館林駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Kiku-zou (会話 | 投稿記録) による 2012年3月20日 (火) 06:20個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (駅番号表記修正)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

館林駅
東口駅舎(2009年12月)
たてばやし
Tatebayashi
所在地 群馬県館林市本町2-1-1
北緯36度14分45.41秒 東経139度31分41.41秒 / 北緯36.2459472度 東経139.5281694度 / 36.2459472; 139.5281694
駅番号 TI 10
所属事業者 東武鉄道
電報略号 タテ
駅構造 地上駅橋上駅舎
ホーム 2面5線
乗降人員
-統計年度-
9,895人/日
-2010年-
開業年月日 1907年(明治40年)8月27日
乗入路線 3 路線
所属路線 伊勢崎線
キロ程 74.6 km(浅草起点)
TI 09 茂林寺前 (2.2 km)
(4.0 km) TI 11 多々良
所属路線 佐野線
キロ程 0.0 km(館林起点)
(2.7km) TI 31 渡瀬
所属路線 小泉線
キロ程 0.0 km(館林起点)
(2.6km) TI 41 成島
テンプレートを表示
新西口(2010年4月)
東西自由通路に面した北側改札(2010年4月)
西口(2007年8月)
東口の南側にある変電所(2007年4月)

館林駅(たてばやしえき)は、群馬県館林市本町二丁目にある東武鉄道である。

利用可能な鉄道路線

概要

1998年、「関東の駅百選」に選定された。選定理由は「しゃれた模様の窓がある洋館風の駅舎で小規模ながら歴史を感じさせる駅」。

駅北側に南栗橋車両管区館林出張所(旧・館林検修区)があり、駅南側に津覇車輛館林工場(旧・館林機関区跡・貨物廃止後及び西新井工場閉鎖後に移転)がある。運転士車掌の所属組織である館林乗務管区も併設されている。

伊勢崎線は当駅より東武動物公園方面が複線となっており、足利市太田方面および佐野線・小泉線は単線である。ホーム有効長が10両編成であるのも当駅までである。浅草始発の平日ダイヤでは約半数の区間急行、休日ダイヤでは殆どの区間準急は当駅終着である。

特急「りょうもう」を除き、当駅を境に伊勢崎線列車は6両編成(一部3両編成)、その他の支線列車は2・3両編成で運行される。ラッシュ時には太田始発の列車の増結を行っている。そのうち1本は、当駅始発列車に接続する。ラッシュ時以外に久喜 - 当駅間で運行される列車はすべて6両編成である。

当駅始発・終着の「りょうもう」が1往復設定されており、上り列車は太田発初電、下り列車は太田行終電に接続する。

駅構造

島式ホーム2面5線を有する地上駅。駅構内の改修により橋上駅舎、東西自由通路、エレベーター、多機能トイレが整備された。当初の完成予定は2009年3月であったが、同年12月4日に供用を開始した[1]。1・4番線の入口に「ご案内カウンター」と称する案内所兼中間改札が設置されており、主に精算業務などを行っている。橋上駅舎供用開始までは4・5番線の北にある跨線橋を上がった場所に西口改札があった。

1番線は4両編成対応、2・5番線は10両編成対応、3番線は8両編成対応、4番線は2両編成対応になっている。1番線は行き止まり式、4番線は切り欠き式ホームである。橋上駅舎(連絡跨線橋)では1番線「佐野線」(普通・葛生方面)への誘導標識が特に大きい。

5番線東方には留置線があるが、2007年11月頃から5番線寄りの2本を残して撤去作業が行われている。かつては日清製粉への麦芽輸送が行われていたが、工場の縮小およびトラック輸送への切り替えに伴い廃止された。撤去直前までは運用を離脱した5000系・5050系・5070系1800系が疎開留置されていた。

のりば

1 佐野線(普通) 佐野葛生方面
2 伊勢崎線 久喜東武動物公園春日部北千住浅草方面
3 伊勢崎線 足利市太田伊勢崎赤城方面
佐野線(特急) 佐野・葛生方面
4 小泉線 成島本中野西小泉方面
5 臨時ホーム 当駅始発・終着・待避線等(主に伊勢崎線)
  • 佐野線葛生発の「りょうもう」は5番線発着。その時の太田方面からの列車は2番線にて待ち合わせする。

利用状況

  • 2010年度の1日平均乗降人員は9,895人である。近年の1日平均乗降人員の推移は下記の通り。
乗降人員推移
年度 1日平均乗降人員
2000 11,043
2001 10,839
2002 10,625
2003 10,445
2004 10,287
2005 10,202
2006 10,175
2007 10,140
2008 10,251
2009 10,032
2010 9,895

駅周辺

西口

東口

路線バス

熊谷への経路の途中にある赤岩渡船(2006年10月)

かつては館林市内全域に東武鉄道(東武バス)が藤岡駅古河駅、赤岩方面に路線を運行していたが、その後東武鉄道は急速に撤退し、日本で唯一路線バスの運行がされていないになった。東武鉄道によるバス路線全廃の後、数年後に代替路線の設定が行われた。

広域公共路線バス

運賃は、全線200円均一(学生・65歳以上・障害者は100円、70歳以上は無料となる)。各路線当日1回の乗り継ぎは無料である。

多々良巡回線と渡瀬巡回線は、館林駅を基点とし、経路を一周する路線であるが片方向しか運行されていない。なお、全路線が館林駅から駅西口停留所を経由し、厚生病院までの経路を持っている。多々良巡回線は9時以降は全便厚生病院を経由するが、他の路線はごく一部のみとなる。

日本中央バスが運行する羽田空港、名古屋、奈良、京都、大阪、仙台方面への高速バスは館林市役所および赤生田町にある館林バスセンターに発着する。

歴史

館林事故

伊勢崎線での踏切事故で重大かつ最大のものは、1969年(昭和44年)12月9日午前8時13分に伊勢崎線館林 - 多々良間の309号踏切で発生した伊勢崎発浅草行き準急列車と大型クレーン車の衝突事故で、7人が死亡し101人が負傷するという惨事となった。この後、運輸省(現・国土交通省)は東武鉄道に該当踏切の立体交差化を指示[要出典]1971年(昭和46年)9月14日に跨線橋が設置され、踏切は廃止された[2]。東武鉄道はこの事故を『館林事故』と命名している。

隣の駅

東武鉄道
伊勢崎線
区間急行・区間準急(土休日のみで館林以北は下り列車の2本のみで上り列車は当駅始発の1本のみ)・普通
茂林寺前駅 (TI 09) - 館林駅 (TI 10) - 多々良駅 (TI 11)
小泉線
普通
館林駅 (TI 10) - 成島駅 (TI 41)
佐野線
  • 特急「りょうもう」停車駅(朝上り・夜下り各1本のみ)
普通
館林駅 (TI 10) - 渡瀬駅 (TI 31)

脚注

  1. ^ 「東武鉄道館林駅:橋上駅舎が完成 東西連絡バリアフリーに」2009年12月5日 毎日新聞
  2. ^ この跨線橋は現存しており、国道122号との並走部分にある群馬県道2号前橋館林線との立体交差がこれに該当する。

関連項目

外部リンク