北上線
|
北上駅0番線に停車中の北上線列車
|
|
| 路線総延長 | 61.1 km |
| 軌間 | 1067 mm |
| 停車場・施設・接続路線 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
北上線(きたかみせん)は、岩手県北上市にある北上駅と秋田県横手市にある横手駅を結ぶ、東日本旅客鉄道(JR東日本)の鉄道路線(地方交通線)である。
目次 |
[編集] 路線データ
- 管轄(事業種別):東日本旅客鉄道(第一種鉄道事業)・日本貨物鉄道(第二種鉄道事業)
- 区間(営業キロ):北上駅 - 横手駅 61.1km
- 軌間:1067mm
- 駅数:17(起終点駅含む)
- 北上線所属駅に限定した場合、起終点駅(北上駅は東北本線、横手駅は奥羽本線の所属[1])が除外され、15駅となる。
- 複線区間:なし(全線単線)
- 電化区間:なし(全線非電化)
- 閉塞方式:特殊自動閉塞式(軌道回路検知式)
- 運転指令所:
- 北上駅 - 黒沢駅間 盛岡総合指令室(CTC)
- 黒沢駅 - 横手駅間 秋田総合指令室(CTC)
- 担当乗務区:盛岡運輸区北上派出・横手運輸区
- 最高速度:85km/h
- 最急勾配:20.0‰(和賀仙人 - ゆだ錦秋湖間など)
北上駅 - ゆだ高原駅間は東日本旅客鉄道盛岡支社、黒沢駅 - 横手駅間は東日本旅客鉄道秋田支社の管轄である。
[編集] 運行形態
全列車普通列車でキハ100系気動車によるワンマン運転を行っている。北上 - 横手間の列車のほかに、上り始発列車としてほっとゆだ発北上行きが1本、平日朝に北上 - 藤根間の区間列車が1往復運転されている。早朝の下り始発列車は柳原駅、江釣子駅、立川目駅を通過する。この列車はほっとゆだ駅で切り離され折り返し先述の上り始発列車となる車両を併結している。また、夜間に1往復、貨物列車が存在しており、辛うじて幹線的機能も果たしていたが、2010年3月14日のダイヤ改正により運行休止となった。
[編集] 臨時列車
岩手・秋田県際交流事業実行委員会の主催で、2002年から2004年までの秋に蒸気機関車D51 498牽引で「SL錦秋湖号」が運転された。また、2006年には「びゅうコースター風っこ」を使用したトロッコ列車も運転された。
運転実績
- 2002年9月14日・15日 「SL錦秋湖号」北上 - 横手間運転
- 2003年6月14日・15日 「SL錦秋湖号」北上 - 横手間運転
- 2004年10月9日 - 10月11日 「SL錦秋湖号」北上 - 横手間運転
- 2006年
- 9月17日 「風っこ錦秋湖号」北上 - 横手間運転
- 10月7日 国鉄色気動車で「錦秋湖号」盛岡 - 横手間運転
- 2007年
[編集] 使用車両
[編集] 歴史
西横黒軽便線・東横黒軽便線として開業し、1924年11月15日の全線開業の際に横黒線(おうこくせん)となった。「横黒」は、横手と黒沢尻(現在の北上)の頭文字を取ったものである。
黒沢尻駅は1954年3月25日に北上駅に改称されたが、横黒線が北上線に改称されたのは1966年10月20日であった。
1962年には、沿線で湯田ダムが建設されるのに伴い、岩沢 - 陸中川尻間の15kmほどでルート変更を行っている(ダム完成は1964年)。この際に大荒沢駅のみは信号場に変更となり、駅は廃止された。現在でも旧線の遺構は和賀仙人駅周辺や湯田ダムのダム湖である錦秋湖の湖底に残っており、錦秋湖の渇水期にはトンネルやロックシェードなどが湖面に現れることもある。
現在は地域輸送が需要の中心となっているが、東北新幹線開業前は、仙台 - 秋田間の最短ルートとして広域輸送を担い、特急「あおば」、急行「きたかみ」といった優等列車も運転されていた。また、東北新幹線開業後にも秋田新幹線工事による田沢湖線運休時に特急「秋田リレー号」が運転されていた。
東北本線と奥羽本線を結ぶ路線の中でも線形が良く、陸羽東線や電化前の田沢湖線と異なりD60形やDD51形といった大型の機関車が入線できたことから、災害時などには優等列車、特に夜行列車の迂回経路として用いられることも多く、過去には主として特急「あけぼの」に代表される奥羽本線経由の列車が横手以南の不通時に通過したほか、東北本線の全線電化前には特急「はくつる」・「ゆうづる」といった東北本線経由の列車を通したことも[2]あった。また、山形新幹線の工事が始まった1990年以降は臨時夜行急行「おが」が当線を経由する形で1994年まで運転された。その後の秋田新幹線開業(1997年)や山形新幹線の新庄延伸(1999年)によって仙山線や田沢湖線経由での直通迂回運転が不可能になる中で、北上線の重要性は益々高まっている。2011年8月10日 - 12日には、平成23年7月新潟・福島豪雨によって運休となっていた特急「あけぼの」が、東北本線・北上線経由にて迂回運転されている[3]。
[編集] 東横黒線
- 1921年(大正10年)3月25日 【開業】東横黒軽便線 黒沢尻 - 横川目(14.3km) 【駅新設】藤根、横川目
- 11月18日 【延伸開業】横川目 - 和賀仙人(7.3km) 【駅新設】岩沢、和賀仙人
- 1922年(大正11年)9月2日 【線名改称】東横黒線
- 1923年(大正12年)4月15日 【駅新設】江釣子
- 1924年(大正13年)10月25日 【延伸】和賀仙人 - 大荒沢(3.7km) 【駅新設】大荒沢
[編集] 西横黒線
- 1920年(大正9年)10月10日 【開業】西横黒軽便線 横手 - 相野々(7.7km) 【駅新設】相野々
- 1921年(大正10年)11月27日 【延伸開業】相野々 - 黒沢(9.1km) 【駅新設】黒沢
- 1922年(大正11年)9月2日 【線名改称】西横黒線
- 12月16日 【延伸開業】黒沢 - 陸中川尻(9.1km) 【駅新設】陸中川尻
[編集] 全通後
- 1924年(大正13年)11月15日 【延伸開業・全通】大荒沢 - 陸中川尻(9.1km) 【線名改称】横黒線(東横黒線に西横黒線を編入) 【駅新設】陸中大石
- 1948年(昭和23年)12月25日 【駅新設】岩手湯田
- 1951年(昭和26年)3月1日? 【仮乗降場新設】小松川
- 12月25日 【仮乗降場→駅】小松川
- 1954年(昭和29年)11月10日 【駅名改称】黒沢尻→北上
- 1962年(昭和37年)12月1日 湯田ダム建設による線路付け替え 【改キロ】岩沢 - 和賀仙人 - 陸中大石 - 陸中川尻(+0.8km) 【駅廃止】大荒沢 【駅移転】和賀仙人、陸中大石 【信号場新設】大荒沢
- 1963年(昭和38年)5月15日 【駅新設】柳原、立川目
- 7月15日 【駅新設】平石、矢美津
- 1966年(昭和41年)10月20日 【線名改称】北上線
- 1967年(昭和42年)3月20日 SL運転廃止(D60形)
- 1970年(昭和45年)?月?日 【信号場廃止】大荒沢
- 1987年(昭和62年)4月1日 【貨物営業廃止】全線 【承継】東日本旅客鉄道
- 1989年(平成元年)10月1日 【第二種鉄道事業開始】全線(日本貨物鉄道)
- 1990年(平成2年)3月13日 キハ100系気動車導入
- 1991年(平成3年)3月16日 ワンマン運転開始。
- 6月20日 【駅名改称】陸中大石→ゆだ錦秋湖、陸中川尻→ほっとゆだ、岩手湯田→ゆだ高原
- 1994年(平成6年)10月1日 全線特殊自動閉塞(軌道回路検知式)・CTC化、和賀仙人・黒沢駅を無人化、相野々駅を簡易委託化。
- 1996年(平成8年)3月30日 田沢湖線の線路改軌工事のため、新幹線接続特急「秋田リレー」運転開始。
- 1997年(平成9年)3月22日 新幹線接続特急「秋田リレー」運転終了。
- 2001年(平成13年)4月1日 黒沢 - 横手間の管轄を盛岡支社から秋田支社に移管する。
- 2010年(平成22年)3月14日 貨物列車運行休止
[編集] 駅一覧
- 定期列車は全列車普通列車。基本的にすべての駅に停車するが、北上発の始発列車721Dは▽の駅を通過する。
- 線路(全線単線) … ◇・∨・∧:列車交換可、|:列車交換不可
| 駅名 | 駅間営業キロ | 累計営業キロ | 接続路線 | 線路 | 所在地 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 北上駅 | - | 0.0 | 東日本旅客鉄道:東北新幹線・東北本線 | ∨ | 岩手県 | 北上市 |
| 柳原駅▽ | 2.1 | 2.1 | | | |||
| 江釣子駅▽ | 3.1 | 5.2 | | | |||
| 藤根駅 | 3.2 | 8.4 | ◇ | |||
| 立川目駅▽ | 3.7 | 12.1 | | | |||
| 横川目駅 | 2.2 | 14.3 | | | |||
| 岩沢駅 | 3.8 | 18.1 | | | |||
| 和賀仙人駅 | 2.2 | 20.3 | ◇ | |||
| ゆだ錦秋湖駅 | 8.5 | 28.8 | | | 和賀郡 西和賀町 |
||
| ほっとゆだ駅 | 6.4 | 35.2 | ◇ | |||
| ゆだ高原駅 | 3.9 | 39.1 | | | |||
| 黒沢駅 | 5.2 | 44.3 | ◇ | 秋田県 横手市 |
||
| 小松川駅 | 5.3 | 49.6 | | | |||
| 平石駅 | 2.0 | 51.6 | | | |||
| 相野々駅 | 1.8 | 53.4 | ◇ | |||
| 矢美津駅 | 3.2 | 56.6 | | | |||
| 横手駅 | 4.5 | 61.1 | 東日本旅客鉄道:奥羽本線 | ∧ | ||
[編集] 廃駅
- 大荒沢駅:1962年12月1日廃止、和賀仙人駅 - 陸中大石駅(現在のゆだ錦秋湖駅)間
[編集] 脚注
- ^ 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB 1998年
- ^ 『鉄道ファン』1967年8月号 No.74 P.38 - P.39
- ^ “あけぼの、北上線走る 新潟の豪雨で迂回”. 秋田魁新報社 (2011年8月12日). 2011年8月20日閲覧。
[編集] 関連項目
|
||||||||
|
||||||||