磐越東線

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JR logo (east).svg 磐越東線
磐越東線の路線図
路線総延長 85.6 km
軌間 1067 mm
最高速度 100 km/h
停車場・施設・接続路線
常磐線
BHFq ABZq+r STRq
0.0 いわき駅
uexKBHFl emKRZ uexSTRq
好間軌道
BHF
4.8 赤井駅
BHF
10.3 小川郷駅
BHF
18.3 江田駅
BHF
26.3 川前駅
BHF
36.7 夏井駅
BHF
40.1 小野新町駅
BHF
46.6 神俣駅
BHF
49.9 菅谷駅
BHF
54.3 大越駅
BHF
58.7 磐城常葉駅
BHF
62.5 船引駅
BHF
69.5 要田駅
STR uexKHSTa
三春馬車鉄道
BHF uexSTR
73.7 三春駅
uexSTRrg emKRZ uexSTRrf
uexSTR BHF
79.8 舞木駅
uexSTRlf emKRZ uexSTRlg
WBRÜCKE uexWBRÜCKE
阿武隈川
uexSTRrg emKRZ uexSTRrf
uexSTR STR
東北本線
uxmKRZ ABZql+l BHFq
85.6 郡山駅
uxmKRZu KRZu BHFq
東北新幹線
uexSTRlf emKRZ uexKBHFr
STR
磐越西線

磐越東線(ばんえつとうせん)は福島県いわき市いわき駅から郡山市郡山駅までを結ぶ、東日本旅客鉄道(JR東日本)の鉄道路線地方交通線)である。「ゆうゆうあぶくまライン」の愛称が付けられている。

路線データ[編集]

  • 管轄(事業種別):東日本旅客鉄道(第一種鉄道事業者
  • 区間(営業キロ):いわき駅 - 郡山駅 85.6 km
  • 軌間:1,067 mm
  • 駅数:16(起終点駅含む)
    • 磐越東線所属駅に限定した場合、起終点駅(いわき駅は常磐線、郡山駅は東北本線の所属[1])が除外され、14駅となる。
  • 複線区間:なし(全線単線
  • 電化区間:なし(全線非電化
  • 閉塞方式:特殊自動閉塞式(軌道回路検知式)
  • 最高速度:100 km/h(キハ110系またはキヤE193系気動車列車に限る。それ以外は85 km/h)
  • 運転指令所:郡山CTC

いわき駅構内を含む常磐線との併走区間が水戸支社、赤井駅 - 郡山駅間が仙台支社の管轄であり、いわき駅と赤井駅の間(いわき駅起点1.0 km地点)に支社境がある。

船引駅 - 郡山駅間はIC乗車カードSuica」の仙台エリアに含まれている[2]

運行形態[編集]

1982年までは急行いわき」(最盛期2往復、グリーン車を連結)という優等列車が当線経由で常磐線水戸 - 東北本線仙台間に設定されていた。また、2009年のダイヤ改正までは、年末年始ゴールデンウィークお盆期間中や三連休の日を中心に快速「あぶくま」が2両編成で1往復設定されていたが、現在では全列車が2・3・4両編成の普通列車で運行されている。

1995年磐越自動車道が沿線に並行するように開通し、高速バスが営業を始めたこともあり、長距離客はほとんどいない状況である。このため、小川郷 - 小野新町間の峠を越えて全線を通しで運転する列車は少なく、小野新町 - 郡山間、いわき - 小川郷間の区間列車が多い。2両編成の一部列車でワンマン運転が行われている。

小野新町 - 郡山間は30分から2時間に1本程度の運行があるが、いわき - 小野新町間は5時間ほど運行されない時間帯がある。

ローカル線ではあるが比較的線形はよく、普通列車の表定速度は幹線と同等である。

2001年より、三春町滝桜への観桜客輸送のため、4月の週末に三春 - 郡山間で臨時列車「三春滝桜号」(各駅停車)が運行されている。1970年代から1980年代頃には東北本線経由で上野駅直通の臨時列車が運転されていた。

急行「いわき」停車駅(磐越東線内)
平駅(現・いわき駅) - 小川郷駅 - 小野新町駅 - 大越駅 - 船引駅 - 三春駅 - 郡山駅
快速「あぶくま」停車駅
いわき駅 - 小川郷駅 - 小野新町駅 - 神俣駅 - 大越駅 - 船引駅 - 三春駅 - 郡山駅
(東北本線直通)臨時急行「みはる」停車駅(磐越東線内は普通列車、東北本線内は運行時期により変動あり)
上野駅 - 大宮駅 - 小山駅 - 宇都宮駅 - 西那須野駅 - 黒磯駅 - 白河駅 - 郡山駅 -(各駅停車)- 小野新町駅

使用車両[編集]

現在の使用車両[編集]

磐越東線で使用されるキハ110系気動車

過去の使用車両[編集]

  • キハ58系気動車 - 当時・郡山運転所(仙コリ)所属
  • キハ40系気動車
  • 50系客車 - 主に通勤・通学時に2往復運用。

歴史[編集]

阿武隈高地を越えて、浜通り(福島県太平洋沿岸)の中通り(同県中部東北本線沿い)の郡山を結ぶ平郡線として計画され、平側の平郡東線(へいぐんとうせん)、郡山側の平郡西線(へいぐんさいせん)が1914年から翌年にかけて開業。1917年の全通と同時に磐越東線と改称した。

平郡東線[編集]

  • 1915年(大正4年)7月10日 平郡東線として平 - 小川郷 (10.3km) が開業。赤井・小川郷の各駅を新設

平郡西線[編集]

  • 1914年(大正3年)7月21日 平郡西線として郡山 - 三春 (11.9 km) が開業。舞木・三春の各駅を新設
  • 1915年(大正4年)3月21日 三春 - 小野新町 (33.6k m) を延伸開業。船引・磐城常葉・大越・神俣・小野新町の各駅を新設

全通後[編集]

  • 1917年(大正6年)10月10日 小川郷 - 小野新町 (29.8 km) が延伸開業し全通。江田信号所および川前・夏井の各駅を新設、平郡西線を平郡東線に編入する形で磐越東線と線名を改称
  • 1922年(大正11年)4月1日 江田信号所を信号場に改める
  • 1933年(昭和8年)11月16日 江田信号場を廃止
  • 1948年(昭和23年)10月1日 江田仮乗降場を新設
  • 1948年(昭和23年)10月10日 菅谷駅を新設
  • 1950年(昭和25年)1月1日 要田駅を新設
  • 1959年(昭和34年)9月22日 準急(1966年に急行格上げ)「いわき」を新設
  • 1963年(昭和38年)7月15日 江田仮乗降場を信号場に改める
  • 1968年(昭和43年)10月1日 貨物列車と一部の旅客列車に用いられていたD60形蒸気機関車がDD51形ディーゼル機関車に置き換えられ無煙化を達成
  • 1982年(昭和57年)11月14日 急行「いわき」を廃止
  • 1984年(昭和59年)12月1日 江田信号場を仮乗降場に改める
  • 1987年(昭和62年)4月1日 平 - 大越の貨物営業を廃止、国鉄分割民営化に伴い東日本旅客鉄道(第1種)・日本貨物鉄道(第2種・大越 - 郡山 31.3 km)が承継、江田仮乗降場を駅に改める
  • 1988年(昭和63年)4月1日 小川郷 - 平を水戸支社から東北地域本社(当時)に移管。
  • 1991年(平成3年)3月16日 全旅客列車が郡山運輸区に配置されたキハ110系気動車に置き換えられ、一部列車でワンマン運転開始
  • 1993年(平成5年)12月1日 磐越東線営業所発足
  • 1994年(平成6年)12月3日 平駅をいわき駅に改称
  • 2000年(平成12年)3月10日 大越 - 郡山で運転の貨物列車(大越駅からのセメント輸送)が廃止され当線から貨物列車が消滅
  • 2001年(平成13年)4月1日 日本貨物鉄道が大越 - 郡山の第二種鉄道事業を廃止
  • 2005年(平成17年)12月10日 磐越東線営業所廃止、乗務員は郡山運輸区へ統合
  • 2009年(平成21年)3月14日 郡山 - 船引間でICカード「Suica」サービスが開始[2]
  • 2014年(平成26年)4月1日 郡山 - 船引間が新設の仙台近郊区間となる。

駅一覧[編集]

  • 線路(全線単線) … ◇・∨・∧:列車交換可、|:列車交換不可
  • 全駅福島県内に所在
駅名 駅間営業キロ 累計営業キロ 接続路線 線路 所在地
いわき駅 - 0.0 東日本旅客鉄道常磐線 いわき市
赤井駅 4.8 4.8  
小川郷駅 5.5 10.3  
江田駅 8.0 18.3  
川前駅 8.0 26.3  
夏井駅 10.4 36.7   田村郡小野町
小野新町駅 3.4 40.1  
神俣駅 6.5 46.6   田村市
菅谷駅 3.3 49.9  
大越駅 4.4 54.3  
磐城常葉駅 4.4 58.7  
船引駅 3.8 62.5  
要田駅 7.0 69.5  
三春駅 4.2 73.7   田村郡三春町
舞木駅 6.1 79.8   郡山市
郡山駅 5.8 85.6 東日本旅客鉄道:東北新幹線山形新幹線
東北本線磐越西線水郡線[* 1]
  1. ^ 水郡線の正式な終点は東北本線安積永盛駅だが、運転系統上は全列車が郡山駅まで乗り入れる
  • 船引駅以西は境界が入り組んだところを通っている。船引駅 - 要田駅間は田村市→三春町→田村市→三春町→田村市と走行し、三春駅 - 舞木駅間は三春町→郡山市→三春町→郡山市と走行するが、これらの区間に駅はない。また、舞木駅 - 郡山駅間でも三春町を通っているが、やはり駅はない。

脚注および参考文献[編集]

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  1. ^ 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB 1998年
  2. ^ a b 常磐線いわき - 高萩間でもSuica利用可能となったが、東北本線側が仙台エリア、常磐線側が首都圏エリアと分かれるため、船引 - いわき間をまたがっての利用は不可能となっている。

関連項目[編集]