万葉線高岡軌道線

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高岡軌道線
高岡軌道線を走るアイトラム
高岡軌道線を走るアイトラム
路線総延長 8.0 km
軌間 1067 mm
電圧 600 V(直流
停留場・施設・接続路線
STR
JR西城端線
ABZq+l
ABZqr
高岡駅 JR西:北陸本線
STR
0.0 高岡駅停留場
STR ueBHF
0.1 高岡駅前停留場
uSTR
JR西:氷見線
LSTR uBHF
0.5 末広町停留場
uBHF
0.7 片原町停留場
uBHF
0.9 坂下町停留場
uBHF
1.3 急患医療センター前停留場
uBHF
1.7 広小路停留場
uBHF
2.1 志貴野中学校前停留場
uBHF
2.4 市民病院前停留場
uBHF
3.0 江尻停留場
uBHF
3.3 旭ヶ丘停留場
uBHF
3.8 荻布停留場
uBHF
4.1 新能町停留場
uBHF
4.4 米島口停留場
LSTR ueABZlf
加越能鉄道伏木線
BHF uSTR
能町駅
ABZlf umKRZo
JR西:氷見線
STRlf umKRZo STRlg
JR貨物新湊線
uBHF LSTR
5.5 能町口停留場
uBHF KDSTxe
6.0 新吉久停留場 右:高岡貨物駅
uBHF exBHF
6.7 吉久停留場 右:吉久駅
uBHF exBHF exBOOT
7.5 中伏木停留場
uSTR exSTR
中:中伏木駅(貨)新湊駅[1]
uSTR exSTR
右:如意の渡し
umSWBHF exKBHFe
8.0 六渡寺駅 右:新湊駅
STR
新湊港線

高岡軌道線(たかおかきどうせん)は、富山県高岡市高岡駅停留場と富山県射水市六渡寺駅を結ぶ、万葉線株式会社の軌道路線である。新湊港線と一体の直通路線「万葉線」として案内、運行される。

ほぼ全線が道路上を走る併用軌道であるが、米島口 - 能町口間が専用軌道になっており、西日本旅客鉄道(JR西日本)氷見線日本貨物鉄道(JR貨物)新湊線を跨いでいる。また、中伏木 - 六渡寺間も専用軌道となっている。

米島口駅のそばに万葉線本社及び車庫がある。

路線データ[編集]

  • 路線距離(営業キロ) : 8.0km
  • 軌間 : 1067mm
  • 駅数 : 18駅(起終点駅含む)
  • 複線区間 : 広小路 - 米島口間
  • 電化区間 : 全線(直流600V)
  • 専用軌道区間 : 米島口 - 能町口間、中伏木 - 六渡寺間
  • 閉塞方式 : 自動閉塞式

歴史[編集]

高岡軌道線は、富山地方鉄道によって造られたものである。1948年に地鉄高岡 - 伏木港間が開業、当時は伏木線(または高伏線)と呼ばれていた。

1951年に国鉄新湊線の旅客営業廃止に伴って米島口 - 新湊(現・六渡寺)間が開業し、射水線を経由して地鉄高岡 - 富山市内軌道線西町間の直通運転が開始された。1959年に高岡軌道線(地鉄高岡 - 新湊間)が高岡市内の交通一元化のため加越能鉄道(1950年設立、現在の加越能バス)に譲渡された。射水線、富山市内軌道線との直通運転は継続されたが、富山市内軌道線への乗り入れは1961年に廃止されている。

1966年、富山新港の建設により射水線が分断され、高岡側の路線も加越能鉄道に譲渡されて新湊港線となった。富山市への直通運転ができなくなったことに加え、モータリゼーションの影響もあって、この頃から旅客は減少に転じた。1971年には高岡市の要請により伏木線(米島口 - 伏木港間)が廃止されている。

2001年に加越能鉄道が新湊港線とともに高岡軌道線を廃止する意向を表明したため、両線を存続させるべく高岡市、旧新湊市が中心となり第三セクター会社「万葉線株式会社」を設立。2002年4月に新湊港線とともに同社に移管され、新会社での運行を開始した。

  • 1948年(昭和23年)4月10日 - 富山地方鉄道により地鉄高岡 - 伏木港間7.3kmが開業。
  • 1951年(昭和26年)4月1日 - 米島口 - 新湊(現・六渡寺)間3.6kmが開業。湶町(現・広小路) - 米島口間複線化。射水線を経由し地鉄高岡 - 富山市内軌道線西町間の直通運転開始。
  • 1958年(昭和33年)5月7日 - 湶町停留場を広小路停留場に改称。
  • 1959年(昭和34年)4月1日 - 地鉄高岡 - 伏木港間、米島口 - 新湊間を加越能鉄道に譲渡。地鉄高岡停留場を新高岡停留場に改称し、現在の位置に移転。
  • 1961年(昭和36年)7月18日 - 地鉄高岡 - 富山市内軌道線西町間の直通運転廃止。
  • 1971年(昭和46年)
  • 1977年(昭和52年)10月1日 - 高岡市庁前停留場を本丸会館前停留場に改称。
  • 1979年(昭和54年) - 新高岡停留場を高岡駅前停留場に改称。
  • 1980年(昭和55年)12月6日 - 高岡軌道線、新湊港線の愛称が「万葉線」となる。
  • 1985年(昭和60年)3月 - 新湊駅を六渡寺駅に改称。
  • 2002年(平成14年)
    • 2月14日 - 新湊港線とともに万葉線株式会社への譲渡認可。
    • 4月1日 - 万葉線高岡軌道線として営業開始。
  • 2004年(平成16年)12月27日 - 本丸会館前停留場を広小路停留場側に約100m移転、上屋および安全地帯を整備。以前の交換設備は信号場となる。
  • 2005年(平成17年)11月1日 - 利便性向上のために、片原町停留場、坂下町停留場、志貴野中学前停留場に副駅名がつけられる。
  • 2007年(平成19年)6月1日 - 米島口停留場に副駅名がつけられる。
  • 2008年(平成20年)3月15日 - 末広町停留場開業。
  • 2014年(平成26年)3月29日 - 高岡駅前停留場を高岡駅停留場に、本丸会館前停留場を急患医療センター前停留場に改称。高岡駅停留場の移転に伴い、0.1km延長。

駅一覧[編集]

全電停が富山県に所在する。電停名欄のカッコ内の名称は副駅名。

電停名
読み
電停間
営業
キロ
累計営業キロ 電停の周辺 備考 所在地
高岡駅
から
越ノ潟
から
高岡駅
たかおかえき
- 0.0 12.9 JR高岡駅北陸本線城端線氷見線
ウイング・ウイング高岡
1959年、地鉄高岡より新高岡に改称し移転。
1979年、新高岡より高岡駅前に改称。
2014年、高岡駅前より改称、現在地に移転。
高岡市
末広町
すえひろちょう
0.5 0.5 12.4 御旅屋セリオ(大和高岡店)
末広町商店街
オタヤ通り商店街
 
片原町(山町筋入口)
かたはらまち(やまちょうすじいりぐち)
0.2 0.7 12.2 山町筋 交換設備がある。
坂下町(高岡大仏口)
さかしたまち(たかおかだいぶつぐち)
0.2 0.9 12.0 高岡大仏大佛寺  
急患医療センター前(古城公園西口)
きゅうかんいりょうせんたーまえ(こじょうこうえんにしぐち)
0.4 1.3 11.6 高岡市急患医療センター
高岡古城公園(高岡城
1977年、高岡市庁前より改称。
2005年、広小路側に約100m移転、交換設備は信号場に。
2014年、本丸会館前より改称。
広小路
ひろこうじ
0.4 1.7 11.2 高岡警察署
高岡商工会議所ビル
高岡市農業協同組合会館
1958年、湶町より改称。
志貴野中学校前(高岡市役所前)
しきのちゅうがっこうまえ(たかおかしやくしょまえ)
0.4 2.1 10.8 高岡市立志貴野中学校
高岡市役所
高岡市役所の最寄駅。
市民病院前
しみんびょういんまえ
0.3 2.4 10.5 高岡市民病院
ハローワーク高岡
 
江尻
えじり
0.6 3.0 9.9 ジャスコ高岡店  
旭ヶ丘
あさひがおか
0.3 3.3 9.6 日本曹達高岡工場 日本曹達日本ゼオン専用線平面交差があった[2]
荻布(日本ゼオン前)
おぎの(にほんぜおんまえ)
0.5 3.8 9.1 日本ゼオン高岡工場
JR能町駅(氷見線)
新能町
しんのうまち
0.3 4.1 8.8 JR能町駅(氷見線)  
米島口(アルビス米島店前)
よねじまぐち(あるびすよねじまてんまえ)
0.3 4.4 8.5 万葉線本社、米島車庫
アルビス米島店
次の能町口までの間、JR氷見線新湊線との立体交差がある。
能町口
のうまちぐち
1.1 5.5 7.4    
新吉久
しんよしひさ
0.5 6.0 6.9 JR高岡貨物駅 上屋がなく、電停の安全地帯は白線のみ。
交換設備がある。
吉久
よしひさ
0.7 6.7 6.2 JR高岡貨物駅 上屋がなく、電停の安全地帯は白線のみ。
中伏木
なかふしき
0.8 7.5 5.4 伏木富山港(伏木事務所) 以前は交換設備があった。 射水市
六渡寺
ろくどうじ
0.5 8.0 4.9 庄川左岸緑地運動広場 1985年、新湊より改称。
交換設備がある。
新湊港線直通

延伸計画[編集]

高岡西高校高岡第一高校高岡商業高校の3校は、2013年(平成25年)1月16日に連名で高岡市に、高岡市片原町交差点から北西方向に直進する富山県道64号高岡氷見線の高岡商業高校前まで約2.1Kmの延伸要望書を提出した。

3校の沿線にはバス路線もあるが本数が少なく満員で乗れないこともあり、生徒達は帰宅時に高岡駅まで徒歩で向かうことも多く、高岡商業高校校長が他2校に提案しまとまったもので、沿線には3校のほか幼稚園の教諭・保育士を育成する養成所など合せて約2000人の生徒・学生が、また近隣には工場などもあり通学通勤客を見込めるとしている。

また沿線には、高岡駅から約650mの山町筋と約1250m離れた金屋町の2箇所の国の重要伝統的建造物群保存地区があり、観光客に利用してもらうことによる観光の強化、中心市街地の活性化が見込めるとしている。要望を受けた高岡市長は、「検討課題は多いが、実現の可能性を見極めていきたい」と返答した[3]

同年1月30日には、高岡市議会新幹線・公共交通対策特別委員会は、片原町交差点から富山県道64号高岡氷見線と交差する国道8号線までの1.5kmを延伸した場合、車両費を除き約38億円の事業費が必要とした[4]

その他[編集]

毎年5月1日に高岡市中心市街地にて御車山祭が行われるが、御車山巡行のために万葉線の架線を一時撤去するという全国でも大変珍しい光景が見られる。祭礼当日、御車山を通すため架線を、巡行路にあたる坂下町交差点から片原町交差点間で外し、巡行後に架け直す処置をとる。架線を架ける際、電車の上での点検作業なども見ることができる。また当日は急患医療センター前停留場から高岡駅停留場間は期間(時間)運休となる。

毎年旧暦8月に行われる高岡七夕まつりでは片原町 - 高岡駅間の運行が休止される。

脚注[編集]

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  1. ^ 平成九年度『鉄道要覧』では、新湊駅は営業キロ上では能町起点3.6kmの六渡寺駅に隣接する位置にあったことになっている。ただし、実際には同駅の駅本屋は旧・中伏木駅の位置にあった。
  2. ^ 日本国内において鉄道線と軌道線がほぼ90度で平面交差する例は、現在では愛媛県松山市伊予鉄道大手町駅で見られるもののみである。
  3. ^ 「高岡西・高岡一・高岡商の3高校 万葉線延伸 市に要望」北日本新聞 2013年1月19日25面
  4. ^ http://www.47news.jp/localnews/toyama/2013/01/post_20130131092413.html 47NEWS 2013年1月31日

参考文献[編集]

関連項目[編集]