左沢線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
| 左沢線 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 路線総延長 | 24.3 km | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 軌間 | 1067 mm | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
左沢線(あてらざわせん)は、山形県山形市の北山形駅から山形県西村山郡大江町の左沢駅を結ぶ、東日本旅客鉄道(JR東日本)の鉄道路線(地方交通線)である。愛称はフルーツライン左沢線。
線路名称上、国鉄時代は山形駅を起点とし、山形 - 北山形間は奥羽本線にも属するいわゆる二重戸籍区間であった。これは、現在分岐駅となっている北山形駅に、当初奥羽本線側に停車場設備がなく、1927年に停車場設備が設けられたために生じたものである。国鉄分割民営化時に「基本計画」において、各地の二重戸籍区間を解消する方針から、当線の起点も北山形に改められた。
運転系統上は一貫して山形駅を起点としており、奥羽本線に乗り入れる山形 - 北山形間では、軌間の異なる山形新幹線/山形線(軌間1435mm)とは別の独立した単線を有する(運行系統上の仙山線と共用)。
目次 |
[編集] 路線データ
- 管轄(事業種別):東日本旅客鉄道(第一種鉄道事業者)
- 区間・路線距離(営業キロ):北山形 - 左沢 24.3km
- 軌間:1067mm
- 複線区間:なし(全線単線)
- 電化区間:なし(全線非電化)
- 閉塞方式:
- (山形 - 北山形:単線自動閉塞式)
- 北山形 - 左沢:特殊自動閉塞式(軌道回路検知式)
- 運転指令所:寒河江CTCセンター(寒河江駅内)
[編集] 運行形態
全列車が山形を起点に運行されており、専用のペイントが施されたキハ101形気動車により運転され、一部列車を除いてワンマン運転を行っている。山形 - 左沢間を通しで運転する列車のほか、山形と左沢から寒河江折り返しの列車も設定されている。山形から寒河江までは毎時1本程度だが、左沢までは3時間ほど運行されない時間帯がある。寒河江 - 左沢間の列車(山形方面接続なし)は朝と夜に各1往復運行されている。
編成は2両単位で使用され、最高6両になる。6両で使用されるのは山形 - 左沢間で朝の時間帯の上り1本、下り2本(山形発場面)のみ。うち上り1本、下り1本は土曜・休日は4両となる。
毎年6月頃の観光シーズンにはトロッコ列車「さくらんぼ風っこ号」や蒸気機関車「SLさくらんぼ号」が運行される。
かつては左沢線に快速列車が運行されていた。1991年頃下りに1本新設され、ピーク時の1995年頃には1日下り3本・上り2本が設定されていた。停車駅は、山形-北山形-羽前山辺-羽前長崎-寒河江-羽前高松-左沢。1998年には1日1往復まで減便され、1999年に廃止されて以降は設定されていない[1]。
[編集] 利用状況
ダイヤが1時間に1本で運行されている。朝夕のラッシュ時の利用客はほとんどが通学に利用する高校生が中心である。1990年に左沢線営業所が設置され、その営業所員の熱心な指導により、県内他路線よりも乗客マナーは格段に良いとされる。また、地元の人たちからは「ザワ線」と呼ばれ親しまれている。
[編集] 使用車両
[編集] 歴史
1921年(大正10年)に軽便鉄道法に基づく左沢軽便線(あてらざわけいべんせん)として山形 - 羽前長崎間が開業し、1922年(大正11年)に左沢までの全線が開通した。
改正鉄道敷設法では、左沢から長井線(現在の山形鉄道フラワー長井線)の荒砥を結ぶ延長線(左荒線・さこうせん)(同法別表第25号)及び奥羽本線の楯岡(現在の村山)と寒河江を結ぶ分岐線(寒楯線・かんだてせん)(同法別表第24号)が計画されたが、いずれも実現しなかった。
また、羽前高松からは山形交通三山線(三山電気鉄道)が分岐していたが、1974年(昭和49年)に廃止されている。
- 1921年(大正10年)7月20日 - 【開業】左沢軽便線山形 - 羽前長崎間(12.9km) 【駅新設】北山形、羽前山辺、羽前長崎
- 1921年(大正10年)12月11日 - 【延伸開業】羽前長崎 - 寒河江間(4.4km) 【駅新設】寒河江
- 1922年(大正11年)4月23日 - 【延伸開業・全通】寒河江 - 左沢間(8.9km) 【駅新設】羽前高松、左沢
- 1922年(大正11年)9月2日 - 【線名改称】左沢線山形 - 左沢(軽便鉄道法廃止による)
- 1927年(昭和2年)9月11日 - 北山形駅に奥羽本線の列車停車開始(この日から山形 - 北山形間の二重戸籍が発生)
- 1951年(昭和26年)12月25日 - 【駅新設】東金井、羽前金沢、南寒河江、西寒河江、柴橋
- 1982年(昭和57年)3月2日 - CTC使用開始、北山形駅にCTCセンター設置。
- 1982年(昭和57年)11月5日 - 【貨物営業廃止】山形 - 左沢間(全線)
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 【承継】東日本旅客鉄道 【区間変更】北山形 - 左沢間(基本計画上)
- 1998年(平成10年)7月2日 - 【区間変更】北山形 - 左沢間(24.3km)(線路名称上)
- 2001年(平成13年)7月2日 - 寒河江駅移転工事に伴い、羽前長崎 - 左沢で運休及びバス代行運転(2002年2月15日まで)。
- 2002年(平成14年)2月16日 - 寒河江駅北山形側に0.1km移転、寒河江駅CTCセンター運用開始。羽前長崎駅の交換施設を撤去。
- 2004年(平成16年)4月4日 - 東金井 - 羽前山辺間の須川鉄橋架け替え。
- 2008年(平成20年) - 明治期の貴重な全錬鉄製ワーレントラス橋であることを評価して最上川橋梁が土木学会選奨土木遺産に選定される[2]。
[編集] 駅一覧
| 路線名 | 駅名 | 駅間営業キロ | 北山形からの 営業 キロ |
接続路線 | 列車交換 | 所在地 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ※ | 山形駅 | - | 1.9 | 東日本旅客鉄道:山形新幹線・奥羽本線(山形線 米沢方面) | ∨ | 山形市 |
| 北山形駅 | 1.9 | 0.0 | 東日本旅客鉄道:奥羽本線(山形線 新庄方面)・仙山線* | ◇ | ||
| 左沢線 | ||||||
| 東金井駅 | 3.1 | 3.1 | | | |||
| 羽前山辺駅 | 3.4 | 6.5 | ◇ | 東村山郡山辺町 | ||
| 羽前金沢駅 | 3.0 | 9.5 | | | 東村山郡中山町 | ||
| 羽前長崎駅 | 1.5 | 11.0 | | | |||
| 南寒河江駅 | 2.5 | 13.5 | | | 寒河江市 | ||
| 寒河江駅 | 1.8 | 15.3 | ◇ | |||
| 西寒河江駅 | 1.1 | 16.4 | | | |||
| 羽前高松駅 | 2.9 | 19.3 | | | |||
| 柴橋駅 | 3.0 | 22.3 | | | |||
| 左沢駅 | 2.0 | 24.3 | | | 西村山郡大江町 |
- ※:山形駅 - 北山形駅間は奥羽本線
- *:仙山線の正式な終点は奥羽本線羽前千歳駅だが、列車は左沢線と同様に山形駅発着である。
[編集] 過去の接続路線
- 羽前高松駅:山形交通三山線 - 1974年11月18日廃止。
[編集] 脚注
[編集] 関連項目
|
|||||

