒否し、「双方向で建設的な議論をしたい」「回答を頂けないなら出さない」と反対派側へ7項目の質問を出したが、反対派の一人である衆議院議員福田昭夫(当時民進党所属)は「説明責任のある行政が逆に質問するのはおかしい」と述べ質問への回答を拒否。最終的に市長の佐藤に急きょ直接抗議し、市長が回答書を手渡しするなどの混乱が生じている[126]。
2020年の市長選挙でもLRT事業の一時凍結を訴える候補者が現れ、佐藤市長との一騎打ちになったが、前回のような接戦とはならず、開票率0%の時点で佐藤の当選確実が報じられた[127]。ほかにもLRT反対派の元市議が立候補を検討していたが[128]、こちらは家族の反対に遭い断念した[129]。ただしLRTの通る予定がない地域では未だに反対派の市民が多いことから、佐藤は丁寧な説明を続けていくことを表明した[127]。
脚注
注釈
出典
- ^ a b c 宇都宮ライトレール 会社概要(2020年1月22日閲覧)
- ^ 国土交通省鉄道局監修『鉄道要覧』令和元年度版、電気車研究会・鉄道図書刊行会
- ^ “【参考】 出資団体及び出資額”. 宇都宮ライトレール株式会社. 2020年5月23日閲覧。
- ^ a b c “LRT事業に係る工事施行認可の取得について”. 宇都宮市建設部LRT整備室・芳賀町建設産業部都市計画課・宇都宮ライトレール株式会社 (2018年3月20日). 2022年11月27日閲覧。
- ^ a b c 森口将之 (2015年10月22日). “栃木・宇都宮に「LRT」が走る日は来るのか 路面電車に大規模投資、増える自治体負担”. 東洋経済オンライン (東洋経済新報社) 2015年12月24日閲覧。
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参考文献
外部リンク
- 宇都宮ライトレール株式会社 - 公式サイト
- 芳賀・宇都宮LRT - 宇都宮市
- 雷都レールとちぎ
- 宇都宮ライトレール (@u_lightrail) - X(旧Twitter)