陸羽東線

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JR logo (east).svg 陸羽東線
鳴子温泉駅東方大崎市、2007年2月
鳴子温泉駅東方
大崎市、2007年2月
陸羽東線の路線図
路線総延長 94.1 km
軌間 1067 mm
最高速度 95 km/h
最上駅付近(2010年10月2日)

陸羽東線(りくうとうせん)は、宮城県遠田郡美里町小牛田駅から山形県新庄市新庄駅までを結ぶ東日本旅客鉄道(JR東日本)の鉄道路線地方交通線)である。「奥の細道湯けむりライン」の愛称が付けられている。

路線データ[編集]

新庄駅から南新庄駅の南側付近までは奥羽本線と並行して線路を敷設している。複線路線のように見えるが、奥羽本線は山形新幹線走行のため標準軌改軌しており、双方の線路は完全に独立している。なお、改軌以前も単線並列となっていた。また陸羽東線は非電化のため、陸羽東線側の線路には架線はない。南新庄駅も地図上は奥羽本線上にあるように描かれているものもあるが、奥羽本線には南新庄駅はなく、陸羽東線上だけにホームが設けられており同線の列車のみ停車する。1915年の陸羽東線開業以来このようになっているが、1944年から1960年の間は陸羽東線の線路を撤去し奥羽本線と共用していた。ただし、1960年の増設線路はもともとは奥羽本線用に増設したものを、戦前のように陸羽東線が使うことに決定したものである。

全線が大都市近郊区間の「仙台近郊区間」で、小牛田駅・古川駅・鳴子温泉駅でICカード乗車券Suica」が利用可能である[2]

全区間が仙台支社の管轄である。国鉄時代は前述の奥羽本線との並行区間については、同線と同様に秋田鉄道管理局の管轄だった。

運行形態[編集]

基本的に普通列車のみの線内運転で、系統としては鳴子温泉駅を境に東西に分割されているが、少数ながら全線を通して運転される列車も設定されている。かつては、全線を通して走る普通列車は珍しくなく、また、陸羽西線余目駅石巻線女川駅への直通列車も存在したが、次第に運転区間の細分化が進んで現在の形態に至る。このほか、小牛田駅 - 古川駅間の区間列車(うち1本は石巻線からの乗り入れ)が設定されている。石巻線直通の列車のみ東北地域本社色キハ40形が使用される。

1998年12月8日からは、普通列車の一部でワンマン運転が実施されており、専用の塗装を施された小牛田運輸区所属キハ111形・キハ112形が2両編成で使用されている。

小牛田駅に併設されている小牛田運輸区と新庄駅に併設されている新庄運転区にはそれぞれ蒸気機関車 (SL) の転車台が使用可能な状態で保存されており、両駅間において蒸気機関車の運行が可能である。

1999年の山形新幹線新庄延伸に伴い新庄駅の構内配線が変わり、陸羽東線の列車は新庄駅での列車交換ができなくなった。なお、新庄駅と鳴子温泉駅間の列車交換可能駅は最上駅のみであることと、最上駅を中心とする両駅の閉塞開通にはキハ110系でおよそ30分を要することから、以後、同区間の臨時列車入線には以下のような各種の工夫が見られるようになる。

  • 2004年9月に蒸気機関車による臨時列車を運行した際は、定期列車の一部において新庄駅 - 鳴子温泉駅間を運休し、バス代行で凌いだ実績がある。
  • 2007年9月8日・9日には「SL陸羽東線全線開通90周年号」が運転された。この時は8日が新庄駅から小牛田駅、9日は小牛田駅から新庄駅と、片往復の運行となった。特に9日の運行では、イベント臨時列車にもかかわらず小牛田駅発7時20分・新庄駅着10時49分のダイヤが引かれた。なお、定期列車には時刻変更等の影響はなし。
  • 2007年10月27日から12月24日および2008年1月12日から2月24日の土曜・休日に運転の快速「湯けむりこがね2号」(新庄駅発11時34分)は、下り定期列車の時刻を最上駅から新庄駅までおよそ30分繰り下げ変更させたうえ、最上駅で交換している。

使用車両[編集]

通常、当線で運行される車両は以下のとおりで、すべての車両が小牛田運輸区所属の気動車である。

  • キハ110形
    • 0番台 - 標準色。本来は快速「南三陸」用のものだが、東日本大震災の影響で同列車が運休となっており、当線に充当されている。
    • 200番台 - 陸羽西線専用色・全車ワンマン運転対応。本来は陸羽西線用のものだが、まれに使用されることがある。2011年7月16日から、一部を仙石線の石巻 - 矢本間の運用に充当中。
  • キハ111・112形
    • 100番台(常時連結) - 標準色。本来は快速「南三陸」用のものだが、東日本大震災の影響で同列車が運休となっており、当線に充当されている。
    • 151(常時連結) - 標準色。なおワンマン機器は同線に対応しておらず、運賃表示器は白色のシールで覆われている。
    • 200番台(常時連結) - 陸羽東線色・全車ワンマン運転対応。
  • キハ40形 - 小牛田駅 - 古川駅間運転の一部列車のみ。現用車は本来は石巻線用のもの。
  • キハ48形546・549・550 - リゾートみのり専用の改造車。

観光臨時列車[編集]

リゾートみのり[編集]

リゾートみのり

リゾートみのり (Resort MINORI) は、仙台駅 - 小牛田駅 - 新庄駅間を東北本線・陸羽東線経由で運行している臨時快速列車である。

概要[編集]
運行区間
仙台駅 - 新庄駅間(仙台駅 - 小牛田駅間は東北本線経由)
運転日
金・土・日曜日を含む国民の祝日休日)および指定日
停車駅
仙台駅 - 松島駅 - 小牛田駅 - 古川駅 - 岩出山駅 - 有備館駅 - 川渡温泉駅 - 鳴子御殿湯駅 - 鳴子温泉駅 - 中山平温泉駅 - 赤倉温泉駅 - 最上駅 - 瀬見温泉駅 - 新庄駅
使用車両
キハ48形改造の専用編成「みのり」を使用。(キハ48-546・549・550)
車内販売
日本レストランエンタプライズ (NRE) 仙台営業支店が担当。オリジナルユニフォームを着用した車内販売員が乗務し、駅弁や乗車記念グッズなども販売している。車内販売の代金支払いにはSuicaが利用できる。
沿革[編集]
  • 2008年(平成20年)5月:陸羽東線用新型リゾート気動車の愛称を「みのり」に決定。
  • 2008年(平成20年)9月14日・15日:上野駅にて、使用車両である「みのり」の一般車両展示会を開催。
  • 2008年(平成20年)10月1日:小牛田駅 - 新庄駅間で運行開始。
  • 2008年(平成20年)10月4日:仙台駅 - 新庄駅間で運行開始。
  • 2009年(平成21年)12月23日:利用者4万人を達成[3]
  • 2010年(平成22年)3月13日:ダイヤ改正により、それまで土・祝日および指定日のみだった仙台駅 - 新庄駅間での運転が、すべての運転日に変更された。また、運転日が月・金・土・祝日及び指定日のみとなった。
「リゾートみのり」に関する外部リンク[編集]

過去の観光臨時列車[編集]

おもいで湯けむり
おもいで湯けむり
SL湯けむり号(2010年)
SL湯けむり号(2010年)
  • 1990年10月20・21日:小牛田駅開業100周年記念として、蒸気機関車D51 498牽引による臨時快速「SL紀行陸東号」を運転。
  • 1999年12月:山形新幹線の新庄延伸を記念して、蒸気機関車C57 180牽引による臨時快速「SL奥の細道湯けむり号」を運転。
  • 2004年9月18 - 20日:同線の蒸気機関車D51 498牽引の運行としては2度目となる臨時快速「SL義経号」を運転。
  • 2004-2007年:ジョイフルトレイン「こがね」による臨時快速「湯けむりこがね」を仙台 - 新庄間(当初は仙台 - 鳴子温泉間)で運転。
  • 2007年9月8・9日:全線開通90周年を記念して、蒸気機関車D51 498牽引による臨時快速「陸羽東線全線開通90周年号」を運転。
  • 2008年3月15日から9月28日までの土曜・休日:キハ28・58形修学旅行塗装復元車「おもいで」を使用した臨時快速「おもいで湯けむり」を仙台 - 新庄間で運転。同年10月1日(仙台駅発着は10月4日)からは仙台支社の新ジョイフルトレイン「みのり」による臨時快速「リゾートみのり」も運転。
  • 2008年12月20・21日:仙台・宮城デスティネーションキャンペーンの一環として、臨時快速「SL湯けむり号」を運転。当初は、蒸気機関車D51 498牽引による同線4度目の運転が予定されていたが、試運転中にJR東日本仙台支社の機関助士がボイラーの空焚きをおこし故障したため、急きょ真岡鐵道から蒸気機関車C11 325を借り、補助機関車としてディーゼル機関車DE10形を最後尾に連結して運転された。
  • 2009年12月5日:山形新幹線新庄延伸10周年を記念して、蒸気機関車C11形325号機牽引による、「SLつばさ10周年号」を運転。翌6日には仙台・宮城「伊達な旅」キャンペーンの一環として、2年連続となる臨時快速「SL湯けむり号」を運転。同線でのSLの運転は、2007年から3年連続となった。
  • 2010年12月18・19日:前年に引き続き仙台・宮城「伊達な旅」キャンペーンの一環として、臨時快速「SL湯けむり号」を運転。3年ぶりに蒸気機関車D51 498牽引。
  • 2011年11月26・27日:東日本大震災からの復興を願って、蒸気機関車C11形325号機牽引による、「SL湯けむり復興号」を運転。

以上のこれら「湯けむり」の愛称は本路線の愛称である「奥の細道・湯けむりライン」にちなむものとされている。

過去の優等列車[編集]

「たざわ」→「千秋」・「もがみ」[編集]

太平洋側の仙台駅を起点とし、本路線と陸羽西線を介していわゆる陰陽連絡として「もがみ」、仙台駅対秋田駅間を結ぶ「たざわ」(後に「千秋」〔せんしゅう〕)が運行されていた。この両列車は共に多層建て列車としては珍しく新庄駅で分割・併合を行うが、この相手が奥羽本線米沢駅発着の同名列車同士を併結した。そのため、下り方では、異なる列車名同士の列車が新庄駅で列車名称同士を組み合わせ、上り方では仙台駅行・米沢駅行編成をそれぞれ新庄駅で分割し、今度は行き先毎に列車名が異なる列車を併結するという、あたかもパズルのような運用を行っていた。

  • 1959年(昭和34年)12月1日:臨時準急列車として、仙台駅・奥羽本線米沢駅 - 秋田駅間に「たざわ」、仙台駅・米沢駅 - 酒田駅間に「もがみ」が運行を開始。運行区間は「たざわ」が仙台駅・米沢駅 - 秋田駅間、「もがみ」は仙台駅・米沢駅 - 陸羽西線経由酒田駅間。
  • 1960年(昭和35年)3月:「たざわ」・「もがみ」定期列車化。
  • 1962年(昭和37年)
    • 2月20日:「たざわ」仙台駅 - 秋田駅間を単独で運行する列車を1往復増発。従来「もがみ」を連結していた「たざわ」は下り1号・上り2号を名乗る。
    • 4月21日:仙台駅 - 鳴子駅間を週末運行の臨時準急列車として「鳴子いでゆ」(なるご - )を新設。
  • 1965年(昭和40年)10月1日:「たざわ」の列車名を奥羽本線経由上野駅 - 秋田駅間運行の昼行急行列車の名称とし、仙台駅 - 秋田駅間を陸羽東線経由で運行する準急列車には「千秋」(せんしゅう)の名前が与えられる。また、「鳴子いでゆ」を廃止し、常磐線経由上野駅 - 鳴子駅・野辺地駅経由大鰐駅間運行の急行列車みちのく(下り)1号・(上り)2号」に統合。
  • 1966年(昭和41年)3月5日:準急行制度の改変に伴い、「千秋」・「もがみ」急行列車に昇格。
  • 1968年(昭和43年)10月1日:このときのダイヤ改正に伴い、「みちのく」の運行区間を上野駅 - 鳴子駅・釜石線経由宮古駅花輪線経由弘前駅間とする。また、「もがみ」の運行区間を仙台駅・米沢駅 - 羽後本荘駅間に変更。
  • 1969年(昭和44年)10月1日:「千秋(下り)1号・(上り)2号」運行区間を青森駅まで延長。
  • 1970年(昭和45年)10月1日:「みちのく」廃止。これにより、東京発着の陸羽東線運行列車は1990年「あけぼの」迂回運行まで運行されなくなる。
  • 1972年(昭和47年)3月15日:「千秋(下り)2号・(上り)1号」院内駅以北を普通列車に格下げ。
  • 1973年(昭和48年)10月1日:「千秋(上り)1号」の院内駅 → 新庄駅間を普通列車に格下げ。
  • 1975年(昭和50年)11月25日:「千秋(下り)2号」新庄駅以北を普通列車に格下げ。
  • 1982年(昭和57年)11月15日:東北上越新幹線開業に伴うダイヤ改正により、「千秋」全列車廃止。「もがみ」仙台駅 - 酒田駅間運行列車を1往復増発。「もがみ」は従来の仙台駅・米沢駅 - 羽後本荘駅間列車と合わせて2往復体制となる。
  • 1986年(昭和61年)11月1日:「もがみ」廃止。
陸羽東線内の急行停車駅
小牛田駅 - 古川駅 - 西古川駅 - 岩出山駅 - 川渡駅(現・川渡温泉駅)- 東鳴子駅(現・鳴子御殿湯駅) - 鳴子駅(現・鳴子温泉駅) - 羽前赤倉駅(現・赤倉温泉駅) - 羽前向町駅(現・最上駅) - 瀬見駅(現・瀬見温泉駅) - 新庄駅

「いでゆ」→「湯けむり」[編集]

本線を運行していた急行列車「もがみ」の代替快速列車として1986年11月1日より運行を開始した快速列車に1988年3月14日のダイヤ改正の際に「いでゆ」の名称を与えた。名称の由来は1962年より1965年まで仙台駅 - 鳴子駅間を週末に運行した臨時準急列車「鳴子いでゆ」(なるごいでゆ)の「鳴子」を除いたものとされる。最多の時期で6往復の設定があった。主に本線内での速達列車としての役割だけではなく、仙台駅発着、石巻線女川駅発着の設定もあったが、1998年に仙台直通運転が廃止され、さらに翌1999年の山形新幹線新庄駅延伸に際して「湯けむり」に改称された。

「湯けむり」は2003年頃まで新庄 - 小牛田を1往復運行し、2004年春からは土日に新庄 - 仙台の列車も増発(下りは新庄 - 鳴子温泉間普通列車扱い)していた。しかし同年秋のダイヤ改正で新庄 - 小牛田の1往復が普通列車化し、2005年春の改正では土日の快速が鳴子温泉 - 仙台に短縮になり、さらに同年冬の改正で土日のみ運行の普通列車になり、快速運転は臨時を除いて消滅した。なおこれには普通列車ながら「湯けむり」という愛称が付いている。

「あけぼの」の迂回運転[編集]

DE10形牽引時代の「あけぼの」

1990年平成2年)9月1日より、山形新幹線工事による奥羽本線福島駅 - 山形駅改軌に伴い、米沢駅経由で運行されていた「あけぼの」のうち、主な利用客が山形県北部・秋田県南部としていた「あけぼの2・3号」(ダイヤ改正前の名称)の経路を仙台駅・当線経由とし、同時に「あけぼの」に名称を変更した。

この経路自体は「あけぼの」や同じく奥羽本線を運行した急行列車「津軽」が、奥羽本線が事故や災害で不通になった際にスイッチバックとなる仙山線経由や山形県を通過できなくなる北上線田沢湖線経由を避けて迂回路に採用した先例があった[4]。そのうち、1973年4月に奥羽本線が不通になった際、「あけぼの」は4月12日のみ陸羽東線を経由し、このとき同線に残っていた蒸気機関車C58形が牽引している。これはこうした緊急事態も含めて、定期特急列車を蒸気機関車が牽引した最後から2番目の事例であった。かつては最後の事例との通説であったが、1973年5月9日に日豊本線内でC57形重連運転で「彗星」を牽引していたことが2008年に判明している[5]。なお、通常運行での特急牽引は1967年9月まで常磐線平駅(現・いわき駅) - 仙台駅間で「ゆうづる」を牽引したのが最後とされる。

これ以降、本路線では牽引機関車にDE10形ディーゼル機関車を用いることとなった。

1997年3月22日、秋田新幹線開業に伴うダイヤ改正により、夜行列車の運行体系を変更する。奥羽本線寝台特急列車としての「あけぼの」は廃止。従来上越線・羽越本線経由で運行していた「鳥海」の名称を「あけぼの」に変更した。

歴史[編集]

東北本線の仙台から奥羽山脈を越えて日本海側に至る鉄道で、旧鉄道敷設法に規定する「宮城県下石ノ巻ヨリ小牛田ヲ経テ山形県下舟形町ニ至ル鉄道」の一部である。1913年、小牛田 - 岩出山間が陸羽線(りくうせん)として開業したのを皮切りに、1915年に鳴子(現在の鳴子温泉)まで延伸。新庄側も新庄線(しんじょうせん)として新庄 - 羽前向町(現在の最上)間が開業した。全通は1917年で、その際新庄線を陸羽線に編入して陸羽東線と改称した。

第二次世界大戦中の1944年には、新庄付近の奥羽本線との並行区間の線路が不要不急線として撤去されたが、戦後の1960年に原状に復している。

  • 1913年(大正2年)4月20日:小牛田 - 岩出山間 (24.8 km) を陸羽線として新規開業、古川・中新田・岩出山の各駅を新設。
  • 1914年(大正3年)
    • 4月19日:岩出山 - 川渡間 (14.0 km) を延伸開業、池月・川渡の各駅を新設。
    • 9月13日:北浦駅を新設。
  • 1915年(大正4年)
    • 4月18日:川渡 - 鳴子間 (6. 1km) を延伸開業、鳴子駅を新設。
    • 6月11日:古川駅を陸前古川駅に改称。
    • 11月1日:新庄 - 瀬見間 (19.1 km) を新庄線として新規開業、長沢・瀬見の各駅を新設。
  • 1916年(大正5年)8月1日:瀬見 - 羽前向町間 (9.4 km) を延伸開業、羽前向町駅を新設。
  • 1917年(大正6年)11月1日:鳴子 - 羽前向町間を延伸開業し全通、陸羽線に新庄線を編入して陸羽東線と線名改称、中山平・堺田・富沢の各駅を新設。
  • 1927年(昭和2年)2月3日:瀬見駅付近で、下り701列車に大雪崩が襲来し車両転覆。3名即死。
  • 1929年(昭和4年)2月13日:長沢 - 瀬見間で、吹雪のため小牛田行き列車が立ち往生。12時間後に134人が救出される。
  • 1934年(昭和9年)5月15日:小牛田-陸前古川間ガソリンカー運転開始[6]
  • 1944年(昭和19年)12月1日:鳥越信号場を新設し、鳥越(信) - 新庄 (5.0 km) の線路を撤去し奥羽本線と共用化。
  • 1949年(昭和24年)2月1日:大堀駅を新設。
  • 1952年(昭和27年)
    • 1月25日:東鳴子駅を新設。
    • 11月15日:富沢駅を羽前赤倉駅に改称。
  • 1955年(昭和30年)2月15日:東大崎駅を新設。
  • 1957年(昭和32年)4月1日:中新田駅を西古川駅に改称。
  • 1959年(昭和34年)7月10日:立小路・東長沢の各駅を新設。
  • 1960年(昭和35年)
    • 5月1日:塚目・上岩出山の各駅を新設。
    • 8月13日:陸前谷地駅を新設。
    • 12月20日:鳥越信号場を廃止し単線並列に復す。南新庄駅を新設。
  • 1964年(昭和39年)2月1日:西岩出山駅を新設。
  • 1965年(昭和40年)9月1日:鵜杉駅を新設。
  • 1967年(昭和42年)12月12日:連査閉塞方式導入。
  • 1974年(昭和49年)3月23日:蒸気機関車運転終了[7]
  • 1980年(昭和55年)11月1日:陸前古川駅を古川駅に改称。
  • 1983年(昭和58年)3月7日:CTC導入。
  • 1987年(昭和62年)4月1日:古川 - 新庄の貨物営業廃止、国鉄分割民営化に伴い東日本旅客鉄道(全線・第1種)および日本貨物鉄道(小牛田 - 古川 (9.3 km)・第2種)が承継。
  • 1996年(平成8年)3月16日:有備館駅を新設。
  • 1997年(平成9年)3月22日:上岩出山駅を西大崎駅に、西岩出山駅を上野目駅に、川渡駅を川渡温泉駅に、東鳴子駅を鳴子御殿湯駅に、鳴子駅を鳴子温泉駅に、中山平駅を中山平温泉駅に改称。
  • 1999年(平成11年)
    • 12月4日:公募により決定した「奥の細道湯けむりライン」の愛称を使用開始。羽前赤倉駅を赤倉温泉駅に、羽前向町を最上駅に、瀬見駅を瀬見温泉駅に改称。
    • 12月20日:堺田駅、瀬見温泉駅、長沢駅の交換施設を撤去。
  • 2002年(平成14年)4月1日:日本貨物鉄道が小牛田 - 古川の第二種鉄道事業を廃止。
  • 2011年(平成23年)
  • 2014年(平成26年)4月1日:全線が新設の仙台近郊区間となり、古川駅・鳴子温泉駅でICカード乗車券「Suica」サービス開始[2]

駅一覧[編集]

  • 全列車普通列車(全駅に停車)
  • 線路(全線単線) … ◇・∨・∧:列車交換可、|:列車交換不可
駅名 駅間営業キロ 累計営業キロ 接続路線 線路 所在地
小牛田駅 - 0.0 東日本旅客鉄道東北本線石巻線気仙沼線[* 1] 宮城県 遠田郡
美里町
北浦駅 4.5 4.5  
陸前谷地駅 2.1 6.6  
古川駅 2.8 9.4 東日本旅客鉄道:東北新幹線 大崎市
塚目駅 2.7 12.1  
西古川駅 3.8 15.9  
東大崎駅 3.2 19.1  
西大崎駅 2.8 21.9  
岩出山駅 2.9 24.8  
有備館駅 1.0 25.8  
上野目駅 2.8 28.6  
池月駅 3.8 32.4  
川渡温泉駅 6.4 38.8  
鳴子御殿湯駅 3.9 42.7  
鳴子温泉駅 2.2 44.9  
中山平温泉駅 5.1 50.0  
堺田駅 5.3 55.3   山形県 最上郡
最上町
赤倉温泉駅 5.8 61.1  
立小路駅 1.7 62.8  
最上駅 2.8 65.6  
大堀駅 3.9 69.5  
鵜杉駅 2.0 71.5  
瀬見温泉駅 3.5 75.0  
東長沢駅 6.0 81.0   最上郡
舟形町
長沢駅 1.8 82.8  
南新庄駅 6.4 89.2   新庄市
新庄駅 4.9 94.1 東日本旅客鉄道:山形新幹線奥羽本線山形方面は山形線)・陸羽西線
  1. ^ 気仙沼線の正式な起点は石巻線前谷地駅だが、多くの列車が小牛田駅に乗り入れている

過去の接続路線[編集]

脚注および参考文献[編集]

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  1. ^ 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB 1998年
  2. ^ a b Suicaの一部サービスをご利用いただける駅が増えます (PDF) - 東日本旅客鉄道、2013年11月29日。
  3. ^ 「リゾートみのり」ご利用"4万人"達成記念イベント開催のお知らせ JR東日本仙台支社プレスリリース 2009年12月24日 (PDF)
  4. ^ 1966年7月に水害で東北本線が長期不通になった教訓より、ダイヤ改正時には同時に災害等が発生した時の「迂回ダイヤ」を策定し、合わせて車両・乗務員の運用も計画することにより速やかに対応が可能なようになっていた。当時のルポルタージュ(「新・列車追跡シリーズ:最後の華 う403列車レポート」、『鉄道ジャーナル1973年12月)では下り「津軽2号」の堺田駅での列車交換・給水を伴わない運転停車について、同時に小牛田 - 青森間で不通箇所が発生した際の上り「八甲田」との交換が設定されていることを明かしている。
  5. ^ 季刊誌国鉄時代』〔ネコ・パブリッシング2008年11月号 AUTUMN Vol.15
  6. ^ 『鉄道省年報. 昭和10年度』(国立国会図書館近代デジタルライブラリー)
  7. ^ 『世界の鉄道』1975年版、179頁

関連項目[編集]