ブラックデビル (オレたちひょうきん族)

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ブラックデビルは、フジテレビ系バラエティ番組『オレたちひょうきん族』のタケちゃんマンのコーナーで高田純次明石家さんまが演じた敵キャラクター。悪魔の子を自称する怪人である。

概要[編集]

タケちゃんマンと最初に戦った怪人。第3話から第60話[1]まで登場した。当初の演者は高田純次だったが、第4話から明石家さんまに交代した[2]。高田が演じた初代は白塗りメイクであり、2代目とは容貌が大きく異なる[3]。鳴き声など、設定や特徴の多くはさんまへの交代後に付加されている。

後の怪人と異なり、正統派の悪役としての性格が強い。悪魔の子であり、悪魔の帝王となることを夢見て悪事を働いている。変身能力を用いて人間社会に潜み、さまざまな事件の黒幕となってはタケちゃんマンと対決する。

設定・展開[編集]

暗黒星雲の彼方の星から26年前、奈良県の生駒山中に飛来した。本名はブラック・デビルマン。故郷には両親と妻、5人の子供がいるが、暮らしは貧しい。子供の1人がブラックデビルJr.であり、後に地球を訪れてタケちゃんマンと対決する。

変身能力を持つが、声帯が弱点であり、「クワックワッ」という奇声で正体が露見する。タケちゃんマンの誘導尋問に引っかかったり、芸に乗って奇声を発して正体を現すパターンが多かった。「かえるのうた」の合唱も弱点とする。正体を現すと単なる木綿100%のレオタードをまとい、頭部には触覚ゴールデンポールアンテナと大きな耳という姿となる。また、演者が明石家さんまに交代した第4話のみ顔が黒塗りになっていた。ゴールデンポールアンテナからはゴールデンポール電磁波、ブラックデビル光線などを放つ。耳はブラックデビルイヤーで、遠くの音もキャッチすることができる。防御技としてデビルバリアを持つ。靴には磁石、耳には豆電球が仕込まれており、天井にはりつく、耳が光るなどの特殊能力を発揮する。腰には七つ道具を装備する[4]。体は極度にやせている。

歴代の怪人で唯一組織やアジトを持っており、チョッチュネー[5]、水玉デビル、昆虫人間軍団のほか、多くの配下がいる。一度はこれら配下を総登場させ、タケちゃんマンを攻撃したこともあった。第59話[6]でタケちゃんマンにあと1週間の命と宣告され、華々しい死に方を考えた末、第60話[7]でタケちゃんマンとの真剣勝負の末、急所であるゴールデンポールアンテナを折られて死亡する。死後の戦場には黒い雪が降り、遺体はタケちゃんマンによって故郷の星に帰される。その後、第72話[8]などで3回復活している。

ブラックデビルJr.[編集]

ブラックデビルの息子。続柄の詳細は不明。第62話[9]で初登場。父の仇であるタケちゃんマンを憎んでいる。樋口可南子が最愛の人。演者は明石家さんま。父同様変身能力を持つが、尻尾だけは変身しきれない弱点があり、本性そのままである尻尾をタケちゃんマンにつかまれ、『帰ってきたウルトラマン』の替え歌を歌って変身する。正体を現すと頭部に3本の触角、赤い大耳、輝きを増したタイツ、長い尻尾という姿になる。弱点である尻尾は武器にもなり、鞭や蛇、縄跳びに変えて攻撃する。同時期に登場したホタテマンがテーマソングが作られるなど大人気となり、アミダばばあがヒットしたことから、タケちゃんマンとの最終決着がつかないまま第77話[10]を最後に自然消滅。後に第91話[11]でアミダばばあの化けた偽者が登場するが、本人は消息不明のままである。

テーマソング[編集]

参考文献[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 1982年12月25日放送。「ついに今夜! さよなら! ブラックデビル」(新聞発表分、正式サブタイトル『ブラックデビル暁に死すの巻』)
  2. ^ 高田が法定伝染病であるおたふく風邪に罹患したため、降板。当初の代役には西川のりおが予定されていたが、体型が異なっておりレオタードを着られず、体型が近かったさんまが代役となった。三宅恵介によると、「それ以上に当時の出演者は多忙で長時間拘束が必要なドラマパートで時間的に余裕があったのがレギュラー陣ではさんまだけで、のりおが適役なら体型に合わせて衣装を新調させています」として噂に尾ひれがついたものだとしている。
  3. ^ 初代はDVD版の特典映像『グランドフィナーレ』のスタッフロール、『ビートたけしのオールナイトニッポン 幸せひとり占め』(扶桑社文庫)のグラビアページに収録されている。
  4. ^ 第36話「44回記念特別企画タケちゃんマン祭り」内「ブラックデビル大百科」(1982年8月14日放送)でのブラックデビル紹介による。
  5. ^ ブラックデビルの手下となっていたツルちゃんマンの変身・バラックデビルの怪人態。具志堅用高のパロディ。ボクシング攻撃を繰り出す。タケちゃんマンに敗北した後はバラックデビルに戻れなくなり、チョッチュネーの姿のまま戦い続けた。
  6. ^ 1982年12月18日放送「ブラックデビルいよいよあと7日の命」(新聞発表分、正式サブタイトル「タケちゃんマンの忠臣蔵」)
  7. ^ 1982年12月25日放送「ついに今夜! さよなら! ブラックデビル」(新聞発表分、正式サブタイトル「ブラックデビル暁に死すの巻」)。この回の話は「裏番組の視聴率戦争が形勢不利になり、テレビ局は『ブラックデビル死亡』のスクープを捏造。怒ったブラックデビルが抗議に来て『ブラックデビルは殺されたんじゃない、死んだ』とテレビ局は関知しないようタケちゃんマンに葬らせる」という話。
  8. ^ 1983年3月19日放送。「タケちゃんマン恐怖妖怪の館」(新聞発表分、正式サブタイトル不明)。この回からレギュラー怪人としてアミダばばあが登場する。最後の復活は番組最終回「タケちゃんマン忠臣蔵」」1989年10月14日放送(新聞発表分)。
  9. ^ 1983年1月8日放送。「父の敵タケちゃんマンを狙うブラックデビルの子」(新聞発表分、正式サブタイトル不明)。
  10. ^ 1983年4月23日放送。「タケちゃんマン恐怖の幻魔カマキリ大戦」(新聞発表分)、「にっぽんグラフィティの巻」(正式サブタイトル)が最後の登場。この後、アミダばばあに殺され、最期を遂げたとされる。
  11. ^ 1983年9月10日放送。「いま明かすアミダばばあとブラックデビルの関係」(新聞発表分)、「ブラックデビルJr.ばどうした?の巻」(正式サブタイトル)。
  12. ^ 山田太郎美樹克彦の限定ユニット。

関連項目[編集]